LIVE AT CLUB MOZAMBIQUE (BLUE NOTE)

LONNIE SMITH (1970/5/21)

LIVE AT CLUB MOZAMBIQUE


【パーソネル】

DAVE HUBBARD (ts) RONNIE CUBER (bs) GEORGE BENSON (g)
LONNIE SMITH (org) JOE DUKES (b) GARY JONES (conga) CLIFFORD MACK (tamb)
【収録曲】

(01-03) I CAN'T STAND IT / EXPRESSIONS / SCREAM
(04-06) PLAY IT BACK / LOVE BOWL / PEACE OF MIND
(07-08) I WANT TO THANK YOU / SEVEN STEPS TO HEAVEN
【解説】 (2007年12月16日更新)

 今、君の手元に財布はあるかな? ある。…という人は、その中からお札を1枚出して眺めて欲しいんですが、1万円札、5千円札、人によっては2千円札なんて代物が使われる機会も無いまま、ひっそりと財布の中に眠っていたりするかも知れません。 が、僕は別にカツアゲをしようというわけではないので、出して貰うお札は千円札で結構です。というか、千円札で無いと困るんですが、生憎、細かいのがないな。…という人は、今すぐ近所のスーパー一号館とかに行って、こわして来てください。レジのところに 「両替はお断りします。」 という貼り紙があったりするので、とりあえず5千円札なり1万円札なりを出して、電球なり消しゴムなりを買うことになるわけなんですが、そうして手に入れた千円札には誰の顔が書いてありますか? そんなの簡単じゃん。夏目漱石じゃん。…と自問自答して、自信たっぷりに財布の中身の千円札を取り出して眺めてみたところ、正解は野口英世だったのでちょっと焦ってしまいましたが、そういえば3年ほど前にデザインが変更になったんでしたっけ?いや、すっかり忘れておりました。ちなみに僕が子供の頃、千円札と言えば伊藤博文だったんですが、岩倉具視の5百円札なんてのもありましたな。岩倉具視なんて、今のヤングな若者の間での知名度はゼロに近いに違いなくて、何、この “いわくら・ぐし” って?…とか読まれてしまいそうなんですが、ちなみに5百円硬貨が始めて登場したのは1982年 (昭和57年) でありますか。僕は当時、中学生だったわけなんですが、安っぽい。オモチャみたい。とてもこれで “うまい棒” が50本買えるとは思えん。…というので、生徒たちの間では評判が今ひとつだったように記憶しております。今ではもうすっかり慣れてしまって、かなり使い勝手のいい硬貨だと評判だったりするんですけどね、5百円玉。 “うまい棒” 50本、普通に買えるしー。

 とまあ、そんな千円札の表の話はどうでもよくて、裏の話をしましょう。千円札の裏には何が書いてありますか?…と聞かれて、即答出来る人はそれほど多くないに違いありません。スーパー一号館で消しゴムを買ってまで千円札を手にして貰った理由がそこにあるわけですが、実物を眺めて見て下さい。そこに書かれている山は何ですか?そうです。富士山です。実物を目の前にすれば、恐らく幼稚園児でも正解が分かるのではないかと思うんですが、では、富士山の下に描かれている湖はいったい何処なのでしょう?…という問題に答えられる人は、さほど多くはないと思います。少なくともアホな幼稚園児ではちょっと苦しいような気がするんですが、知ってる人ならすぐ分かるんですけどね。そうです。正解はここ) です。


<本栖湖> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 とまあそんなことで、行って来ました、本栖湖に。目的は2つ。千円札の富士山を写真に収めることと、マッシュポテトを踊ること。どうしてここにいきなりマッシュポテトが出てくるのか?…とか、そもそもマッシュポテトというのは食べるものであって、踊るものではないんじゃないか?…とか、いろいろな意見があろうかとは思いますが、疑問に思った人は一度、弘田三枝子の 「ヴァケーション」 を聴いてみて下さい。 ヴイ・エイ・シー・エイ・ティ・アイ・オー・ネーヌ、楽しいな♪…という、みんながよく知っている歌です。この歌詞の4番あたりに、マッシュポテトを水辺で、あの人と踊ろう、湖も、呼んでいる♪…というフレーズが登場するんですが、別に本栖湖に限った話ではないものの、湖に呼ばれてしまった以上はやはり、水辺でマッシュポテトを踊らなければならないと思うんですよね。でないと三枝子チャンに申し訳が立ちません。僕は三重県人なので、三枝子チャンの言う事には従順なんですが、ただ、冬は楽しいスキーに行きましょう、白い雪蹴り、寒さなんか忘れ滑るの、GO、GO、GO、GO♪…と言われても、バッテイ手術を2週間後に控えた身としては、ちょっと賛同しかねる点もあったりするんですけど。 そこでまあ今回は写真とダンスの2点に目的を絞ることにしたんですが、僕は今まで何度か本栖湖には行ったことがあるので、撮影ポイントはおおよそ検討がついておおります。だいたいこの辺りです。

