さ、 “試験に出ろ 電験三種” の第3回目でありますな。 僕はこのところ、大垣市の某水源地で機械設備の工事に従事しているんですが、同じ現場の電気工事は “ト○デン” という地元の業者が施工をしております。社長のおっさんの他に、あんた、絶対に血ィつながっとるやろ?…としか思えない、社長とクリソツのギャル(?)が、たまに来ていたりするんですが、いや、性格はよさそうなオネーサンなんですけどね。 ま、顔のほうはは社長にそっくりということで察して頂きたいと思うんですが、どうやら既に結婚しているらしく、 「蓼食う虫も好きずき」 やね。…と思わずにはいられません。 などと失礼なことを言ってはいけませんが、もうひとり、若い兄ちゃんも来ておりまして、そっちのほうが何だか可愛く見えたりするくらいなんですけど。 で、この兄ちゃんが “電験三種” を持っているそうなので話を聞いたんですが、最初の年に “法規” と、もう1科目に合格して、次の年は駄目で、3年目に残りの2科目を取ったということでありました。 やはり1年目は “法規” 狙いというのがパターンなんすかね? ほんの少しは希望の光が見えて来たような気がしないでもないので、さ、頑張ってみましょう。
( ※ 空欄をマウスでドラッグすると正解が表示されます。 )
電気使用場所における使用電圧が低圧の電路の電線相互間及び電路と大地との間の絶縁抵抗は、開閉器又は過電流遮断器で区切ることのできる電路ごとに、次の値以上でなければならない。 ・ (1) 対地電圧150V以下 : [0.1MΩ]以上 ・ (2) 使用電圧300V以下で(1)以外の場合 : [0.2MΩ]以上 ・ (3) 使用電圧が300Vを超える場合 : [0.4MΩ]以上 |
・ 屋内に施設する電動機(出力が[0.2kW]以下のものを除く。)には、[過電流]による当該電動機の焼損により火災が発生するおそれがないよう、[過電流遮断器]の施設その他の適切な措置を講じなければならない。ただし、電動機の構造上又は負荷の性質上電動機を焼損するおそれがある[過電流]が生じるおそれがない場合は、この限りでない。 |
・ [粉じん]の多い場所に施設する電気設備は、[粉じん]による当該電気設備の絶縁性能又は導電性能が劣化することに伴う感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない。 |
次の各号に掲げる場所に施設する電気設備は、通常の使用状態において、当該電気設備が点火源となる爆発又は火災のおそれがないように施設しなければならない。 ・ [可燃性のガス]又は[引火性物質の蒸気]が存在し、点火源の存在により爆発するおそれがある場所 ・ [粉じん]が存在し、点火源の存在により爆発するおそれがある場所 ・ [火薬類]が存在する場所 ・ セルロイド、マッチ、石油類その他の燃えやすい危険な物質を[製造]し、又は[貯蔵]する場所 |
・ 最大使用電圧が7000V以下の高圧電路や機械器具は、最大使用電圧の[1.5]倍の電圧を連続して[10分]間加えて試験したとき、これに耐えること。 ・ 電線にケーブルを使用する電路では、充電電流により試験用変圧器の容量が大きくなるので、交流試験電圧の[2]倍の直流で試験してもよい。 ・ 交流の回転機では、交流試験電圧の[1.6]倍の直流で試験してもよい。 |
・ A種接地 : 抵抗値[ 10Ω]以下で、接地線は引張強さ[1.04kN]以上 ([2.6mm]以上の軟銅線) とする。 ・ C種接地 : 抵抗値[ 10Ω]以下で、接地線は引張強さ[0.39kN]以上 ([1.6mm]以上の軟銅線) とする。 ・ D種接地 : 抵抗値[100Ω]以下で、その他の条件はC種接地と同じである。 |
で、これがもし軟銅線の直径で出題された場合はA種が 2.6mm、C種が 1.6mmということになるんですが、トルコのええ(A)風呂(2.6)、サービスいろいろ(1.6)、Cまで可。なんと(軟銅)! なんと!…と驚くほどのことでもありませんが、その昔、日本在住のトルコの青年が、ワタシの国に、こんなスケベな風呂、無いアルよ。…と、当時の厚生省に名称変更を訴え出て、“トルコ風呂” から “ソープランド” という名前に変更されたんだよね。…という歴史的な事実を知っている世代であれば、何となく理解できる話なのではなかろうかと。 とまあ、それはそうと、B種接地はどうなったんだ?…と疑問に思われる人がいるかも知れませんが、B種はあまりにも定義が複雑過ぎて、とても語呂合わせでは対処出来ないので、捨てました。 このコーナーは “試験に出る 電験三種” ではなくて、あくまでも “試験に出ろ〜” でありますので、実際に出るかどうかは僕の知ったことではありません。もしB種接地の問題が出たりしたら、運が悪かったね。…と思って諦めて貰うしかありませんが、とまあそんなことで、今日のお勉強はおしまい。
