PRESENTING ERNIE HENRY (RIVERSIDE)

ERNIE HENRY (1956/8/23,30)

PRESENTING ERNIE HENRY


【パーソネル】

ERNIE HENRY (as) KENNY DORHAM (tp)
KENNY DREW (p) WILBUR WARE (b) ART TAYLOR (ds)
【収録曲】

(01-03) GONE WITH THE WIND / ORIENT / FREE FLIGHT
(04-05) CHECKMATE / ACTIVE INGREDIENTS
(06-07) I SHOULD CARE / CLEO'S CHANT

【解説】 (2010年03月21日更新)

 お誕生日、おめでとうございます。誰にお祝いを言ってるのかというと、自分になんですが、さばクンは 3月19日をもちまして、無事、42歳になりました♪ いやあ、僕もついにバカボンのパパと同い年になってしまいましたなぁ。…という感慨に耽らずにはいられなかった去年の誕生日と比べると、別に何という事はありませんな。 ただ、41歳の春だから、元祖天才バカボンのパパだから〜、冷たい目で見ないで〜♪ というテーマ曲が歌えなくなるのは、ちょっと残念であります。 冷たい目がで見られるかも知れないという心配もあります。 とりあえず、新しいテーマソングを探す必要がありそうなんですが、何かありますかね? 例えば 「42歳の別れ」 とか。 私の誕生日に42本のローソクを立て〜♪ って、数、多いがな!…みたいな。 ま、普通、大きなローソクを10年分とカウントするとか、サンタクロース1匹=40歳と換算するとか、ローソクの総数をなるべく少なく出来るように工夫を凝らすんですけどね。 42歳と言えばもう立派なオトナなので、立派なカッパに負けないように頭を使わなければなりませんが、それはそうと子供の頃、40過ぎのオッサンというのは、もっと立派な生き物だと思っていませんでしたか? 僕は思ってました。 どういうふうに立派なのかと言うと、分別があって、ゴミの分別とかも完璧にこなし、思慮深くて、飼料と肥料と区別もバッチリ♪…みたいな。 肥料って何だか食べると肥えそうなイメージがあるので、肥料のほうが豚の餌だとばかり思ってましたからね、子供だった頃の僕。 思慮が浅かったと言わざるを得ませんが、実際に自分が40を過ぎてみると、何だか思っていたほど立派な生き物では無いという事が次第に明らかになってきました。 ま、確かに飼料と死霊と岸部シローの区別は付くようになったんですが、 「死霊のはらわた」 は怖くて見れないし、サンマのはらわたは食えないし、苦いですもんね、アレ。 はらわたに限らず苦いものはどうも苦手でありまして、コーヒーもブラックでは飲めないし、消化剤も強力わかもと派ではなく、断然、ミヤリサンです。苦いですもんね、わかもと。 ミヤリサンを発明してくれた宮入さんには頭が上がりませんが、いずれにしろ、苦み走った中年への道は遥か遠いと言わざるを得ません。

 ま、41歳までなら別に、それでもよかったんですけどね。甘いマスクの中年。 そういう方向性を目指すという手もありました。 で、実際、甘いかどうかは別にして、花粉症マスクな中年になることは出来たんですが、甘いというより、どちらかというと、しょっぱいんですけどね、花粉症マスク。 鼻水の付着によって、どうしても塩味になってしまうんですが、どうしても甘いのがいいというのなら、ちゃんと対策も考えてありました。マスクの代わりに、ラスクをかじれば大丈夫。我ながら、何て賢い! …と、41歳の頃はこの程度でも何とか生きていく事が出来ました。 所詮はバカボンのパパと同い年のヤツがやる事なので、世間もわりと温かい目で見守ってくれたんですよね。 が、42歳ともなると、そういうわけにもいきません。男の42歳と言えば、厄年ですもんね。しかも、ただの厄年ではなくて、大厄だったりします。 僕にそんな大役が勤まるのかどうか、甚だ疑問だったりするんですが、出来ることなら大厄のような役は、やくみつるに代わって貰いたいところですなぁ。 やくみつるが無理なら、ヤク (←ウシ科の哺乳類) でもいいです。 ヤクが駄目なら、ヤックンでもいいです。シブがき隊のヤックンでも、寺島のヤックンでも、桜塚やっくんでも、どのヤックンでもいいです。 この際、イカくん (←イカの薫製) でもよかったりするんですが、僕に厄さえ降りかからなければ、もう何だっていいです。 とまあそんなことで、今日のテーマは “厄除け” ということで、何とか最後まで押し切りたい押切もえ。 そういう方針で行ってみたいと思います。