本栖湖まっぷ♪

 国道300号線の中之倉トンネルの手前、湖岸道路との分岐点を左に入ったすぐのところにちょっとした駐車場があって、そこがちょうど湖越しに富士山が見える絶好のロケーションになっているんですよね。 が、あまりにも素晴らしいロケーションなので、いつも観光客やらカメラマンやらに占領されていて、車を止めるスペースが空いてないのがネックなんですが、でも大丈夫。その少し手前のところに路肩がちょっと広くなっているところ (撮影ポイントA) があるので、そこに車を止めて撮影に励みましょう。天気がよければ (写真・上) のような作品をモノにすることが出来る筈です。富士山にまだ雪が少なかったのと、午前10時半という時間だと完全に逆光になってしまうのがちょっと残念なんですが、ま、贅沢言うな!…という気がしないでもないんですけど。ちょっとでも天気が悪いと、富士山がまったく見えないというのもよくある事ですからね。右上のほうにフレアが出ちゃったのは減点材料ですが、その分、ちょうど頂上の辺りに飛行機が飛んでいるのがいいアクセントになっているのではなかろうかと。 で、ここまで来たついでなので、例の駐車場のところまで行ってみることにしたんですが、やはり車を止める空きスペースはなくて、仕方なく湖岸道路を更に先に進んでみたところ、公衆トイレのあるちょっとした休憩所のようなところ (撮影ポイントA) があって、そこは運良くまだ空きがあったので、撮影がてら便所も利用させて貰うことにして。観光バスが止まっていて、酔っ払った柄の悪いオッサンが多数見受けられ、かなりウザいものがあったんですが、ここで撮った作品が (写真・下) ということになります。アクセントとして手前に木の枝を配してみたんですが、湖と富士山の風景は先ほどのポイントとほとんど代わり映えはしませんな。案内看板によれば、どうやらここが “五千円札の撮影場所” ということらしいんですが、慌てて財布の中から五千円札を取り出してチェックしたところ、表面は樋口一葉で、裏面はえーと、菖蒲 (あやめ ) か、菖蒲 (しょうぶ) か、杜若 (かきつばた) か何かなんですかね? どうやらここでいう五千円札というのは旧札の話であるようで、新札の場合だと千円札ということになるわけなんですな。いつの間にやら本栖湖と富士山もその資産価値が5分の1になってしまったようなんですが、この写真と新千円札の図案を比較してみると、湖に山の姿が映り込んでない点を除けば、かなり細部までうまく描けているというのがよく分かりますよね。やるじゃん、千円札!

 とまあそんなことで、本栖湖はおしまい♪ あ、もうひとつの目的だったマッシュポテトなんですが、それが一体どういう踊りなのか皆目見当がつかないし、第一、僕と一緒に踊ってくれる “あの人” がいない事には話にもならないので、次回のヴァケーションは是非、楽しいな♪…という事態になるよう期待するしかありません。


<まかいの牧場> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 君は動物は好きかな?僕はですね、まあまあです。少なくとも洞窟よりは動物のほうがマシかな?…という気はするんですが、暗くて狭くて息苦しくて、天井から蛇がいっぱい降ってきたりして、あんなのぜんぜん楽しくなかったりしますからね、洞窟。あんなところに喜び勇んで突入していく川口浩探検隊は相当に物好きであると思わずにはいられませんが、一方、動物のほうはというと、基本的に小動物は好きだったりします。大動物はあまり好きではなくて、中動物は微妙なところだったりして、よって統括的に見ると、まあまあです。…という結論になるわけなんですが、個別でいくと、大は犬の苦手です。あ、テンを付ける位置を間違えました。犬は大の苦手です。どうしてかというと、犬は噛むから嫌いなんですが、犬に噛まれると狂犬病になったりしますからね。ま、噛んだ犬が狂犬ではなく忠犬だった場合には、忠犬病で済む可能性もあるわけなんですが、噛まれた時点で痛いし、傷口が化膿する可能性もあったりするので、やっぱり嫌です。実際に噛まれたことがあるわけではないんですが、犬に噛まれたら痛いだろうな。…というのが何となく想像出来るので、どうしても好きになれません。一方、猫はですね、大好きですにゃ〜 “猫鍋” とか、もうたまらんっ♪ ま、猫にだって噛まれることはあるし、爪で引っかかれると一撃で出血するし、場合によっては “猫ひっかき病” になるし、タオルケットや毛布の上にゲロは吐くし、ウンコだって臭いやん!…という問題があったりもするんですが、そういう幾多の欠点を乗り越えた上で、ただただ可愛いという一点を持って、すべてを許せてしまうんですよねー。 僕は猫が大好きであると同時に、猫大好きギャルというのも大好きでありまして、猫好きギャルとなら一緒に水辺でマッシュポテトを踊ってもいいナ♪…と思うわけなんですが、犬好きギャルとなると、ちょっと微妙なんですけどね。ま、本人が大の犬好きである分にはまったく問題がないんですが、 「ほらほら、ワンちゃん、めっちゃ可愛いやーん!こんな可愛いのにワンちゃんが苦手なんて、サバくんって、ヘン!」 とか言われると、ちょっとムッとしてしまします。ワンちゃんは嫌いでも、ワンタンは好きやから、エエやろ!…とか言いたくなってしまうんですが、大の猫好き♪犬も好き♪サバも好き♪…といった広い心の持ち主であったりすれば、それはそれで素晴らしいことだと思うんですけど。