ということで、今日はイリノイ・ジャケーです。有名ですよね。いや、一般的な認知度はかなり低いような気がするんですが、うちのサイトではわりと有名です。どうしてなのかというと、最近はあまり登場しなくなった@鮭師匠のハンドル名の “鮭” というのが、 “イリノイ・鮭” から来ているからなんですが、ちなみに、かれい技師の “かれい” というのはデヴィッド・マレイに由来するものでありますな。 そういえばアーネット・昆布という青年もいたりしましたが、他にもコゾクラ1号 (←呼び捨てかい。) とか、元気なんすかね? かつてはオフ会を開催すれば4人くらいは何とか集まるくらいの盛況を誇った 『塩サバ通信』 も今ではさっぱりでありまして、1週間ほど前、奇跡的に2人ほどの書き込みがあった掲示板も、元の “更新しました掲示板” に戻りつつあるわけですが、それはそうと地元の有力企業@水谷建設が所得隠しでエラいことになっておりますな。この調子では今年の桑名水郷花火大会が危ぶまれるところでありますが、全体的に盛り上がりに欠ける嫌いのある花火大会で、唯一のウリと言えるのが二尺玉の花火なんですよね。2年前までは “柿安” 提供の1発だけだったんですが、去年は水谷建設も1発打ち上げて、大いに盛り上がりました。土建屋、儲けとるなー。 と思ったら、脱税していたんですね。 ま、デカい花火で地元に還元してくれるのなら別にそれでいいんですが、今年は是非“みそぎ” の意味で三尺玉あたりを10発ほど打ち上げて貰いたいところであります。 ま、脱税騒ぎでそれどころじゃない!…というので、今年は寄付金ゼロになっちゃう公算が非常に強いんですけど。 とまあそんなことで今日は 『デザート・ウインズ』 というアルバムを紹介したいと思うんですが、ジャケットにはジャケーの姿が無くて、ジャケ絵を書くのが楽そうなところがいいと思います。ピアノがトミー・フラナガンというのもポイントが高いし、ま、ギターやコンガが入っていたりするのはどうか?…という気がしないでもないんですが、ラテン・ドラムスなんてのが入っているところを見ると、おそらくソッチ系の作りなのでありましょう。 『砂漠の風』 というタイトルは、少なくとも『サバ食う風』 よりはマシなような気もするし、サバでは何だか生臭い風しか吹いてこないような感じがして、ちっとも爽やかではないですからね。 とまあそんなことで、では1曲目から聞いてみることにしましょうか。
まず最初は 「ホエン・マイ・ドリームボート・カムズ・ホーム」 という曲です。 ドリームボートというのは、夢のフネのことだと思うんですが、どうしてそんなものが家に帰って来るんですかね? フネが帰宅する家と言えば、サザエさんのところくらいしか思い浮かばないんですが、調べてみたら “dreamboat” というのは “最もすてきな人” という意味なんだそうです。 素敵な人、知的な人、無敵な人、トンテキな人。 この4つの中では、トンテキが一番いいかな?…という気がするんですが、素敵な人というのも悪くないですよね。 で、そんな素敵な人が家に帰ってくるとなれば、自然と気分もウキウキしちゃう “うきえさん状態” になっちゃうわけですが、いかにもそんな雰囲気のハッピーな曲調&演奏でありますな。大らかなアメリカ西部の農村地帯といった感じのジャケーの吹きっぷりは、ジャズってやっぱり、都会の夜の哀愁だよねー。 と思って入る人にとっては許し難いほどの泥臭さでありますが、ま、続くケニー・バレルのギターと、フラナガンのピアノ・ソロはなかなか洒落た仕上がりとなっておりますので、しばらく我慢して貰うとして。 いや、バレルのギターもさほど都会的ではないんですが、茨城県ひたちなかの市くらいには洗練されているような気がしないでもないですよね。トミ・フラは北海道の富良野ですか。いや、フラの部分が韻を踏んでいるからという、ただそれだけの理由なんですけど。 ということで、テーマに戻って、おしまい。 アルバムの1曲目を飾るにはあまりにもインパクトの弱いお気楽ソングでありましたが、でも大丈夫。次できっと何とかしてくれるに違いありません。
