JAZZ CONTEMPORARY (TIME)

KENNY DORHAM (1960/2/11,12)

JAZZ CONTEMPORARY


【パーソネル】

KENNY DORHAM (tp) CHARLES DAVIS (bs) STEVE KUHN (p)
JIMMY GARRISON (b) <#1-3> BUTCH WARREN (b) <#4-6> BUDDY ENLOW (ds)

【収録曲】

A WALTZ / MONK'S MOOD / IN YOUR OWN SWEET WAY
HORN SALUTE / TONICA / THIS LOVE OF MINE

【解説】

 とりあえず、 ここ をクリックしてみてください。あ、もしこのページを会社の中で、勤務時間中にこっそり見ている人がいたら、ヤメておいたほうがいいかも知れませんが、あ、もう手遅れですかー。クリックしちゃいましたかー。クリックしていきなり音楽が流れてしまった場合は、冷静にブラウザの “戻る” をクリックして、元のページに戻れば大丈夫なんですが、この歌こそ城崎温泉の旅館で大阪営業所のヨシダくん (←敬称略) が熱唱していた 『日本ブレイク工業』 であります。いや、世俗に疎い僕は世の中でこんな歌が流行っていたとはちっとも知りませんでした。ま、本社の人間も岐阜営業所の人間も誰一人として知らなかったようなので、あるいは大阪地区限定でブレイクしているのかも知れませんが、大阪営業所のヤマグチくん (←敬称略) から得られた情報によると、「これ、ホンマにある会社なんやでー。 “しゃか” なんやでー。」 ということらしいんですけどね。いきなり “しゃか” と言われて一瞬、何のことだかよく分からなかったんですが、釈迦ではなくて、社歌。つまり “会社の歌” というわけでありますな。つまりこれは 「日本ブレイク工業」 という実在する解体屋の社歌であるらしいんですが、どうしてそんなものがカラオケになっていて、しかもそれをウチの会社の人間が知っていて、城崎の温泉旅館で熱唱しているのでありましょうか?

 家に帰ってさっそく調べてみました。 “日本ブレイク工業” で検索したらかなりの数のサイトがヒットしたのでちょっとビビってしまいましたが、社歌に関しては オフィシャルHP を見ればすべての謎が解決してしまって、なるほど、そういう経緯 (いきさつ) でありましたかぁ。いかにも解体屋らしいトップページの写真にかなり惹かれるものを感じてしまいましたが、社歌作成のエピソードに関しては “企画物” というコンテンツに詳しく書かれておりました。なんでもいいけどこの会社、ふりかけまで作っているんですな。これはなかなかナイスなアイデアだと思いますね。うちの会社の建設業界であるため、たまに近隣挨拶に行ったりするんですが、配るものといえば石鹸とか洗剤とか、そういうつまらないものばかりですからね。「これ、つまらないものですけど。」…と、へりくだった態度で配っても、近隣住民からは、「つまらん!お前の手土産はつまらん!」…と思われているに違いなく、うちの会社としても何か目新しい配布品を考えたほうがいいかも知れませんね。例えば干し椎茸とかー。 で、話を社歌に戻しますが、この歌の歌詞はですね、なかなか秀逸だと思います。ま、業界人でなければ分からないところも多々見られるんですが、解体、解体、一役買いたい〜♪…と、韻を踏んでいるところなど、実に秀逸だと思います。で、スチールボールというのはアレですよね。浅間山荘事件でも大活躍した鉄球。おそらくアレのことではないかと思うんですが、スチールボール DaDaDa♪…というのはまさしく解体屋のイメージそのままでありますな。