 とまあそんな趣向の持ち主である僕なんですが、半年ほど前に家で飼っていた猫のクロたんが死んでしまって、ちょっぴり寂しい思いをしております。このところすっかり寒くなって来たので、生き物の温かさが恋しくもあったりするんですよね。生き物の替わりに瀬戸物を抱いてみたところで、あまり温かくはなかったりするしー。 生物 (なまもの) というのもあまり温かいところに放置しておくと腐ったりするので、基本的には冷たかったりするわけで、ここはやはり生物 (いきもの) でないと駄目なんですよね。 とまあそんなことで、 まかいの牧場 というところに行って来ました。いくら景色がいいとは言え、本栖湖だけでは10分くらいしか間が持たなかったので、ちょっと覗いてみることにしたんですが、 “まかいの牧場” って、ちょっと変わった名前の牧場ですよね。中学生の男子なんかは、 “魔界の牧場” やぁ!…とか言って喜んでいるそうなんですが、基本的にアホだったりしますからね、中学生くらいの男子って。 で、どうしてここが “まかいの牧場” などという名前になったのかというと、社長をしているのが “馬飼野さん” という名前だからなんだそうですが、まさに馬を飼うために生まれてきたような苗字でありますな。ちなみに 「てんとう虫のサンバ」 を作曲したのは馬飼野俊一という人なんですが、あの歌はちっともサンバっぽくなかったりするし、それに第一、どうして虫ごときに、 「くちづけせよ!」 などと命令されねばならんのか?…というのが不満で、今ひとつ好きにはなれなかったりします。ま、歌詞のほうは馬飼野クンの責任では無いわけなんですけど。

 とまあそれはそうと、僕はこの牧場で行なわれる “動物ふれあい” のプログラムの中では “牛の乳搾り体験” と “羊の毛刈り” というのに大いにソソられるものを感じてしまいました。どうせなら “ギャルの乳揉み” とか “毛剃り” とか、そういうのを体験してみたいよな!…などというオッサンの意向は無視することにして、僕が牧場に到着したのは、ちょうど第1回目の “牛の乳搾り体験” が始まらんとする時間帯でありました。すでに乳牛の “りんごちゃん” が所定の位置にスタンバイしておりまして、まさに乳を搾られようとしているところでありました。体験希望者が10数人ほど行列を作っているんですが、子供連れの家族ばかりで、独り者のオッサンの姿はありません。僕は純粋に、牛乳というのはどのように作られるのか?…という学術的な興味からこの催しに参加を希望している次第なんですが、これでは周囲から、単なる乳揉み好きのオッサンと誤解される恐れがあります。それではあまりにも不本意なので、泣く泣く乳搾りは断念することにしたんですが、牧場の係の人が若いおねえさんだったりするのも、ちょっと恥ずかしいところでありまして。僕は貧乳フェチの気があったりするので、りんごちゃん、別に悔しくなんかないっ!他の動物と触れ合うから、もういいっ!…と自分に言い聞かせ、後ろ髪を引かれる思いで “ふれあい広場” のほうに行ってみることにしました。ここはですね、うさぎさん・ヤギさん・ミニブタさん・モルモットくんたちがいるよ!みんなと仲良く遊んじゃおう!…という、そういうコンセプトが掲げられているワケなんですが、囲いの中には、おおっ!うさぎさん・ヤギさん・ミニブタさんがたくさん♪