という、その期待の2曲目でありますが、アルバム・タイトルにもなっている 「デザート・ウインド」 という曲ですね。アーゴ・レーベルのプロデューサー、というか、ここではプレスティッジと同じくスーパーバイザーと呼ばれているようですが、とにかくまあ、そのような役割を担っているエズモンド・エドワーズという人が書いた曲であります。この人は他にもアルバム・カバー・アートのデザインも担当しておりまして、正直、あまり美術的な才能は感じられないんですが、作曲のほうのセンスはですね、群を抜いて抜群だと思います。 この曲も、いかにも砂漠の風らしいエキゾチックで哀愁を帯びたメロディに仕上がっておりまして、フネさん帰宅するの曲なんかより、よっぽど日本人好みだと思います。コンガのチャカポコ・リズムも実に効果的でありますな。あまりよく分からんのですが、恐らくラテン・ドラムスというのも地味に叩かれていたりするんでしょう。 で、魅惑的なテーマに続いてテナーのソロになるんですが、ここでのジャケーはあまり泥臭さが感じられず、ま、多少、トロくさいところがあったりもするんですが、あ、トロくさいというのはアレです。大トロとか、中トロとか、ネギトロとか、スカトロの匂いがするということではなくて、動作がのろのろしていて、どんくさい。…といった意味なんですけどね。 でもまあ、そのトロいところが、なかなか味わい深かったりするんですが、続くバレルのソロもなかなかいい仕上がりでありますな。ギターやコンガが入っていたりするのはどうか?…などと書いた僕の発言はこの場で撤回しておきたいと思いますが、で、続いてピアノ・ソロが来るのかと思ったら、そのまま後テーマに戻ってしまって、おしまい。 いや、いい曲だけにもう少し長く聞きたかったところなんですが、ちょっぴり物足りないというか、もったいない気がしないでもありません。
次、 「スター・アイズ」 。 昔の少女漫画ではよく、主人公のお目目が星で一杯になったりしましたが、ああいう状況のことを言うんですかね、スター・アイズ。 パーカーなんかも吹いているストレートなメロディの曲なんですが、ここでのジャケーの演奏はスピード感よりもむしろ “もっさり感” を強調したものとなっておりまして、ま、アルトとテナーという楽器の違いもあるんでしょうが、この人の場合は何となくキャラクター的にもっさりした感じがありますからね。 “もっさり” と “もっこり” と “むっつり” 。 この3つの中では僕は “ムチムチ” にいちばん惹かれるものを感じてしまうんですが、いや、そんな選択肢は無かったような気もするんですが、もっさりも、もっこりも、むっつりも、どれもソソられるものがないですからね。 よって、この演奏もやや問題ありかな?…といった気がしないでもないんですが、ソロ2番手のフラナガンがそんな不満をすべて払拭してくれるので、ま、我慢出来る範囲なのではなかろうかと。 で、続くバレルもいきなりのコード奏法でなかなか面白いソロを展開しておりまして、でもって、テーマに戻って、おしまい。 続く4曲目の 「ブルース・フォー・ジ・アーリー・バード」 はジャケーのオリジナルなんですが、 タイトルからして初期のパーカーに捧げたブルース・ナンバーであるものと思われます。 ここでのジャケーはパーカーに敬意を表してアルトを吹いているんですが、ギターとのユニゾンによるテーマ部の処理が、なかなか面白いですよね。わはははははははは。…って、大笑いするほど面白くはないんですが、曲そのものも極めてシンプルなリフ・ブルースで、特筆するほどのものではないですしね。でもまあ、アルトを吹くジャケーはそれなりにスピード感とドライブ感があって、演奏自体の出来は悪くないと思います。 で、こういう曲になると、ギターというのはやや邪魔なような気がしないでもないんですが、バレルのソロもまずまずの出来だし、フラナガンのピアノは手堅いし、ということで、テーマに戻って、おしまい。