 厄除けと聞いて、まず最初に頭に浮かぶのは “佐野厄除け大師” なんですが、聖徳太子、マグマ大使と並ぶ、世界3大 “たいし” のひとつですよね。 佐野厄除けの場合は “たいし” ではなく “だいし” なんじゃないか?…という意見もあろうかと思いますが、たいしでもだいしでも、大した違いはありません。 昔、大相撲の世界に “光法 (こうぼう) ” という力士と “大至 (だいし) ” という名前の相撲取りがいて、ある日、この両者の対戦が組まれた際、NHKのアナウンサーが 「 “弘法大師 (こうぼうたいし) ” の戦いですね!」 と言って、解説の北の富士勝昭くんを苦笑させておりましたが、ラジオでそれを聞いていた僕は、 “だいし” と “たいし” は、違うやろ!…と思わずにはいられませんでした。 とまあ、そんなことをふと思い出したりもしたんですが、それはそうと佐野厄除け大師。 “世界3大たいし” だとばかり思っていたら、どうやら “関東の三大師” のひとつであるらしく、ちょっぴりスケールダウンしてしまいましたが、平成22年の厄年が、ちゃんと明記されておりますな。 男の大厄42才。 そうそう、これが問題です。 が、よく見ると、ん〜? 後厄:昭和43年生まれ、本厄:昭和44年生まれとなっておりますな。 僕は43年生まれなので、本厄ちゃうやん。単なる後厄やん♪ いやあ、本厄だから、翻訳コンニャクを食べなければならないのかと思って気分が重かったんですが、いやあ、よかったっす。あまり好きではないですからね、コンニャク。 芋から出来ている分際で、何やら海産物っぽい生臭さがあるところが嫌なんですが、もしかして、コンニャクが生臭いと思っているのって、僕だけなんすかね? …と思って、ちょっと調べてみたんですが、大丈夫でした。 2ちゃんねるに 婚約【さしみコンニャク】今夜食う? というスレッドがあったんですが、 「こんにゃくって生臭くない?魚とかじゃないのに何で???」 という、僕と同じ感性を持った有志の書き込みがありました。ナカーマ(・∀・)人(・∀・) で、それに対する回答は、石灰が使われているからです。本当のコンニャクはそのような生臭い臭いは致しません。美味しんぼに書いてありました。…との事なんですが、なるほど。諸悪の根元は石灰でありましたか。 コンニャクに石灰を使うとは、何ともおせっかいなことをしてくれた物でありますが、で、レス番59にはしっかり、 「翻訳こんにゃく」 とありました。正しくは 「翻訳コンニャク」 なんですが、いやあ、ドラえもんの素人ですなぁ。 念の為にググってみたら、実は 「ほんやくコンニャク」 が正解であることが判明して、いやあ、僕も単なるドラえもんの素人でした。 「もしかして:翻訳こんにゃく」 とか言ってる Googleも同類です。

 いずれにしろ、昭和43年生まれは本厄で無いことが判明したので、コンニャクの話はもうどうでもいいんですが、ところで本厄と大厄というのは、どちらも正しいんですかね? 電子辞書で 「厄」 を調べたら、男の42歳は大厄と書いてあったんですが、本厄と大厄、もしどちらかが間違いという事になれば、大役ネタと翻訳ネタ、どちらかを捨てなければなりません。 が、捨てるのはもったいないので、出来ればヤフオクにでも出品したいところなんですが、ということで、改めて調べ直してみました。

