CHARLIE PARKER WITH STRINGS (VERVE)

CHARLIE PARKER (1947〜1952)

CHARLIE PARKER WITH STRINGS


【パーソネル】

CHARLIE PARKER (as) with Strings

【収録曲】

(01-03) JUST FRIENDS / EVERYTHING HAPPENS TO ME / APRIL IN PARIS
(04-06) SUMMERTIME / I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS / IF I SHOULD LOSE YOU
(07-09) DANCING IN THE DARK / OUT OF NOWHERE / LAURA
(10-12) EAST OF THE SUN (AND WEST OF THE MOON) / THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME / EASY TO LOVE
(13-15) I'M IN THE MOOD FOR LOVE / I'LL REMEMBER APRIL / WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?
(16-18) APRIL IN PARIS / REPETITION / EASY TO LOVE
(19-21) ROCKER / TEMPTATION / LOVER
(22-24) AUTUMN IN NEW YORK / STELLA BY STARLIGHT / REPETITION

【解説】 (2009年11月29日更新)

 海老と餅。 今日はそういうテーマでお届けしようと思います。 海老と餅と言っても “海老餅” といった食べ物があるわけではなく (←たぶん) 、“餅海老” という種類の海老が棲息しているわけでもなく (←たぶん)、海老と餅。 それぞれ単独では1本分のネタを賄えそうにもないので、海老と餅、合わせて1本。 そういう方針で話を進めていこうと思うんですが、ということで、まずは “海老” です。 セロニアス・モンクのオリジナルに 「エビデンス」 という曲があるんですが、まずは海老です。 君は海老が好きかな? 僕はですね、まあまあです。少なくとも、蛇よりは海老のほうが好きです。長過ぎますもんね、蛇。 でまた、錆よりも海老のほうが好きです。金属がボロボロになっちゃいますもんね、錆。 となると、相対的に海老の地位がかなり高くなっちゃうんですが、というか、語尾に “び” が付くヤツって、ろくなのが無いんですなー。 で、改めて海老に対する思いを見つめ直してみたところ、好きなタイプの海老と嫌いなタイプの海老がある自分に気付きました。 同じ海老でも好きな部位と嫌いな部位がある。…と言い換えてもいいかも知れませんが、めっちゃ嫌いなんですよね、海老の殻。 海老の体のほうは好きなんですけどね。 「カラダだけが目的だったのね。」 というのは心の底からよく分かるんですが、 「カラだけが目的だったのね。」 というのは、まったくもって理解不能。 エビの殻でおつまみ『エビの殻焼き』 って、何を考えているんだ、英明っ! “ごちそうさまコメント” が無い (←2009年11月28日午前9:26現在) のも当然だと思うんですが、海老の殻が嫌いな僕は当然、 「サクラエビの干したの」 が駄目です。あんなもん、海老の殻そのものですもんね。 恐らく、あまりにも小さすぎる海老なので殻を剥くのが面倒になって、えーい、そのまま干してまえ〜!…というので、ああいう商品が生まれたんでしょうが、殻を剥かなかった生産者を僕は恨む気にはなりません。どう考えてもアレは、あんな大きさにしか成長しないサクラエビのほうに問題があります。 Wikipedia によると、サクラエビの天敵は人間の他、外洋性のハダカイワシやイカなんだそうですが、ハダカイワシに頑張ってもらって、どんどん食い散らかして頂きたいと思わずにはいられません。