 囲いの外には動物の餌の自動販売機が設置されておりました。100円玉を入れてハンドルをガチャっと回すと商品がボトっと落ちてくる、ビジネスホテルでは “歯ブラシ・歯磨きセット” や “剃刀セット”、もしくは裂きイカやミックスナッツなどのおつまみ販売用に用いられているタイプのマシンです。 おつまみの場合は300円くらい取られて、ぼったくりやん!…という気分になるのが常なんですが、動物の餌は100円だから値頃感がありますよね。100円玉を1枚入れてハンドルをガチャっと回すと、最中アイスのようなものが1個、ボトっと落ちてきます。最中の皮の中には半生タイプのドッグフード状のものが入っているんですが、見た目、普通の最中アイスなので、お子様が間違って食べないように注意が必要です。ちなみに僕は39歳にもなっているので、これは自分で食べるものではないんだ。動物にあげるものなんだ。…ということが理解出来るくらいの分別はわきまえております。 が、頭では分かっていても、ついつい自分の口の中に入れてしまいそうになるんですが、この牧場の “ふれあい広場” は、それを許さない空気が漂っておりました。餌の匂いを嗅ぎつけて、すぐに寄って来ちゃうんですよね、ヤギたんが。 ヤギたんは大中小で分類すると、中動物の仲間ということになるのではないかと思うんですが、メエメエと鳴きながら近付いて来て、いや、何とも可愛いものですなぁ♪ 瞬時に自分がペーターになった気分を味わうことが出来るんですが、おおっ、ミニブタちゃんまで寄って来ましたな。皇太子さまのところの愛子さまも大の動物好きで、中でも御料牧場の小ブタちゃんがお気に入りなんだそうですね。本来は食用として飼われているものなんですが、そうなってくると食べちゃうわけにもいかず、どうやら命拾いしそうな情勢なんですが、確かに可愛いブタちゃんを食べちゃうなんて、もってのほかだと思います。先生、僕、これからは豚カツを食べるのをやめるよ!豚肉の生姜焼きだって、もう一生食べないっ! そう心に誓った次第でありますが、牧場というのは人を菜食主義者に変えてしまうところなんですよね。これからはずっとキャベツとか白菜とか大根とか人参とか、そういうものを食べて生きていこうと思います。肉が食べたくなっても、ガンモドキで我慢します。

 最中エサを手で割って可愛いヤギたんにあげていたら、横のほうからミニブタがエサを横取りしようと突進して来ました。おおっ、ブタたんもエサが欲ちいのかぁ♪ 僕が優しい気持ちになってブタにもエサをあげようとしたその瞬間、痛っ!ブタに手を噛まれたっ!! 思わず取り落としてしまった残りのエサをブタ野郎がガツガツと食べておりまして、このクソ豚ぁ!何さらすねんっ!もう許さんっ!明日からもう、豚肉ばかり食ったるっ!スライスして “豚しゃぶ” にしたるっ!生姜醤油につけて焼いたるっ!ころもを付けて豚カツにもしたるっ!タコ糸で縛ってチャーシューにして、ラーメンに入れて、食ったるっ! 菜食主義者は一転して凶暴な “豚食い男” に変身することになるんですが、以後、僕はブタを一切無視してヤギたんとウサギたんだけにエサを上げることにしました。 何でもいいけどここのヤギはめっちゃ人懐っこいんですよねー。 エサ欲しさのあまり、2足で立ち上がって襲って来たりするのは、ちょっと度を越しているんじゃないか?…という気もするんですが、ウサギたんだって負けておりません。以前、エサを自由にあげてもいいシステムにはなっていないところで飼われていたウサギたんと触れ合う機会があったんですが、これがまた愛想もへったくれもないヤツらでありまして、猫に比べてウサギというのはどうも今ひとつ面白くない。…というのが僕の印象だったんですよね。 が、ここで飼われているウサギたんは白いのも、黒いのも、まだら模様のヤツも、尾が黒いのも、尾も白いのも、面白いように僕に近寄ってきてエサをおねだりするのでありまして、モテモテのサバ君は “ウサたんハーレム” 状態♪ああん、めっちゃ可愛い♪ 本妻ウサギに、2号さんウサギ、更には援助交際の女子高生ウサたんまで、まとめて面倒をみて、ウハウハ気分に浸っていた次第でありますが、ただウサギにエサをあげようとすると、ただちにヤギたんやミニブタ野郎がやってきて、横取りしようとするので気が気ではないんですけどね。おちおち、落ち着いて写真も撮っていられません。

 あとはえーと、ハムスターもおりました。檻の中に寿司詰め状態になってチウチウないているのと、オープン展示になって子供たちにサワられまくっているのと、2つのタイプがあったんですが、果たしてどっちのハムたんが幸せなんだか。ちなみにサバ家ではクロたんがいなくなってから、ネズミが跳梁跋扈する事態になってしまっているんですが、夜な夜な天井裏をドタバタと走り回っていて、時折、チウチウという鳴き声も聞こえてきたりします。恐いのでとりあえず放置しているんですが、一度だけ階段の下で鉢合わせしたことがあって、びっくりして段を踏み外しそうになってしまいました。バッテイ手術前にまた怪我をするとろこでしたが、そんなドブネズミ野郎と違って、ハムたんはふわふわしていて、可愛い♪…ですなー。 僕ってけっこうハムたん好きなのではないか?…というのを再認識した次第でありますが、無論、ソーセージとかウインナーも大好きだったりするんですけど。 それに比べて、どうしても好きになれなかったのがブタの野郎でありまして、エサを横取りされまいと警戒しながら様子を窺っていると、時折、あちこちから、痛っ!…という悲鳴が。噛まれてる、噛まれてる♪ 凶暴なので誰からも構ってもらえず、腹が減って自棄をおこして、エサを強奪しようとしては、ますます嫌われる。…という悪循環に陥っているようなんですが、おかげで性格もすっかり荒んで、完全にグレてしまっております。 中学生の頃に不良に走った少年が世間から冷たくされて、ますます気分がやさぐれてしまって、オトナになって凶悪な犯罪に走るという構図を目の当たりにした次第でありますが、いや、決して同情なんかしません。人の手に噛み付いたりするから悪いのであって、言わば自業自得ですよね。誰からも相手にされなくて、いい気味だと思います。ブタなんて奴らはコンクリート詰めにされたり、腸詰めに加工されたりして当然だと思わずにはいられません。