  大厄 : いちばん気をつけなければならないとされる厄年。数え年で男性は42歳、女性は33歳。

 なるほど、数え年で数えるもの立ったんですな。 で、どうして42歳だったり、33歳だったりするのかというと、42 (死に) だったり、散々 (さんざん) だったりするからなんですが、で、厄年というのは大厄を含めて、一生に3回あるようです。

  男の厄年 : 25歳、42歳、61歳
  女の厄年 : 19歳、33歳、37歳

 で、数えでずばり、厄にあたる年のことを本厄、その前の年を前厄、本厄の翌年を後厄と呼ぶようです。 なるほど。つまり昭和43年生まれである僕にとって、今年は大厄の後厄であるわけですな。 で、去年が人生でいちばんヤバい大厄の本厄だったわけです。そんなにヤバいと分かっていれば、 “矢場とん” で味噌カツを食ったのにぃ。。。 いや、今年とか来年とか、もしかして厄年?…という、漠然とした思いはあったんですが、あまり気にせず、のほほんと日々を過ごしておりました。 ま、結局、別に何の厄災も降りかからなかったので、結果オーライなんっすけど。 それはそうと僕って、てっきりこの 3月19日で 42歳になったものだとばかり思っていたんですが、数え年だと既に 1月1日の時点で 43歳になっていたんですなぁ。。。 42歳ってまだまだ、ナウでヤングな若者だよね♪…と思っていたんですが、数えで 43歳ということになると、何だか凄いオッサンのように思えて来ました。 このトシになると持久力が衰え、さすがにもう、若い頃のような無駄に長い文章を書くことが出来なくなってしまって、とまあそんなことで、おしまい♪

 ということで、今日はアーニー・ヘンリーです。 「兄、異変 淋病発病 さあ大変」 と俳句に詠まれた人として知られておりますが、もっと一般的に言うと、モンクの 『ブリリアント・コーナーズ』 での前衛的なプレイが評判になった人。ということでよく知られております。…と、いつもこのコーナーで紹介されている人なんですが、今日はそんな彼の 『プレゼンティング・アーニー・ヘンリー』 ( 日本名 『アーニー・ヘンリーを紹介します』 ) という1枚を紹介します。 彼の数少ないリーダー作の中で、いちばんメジャーな気がするコレがまだ取り上げられてなかったと言うのは、我ながらちょっと意外な気もしたんですが、敢えて主流を外すコンセプトだったりしますからね、僕。 で、今回、無駄な出費をせずに手持ちのネタで賄うことが出来て、何よりなんですが、と思ったら、大きな問題が発覚しました。 無いんですよね、CDが。 外のケースとジャケ紙はあるんですが、肝心の中身が見当たりません。 結構、杜撰な管理をしてますからな、僕。 クルマで聴くのに中身だけ持ち出して、そのままどっかにやっちゃったんでしょう。 仕方がないので買いました。 ま、新品で 1,100円という破格の安値だったので、ダメージは最小限で済みました。 で、ポチってから念のため、もう一度探してみたら、あっさり見付かりました。ああん! が、あまりにも管理が悪く、ディスクには傷が付きまくりで、音が飛びまくり。 結果、まったく使えないヤツになってしまっていたので、買って正解だったと。 とまあそんなことで、では1曲目から聴いてみることにしましょう。