 よく、高級な海老煎餅で、海老の殻を貼り付けてあるヤツがあるんですが、余計なこと、すんな!…と思わずにはいられません。 海老煎餅はなるだけ海老の風味が希薄な、小麦粉の味しかしないようなヤツがいいですよねー。 僕はまた海老の頭とか、海老の目玉とか、海老のヒゲなんかも好きではないんですが、よく、高級な上寿司で、頭の付いた海老が乗ってたりすることがあるんですが、余計なもん、乗せるな!…と思わずにはいられません。寿司の海老はなるだけ風味が希薄な安いヤツを使って、丁寧に殻を剥いで、よく茹でるのがポイントだと思います。 あと、長島スパーランドで冬休みにバイトをすると、元旦の社員食堂のメニューがステーキ(150円)もしくはエビフライ (150円) だったりするんですが、このエビフライがですね、有頭海老のフライ (馬鹿でかいヤツ×2尾) だったりするんですよねー。お正月くらいは豪華にという配慮なんでしょうが、余計な海老、揚げるな!…と思わずにはいられません。 ま、僕はいつもステーキを選択したので、さほど問題はなかったんですが、有頭海老なんてのはちっとも優等とは思えません。やはりエビフライは下等で無頭な海老が、いちばん♪ …とまあ、そこで “白えび” です。 あ、 “白えび” なので文字の色を白にしたら読めなくなってしまったので、今度は少し赤みを加えてみたんですが、富山の名物らしいですなぁ、白えび。 1996年に「富山県のさかな」として、ブリ、ホタルイカと並んで指定されているようなんですが、ブリはともかくとして、白えびもホタルイカも “さかな” では無いような気がするんですけどねー。 あ、でも、酒の肴にはなるので、別にいいのかも知れませんが、2ちゃんねるの “立山・黒部アルペンルート” というスレによると、どうやら白えびは富山駅の構内にある “白えび亭” が、イイ♪…とのことでありました。 で、今年の夏、立山・黒部アルペンルートに遊びに行ったので、 “白えび亭” に行って、白えびの天麩羅をテイクアウトして、魚津のマンテンホテルで食べました。 めっちゃ期待はずれでした。ああん。。。 …という話は ここのところ に書いたんですが、あ、今、読み直してみたら、今回とほとんど同じようなネタを書いておりますな。自らの引き出しの少なさを露呈する結果になってしまいましたが、いやあ、引き出しの多いタンスを見習わなければなりませんなぁ。。。

 とまあそんなことで、 “白えび” です。 実をいうと僕はまだ、白えびに懲りたわけではありませんでした。 小松のアパホテルで “甘えび寿司” を食べたという話は ここ に書いたんですが、実はその前日にこっそり “白えび寿司” というのも買ってしまっておりました。 いや、北陸自動車道の尼御前SAの売店で見かけて、かなり迷ったんですけどねー。 そこには “押し寿司コーナー” みたいなのがあって、様々なタイプの海産物が押されて寿司になって箱に詰められていたんですが、“鱒寿司”も腐った寿司ではないことが判明したし、 “ぶり寿司” や “甘えび寿司” も北陸らしくていいし、わりと美味であった “焼さば寿司” も魚津で食ったのを含めて、幾つかのタイプが並べられておりますなー。 大いに悩むところなんですが、ここはやはり “サバ” かな?…と、八割がた気持ちが固まったところで、ふと目に入ってしまったんですよね、 “白えびの押寿司” 。 白い長方形の箱には 「白えびの押寿司」 と書いてあるだけで、実物の写真も、味をイメージした写真も無いので、どういう押し寿司なのか、今ひとつイメージが沸かないんですが、僕の想像図によると白えびの殻を剥いて、開いて、茹でて、ゴハンの上に乗せて、押す。 そういうお寿司であるものと思われました。 そっかぁ!お寿司って、押すから、お寿司だったのか!…と、新たな発見をしたりもしたんですが、寿司の元祖は握り寿司ではなく、押し寿司らしいですからね。 …と思ったら、すしの語源は、「すっぱい」 を意味する形容詞 「酸し (すし) 」 の終止形などと 語源由来辞典 に書いてあって、僕の新発見はまったくもって間違いであったことが後に判明するんですが、それはともかく、そういうタイプの海老であれば、大丈夫♪ 小松駅前にクルマを駐車して、折り畳み自転車で小松空港の近辺を散策し、小松基地が見える小さな川の堤防に腰を下ろし、ブルーインパルスの予行が始まるのを待ちながら、ワクワクしながら“白えびの押寿司”の箱を開けて中身を取り出したんですが、すると、おおっ♪

