THE VAMP’S BLUES (FRESH SOUND)

CHARLIE MARIANO & JERRY DODGION (1957/12/10,11)

THE VAMP'S BLUES


【パーソネル】

CHARLIE MARIANO (as,recorder) JERRY DODGION (as,fl) VICTOR FELDMAN (vib)
JIMMY ROWLES (p) MONTY BUDWIG (b) SHELLY MANNE (ds)
【収録曲】

(01-03) AFTER YOU'VE GONE / WHEN JOHNNY COMES MARCHING HOME / DEEP RIVER
(04-06) TILL WE MEET AGAIN / K-K-K-KATY / 'TIL THE CLOUDS ROLL BY
(07-08) OVER THERE / JA-DA
(09-10) HELLO , CENTRAL , GIVE NO MAN'S LAND / THE VAMP'S BLUES
【解説】 (2010年02月21日更新)

 オリンピックですなぁ。 オリンピックと言えば五輪なんですが、五輪と言えば小倉優子が “こりん星” からの決別を宣言したそうですな。 ま、賢明な措置ではないかと思うんですが、措置といえば2014年冬季オリンピックの開催地は、ソチですよね。 黒海に面したリゾート地で、国会議員の別荘とかもあるそうですが、旧ソビエト連邦時代を含めて、ロシアで冬季五輪が開催されるのは初めてなんだそうです。ちょっと意外ですよね。モスクワとか、あったじゃん。…という気もするんですが、よく考えたらアレは夏のオリンピックですもんね。西側諸国のボイコットで、まったく盛り上がらなかったんですけどー。 瀬古利彦が出場出来なくなって、桑名人は落胆のあまり、落雁をヤケ食いしたものでありますが、出ればメダルは確実!…とか言われてましたからね。 ま、事前に持ち上げられて、本番ではあまり持ち上げられなくて、メダルが取れなかった重量挙げの選手もいるので、こればかりはやってみないと分からんのですけどね。 ちなみにモスクワの4年後、1984年のロサンゼルス・オリンピックでも、瀬古はそこそこ期待されていたんですが、結果は14位と、惨敗。 桑名人は瀬古が嫌になって、セコイヤチョコレートをヤケ食いしたものでありますが、瀬古のせいで甘いものばかり食わされて、桑名人も何かと大変ですなぁ。。。

 とまあそんなことで、バンクーバ・オリンピックなんですが、これを書いてる 2月20日(土) 22時22分現在、ま、そこそこ盛り上がっていると言えるのではなかろうかと。 というか、ふとカレンダー付きの時計で今の時間を見たら、何気に “2ゾロ” だったので、個人的に 「おおっ♪」 と、ちょっぴり盛り上がってしまったんですが、明後日だったら完璧だったんですけどね。平成22年だし、 今年の 「猫の日」はニャンニャン、ニャニャニャン♪…と、大いに盛り上がりそうなんですが、とりあえず、ここまでの五輪の結果を簡単に振り返ってみたいと思います。

2010年2月12日(日本時間13日) 日本代表選手団 結果・記録

 開会式が始まる前から飛んでいたんですよね、ジャンプ・ノーマルヒル個人(予選)。 伊東大貴クンって、24歳だったんですな。 で、ちょっぴり老け顔ですな。 …というのを、今回、名前のところをクリックして、初めて知ることが出来たんですが、一方、葛西紀明クンは 37歳。 僕が子供の頃から普通に飛んでたような気がしたんですが、僕よりも年下だったんですな。 というか、今回の出場選手の中で僕よりも年上なのは、もしかしたらスケルトンの越クン (通称・スケコシ) くらいしかいないような気がするんですが、夏のオリンピックなら、名前は補欠なのにレギュラーだった馬術の法華津クンとか、上には上がいるんですけどー。 で、伊東クンが4位、葛西クンが6位、日本人選手4人とも決勝進出って、幸先いいぢゃん♪ 剣先はイカぢゃん♪