 とまあ、ブタに冷たい視線を送っていた僕なんですが、帰り際に信じられない光景を目にしてしまいました。若いギャルが1人、しきりにブタに構おうとしているんですよね。追いかけていって背中をナデナデしたりして、ああっ、そんなことしたら、手をガブっと噛まれる!…と、見ているほうが気が気ではなかったんですが、驚くことにそのブタは反撃に出ることもなく、大人しくそっと撫でられるのに身をまかせております。そのうち、猫のようにゴロンとお腹を向けて、気持ちよさそうに目を細めたりもしはじめて、恐るべし、ブタ遣いギャル!! いや、ブタなんて生き物があんなに人になつくとは、思いもよりませんでした。 世間を拗ねていた不良少年が思わぬ人の優しさを受けて、心を入れ替えて真人間へと更正していく様を目の当たりにした思いでありますが、いや、僕の考え方は間違っていたのかも知れません。おねえちゃん、僕、もうこれからは豚を虐めるの、やめるよ!豚カツを食べるのもやめるよ!豚肉の生姜焼きだって、もう一生食べないっ! そう心に誓って “ふれあい広場” を後にした次第でありますが、すると手作りソーセージや富士宮焼きそばを売っている屋台が目に入ったので、迷わず購入。いや、僕はソーセージの類には目がなかったりするんですよね。腸詰めフェチとでも申しましょうか? で、富士宮焼きそばのほうも麺がモチモチしていて、 “肉かす” もたっぷり入っていて、とっても美味しかったです。豚の背脂や三枚肉を熱してラードを搾り取った、その “かす” なんだそうですけどね、肉かす。豚くん、なかなかいい仕事をしてくれているんですが、とまあそんなことで、僕はすっかり満足して牧場を後にしたのでありました。おしまい♪

 とまあそんなことで、今日はロニー・スミスなんですが、この人はアレです。ドクター・ロニー・スミスというのと同じ人なのではないかと思われます。ロニー・リストン・スミスという人とは別人なのではないかという気がするんですが、リストンのほうはアレですよね。リスと豚カツが好きな事で知られているキーボード奏者ですよね。一方、ただのロニー・スミスのほうはターバンを巻いたりすることもあるオルガン奏者として知られているわけなんですが、今日紹介する 『ライブ・アット・クラブ・モザンビーク』 というアルバムではターバンを巻かずに普通に帽子を被ったりしております。1970年、クラブ・モザンビークというところで行なわれたライブの模様を収録したものらしいんですが、モザンビークというのはアレですよね。アフリカ大陸の南東部に位置し、首都はマプト、公用語はポルトガル語で、大統領はアルマンド・ゲブーザであるという、そういう国だったりしますよね。僕はゲブーザ君の外交姿勢に関して、言いたいことがいくつかあったりするんですが、このライブが行なわれたクラブ・モザンビークというのはこの国と直接的な関わりがあるわけではなく、所在地もミシガン州のデトロイトだったりするようなので、今回、その問題には敢えて踏み込まないことにして。ま、外交姿勢と言ったところで、ゲブーザという名前は日本人にはちょっと発音しにくいんじゃないか?…という、ただそれだけの話なんですけど。何もそこまでむきになって名前に濁点を付けなくても、 “ケブーサ” くらいで十分にやっていけるんじゃないかという気がするんですが、果たしてどんなものなんでしょうか? とまあそれはさて置き、このモザンビークでのライブ盤はですね、録音当時はオクラ入りになっていたのが、1995年になってようやくCDとして発売されたという経緯があるようです。同じモザンビーク物としてグラント・グリーンのライブ盤も日の目を見たりしておりますが、ロニー・スミスのほうの作品にはギタリストとしてジョージ・ベンソンが参加しているというのが目を引くところでありましょうか。ベンソンくん、今ではすっかり俗化してしまいましたが、元を正せばグラント・グリーンを彷彿させるスタイルの立派なジャズ・ギタリストだったりするんですよね。当時のファンにしてみれば、 「ジス・マスカレード」 のベンソンなど、便槽に捨てたくなっちゃうかも知れませんが、個人的にはポップなベンソンというのもけっこう好きだったりするんですけど。 その他、素性はよく分からんのですが、バリサクとテナーサックスが1本ずつ入っていて、ベースにコンガにタンバリンなんかも参加していて、一体どんなサウンドに仕上がっているのか見当が付かなかったりするんですが、とりあえず1曲目から聴いてみることにしましょうか。