 ただ、ケミカルアンカー 大地を揺らし〜♪…の部分には若干の疑問がないでもありません。ケミカルアンカーというのは機械器具を設置する時に用いるボルトの固定材のようなものでありまして、コンクリート基礎に振動ドリルでDaDaDa!…と穴を開けてガラス容器に入ったケミカルアンカーを挿入して上からアンカーボルトをねじ込んでやると、ケミカルな薬剤が化学反応を起こしてボルトが固定されるという、そういうものであります。とても大地を揺らすような派手な働きをしているとは思えないし、それに解体工事とはあまり関係ないような気がします。関係ないと言えば2番の歌詞に出てくる “杭頭処理” も同様でありまして、そんなの建物の基礎を築造する時に実施する処理ですよね。解体屋に、杭頭処理などおてのもの♪…と言われても、何だかすぐに壊れちゃう建物が出来ちゃいそうで、不安でなりません。 “ダイヤモンドカッター” も正確にはダダダではなくて、キュイィ〜ンという音がするものだし、要するにこれ、知ってる建築用語を並べただけやん!…という気がしないでもないんですが、ま、何とも言えずに調子がよくて、ふと気がつくと、スチールボール DaDaDa♪…と口ずさんでいる自分に気付いたりする覚えやすい歌でありますので、細かいことさえ気にしなければ別にいいとは思うんですけどね。解体屋なんて、いちいち細かいことを気にしていてはとてもやっていけない商売のような気もするしー。

 ということで、次です。 城崎マリンワールド 。社員旅行の2日目の最初の見学ポイントがここでありました。宿泊したホテル金波楼とは同じところの経営で、歩いて数分という至近距離であります。ちなみにカニ料理の “かに道楽” も同じグループのようなんですが、個人的には “かに将軍” のほうが好きでしたね。昔やっていた、カニカニ、グー かにしょうぐ〜ん、お味もグー♪…というCMソングが好きでした。当時、現役最強バリバリだった千代の富士が 「いいんでないカニ〜♪」 と言ったりするのも、とってもグーでありました。金のためならなんでもする、こういうオトナにはなりたくないな。…と、コドモ心に思ってしまいましたが、ま、コドモと言っても高校生くらいにはなっていたと思うんですけどね。 ま、それはそうと城崎マリンワールドでありますが、トドのダイビングがですね、なかなかよかったです。 『おそ松くん』 の六つ子の中では “トド松” がいちばん好きだったりする僕はトドという水棲哺乳類も大好きでありまして、でも前は確か “十四松” がいちばん好きだとか言ってなかたっけ?…などという細かい話は置いといて、このトドがですね、実に “商売人” なんですよね。いや、トドが商売人というのも変なので、 “商売トド” と言い換えておきますが、高さ7mの岩山にノシノシと上っていって、そこからザブーン!…と水の中にダイビングします。高さ7mって、ぜんぜん大したことないぢゃん。…と思うかも知れませんが、間近で見るとなかなかの迫力でありまして、で、このトドが岩山に上っていく姿がですね、なんとも言えずビジネスライクなんですよね。誰に言われるでもなく、自主的に淡々と岩山に上っていって、ザブ〜ン。で、再び淡々と岩山に上っていって、ザブ〜ン。変に媚を売ったりしないところがむしろ清々しいばかりでありましたが、傍目にもトドが仕事と割り切って任務をこなしていることが伝わってきて、そういう意味で “商売トド” やな。…と思ってしまったんですけどね。