2010年2月13日(日本時間14日) 日本代表選手団 結果・記録

 …と、何気に期待を持たせてくれたんですが、翌日の決勝の結果はというと、駄目ぢゃん! 1回目、アマンとウールマンが1位と2位ぢゃん! 最終的にはアマンの圧勝。 ウールマンのほうはメダル争いから脱落しちゃったようですが、日本人選手は最高でも伊東クンの15位ですかぁ。 剣先はイカだと思っていたのに、結果は瀬古以下でしたなぁ。。。 で、もうひとつの期待種目、女子モーグルはというと、上村愛子は惜しくも4位。ああん。。。 2ちゃんねるでは “キャバ嬢” 扱いされていた村田愛里咲は8位入賞と、健闘。 “淫獣” 呼ばわりされていた里谷多英は飛ばしすぎて第2エアでコケて19位に終わりましたが、その漢らしい玉砕っぷりが、2ちゃんねるでは高く評価されておりました。 僕はテレビの録画で見ただけなんですが、他にもコケてる選手が何人かいましたよね。 あれだけ派手にスッ飛んだ後にコケて、よく左下腿骨が折れませんなー。 僕なんか普通に滑っていて地味にコケただけで、簡単に折れちゃったんですけどね。 簡易ビンディングで、板が足から外れなかったのが敗因だと思っていたんですが、女子モーグルの決勝を見た限り、コケて板が外れちゃったのはカナダのねえちゃん1人だけでしたよね。 僕はコケた後、そりに乗せられてズルズルと搬送されて、観客から 「こういうふうにはなりたくないな。。。」 と言われてしまったんですが、転倒して板が外れたカナダ嬢は気を取り直して競技に復帰して、第2エアで見事な大技を決めて、拍手喝采。 いやあ、プロ根性を見せて貰いました。 結果、金銀銅はカーニー、ハイル、バークですかぁ。 何だか “蟹の入るハンバーグ” みたいで、ちょっといいかも?

 で、その他の競技に関しては、まったく印象に残っておりません。 かろうじて、ショートトラックに出場した吉澤純平クンの所属が “とらふぐ亭 ” であるところに水産系の香りが感じられるんですが、包丁の代わりに、スケート靴のブレードでトラフグをさばいているんですかね? それはちょっと、嫌です。

2010年2月14日(日本時間15日) 日本代表選手団 結果・記録

 かつては金メダルが期待される競技であったノルディック複合。 小林範仁クンの7位が最高でした。 で、次。女子に比べてかなり注目度が低かった男子モーグル。 遠藤尚クンが7位に入賞しました。 ま、健闘したと言えるのではなかろうかと。 で、スピードスケート女子3000m。 注目度はゼロに近かったんですが、穂積雅子たんが6位に入賞しております。 長距離でこの成績は、立派♪…と、評価していいのではなかろうかと。 で、公式練習で死者が出ちゃったリュージュでは、小口貴久クンが30位に入っております。 この小口くん、あまり大口を叩かない謙虚な選手として知られているんですが、ま、小口くらいは叩いてもいい成績だったと言えるでしょう。

2010年2月15日(日本時間16日) 日本代表選手団 結果・記録

 日本選手、待望のメダル獲得! スピードスケート男子500mで、長島圭一郎クンが銀、加藤条治クンが銅。 個人的に応援していた及川佑クンは残念ながら13位に終わってしまいました。 どうして及川くんを応援していたのかと言うと、メダルを取ったら、「びっくりドンキー」 のレギュラーバーグディッシュが 50円引きになるかな?…と思って期待していたからなんですが、日本電産サンキョーの水平多関節型ロボットが 100円引きになっても、今のところ買う予定は無いしー。 ちなみにこのレースは、クルマで移動中にやっていたのでラジオで聞いていたんですが、1本目6位だった長島くんが2位になるとは思ってもいませんでした。滑ってみなけりゃ分からんものなんですなぁ。 一方、1本目で3位につけた条治クンは、いちばん最後の組に出てきたので、もしかして、金メダルぅ?…と期待していたんですが、結局は銅メダルだったので、ちょっと、がっかりドンキー。 ま、よく考えたら(1本目) 3位→(最終) 3位なので、順当な結果なんですけどね。 順位が落ちなかっただけ、よかったですなー。 何でもいいけど、ジョージ・カトーって、外国人にも分かりやすいんだけど、ケイイチロウ・ナガシーマって、言いにくいやん!…というのが、僕の率直な感想でありました。 で、メダルの影に隠れて、あまり目立たなくてラッキーだったのがリュージュ女子1人乗りの安田文たん。 重りを付け過ぎて重量規定違反で失格ですかぁ。 ま、下手に滑って死んじゃうことを思えば、まだよかったと思って、諦めるしかありません。