 まず最初は 「アイ・キャント・スタンド・イット」 でありますか。僕はこの曲名を見たとき、一瞬、 「アイ・キャン・ゲット・スターティッド」 (日本名 「言い出しかねて」 ) か?…と思ってしまったんですが、よく見たらそうではなくて、ロニー・スミスのオリジナルでありました。有名なスタンダード・ナンバーだよね。…などと言い出さなくてよかったと思いますが、8ビートっぽいリズムに乗った、ファンキーというよりファンクといった感じのサウンドでありますな。あるいはレア・グルーヴとでも言うんでしょうか?いかにも、ナマのグルーヴやな!…という気がするわけなんですが、ロニー・スミスと思しきオニイサンが、 「あーい・きゃんと・すたーんど・いっと♪」 と歌を歌って、それにベンソンのギターが、じゃじゃっ、じゃっじゃじゃっじゃ♪…と応えるという、そういうアレになっております。歌が終わると今度はオルガンが登場して、じゃじゃっ、じゃっじゃじゃっじゃ♪…の担当もテナーとバリトンのサックス2人組に替わったりするんですが、いや、何だかカッコいいですな、これ。 オルガンのフレーズに合わせてロニー・スミスと思しきオニイサンがスキャット風に歌ったりすることろなど、後年のベンソンのスタイルを彷彿させるものがあるんですが、従来のオーソドックスなジャズとはちょっと違った世界が展開されております。 となると、保守的な僕のようなタイプの人からすると、やや不満に覚えてしまうのではないかと懸念されるわけなんですが、続いて登場するロニー・キューバーという人のバリサク・ソロは必要十分にジャズ的なアドリブを展開しておりまして、続くベンソンのギター・ソロも大いにグルーヴが感じられて、秀逸です。いや、熱いですな、こりゃ。 中間部ではロニー・スミスと思しきオニイサンの 「あー、あー、あー、あー、(中略)、へーい♪」 といった掛け声も聞かれ、以後、サックスの、じゃじゃっ、じゃっじゃじゃっじゃ♪…をバックにしたオルガン・ソロが繰り広げられることになるんですが、いや、熱いですな、こりゃ。 熱気ムンムンで、めっちゃ盛り上がってるやん♪…と思っていたら、急にフェイド・アウトして演奏が終わってしまって、ちょっぴり腰砕けではあるんですが、いかにもクラブとかでヤングな若者たちが盛り上がりそうなサウンドなのでありました。華道部とかのクラブでも、きっとノリノリになっちゃうに違いありません。

 ということで、次です。 「エクスプレションズ」 。コルトレーンとかにありそうなタイトルなんですが、これもスミスのオリジナルなんですな。パーソネルを見ると打楽器系はコンガとタンバリンしかクレジットされていないんですが、この曲は派手派手なドラムの音で幕を開けることになります。ゲイリー・ジョーンズという人が下痢にも負けず元気にタイコを叩いているんでしょうか? 続いて登場するテーマは2管のユニゾンで演奏されているんですが、シンプルながらもドライブ感があって、何ともカッコいいテーマでありますな。で、続いてロニー・キューバーのバリサク・ソロになるんですが、これがまた、バリバリにバリトン・サックスでありまして、途中、ストップタイムを用いたりしながら、素晴らしくクールでハードなアドリブを展開しております。続いて登場するデイブ・ハバードと思しきオニイサンの吹くテナー・ソロも壮絶ですね。ソウルなような、ハード・バップのような、それでいてちょっぴりモーダルに聴こえたりもする迫力満点のブロウには身の毛がよだつ思いでありますが、剃毛とかをすると、よだつ毛が無くなっちゃうわけなので、やはり毛というのは大切にしたいところですよね。バッテイ手術に先立ち、左足のスネ毛は剃られちゃうことになると思うんですけど。 続くベンソンのギター・ソロに入ったところで、迫力という点ではちょっぴり小休止という形になるんですが、それも最初のうちだけで、やがてベンソンは斬新なフレーズを交えたりして、次第に熱いプレイへと展開していくことになります。中盤はドラムスとの対話みたいになったりもするんですが、そこを乗り越えるとやがてロニー・スミスも乱入して来て、再び大いに盛り上がることになります。以下、オルガンのソロにスイッチして三度目の盛り上がりを堪能したところで、テーマに戻って、おしまい。…と見せかけておいて、観客が大いに沸いたところで、スミスは尚もピャラピャラとオルガンを引き続け、最後をドラムスが締めることになるんですが、この部分はちょっと余計でありましたか。 ま、いずれにせよ、11分24秒という長尺演奏であるにも関わらず、最後まで息をつかせる暇もないほど充実しておりまして、聞き終わったあと、ぐったりと心地よい疲労を感じることになります。