 で、続いてはイルカとアシカのショーであります。イルカのほうはノーマルな演出だったのでよかったんですが、アシカのほうがちょっと問題アリでした。HPを見ると、6/1よりアシカショーが変わりました。テーマは「シーランドシネマスタジオ」。スタジアムが映画の撮影現場という設定。俳優役のトレーナーとアシカたちの撮影シーンを公開。ドキドキハラハラちょっぴりコミカルに、臨場感溢れる立体音響や炎と水を使った演出で、物語が展開されます。…とありますが、これがですね、もうどうしようもなく、イタいんですよね。 『007 城崎より愛を込めて』 とか言って、恥ずかしい芝居をやらされるオネーサンも辛いでしょうが、見ている僕たちのほうも辛いです。アシカのショーが 「明日のジョー」 と同じくらい好きな僕としては、もっと普通のショーを見たかったところでありますが、でもまあオネーサンも仕事と割り切って頑張っておりましたので、惜しみのない拍手を送っておきましたけどね。ま、それがオトナの態度というものだと思うしー。 で、一方のイルカのショーにはですね、観客のお子様が参加するという企画がありました。「はーい、誰かお手伝いしてくれるお友達がいたら、元気よく手をあげてね!」…というオネーサンの問いかけに、元気よく 「はーい!」 …と手をあげると、約2名ほどのお友達が指名されるというそういうシステムでありますな。ショーでは、観客のみなさんの中から、お手伝いしてくださる方を募集します。イルカやアシカたちと仲よしになれるチャンス!ショーが始まる前からスタンバイして、元気よく手をあげるのが選ばれるコツです。…などとHPにも書いてありますが、やはり元気よく手をあげるというのが選ばれるコツなんですね。ちっとも元気ではない、世の中を斜に構えて見ているような不貞腐れたガキを選んでみたところで、ショーがちっとも盛り上がらないのは目に見えてますからね。で、この日は幼稚園児と小学生低学年くらいの女の子が2人選ばれたんですが、それほど活発なギャルのようにも見えなくて、果たしてショーをうまく盛り上げてくれるのかちょっと心配なところではありますな。

 オーストラリアのゴールドコーストの映画村のようなところ (ムービーワールド?) でも、観客参加のショーがあったんですよね。しかもイルカのショーのように挙手立候補制ではなく、強制指名制でありまして、いや、当てられたらどうしよう?…と、マジでドキドキしてしまいました。幸いにもガイジンの人…というか、オーストラリア人から見たら自国民が3人ほど呼ばれて “ポリス・アカデミー” が始まったんですが、観客のひとりがもう信じられないような大活躍でありまして、最後には人間大砲に詰められて、空中に10mほど飛ばされる始末でありました。いやあ、さすがはオーストラリアだけあって、すごい素人がいるものでありますなぁ。…と、関心することしきりだったんですが、ショーが終わって30分ほどして、そうか!観客席に一人、サクラの役者を忍び込ませていたのか!…ということに気付いたんですけどね。あれ以来、僕はどうも疑心暗鬼に駆られるようになって、この2人の女児も何だか頼りなさそうに見えて、実は特別に訓練を受けたサクラの子役かなんかで、いきなりイルカの背中に乗って登場して、マングースと決闘したりするんぢゃないか?…という妄想が頭に浮かんだんですが、残念ながらこの2人は真のド素人でありました。ボールや輪っかを投げてイルカに取ってこさせるだけの役目で終わってしまって、人間大砲はどうした?…という感じだったんですが、でもまあ、それはそれでなかなか微笑ましくて、和ロリ好きの人にはそれなりに楽しめる出し物ではあったんですけど。