次、 「レスター・リープス・イン」 。 レイ・ルーカスの叩くチーチキ・チーチキなイントロに続いてフラナガンノが登場し、しばらくはピアノ・トリオの演奏が続いて、途中からそこにギターが絡んで…という導入部の処理が実に冴えておりますな。 で、ジャケーが入ってテーマ部の演奏ということになるんですが、ここでのテナーとギターの絡みもなかなかよく考えられていると思います。 ジャケーのソロの出だしにストップ・タイムを持って来るというアイデアも秀でておりまして、ちなみに僕の家は小学校5年生の時に火ィ出て、火事になって、全焼しちゃったんですけどね。…って、その話は前にも書きましたか。燃えたのは7月5日のことだったんですが、そういえば今年は “家燃えた記念日” の祝賀行事をするのを忘れておりましたな。 行事と言うのは家に灯油を撒き散らして火をつけて、家族みんなで、燃えろよ燃えろよ、炎よ燃えろ〜♪ という歌を合唱するというものなんですが、そんな無茶な行事は忘れたほうがいいような気もするんですけどね。 で、演奏のほうはというと、もっさりしつつも、それなりに気合の入ったジャケーの吹きっぷりがなかなかに豪快でありまして、ま、花火で言うと10号玉3発くらいの迫力なんですが、途中、バレルのギターが絡んでくるあたりからはスターマイン的な爽快感も感じられるようになってきます。 で、ソロ2番手はフラナガンでありまして、こちらはパワーよりも繊細さで勝負でありますな。 花火に例えると、ウンコのようなものがニョロニョロと地面を這うヘビ花火のような…って、そんなものはちっとも爽やかではないんですが、桑名水郷花火大会で揖斐川の川面を彩る “灯篭流し” の風情といったところでしょうか。僕も一度、灯篭と一緒にホーローの鍋でも流してみたいと思っているんですが、ホーロー鍋のついでに回鍋肉 (ホイコーロー) も流しちゃうとか。 回鍋肉の花の宴、巡る杯、かげさして〜♪ って、関係ないですね。 で、続くバレルのソロは、花火に例えてみても何の意味もないことが分かったのでヤメにしておきますが、シングルトーン中心のホーン・ライクな演奏は、ウォームな保温鍋のような温かみ感じることが出来るのではなかろうかと。 で、この曲のハイライトは何と言っても終盤のドラムスとテナーとの絡みでありまして、今ひとつ地味な存在だったレイ・ルーカスがここぞとばかり張り切っておりまして、もっさりしたキャラだったジャケーも渦巻くような上昇グルーヴで大いに気を吐いております。 大いにゲロを吐かれても周囲の人は迷惑なだけですが、気を吐くのは大いに結構です。 で、気分が最高潮に達したところで、敢えて後テーマを吹かずに、エンディングでありますかぁ。 いや、最後までなかなかよく練られた構成であったな。…と、高く評価していいと思います。
で、6曲目の 「ユー・アー・マイ・スリル」 は一転して “魅惑のムード・テナー” の世界でありますな。ベン・ウエブスターとか、ジーン・アモンズとか、見た目がゴツくて顔が恐いテナー奏者が吹くバラードというのはスケベ心満点だったりするんですが、ジャケーのプレイもいいですね。 「君は僕のゾクゾク」 というタイトルに相応しい、背中の筋がゾクゾクするような官能世界でありまして、バレルのギターによるイントロも優れて秀でて秀逸だと思います。中間部に聞かれるトミー・フラナガンのピアノも腕のいいマッサージ師と同じくらい、うまくツボを押さえていると思います。 もう、 「女子高生とマッサージ師ひろし」 も真っ青って感じぃ?…と、先走って書いていたら、最後までピアノのソロが出てこないまま後テーマになってしまいましたが、書いてしまったものを今さら消すのも面倒な話なので、そのまま先に進みます。 アルバムの最後を飾るのはマニア系のピアニスト、エディ・ヘイウッドが書いた 「カナディアン・サンセット」 という曲でありますな。 カナダの日没ではありますが、ラテンのリズムで演奏されておりまして、親しみやすいウォームなメロディはなかなか悪くないと思います。 ジャケーのソロは時々ダブル・テンポを使ったりして、概ねスインギーな展開なんですが、中間部に聞かれるトミー・フラナガンのピアノも腕のいいマッサージ師と同じくらい、うまくツボを押さえていると思います。 もう、 「女子高生とマッサージ師ひろし」 も真っ青って感じぃ?…と、またしても先走って書いたところ、テナーの後はギターのソロだったので再びちょっぴり焦ってしまいましたが、でも大丈夫。 その後で、ちゃんとフラナガンのツボを押さえたソロを堪能することが出来るというシステムになっております。 とまあそんなことで、最後にもう一度ジャケーが登場して、テーマに戻って、おしまい。 ということで、今日は以上です。
【総合評価】
全体を総括すると、決して都会的で哀愁トゥナイトな出来ではないんですが、でもまあ、 タイトル曲とか、 「レスター・リープス・イン」 とか、バラードとか、悪くないのも半分超はあるので、ま、いいのではないでしょうか。