白えびの押寿司、開封♪

 めっちゃ、 “海老の殻を貼り付けてある高級な海老煎餅の押し寿司版” やんっ! 海老の殻、張り付いてるやんっ! 頭、付いてるやんっ! 目玉、あるやんっ! ヒゲ、生えてるやんっ! ああん。。。 僕の嫌いなタイプの海老であることが判明した次第でありますが、そういえば白えびって、小さすぎて殻を剥くのが面倒になって、えーい、そのまま押して寿司にしてまえ!…という気分になっちゃう海老だったんですよねー。すっかり忘れておりました。 ウキウキした気分が瞬時にして、やさぐれてしまったんですが、ま、思ったほど不味くは無かったんですけど。 基本が殻なので海老の部分が噛み切れず、一口かじった時点でエビ全体がゴハンから離脱し、頑張って押し付けた苦労が報われない食い物でありましたが、ちなみに写真にあるのは錦糸玉子のタイプです。 その他、おぼろ昆布と海苔のバージョンが各1個ずつ入っていて、味のバリエーションが楽しめるのはよかったんですけどー。 これで白えびさえ、張り付いていなければ。。。 こうなったらもう、“甘えび寿司” を食ったるぅ!…というので、夜、小松駅構内のコンビニで買って、次の日の朝に食ったという次第なんですが、とまあそんなことで、海老の話は、おしまい。

 で、続いては、餅です。餅といっても煮たり焼いたりして食う餅ではなく、そのまま食う餅。 和菓子としての餅の話なんですが、君は餅が好きかな? 僕はですね、大好きです。 断然、ムチよりもモチ。 むちむちギャルとモチなら、ギャルのほうを選ぶかも知れませんが、山梨に行けば “信玄餅” 、静岡に行けば “安倍川餅” 、熱川にいけば “へらへら餅” と、僕は餅に目がありません。  “白えびの押寿司” の海老には目があったんですが、餅には目がありません。 饅頭や羊羹や落雁より、餅のほうが好きですな、やっぱり。 いいですよね、餅。 モチモチしているところが何とも言えません。 で、北陸方面で餅と言えば “羽二重餅” で決まりでしょう。美味しいですよね、羽二重餅。 アンコの力に頼らず、餅だけで勝負している生き様にも共感が持てます。 基本、福井の銘菓だと思うんですが、近隣エリアにまで進出していて、小松空港の中にある売店でも売られておりました。試食品もありました。 最近、ノーマルタイプだけでなく、色んな派生品種も出ているんですなー。アンコが入っているヤツとかー。 アンコの力に頼らず、餅だけで勝負している生き様に共感していただけに、堕落した姿を見て悲しくなってしまったんですが、それだけでは飽き足らず、羽二重餅とアンコをカステラで包んだようなヤツまで出てきております。 「羽二重餅にきな粉をまぶし、クルミをはさんだ木の実餅とカステラに羽二重餅と粒あんをサンドした羽二重巻のセットです。」 などという、説明を読んでも実態がまったく見えてこないような食い物まであって、ここまで来ると、ちょっと美味しそう?…という気がしないでもありません。 ただ、こうした付加価値が付いて値段が高くなったものは、タダでは試食させてくれないので、その実力の程は把握することが出来ませんでした。タダで食えるのは、ただの羽二重餅か、せいぜい “黒羽二重餅” レベルまでなんですよね。 ちなみにこの黒羽二重餅は、黒胡麻と竹炭、黄な粉が入ったモダンなお餅なんだそうですが、僕が試食したのは試食用アクリルケースの中で揉まれて表面の黄な粉が脱落したのか、あるいは試食用なので最初から黄な粉をケチったのか、あまり黄な粉の味はしなくて、普通の羽二重餅っぽい味でした。確かに色は黒かったんですが、あまり黒胡麻の風味は感じられなかったので、その黒さの要因の大半は竹炭によるものだったんでしょう。 きな粉が大好きで、竹炭はどうでもいいと思っている僕の購買意欲をソソるには、やや力不足であると言わざるを得ません。 こうなったらもう、 “きな粉羽二重餅” を買ってやるぅ!