2010年2月16日(日本時間17日) 日本代表選手団 結果・記録

 女子スノーボードクロスの藤森由香たん、体調不良で棄権。 練習中にコケて頭を強打して棄権とは、危険な競技ですなぁ。。。 で、スピードスケート女子500mでは、吉井小百合たん (日本電産サンキョー) が5位入賞。 水平多関節型ロボット、50円くらい安くなりますかね? で、一方、個人的に期待していた岡崎朋美 (さば) は16位。 何でもいいけどオフィシャルサイトの写真、もうちょっといいのは無かったんすかね? あ、名前の後ろに (さば) と書いてあるのは、年齢を婉曲に表現したものなんですが、一方、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラムでは橋大輔クンが3位、織田信成クンが4位、小塚崇彦クンが8位と好位置につけて、森田公一も一安心。こりゃ、トップギャランも狙えるかも? 一方、カーリング娘のほうもアメリカに勝って、幸先のいいスタート。 何でもいいけど、近江谷杏菜って、何て読むんすか?…と思ったら、 「おおみや・あんな」 と読むんですな。 唇とムチムチのコラボで、2ちゃんねるでも人気急上昇中♪ オフィシャルブログ を見たら、好きな食べ物の趣味が渋すぎるあたりも、なかなかポイントが高いです。 いいですな、ナスと砂肝が好きなギャル♪

2010年2月17日(日本時間18日) 日本代表選手団 結果・記録

  注目度No.1は、何と言ってもコメディNo.1でしょう。中田カウスに脅迫状を送ったりして目立ってますからね、前田五郎。 その一方、「アホの坂田のテーマ」 がオリンピックの応援で流れるか?…という興味もあったりするんですが、で、注目度No.2はスノーボード・男子ハーフパイプの國母和宏クンでありますな。 正式には 「国母」 ではなくて 「國母」 という字を使うんですな。 コクボと言えば小久保やろ? 百歩譲っても小窪やろ?…という気がする中、「国母」 という、ちょっと変わった苗字は昔から気になっていたんですが、最初 「くにはは?」 とか読んでましたけどね。 2ちゃんねるには

  22 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2010/02/14(日) 22:40:13 ID:Y0olMJgK
  「国母って何て読むの?カントリーマアム?」


 …という書き込みがあったみたいなんですけど。 ま、何のかんの言って、8位入賞は立派な成績だと思うんですが、国母の母・由香里さん (44歳) も、ほっと一安心といったところでしょうか。 何でもいいけど、こんなオッサンくさい兄ちゃんの母が、僕とあまりトシが違わないというのが、ちょっぴり衝撃でありました。 で、スピードスケート・男子1000mは、期待はずれ。 カーリング娘もカナダに負けちゃったし、クロスカントリー・女子スプリントの夏見円たんは27位ですかぁ。 スロベニアのマジッチが3位って、マジっち?…というのが、ちょっと番狂わせなんですが、それ以外は、ま、順当な結果だったのではなかろうかと。