 まずはお馴染みの歌物ナンバー、 「ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド」 。 「風と一緒に (カルロス・)ゴーン 」 ですか。個人的にはゴーンよりもカルロス・トシキのほうが好きなんですが、それだと 「トシキ・ウィズ・ザ・ウインド」 になってしまうので、駄目ですな。 というかこれ、普通、 「風と共に去りぬ」 やろ?…という気もするんですが、個人的には 「去りぬ」 よりもテリーヌのほうが好きだったりします。 テリーヌよりも照り焼きのほうがいいんですけどね、本当は。 で、このアルバム、メンバーがいいっすよね。 トランペットがケニー・ドーハムで、リズム隊はケニー・ドリューウィルバー・ウェアアート・テイラーの3人。 いかにも、清く正しいリバーサイド盤やん♪…といった感じがします。 で、演奏のほうはというと、テーマ部は “アーニー・ヘンリー → ドーハム → 2管の絡み” という流れでありますな。清く正しい加藤清正。…といった感じの正統的なハードバップでありまして、でもって、ソロ先発はアニ・ヘンでありますな。 何だかとってもマクリーンっぽかったりするんですが、岡崎正通クンも日本語ライナーに、「アーニー・ヘンリーのプレイは、もちろんパーカーの流れを汲んではいるが、ジャッキー・マクリーンを思わせる魅惑的な音色をもっていることに注文されたい。」てな事を書いております。 今、気付いたんですが、前に買った 2,000円のCDのほうが解説が詳しいんですな。 1,100円の廉価盤はそういうところでケチっているのがよく分かったんですが、でもって、続くドーハムのソロは、いかにもこの人らしくって、良好。 続くドリューも正統的なプレイで…とか言ってるうちに、すぐ終わってしまったんですが、後テーマでヘンリーのアルトがちょっぴり上ずったりするところも、なかなか人間っぽくて、いいと思います。ミス・トーンもまた、ひとつの味ですからね。 とまあそんなことで、おしまい。 いや、期待した以上にいい出来だったと思います。

  2曲目はアニ・ヘンのオリジナルで、 「オリエント」 。 タイトルからして、エキゾチックな味と香りのオリエンタル・マースカレーのような出来である事が期待されるんですが、果たして、ちょっぴりラテンなリズムと哀愁味を帯びた旋律を持った、なかなかの佳曲でありました。 テーマ部は2管のユニゾンで、以下、アルト→トランペット→ピアノの順でソロ廻しが行なわれ、 as→ds→tp→ds の4バースがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。…といった、何のケレンも暖簾も胃痙攣もない純正ハードバップなんですが、そこがまた、いいっす。 各自のソロがとっても溌剌としていて、カツレツ好きの人も、すっかり満足。 豚足好きの人も満足。 ここまで2曲、極めて良好です。 いやあ、音飛びする傷傷のCDで我慢しなくって、本当に正解でした。 ま、よく探しもしないうちに、先走ってポチっちゃったというのが実情ではあるんですけど。 で、3曲目。 これまたヘンリーくんのオリジナルで、 「フリー・フライト」 。 ジャズマンの作った曲は、スタンダードのように無闇やたらとタイトルが長かったりしないので、書くほうとしては楽なんですが、ドリューのピアノによるイントロが、なかなか軽快で、壮快で、そば焼酎雲海。 僕はこのところ飲み会ではもっぱら焼酎を飲むことにしているんですが、やっぱり麦が無難のような気がします。 芋はどうも臭くて駄目なんですが、蕎麦というのはどうなんすかね? 少なくとも、サバ焼酎のように生臭くはないと思うんですが、で、この曲、テーマそのものは、やや哀愁が希薄でありまして、日本人のウケはさほどでもなさそうです。 ま、ソロそのものは普通にいいので、別に悪くはないんですが、中ではイントロでも頑張っていたドリューの度量が大きさが光ります。知的でありながら適度にスインギーで、温度計はアルコールよりも断然、水銀、ん〜♪ いや、水銀のほうが正確だとハマダくん (←エンジン職人) が言ってたんですよね。 彼は水温上昇の保護装置試験を行なう時、アルコールと水銀、2つのタイプの温度計を駆使するんですが、見ていると確かに2〜3℃ほど誤差があったりします。どちらが正確なのかはよく分からんのですが、調べてみたらどうやらアルコール温度計のほうは先端部分のみを浸す場合は正確な温度を計測出来ないんだそうで。 一方、水銀のほうは先っちょだけで大丈夫。 なるほど。確かにハマダくん、電気ポットに温度計の先っちょだけを浸しておりました。 ああいう使い方なら、水銀、ん〜♪ で正解のようですが、で、演奏のほうは終盤、アルトとトランペットとドラムスとの絡みで大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 アニ・ヘンのオリジナル、 「チェックメイト」 。 チェックメイトって、チェック柄のチョッキを着た友達か何かなんすかね?…と思って調べてみたら、チェスで相手のキングを追い詰めること、将棋で言うところの 「王手」 の事だそうで、そこから転じて、行き詰まりとか完敗と言った意味もあるそうです。 いやあ、勉強になりますなぁ。 で、曲のほうはアレです。 やはり、やや哀愁味には欠ける作風で、ファンキー好きにとってはやや行き詰まりを覚えるかも知れませんが、バップ好きにはいいかも? でも、別府好きには駄目かも? で、演奏のほうは、ピアノによるイントロ→2管のユニゾンによるテーマ→ヘンリーのソロ→ドーハムのソロ→ドリューのソロ→2管とタイコによる4バース→テーマに戻って、おしまい。…というパターンでありまして、ややマンネリ気味という気がしないでもありません。 でもまあ、世の中というのはそういうものだと思うしー。 ということで、5曲目。 「アクティヴ・イングレディエンツ」 。 オリジナル曲なのに、ローマ字仮名変換しにくいタイトルを付けてくれましたな。 “Active” はまだしも、 “Ingredients” という単語は初めて見ましたが、成分、要素、原料、材料、食材。そういった意味であるようです。トータルで本厄サイト…いや、翻訳サイトに掛けたら 「有効成分」 という回答が得られたんですが、なるほど。 「ミヤリサンのアクティヴ・イングレディエンツって、酪酸菌だよね。」 とか、日常会話では、そのように使えばいいわけなんですな。 で、曲のほうはと言うと、ハード・バップそのものと言った力強いテーマ ( By 岡崎正通 ) と言った感じでありまして、ちなみに (3)(4)(5) の3曲がそういう評価なんですけど。 この辺り、似たような演奏が続いて、個人的にはやや “中だるみ” を覚えてしまう中田留美。 そういった感じがしないでもありません。