きなこ羽二重餅、開封前♪ きなこ羽二重餅、開封後♪

 ということで、買ってみました。 で、食ってみました。 結論から先に言ってしまいましょう。 風呂敷風の包みが、開からんっ! あまりにもしっかりコマ結び過ぎぃ。。。 仕方が無いのでハサミで切ったんですが、で、中身のほうはというと、おおっ、きな粉がたっぷり♪ あまりにもたっぷり過ぎて、机の上がきな粉まるけになっちゃうところがちょっとアレなんですが、ま、それは信玄餅でも同じですからね。 一概に、きなこ羽二重餅を責めるわけにはいかないんですが、で、お味のほうはというと、んー、きなこ餅ですな、こりゃ。 何だか今ひとつ、羽二重餅っぽくないんですよねー。 羽二重餅は薄っぺらい板状の餅であるところに存在意義があるんですが、こいつの場合、かなり厚みのある形状をしているんですよねー。 羽二重餅としての矜持を失ってしまった餅であると言わざるを得ません。もっと平ぺったいタイプを買うべきでした。失敗しました。 ま、羽二重餅だと思わず、普通のきなこ餅だと思って食えば、普通に美味しいんですけどー。 ということで、もう一品。 これは最初から狙ってました。 手に入れる為にかなり苦労もしました。 それだけに入手出来た時の悦びは、何物にも換え難いものがあったんですが、その成果を皆さまにお披露目しましょう。 これ (↓) です。


えくらちゃん潮羽二重餅・外箱♪

 いやあ、懐かしいですなぁ、えくらちゃん♪ 彼女について、あまり多くは語りません。 何故かというと、 ここ ですべて書いてしまったので、今さら何も語るネタがないからないんですが、クッキーに続いて羽二重餅にも混入されることになったんですな、エチゼンクラゲの粉末。 で、この潮羽二重餅、 “しお羽二重餅” なのか “うしお羽二重餅” なのか、どちらが正しいのかよく分からんのですが、入手出来る先が、かなり限られております。 ここ に書かれている販売店でしか手に入れることが出来ません。 「て言うか、通販で買えるぢゃん。」 とか、そういう事を言ってはいけません。 最近、どんな地方限定商品でも簡単にネットで手に入るようになってしまって、余計なことを、すんな!…と思わずにはいられないんですが、その土地のものは、その土地に出向いて手に入れてこそ、価値があるんですよねー。 駅弁なんかでもアピタの駅弁フェアとかで買ったものは、味が3割ほど低下するような気がします。 ま、気分だけの問題なんですけどー。 正直、 “えくランド” の通販でも、別にいっかぁ。…という気はするんですが、そこはそれ、えくらちゃんファンクラブのメンバーとしては是非、地元で手に入れたいところでありましてー。 が、これ、小松 (←石川県) には売っていないのでありましてー。 あくまでも福井県限定。その硬派な生き様は大いに評価していいと思います。 でも、通販でも売ってるしぃ。…とか、余計なことを言ってはいけません。 ということで、小松駅からJRの特急に乗って、福井駅まで往復することにしました。 いや、ちょっと暇だったんですよね、あの日の僕。