2010年2月18日(日本時間19日) 日本代表選手団 結果・記録

 まずはスノーボード・女子ハーフパイプ。 この競技、ワールドカップで日本人選手が好成績を挙げているので、トリノの時はメダル確実♪…とか持ち上げられていたんですが、結果は散々でしたよね。 本当に強い奴らはワールドカップなんか眼中には無かった事を知らされたんですが、男子では成田童夢が「国民的行事っ!」 で全世界に恥を晒し、女子では今井メロが大コケして、得意のラップを披露する暇もありませんでした。 跳ね上がれ舞い上がれ、魔法のジュータン、ボードに変えて、フロント・バックとかっ飛ばす、インディ・メソッド・720°、戦場・炎上・技・特上、燃えた瞳が物語る、強い味方がmellowな売り、夢に向かってフルパワー♪ 結果、実現したのは “炎上” の部分だけだったんですが、今回、あの兄妹は出場していないんですな。 そういえば、弟の成田緑夢(ぐりむ)はどうした?…と思って、ちょっと調べてみました。 仕事検索 : 成田緑夢。 該当する仕事情報はありません。 現在、無職?…て、何でこんなサイトがヒットしたのか、よく分かりませんが、それはそうと今回、僕が注目していたのは中島志保たんなんですが、養老町立東部中学校出身。 桑名から養老鉄道 (旧・近鉄養老線) に乗って行ける、ご近所ですな。トリノの頃は養老町のガソリンスタンドでバイトしていたそうですが、現在、桃源郷(株)に勤務。 結果13位。うーん、まあまあ? で、スピードスケート・女子1000mでは、期待の中学生・木美帆たん (いちご) が35位! 岡崎朋美たん (さば) が34位! 完走した選手の中では、見事に逆ワンツー・フィニッシュ♪ いやあ、2ちゃんねるで叩かれてましたなぁ。 熟女相手でも、女子中学生相手でも、容赦なし。 特に岡崎朋美の場合、「今のエッジ (刃) を信じることができていない。道具との戦いだった。」 と発言して、著しく心証を悪くしました。一生懸命 “刃” を作ってくれた人に、謝れ! いや、もう朋美の時代は終わりましたな。 これからは小平奈緒たん (5位入賞) に、期待♪ 相澤病院のスポーツ障害予防治療センターに務めているそうですが、今度、足の骨を折ったら相澤病院に入院して、奈緒たんにリハビリを担当して貰おうと思っております。青木記念病院のリハビリ担当の東海林センセイ (←ぎゃる) は、ちょっと厳しかったですからなぁ。。。

 で、この日の注目度No.1は、何と言ってもフィギュアスケート男子シングル・フリー(決勝)。 橋大輔クン、銅メダルぅ〜♪ 織田信成クンは靴の紐が切れて7位。 普通、靴の紐とかパンツの紐が切れたりすれば、そこで気持ちもブッツンするものなんですが、そこからよく立て直しましたなぁ。 「途中で、コケちゃいました。」 の谷口浩美 (←バルセロナオリンピック男子マラソン) にも匹敵する精神力だと思います。 8位に入賞した小塚崇彦クンも健闘しましたなぁ。 で、一方、スケルトン・女子1回戦では小室希たんが失格。 そりが国際連盟の規格にそったものであることを証明するステッカーが張られてなかったそうですな。 オリンピックではスポンサーのステッカーは剥がさなきゃ駄目らしい。…と言われて、認定シールまで剥がしちゃったみたいですな。 ま、その気持ち、分からんでもありません。 先日、工事で使うステンレス配管に貼ってあったシールが剥がれなかったので、 超強力ラベルはがし雷神 というのを買ってきたんですが、これがなかなかのスグレ物なんですよね。 スプレーして2分ほど放置すると、接着剤がいい感じに溶けてきて、ペロっと剥がれて、楽しいっ♪めっちゃ楽しいっ♪ もっと俺にシールを剥がさせろ! そんな気分になります。必ず、なります。 希ちゃんもおそらく 「雷神、スゲぇ♪」 と呟きながら、ルンルン気分でステッカーを剥がしていたんでしょうな。 石油系溶剤の香りでちょっぴりラリって気分がハイになったりもするし、剥がし始めたらもう最後、誰もその作業を止めさせることは出来ません。 希ちゃんは最後まで残った認定ステッカーを剥がし終えて、この上ない達成感が得られたことでありましょう。 もし “雷神” が今ひとつな奴だったりしたら、途中で剥がすのが面倒になって、 「最後の1枚くらい、ま、いっかぁ。」 という気分になって、希ちゃんが失格になることもなかったのにぃ。 株式会社エーゼットは、希ちゃんに謝れっ!