 が、疲労にカラダを委ねる間もなく、3曲目の演奏が始まりました。 「スクリーム」 という曲です。僕はアイスクリームが大好きで、中でもソフトクリームには目が無かったりするんですが、 “まかいの牧場” で食べたソフトクリームは、まあまあでありましたな。牧場産でありながら乳味がやや希薄で、どちらかというとさっぱり系だったんですが、前日、清里の清泉寮で食べたソフトクリームはかなり濃厚で美味しかったんですけどね。ま、さっぱり系もそれはそれで美味しかったりするんですが、「スクリーム」 というのは一体どういうものなんですかね?愛のないアイスクリームみたいな感じ? 調べてみたらどうやら “悲鳴をあげる” といった意味のようなんですが、驚き・恐怖・苦痛によるものだけではなく、悦びのあまり、思わず声が出ちゃうというのも含んだ言葉であるようなんですけど。 これまたロニー・スミスのオリジナルでありまして、というか、最後の2曲以外はすべてそうなので、以後、特に明記をしないという方針で進めていきたいと思うんですが、ディープでファンクなサウンドでありますな、こりゃ。バリトンとテナーの、ず太いハモリが何とも言えずにカッコいいです。スミス君、作曲家としてもなかなか優れた才能の持ち主であると言えそうです。演奏のほうはまずロニー・キューバーのバリサク・ソロがあって、これはわりとオーソドックスな感じだったりするんですが、ストップ・タイムを効果的に用いたりしているところが、なかなかイケてると思います。清里で会社のお土産用に買った“牛乳もち”というお菓子も、牛乳の持ち味と餅の持ち味が効果的に用いられていて、なかなかイケていたんですが、中に練乳の入った羽二重餅って感じ?少なくとも “兵六餅” よりは子供にも喜ばれると思うんですが、 海苔とかが入っていて、子供心にはかなり迷惑なお菓子だったりしますからね、兵六餅って。 で、続いてベンソンのギター・ソロになるんですが、やましいところがみじんも感じられない、立派なジャズ・ギターであると評価していいと思います。続いてデイブ・ハバードのテナー・ソロになるんですが、この人は若干、R&Bっぽいアプローチであったりもするんですが、ま、概ねよく頑張っていると評価してもいいのではなかろうかと。続くロニー・スミスのソロもきっちりオルガン・ジャズしているんですが、泥臭さはウンコ臭さは希薄でありまして、真っ黒ではあるんですが、わりと洗練されているというか、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。

 4曲目、「プレイ・イット・バック」。 これはアレです。8ビートっぽいリズムの、かなりベタな感じのリズム&ブルース風のナンバーではあるんですが、リズムと、理詰めと、指詰めと、ピーマン肉詰め。僕はこの3つの中ではピーマンの料理がいちばん好きだったりするんですが、ジャズやファンクは理屈でやるものではないですからね。テーマの後、ロニー・キューバーのソロになるんですが、いや、この人、このアルバムでは予想以上の大活躍ですよね。どういう人なのかと思ってググってみたら、ぜんぜん関係ないのも混じっているのかも知れませんが、とりあえず1910件ほどヒットしたので、わりと有名な人だったりするのかも知れません。ま、兵六餅の6500件に比べると、知名度という点では3分の1以下だったりするんですけど。続いて登場するジョージ・ベンソンは75500件で、さすが!…という感じなんですが、ギターの腕前もなかなか確かだったりしますしね。とまあそんなことで、最後にスミスのオルガン・ソロがあって、テーマに戻って、おしまい。 ライブなので1曲の演奏が長い上に、全部で8曲も入ったりしているので、聞いてるほうも、書いてるほうも、次第に疲れてきちゃったんですが、5曲目は 「ラブ・ボウル」 でありますか。 「愛のボウル」 というのは一体どんな物なのか、まるで見当が付かないんですが、これがもし 「玉子ぼうろ」 だったら、何となくその味が想像出来たりするんですけど。乳幼児にはけっこう人気だったりしますよね、玉子ぼうろ。 年寄り向けには “蕎麦ぼうろ” などという食い物もあったりしますが、僕はどちらもあまり好きではありません。内藤やす子の 「思い出ぼろぼろ」 は、けっこう好きだったんですけど。 で、一方、 「愛のボウル」 はどうなのかというと、レア・グルーヴでありますな、こりゃ。 オルガンの呼び掛けに、2本のサックスが応答する形でテーマ部が進められていくんですが、なかなかキャッチーなメロディで悪くありません。これならキャッチ・セールスに引っ掛かっても、やむなし。…といった感じなんですが、業者は異性にモテなさそうな男女を重点的に狙っているらしいですからね。僕も注意しなければなりません。今回、ヤギたんやウサギたんには大いにモテたんですが、異生物はともかくとして、僕は異性にモテたというためしがないですからね。 ソロ先発はベンソン、ソロ後発は、えーと、テナー・サックスのデイブ・ハバードでありましょうか?名前からしてデブで幅のあるキャラではないかと思われるんですが、ちょっぴり世の中を舐めているような風情の吹きっぷりは、なかなか味があって悪くないです。世の中を舐めてこその “なめ猫ブーム” でしたからね、僕の中学生時代って。 とまあそんなことで、ソロ3番手はロニー・スミスで、テーマに戻って、おしまい。