 いくつかある販売店のうち、駅の近くというと、 プリズム福井 ということになりますかぁ。 この中の 亀屋製菓(水仙花) というお店で売られているみたいです。 ということで、行ってみましたー。 見当たりませんでしたー。 亀屋製菓 (水仙花) という店自体、どこにあるのかよく分からんのですよねー。 3往復くらいウロウロしたんですが、よく分からん。。。 これはもう、諦めるしかありませんなー。 いや、別に悔しくなんかありません。 わざわざ福井で買わなくなって、ネットの通販でいくらでも手に入るしー。 1階の中央付近に案内カウンターがあって、お姉さんが2人ほど待機してたんですが、その当時、亀屋製菓 (水仙花) という名前まで暗記していたワケではないですからね。 「えくらちゃんの羽二重餅、どこですかぁ?」 と聞くのも恥ずかしいし、もう、いいっ!別に悔しくなんかないっ! 諦めて駅に戻ろうとして、何気なくお姉さん待機場所付近に目をやると、おおっ、こんなところに “えくらちゃん” がー♪ 亀屋製菓 (水仙花)って、ほとんど案内センターと一体化した作りだったんですなー。 敢えてあまりお姉さんのほうを見ないようにしていたので、気付くのが遅れてしまいました。 目の前に商品があれば、 「えくらちゃん」 などという恥ずかしい単語を口にしなくても、実物を手にして、「これください」 と言えばいいだけなので、シャイな僕でも大丈夫♪ で、このお姉さんがまた、なかなか愛想のいいギャルでありまして、「こちらの商品は賞味期限が 12月5日(←10月31日現在) までとなっておりますぅ。開封後はお早めに食べて下さいね♪」 と、にっこり微笑んで、えくらちゃんを手渡してくれたのでありました。 いやあ、いい買い物をしましたなぁ。 ということで、家に帰って、次の日、お土産として会社に持って行きました。 で、1個、自分用として配布されました。


えくらちゃん潮羽二重餅・内包♪ えくらちゃん潮羽二重餅・そのもの♪

 個別舗装なので社内での配布にも便利。 で、袋にもちゃんと “えくらちゃん” のイラストが書かれているところもポイントが高いです。 が、「 “えくらちゃん” って、何や?」 と聞かれてしまって、知名度のほうはさっぱりだったんですけどー。 以前、タカシマくん提供の 「せんとくんクッキー」 が配布された時には、誰も何の疑問も持たなかったんですけどね。 ま、えくらちゃんも 「エチゼンクラゲ入りでっす。」 と説明したら納得して貰えたので、よかったんですけどー。 で、これ、きなこ羽二重餅と違って、きな粉が飛び散る心配がないところも職場のお土産向きですよねー。 机の上に広げた書類がきな粉まるけになったりしたら、味がどうのこうのという問題以前に、ちょっと顰蹙ですもんね。 …と思っていたんですが、羽二重餅ってノーマルでもけっこう、表面が粉っぽいんですよねー。 開封した瞬間、白い粉が飛び散って、 「おお〜」 とか言ってる声が聞こえてきたんですが、そこまでは僕も責任を持てません。 羽二重餅が嫌いな人に嫌いな点を聞いたところ、甘さが40人(39%)、粉っぽさが31人(30%) …という研究結果が出ているですが、確かに白い粉が飛び散るのは弱点と言っていいかも知れませんなぁ。 で、肝心の味のほうなんですが、正直、最初からあまり期待はしていませんでした。 いや、不味いということは無いと思うんですが、事前の調査の結果、エチゼンクラゲ入りと言っても、ちっともクラゲっぽくはなくて、ごく普通の羽二重餅。…という評価が大勢だったんですよね。 で、あまり期待しないで食べてみたんですが、ん、これは!? 意外と美味しい♪ 空港の売店でクラゲ入りでない羽二重餅を試食して、思ったよりも甘ったるいと思ってしまったんですが、えくらちゃんは違いました。 甘さ控えめで、めっちゃ大人の味。 伊達に、アタマに “潮” が付いてたワケではないんですなー。 これなら、甘さが嫌いと回答した 40人(39%) でも、ぜんぜん大丈夫なんじゃないですかねー? ただひとつ、ちょっと残念だったのは同封されていると噂されていた クラゲガールズからのメッセージ が入ってなかったことなんですが、在庫が無くなっちゃったんですかね? ああん、女子高生からのメッセージカード、欲しかったのにぃ。。。