 …と、ここまで書いたところで面倒になってきたので、この続きは後半、曲の合間にでもお届けしたいと思います。

 ということで、今日はチャーリー・マリアーノなんですが、この人に関して詳しいことは、あまりよく知りません。 秋吉敏子 (←正式名称は 「龝吉」 …って、こんな漢字、パソコンで出るのか? ) の元ダンナで、愛称はマリリン。 僕がマリアーノに関して持ち合わせている知識はこれが全てなんですが、そんなことで早速、本題に入りましょう。 今日は 「ザ・ヴァンプス・ブルース」 というアルバムを紹介しようと思うんですが、この作品にはもう一人、ジェリー・ドッジオンというアルト奏者も入っております。正確はドジでのろま。得意なスポーツはドッジボール。1949年3月7日に日本経済の自立と安定とのために実施された財政金融引き締め政策はドッジ・ライン。 僕がドッジオンに関して持ち合わせている知識はこれが全てなんですが、ドジでのろまなな癖にドッジボールが得意って、ヘンな奴ですよね。ひたすら逃げ回って最後の一人になるまで粘って、ボコっと当てられて終わり。…というタイプ? そういうのを世間では 「ヘタレ」 と言うんですが、僕も同じタイプだったので、親近感を覚えるものがありますな。ドッジオン、意外といい奴かも知れません。 ジャケットには2人のアルト奏者が写っているんですが、ピントが合ってる手前のメガネ男のほうがドッジオンっすよね? マリリンが後ボケになってて、ちょっと可哀想なんですが、こういう場合、もっと絞ったほうがよかったのではなかろうかと。 ちなみにこのアルバムはもともと 『ビューティーズ・オブ・1919』 (PACIFIC JAZZ) というタイトルで、こんなジャケット だったようなんですが、オリジナルに1曲追加して、名前とジャケットを変えて、再発したものっぽいですな。 書くのが楽という点では、僕的にはよかったです。 後ろのマリアーノがボケているのも、個人的には嬉しいです。よくぞ、絞りを開いて撮ってくれた!…と、カメラマンを賞賛したい気分ですが、で、これ、サイドマンも悪くないですよね。 ビクター・フェルドマンのヴァイブが入って、ピアノはジミー・ロウルズ。 でもって、タイコはシェリー・マン。 よくも悪くもウエストコーストな西海岸サウンドが頭に浮かんできそうなんですが、とまあそんなことで、では1曲目から聴いてみることにしましょう。

 まずは歌物ナンバーの 「アフター・ユーブ・ゴーン」 。 日本名 「君去りし後」 でありますか。 僕は今までずっと、「君去りし、ご (?) 」と読んでいたんですが、…というのはさすがに無いんですが、 「君去りし、のち」 だとばかり思ってました。正しくは 「君去りし、あと」? ま、下手に日本語に直そうとせず、 「アフター・ユーブ・ゴーン」 と片仮名で書いておけば間違いはないんですが、いきなり2本のアルトの熱いバトルが繰り広げられていたので、ちょっと、びっくりドンキー。 いや、いいっすね、これ。 どっちがマリアーノで、どっちがドッジオンなのか、端から判別しようなどという気はさらさら無いので、聴いてるほうとしても気が楽だし、でもって、2人のプレイが思いのほか、熱いです。 ところどころストップ・タイムが出てくるところもいいし、でもって、以下、フェルドマン、ジミー・ロウルズと、脇役たちのやや地味なソロが続きます。 で、最後は (as)(as)(vib) のユニゾンで大いに盛り上がって、おしまい。 いや、ちっともウエストコーストな西海岸の風を感じさせない、熱い仕上がりでありました。