 6曲目、 「ピース・オブ・マインド」 。 “心の平和” をテーマにした作品でしょうか? 大切ですからね、平和。世の中が平和でなければ、なかなか平和寿司の並寿司を出前で取ることも出来ないんですが、そういえば最近、ぜんぜん食べていませんな、平和寿司の寿司。 馬道と矢田に店舗があって、電話をする時、どっちだったか迷うことになるんですが、最近はアピタの “寿司御殿” で買った持ち帰り寿司ばかりですからね。それだけサバ家が平和では無くなっているのかも知れませんが、ま、普通に美味しいから別にいいんですけど、寿司御殿。 で、一方、 「心の平和」 のほうはどうかと言うと、これはアレですな。ボーカル入りなんですな。ロニー・スミスの歌は決してうまいとは言えないんですが、その分、下手です。下手ではあるんですが茄子のヘタのような味わいがあったりして、いや、硬くて食べられたものではなくて、捨てるより他にしょうがなかったりするんですけどね、茄子のヘタ。生姜醤油をつけてみても駄目です。煮ても焼いても食えたものではなくて、ま、そんなヘタに比べれば、スミスのボーカルはかなりマシであると言えそうなんですが、歌というより、詩の朗読みたいな感じで始まって、後半はほとんどシャウトになったりして、ライブとしては1曲、こういう隠し玉があったりすると、大いに盛り上がるのかもしれませんね。なかなか多才なキャラであると言えましょう。羨ましいですなぁ、多才な人と、一夫多妻制。僕もウサたんを相手に、ちょっとだけその気分を味わうことが出来たんですが、ということで、7曲目です。 「アイ・ウォント・トゥ・サンク・ユー」 。ここに来て、さすがに持ちネタが尽きたのか、作曲者としてS.ストーンという名前がクレジットされております。スカスカしたリズムのポップな曲調の作品でありますが、バリトンとテナーの2サックス編成がなかなかいい味を出しております。デイブ・ハバード、ロニー・キューバーの順でソロがフィーチャーされることになるんですが、いずれもジャズとして十分、傾聴に値する出来でありまして、続くジョージ・ベンソンのギターも頑張っております。で、最後にオルガンのソロがあって、テーマに戻って、おしまい。さ、残すところあと1曲ですね。もうちょっとの辛抱です。

 アルバムの最後を飾るのはビクター・フェルドマンのオリジナル…というより、マイルスの演奏で名高い 「セブン・ステップス・トゥ・ヘヴン」 。日本名、 「天国への7つの階段」 でありますか。僕は今まで天国には一度も行ったことが無く、 “天国” (てんくに) という天麩羅屋にも行ったことがないので、果たして本当に7つの階段を上っていくものなのかどうか定かではないんですが、曲そのものはかなりヘンだったりします。それに合わせて、演奏のほうもかなりヘンになっていたりするんですが、ピャラピャラというオルガンの無節操な音色は都会の喧騒を表現したものなんでしょうか? 「ア・フォギー・デイ」 や バド・パウエルの「パリジャン・ソロフェア」 といった曲ではよく聴かれる手法なんですが、それを天国にまで応用するよいうのはどうか?…という気がしないでもありません。天国というのは意外と雑然としたところだったりするのかも知れませんが、ファンク系とはまた一味違ったタイプのサウンドでありますので、ま、変化という点ではそれなりに評価できるかも知れません。急速調で展開されるキューバー、ハバード、ベンソン、スミスの各ソロは、いずれも短めの小節数ではあるんですが、ジャズ的な創造力に満ち溢れておりまして、無駄に長くないところもアルバムの締めとして、いい試みなのではないでしょうか? 最後のところはフロント陣が同一フレーズをただひたすら反復リピートする中、スミスのオルガンが少しゆっくり目のテンポで寛いだムードのアドリブを繰り広げておりまして、最後は再びテンポが速くなって、フリーな集団即興演奏みたいになって、チャンチャン♪…で、おしまい。 とまあそんなことで、今日のところは以上です。


【総合評価】 ある意味、ジャズというジャンルを超越したと言ってもいい、怒涛のライブであります。ファンクですな、こりゃ。どちらかというと、純粋なジャズ・ファン以外の人種にウケそうなサウンドなんですが、ロニー・キューバーやジョージ・ベンソンらの頑張りもあって、アドリブ・パートは熱血硬派なジャズ好きの人でも十分に楽しめるのではなかろうかと。無論、ターバン前のロニー。スミスだって頑張ってます。国連のガンバリ特使にも負けない、そんな熱い1枚なのではないかという気がします。


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