 ということで、餅に関して僕が持ってる持ちネタは、以上です。

 ということで、今日からアルト編です。 とりあえずチャーリー・パーカーから話を進めて行こうと思うんですが、しかしアレですな。 海老と餅、合わせて1本だと、長くなり過ぎるかな?…という気もしていたんですが、案の定ですな。 ま、今日の後半はぜんぜん書くことがないのでいいんですが、先ほど、羽二重餅に関するこんなサイト (↓) を発見しました。 PDFファイルなのでちょっと重いかも知れませんが、たかが餅なのに、こんなに学術的に官能検査とか、やっているんですなー。

  羽二重餅の嗜好特性に関する研究

 最初にこの研究論文を知っていれば、羽二重餅だけで、海老ネタ無しでもイケたのにぃ。…という気がするんですが、とまあそれはそうと、チャーリー・パーカーです。 実を言うと僕はパーカーがさほど好きではありません。 万年筆もパーカーは避けて、もっぱらパイロットを愛用してましたからね。ミューレクスが好きでした。 僕のパーカー嫌いは過去、このコーナーで3枚しか取り上げられてないことからも分かるんですが、連載開始当初はまったく無視してましたからなぁ。 長島スパーランドでバイトして稼いだ金で買った 『チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ〜完全版〜』 で、完全にトラウマになってしまったんですよね。 不完全テイクまで完全に収録って、有り得ないっす。 ぜんぜん聴く気になれないので鮭師匠にあげちゃったんですが、まったく後悔はしていません。 むしろ、清々しています。 で、今回はですね、 『チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス』 です。 ウィズ・ストリングス。いわゆる “ヒモ付き” のセッションばかりを集めた1枚です。 そもそもパーカーが頑張っていた時代というのはレコードといえばEP盤だったので、アルバムという概念が無かったりするんですよね。 おかげでこういう、全部で24曲も入ったCDが出来てしまうんですが、迷惑な話だと思います。 ところでパーカーのウィズ・ストリングスって、 こんなジャケット だったような気がするんですが、この不細工なトリの奴がオリジナルなんすかね? これならさほどジャケ絵を書くのも苦痛ではないので、演奏の中身は度外視して、今回、これを取り上げてみることにしたんですが、ほとんど書くことはないので、軽く流しておきましょう。

 ということで、1曲目です。 「ジャスト・フレンズ」 。 僕は今まで何となく、ジャスト・フレンズというのは、「私たち、いい友達でいましょうね。」 と言われてしまった時の 「いい友達」 の意味。…というふうに解釈していたんですが、よく考えたら、そのように解釈する必然性はどこにもないような気がしてきました。 「まさに友達」 。 単純にそういうふうに考えていいのかも知れません。フレンドではなくフレンズだから、複数形だしー。 心地のいいストリングス (←弦楽器の複数形) に、のびやかなパーカーのアルトが絡み、んー、これはこれで、意外と悪くないかも? それなりにアルトのソロっぽいパートもあったりしますからね。 1949年モノにしては、意外と音質が悪くないのも好印象です。面倒なのでパーソネルは完全に割愛したんですが、スタン・フリードマンという人のピアノ・ソロも聞けます。 でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、次。 「エブリシング・ハプンズ・トゥ・ミー」 。 イントロがキュートです。パーカーの吹きっぷりも良好です。 で、僕、この曲、好きです。マット・デニス、GJ! 3曲目、 「エイプリル・イン・パリス」 。 ウィズ・ストリングス、そろそろ飽きてきました。どれも同じように聞こえてしまいます。 曲があまりにも御馴染み過ぎるスタンダードばかりなのもアレかも知れません。 4曲目、 「サマータイム」 。 夏時間ですなぁ。 民主党政権になって、日本でもサマータイム実施とか、あるんですかね? マニフェストにそんな話は無かったような気もするんですが、とりあえず目新しいものをやりたがりますからな、鳩山くん。 ま、夏まで総理でいられるかどうかは、定かではないんですけどー。 5曲目、 「アイ・ディドント・ノウ・ホワット・タイム・イット・ワズ」 。 長ったらしいタイトルですな。邦題だと 「時さえ忘れて」 となって、スッキリ♪ 6曲目、 「イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー」 。 女子高生はやっぱり、ルーズソックスが一番だと思います。