 で、次。  「ホエン・ジョニー・カムズ・マーチング・ホーム」 。 翻訳サイトだと 「ジョニーが家に行進して来るとき」 となっちゃうんですが、これにはすでに立派な邦題が与えられております。 「ジョニーが凱旋するとき」 。 完璧な訳語ですな。 アイルランド出身の作曲家パトリック・ギルモアによって作曲されたアメリカの民謡またはマーチ曲。『ジョニーが帰るとき』ともいわれる。…と、Wikipediaにあるんですが、その訳語は駄目っしょ。 ただ帰るのではなくて、マーチで帰ってくるんですからね。意外なところに出てきますよね、日産車。 マーチ曲は勇ましく、テンポのいいものが多い。しかし、これは南北戦争という悲惨な内戦を歌っているものなので、悲壮感の漂う曲となっている。…とも書かれているんですが、成るほど、確かにここでのマリリン&ドッジの演奏からは悲壮感がありますよね。 その名も〜国際悲壮感〜♪ 古い世代の三重県人ならきっと歌えると思いますが、歌えない人は ここ を見てマスターして下さいね。 で、一方、ジョニーはというと、2本とアルトとヴァイブの絡みに続いて、ロウルズのピアノとシェリ・マンのタイコとの見事なコラボがあって、でもって、ソロ先発はアルト (1人目) ですか。 で、続いてはフェルドマンのヴァイブですか。 サイドマン紹介の時は敢えて無視したベースのモンティ・バドウィグが、バックで地味にいい仕事をしているんですが、以下、アルト (2人目) のソロがあって、最後、いかにもマーチらしいテーマの合奏があって、おしまい。 いや、ここまで好調ですな、こりゃ。

 で、3曲目はスピリチュアルの 「ディープ・リバー」 。 『BEAUTIES OF 1918』 という原タイトルや、この選曲具合からして、どうやらこの作品のテーマは 「古き良きアメリカ」 と言ってよさそうなんですが、1918年って、何があったんすかね? …と思って調べてみたら、えーと、米騒動? いや、アメリカ的には第1次世界大戦終結のほうが大きいかも知れませんが、で、ここではドッジオンがフルートを、マリアーノはリコーダー (縦笛?) を吹いておりますな。 そこにヴァイブの鉄琴っぽい音色も加わって、小学校の音楽室のようなノスタルジックな雰囲気が漂っているんですが、で、アドリブ・パートはヴァイブ→アルト→フルートの順。 個人的にはマリアーノの縦笛ソロを聴きたかったんですが、ま、敢えて冒険はしなかったということで。 なかなか賢いですよね、この人。 皆川賢太郎と同じくらい、賢い? で、4曲目の 「ティル・ウィ・ミート・アゲイン」 は、 アルト (1人目) をフィーチャーしたワン・ホーン演奏となっております。 最初はベースだけをバックに、そこにドラムスが入ってきて、続いてピアノも出てきて…という、出だしの流れが秀逸です。 で、ソロ先発はフェルドマンのヴァイブ。 で、以下、アルト (1人目) もしくは (2人目) 、ピアノと続いて、メンバー全員が入り乱れるパートがあって、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、正統的に出来のよい1曲でありました。

 で、次。  「K-K-K-カティ」 。 KKKというと 白い布を被った妖しげな集団 、もしくはYKKのパチモン?…といった印象が強いんですが、実は 「チャック」 という登録商標を持っている立派なホンモノだったりするんですけどね、KKKファスナー社。 で、この 「K-K-K-カティ」 は、妖しげなところなど微塵も感じさせない、ちょっぴり童謡っぽいメロディの曲だったりするんですが (←微妙に 「ビビデバビデブー」? ) 、出だしはバイブに2本のアルトが絡む感じ、そこから2本のアルトにヴァイブが絡む感じに転じて、でもって、以下、参加者各自の良好なソロが続きます。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、6曲目。 「ティル・ザ・クロウズ・ロール・バイ」 。 どっかで聴いたことがあるような曲ですな。 ヴァイブにアルト2本が絡むテーマ部に続いて、以下、参加者各自の良好なソロが続きます。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 そろそろ態度が投げやりになってきたので、この辺で気分を変えて