 でも、大丈夫。ここでチェンジ・オブ・ペース。 6曲目は歌モノの 「アイ・シュッド・ケア」 。 哀愁土建屋が、きっと何とかしてくれるに違いありません。…という期待に応えて、実にいい感じに仕上がっているんですが、ドーハムとか、アーニー・ヘンリーとか、この手の “くすみ系” のトーンの持ち主って、バラードでは独特の味を醸 (かも) しますよね。 もう、美濃加茂市もびっくりといった醸し具合なんですが、美濃加茂市の平川たばこ店。 宝くじ好きの人たちの間では、かなり評判です。交通整理の為にガードマンを何人か雇っているほど、盛況だったりします。 で、もう一人、ドリューのピアノも実にいい味を出しておりまして、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、よかったっす。 で、ラスト。 アーニー・ヘンリー作曲 「クレオズ・チャント」 。 日本語ライナーに、 「オリエント」 と 「クレオズ・チャント」 の2曲はマイナー・キーのメロディ。いずれも甘さと興奮の入り混じった官能的なヘンリーのソロが最大の聞きものだ。これらの曲には、ファンキーなフィーリングが横溢している。…と書かれていたので、期待度、めっちゃ大。 岡崎クン、めっちゃハードルを上げてくれたんですが、大丈夫なんすかね? 期待と不安が入り混じる中、いよいよ演奏が始まったんですが、おおっ♪ これはなかなか、まあまあ、そこそこ? 想像していたより、ややアーシー寄りだったんですが、韃靼人らしい雰囲気が感じられるところは、ま、悪くないかも知れません。 マクリーンっぽいヘンリー、ケニーっぽいドーハム、ケニーっぽいドリューと、各自のソロの出来は概ね良好。 ということで、ま、よかったのではないでしょうか。 とまあそんなことで、おしまい。

【総合評価】

 1、2曲目がベスト。 3〜5が中田留美で、6曲目はよくて、最後はまあまあ。 ま、個人的な趣向で言わせて貰うと、そういったところでしょうか。 総括すれば、傾聴に値する出来であったと言えるのではなかろうかと。 マクリーン好きの人なら、迷わず 「買い」 なんでしょうが、マカロン好きのギャルには、ちょっと微妙? どちらかというと、渋苦系向けの1枚と言えるでしょう。 苦くても、僕は何とか大丈夫だったんですけど。 数えで 43歳。やはり、ちょっぴりオトナになったみたいです。


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