 7曲目、 「ダンシング・イン・ザ・ダーク」 。 ここから “LATE SUMMER 1950年” のセッションになるので、少しは雰囲気が変わるのではないか?…と期待が持たれます。 が、結果、あまり代わり映えがしませんでした。 そういえば昔、ダンスインザダークという競走馬がいたよね。…という話題を振るに留めておきますが、馬主がジャズ好きだったんすかね? で、次。  「アウト・オブ・ノーホエア」 。 日本語にすると 「どこにも」 ですかー。そうですかー。 9曲目、 「ローラ」 。 その、昔、西城秀樹が歌っていましたよね。 ローラーぁ♪  「傷だらけのローラ」 でしたっけ? 一方、こちらのローラは 「ローラ殺人事件」 の主題歌でしたっけ? 傷だらけでは済まなかったんですなぁ。合掌。 10曲目、 「イースト・オブ・ザ・サン」 。 括弧して ( 「アンド・ウエスト・オブ・ザ・ムーン」 ) とも書いてあります。 月は東に日は西に。 いや、その逆ですな。 与謝蕪村とアメリカ人とでは感性が違うことを示す貴重な資料であると言えそうです。 で、次。  「ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー」 。 久しぶりにあまり馴染みのない曲が出てきたような気がするんですが、どこかで聞いたことのなるメロディのような気もするし、とりあえずバーニー・レイトンとかいう人のピアノ・ソロがちょっとだけ聞けたところは、よかったと思います。 12曲目、 「イージー・トゥ・ラブ」 。 いい爺と、ラバが戯る、動物園。 書くことが無かったので、とりあえず一句詠んでみました。 爺さんとウマ科の動物との交流を描写した、ほのぼのとした作品です。 13曲目、 「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラブ」 。 「恋の気分で」 。 とりあえず適当に邦題を付けてみました。 …と思ったら、実際、そういう邦題が付いていることが判明しました。誰でも考えることは同じなんですなー。 恋の気分で。諦めの境地ですかね? …って、それは 「 (まな板の上の)鯉の気分で 」 。 次。 「アイル・リメンバー・エイプリル」 。 「四月の思い出」 。 四月と言えば、桑名の市ガスは民営化されましたなぁ。東邦ガスが平成20年4月1日に桑名市から事業を引継いだ模様です。 で、伸びやかなパーカーの吹きっぷりも良好です。

 …と、最後に取って付けたようなコメントを付けておきましたが、ここからは 1950年9月17日のセッションとなります。 もはや変化を求める気にもならなかったりするんですが、おっ! これは明らかに、今までとは違いますな。 今までと違って、めっちゃ音質が悪いです。 何故かと思ったら、ライブなんですな、こりゃ。 私家録音なのか、あるいは歯科録音なのか、本職が歯医者では、さほど録音技術に長けてなくても仕方が無いんですが、音が最悪ですなー。 で、これが傾聴に値しない出来なのかと言うと、そんなことはありません。 むしろ、耳を傾けるに相応しい出来だったりするんですが、ライブであるおかげでパーカーの吹きっぷりは今までよりもずっと攻撃的になっております。 Original LP issue は 『ジャズ・コンサート』 というマーキュリー盤なんですな。 カーネギーホールでの録音みたいです。 マーキュリーと言えば胡瓜、カーネギーホールと言えば鴨ネギ、“issue” と言えば異臭騒ぎ…と、色んなものがアタマに浮かんでくるんですが、で、次。  「エイプリル・イン・パリス」 。 それ、さっきもやったやん!…という気がするんですが、今度はそいつのライブ版です。 が、ストリングスのアレンジは、あまり代わり映えがしませんなぁ。 が、パーカーのブロウはスタジオ録音よりもアクティブですな。 でもやっぱり、余計なヒモが入ってないほうが、もっと自由にのびのび吹けると思うんですけどねー。 が、大人数の弦楽器やオーケストラをバックに吹くというのは、ジャズマンにとっての憧れだという話を読んだこともあるし、ま、いいんじゃないですかね、本人さえ幸せならば。 で、以下、 「レペティション」 (←聞いたことのない曲)、 「イージー・トゥ・ラブ」 (←またかい)、 「ロッカー」 (←マリガンの曲らしい) と続いて、とっても楽しかったコンサートは、おしまい。