2010年2月19日(日本時間20日) 日本代表選手団 結果・記録

 ジャンプラージヒル個人(予選)、葛西紀明クン1位、伊東大貴2位。凄ぇ!…と思ったら、予選免除者が 10人もいるようなので、実質的にはこれに 10を足した数字に限りなく近い順位だと思ったほうがよさそうなんですが、これを書いてる 2月21日(日) 14時41分現在、既に決勝の結果も出ちゃっているんですけど。 葛西クン、8位入賞♪ 伊東クン、20位に沈む。。。 ま、アホネンが2回目は棄権、ハウタマキの2回目は原田状態だったようで、おかげで何とか8位に食い込むことが出来て、よかったじゃないっすか、葛西くん。 1回目の21位からすれば13人抜きだしぃ。 で、フィギュアスケート・アイスダンス (コンパルソリー) という種目の日本代表はリード・キャサリン・マーガレットと、リード・ロバート・クリストファー。 俗に言うリード姉弟ですな。 こんなのが日本代表でいいのか?…という気もするんですが、ま、お母ちゃんは日本人だし、木下工務店の所属だしー。 で、カーリングはイギリスに勝ちましたなぁ。解説の小林宏クン、大ブレイク中♪ カーリング愛に溢れたオッチャンのようで、自費で1億3000万円かけて山中湖村にカーリング場を作ったというのだから、立派です。 イギリスの19歳のスキップ、イブ・ミュアヘッドたんの人気の急上昇中のようですが、個人的にはやっぱり和ギャルのほうが好きですな。 で、スケルトン男子では越和宏クンが頑張りました。ステッカーを剥がさずに頑張りました。レース後、引退をほのめかしたようですが、「彼ら(上位選手)がやっているのがスケルトンで、僕のは時代遅れのスケルトンという気がした。」 とか言ってて、朋美ちゃんとは違って、潔いですよね。田山真輔クンという後継者も出来たみたいだし、スケコシ、お疲れさまでした。スタート前の 指差し確認 、めっちゃカッコええ♪ http://www.skeleton.ne.jp/ って、さすがにイカしたドメインを持ってますなー。

 ということで7曲目。 「オーバー・ゼア」 。 わりとシンプルなバップっぽい曲です。…と思ったら、後半は意外とメロディアスだったりしたんですが、最初に飛び出してくるソロが微妙にアウトっぽくエリック・ドルフィー風で、なかなか。 ま、すぐに落ち着きを取り戻すんですが、ヴァイブとの絡みもちょっぴり前衛的です。 で、次。  「ジャダ」 。 やや単調な曲。…と思わせておいて、サビのところはけっこう凝っていたりして、で、最初に飛び出してくるソロが微妙にドルフィー。 まんま前曲と同じパターンですな。 で、次。  「ハロー・セントラル・ギブ・ノー・マンズ・ランド」 。 小歌っぽいナンバーです。 テーマの後、ピアノのソロを最初に持ってきたところに若干の工夫が窺えるし、シェリー・マンのブラシも冴えてますな。 で、ラスト。 おまけ曲の 「ザ・バンプス・ブルース」 。 オマケをアルバム・タイトルにするな!…という気がするんですが、バンプって何だかフィンガー5の 「バンプ天国」 を思い出すしー。 バンプを踊りに行きたいけれど、10年早いと、おっぽりだされ〜♪ アキラ、当時13歳くらい? 10年早くはないですな。 18歳になれば、バンプくらいは踊りに行ってもいいと思います。 で、これ、個人的には余計なオマケだったなぁ。…という気がしないでもないんですが、とまあそんなことで、今日のところは以上です。

【総合評価】

 いや、ちっともウエストコーストな西海岸の風を感じさせない、熱い仕上がりでありました。…という、1曲目が終わった時点に書いた感想が、このアルバムのすべてです。 期待度はリード姉弟くらいだったので、思わぬ大健闘であったと言えるでしょう。 が、オマケを含めて全部で10曲というのは、ちょっと多過ぎぃ。。。 中盤以降、完全に飽きちゃったのが残念なんですが、マリアーノとドッジオン。これからは、もうちょっと聴いてみることにしよう。 そういう気にさせてくれる1枚でありました。


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