 で、ここからまた、スタジオ録音に戻ります。1952年1月22〜23日にかけてのセッション。 で、まずは 「テンプテーション」 。 Eメールにファイルを添付って、遺書、ん〜♪ 将来、そういう時代も来るんでしょうな。 21曲目、 「ラバー」 。 雄のウマと雌のロバの合いの子、それがラバ、ん〜♪ 何でも最後に 「ん〜♪」 を付ければいいというものでもない。 そんな気もします。 そもそも元ネタが「ラバー」なので、 「ん」 は余計だしー。 22曲目、 「オータム・イン・ニューヨーク」 。 ニューヨークは秋ですなぁ。 僕はすっかり、ウィズ・ストリングスに飽きてきましたけどー。 先ほどから、ほとんど真面目に演奏も聴いてなかったんですが、もしかして20曲目以降のセッションって、意外と悪くなかったりしませんか? よくよく聞きなおしてみると、弦楽器だけでなく、管楽器もバックに入っているんですな。 おかげでサウンドがゴージャスです。 で、パーカーも結構、アドリブをやってます。 「ラバー」 での吹きっぷり、いいですなぁ。 少なくともキャラブキよりはいいです。あまり好きではないんですよね、キャラブキの佃煮。 雑巾の “から拭き” というのもさほど好きではないんですが、冷たくない分、これからの時期 “水拭き” よりはマシなんですけどね。 で、ここではアルト以外にトロンボーンと、トランペットと、ピアノのソロもフィーチャーされていたりします。 で、 「ニューヨークの秋」 に戻ります。ニューヨークは秋ですなぁ。 ちなみに僕は子供の頃、 “あき” の宮島って、ずっと “秋の宮島” だと思っておりました。春とか夏とか冬に行っても、つまらないところなんだと思ってました。 安芸の宮島やったんか!…ということに気付いたのは15歳を過ぎてからだったと思うんですが、いやあ、オトナになる前に気が付いて、よかったです。 その場をしのぐために、知識や技術などを一時の間に合わせに習い覚えることは “付け刃焼き” でなく、 “付け焼刃” やったんか!…ということに気付いたのは35歳を過ぎてからだったんですけどね。 で、23曲目、 「ステラ・バイ・スターライト」 。 厚く綿を入れた防寒のための日本式の上着。それは “どてら” ばい。 by 九州人。 子供の頃、九州人は吸収が早いという話を聞いたことがあります。

 で、ラスト。  「レプテーション」 。 ライブのところでも演奏されていた奴ですな。 当時、また素性が知れ渡っていなかったんですが、どうやらニール・ヘフティの曲だったみたいです。 どこにいる、「屁、ふっていい?」って、聞く奴。 どこにでもいるような気がします。 ここまで、録音が古いほうから順に整然と並んでいたんですが、ここに来ていきなり、1947年12月に逆戻りしました。余ってたのを1曲、とりあえずオマケで入れておいた。そういうことなんでしょう。真面目に論評するに値しませんな。 ということで、今日は以上です。

【総合評価】

 久々に自己嫌悪に陥るほどの手抜きぶりでありましたな。 でも実際、何も書くことがないんだから、しょうがないよね。 (←反省の色無し。) ジャズに慣れてない人にも拒絶反応が出にくいサウンドではあるので、パーカー入門には悪くない選択だと思うんですけどー。 1952年のセッションに悪くないのがあったので、ま、それでヨシ!…としておきましょう。


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