 ということで、城崎を後にして、天橋立を見て、社員旅行はおしまい。

 ということで、今日はですね、ケニー・ドーハムです。今ひとつ華がないキャラでありまして、イルカショーに出演して貰ってもさほど盛り上がるとは思えないんですが、トランペットを吹かせてみれば、結構やってくれます。さほど華はないんですが、わりと味はあるほうで、そういえば城崎マリンワールドには “アジバー” というのがありましたな。アジ釣りの釣堀があって、そこで釣ったアジをさばいて天ぷら…というか、素揚げにしてくれるシステムなんですが、アジを釣るにもアジを揚げて貰うにもお金が必要で、ま、レジャーというのはそういうものなんですけどね。アジではなくて、チクワを釣って揚げてくれるというのならやってもいいかな?…という気がしたんですが、ヨシダくんとヤマグチくん (敬称略) の大阪コンビはやってたみたいですけどね。しかし、釣ったばかりのアジちゃんを即座に3枚におろして油で揚げちゃうというのは、ちょっと残酷な話ですよね。潮干狩りで採ってきたシジミちゃんを味噌汁にするのが可哀想で、ミヤリサンの容器に入れて飼ったことのある心の優しい僕にはとても真似が出来ません。やはり食べるんだったらチクワですよね。いや、チクワも元を正せばサカナではないか?…という意見もあろうかとは思いますが、死んじゃったサカナは練り製品にしようが、海苔を巻いて油で揚げようが、ぜんぜん問題はないわけでありまして。 ということで、今日はタイム盤の 『ジャズ・コンテンポラリー』 というアルバムを紹介したいと思うんですが、これはですね、はっきり言って期待薄です。ずーっと前に買って、何だかちっとも盛り上がらないね。…といった印象しかなくて、そのままずっと押入の中で埃をかぶっていたのを引っ張り出して来たんですが、ジャケットが単純明快でとても書きやすそうなところに牽かれて、内容は度外視して採用を決めました。ま、久しぶりに聞き直してみたら、意外とよかった。…という展開がまったく期待出来ないわけでもないですしね。

 ちなみにこれ、メンバーはいいんですよね。チャールス・デイヴィスのバリトン・サックス入りというのが何とも言えずに地味で渋いし、ピアノがスティーブ・キューンというのも異色でありますな。ベースにはA面がジミー・ギャリソン、B面がブッチ・ウォーレンとなかなかの実力派を揃えて、ま、ドラムスだけバディ・エンロウという、まったく知らない人だったりするんですが、てなわけでまずは1曲目です。 「ア・ワルツ」 …って、何だかあまりにもそのままな名前の4分の3拍子の曲なんですが、作曲者としてクレジットされているクリフトンという名前の人がどういう人物なのか、僕にはまったく分かりません。何となく、栗と布団が好きな人?…といった気がするんですが、曲自体はですね、とってもワルツでなかなかいいと思いますね。スティーブ・キューンの短いイントロに続いてドーハムとチャ・デヴィの絡みでテーマが演奏されるんですが、何ともこじんまりと纏まっているところがいかにもドーハムらしくていいと思います。典型的な四畳半ジャズといった感じぃ? そもそも四畳半ジャズというのがどういうものなのか、僕は今ひとつよく分からずにこの言葉を使っているんですが、恐らく三畳ジャズよりは広くて六畳ジャズよりは狭い。そんなジャズなんだと思いますけどね。そう言えば城崎から天橋立に向かうバスの中では横山やすしと西川きよしの漫才がビデオで流されたんですが、京都の四条の五条の間で、四条半…というネタがありましたな。いや、字で書いたらちっとも面白くなくなってしまったんですが、ソロ先発はドーハムでありますな。この人の吹くトランペットは詰まったようなトーンが独特なんですが、何とも言えず垢抜ない感じがするところが個人的には好きなんですよね。女子ゴルファーでも横峰さくらとかよりも不動裕理の顔のほうが好きだったりするマニアな僕だしー。ま、不動のゆうりんは今ひとつ愛想がよくないところがネックではあるんですが、続くチャールス・デイビスのバリサク・ソロは、この楽器にしては今ひとつ迫力不足なところが弱点ですよね。ま、テナーだと思って聞けば、ロリンズばりのズ太いトーンといった感じがしないでもないんですけど。で、続いてスティーブ・キューンのピアノ・ソロが聞けるんですが、テーマ・メロディを軽くフェイクするような感じで、ま、そこそこステ・キュンらしいかな?…といった程度で、でもって、テーマに戻って、おしまい。ま、演奏の出来としてはごく普通といったところでしょうか。

 2曲目は 「モンクス・ムード」 でありますか。LPのジャケットをそのまま縮小したデザインの輸入盤CDのケースの裏の曲名の横のところにはセロニアス・モンクではなくて “CONSOLIDATED” とか書いてあって、これ、作曲者の名前を書く欄ではないんですかね?となると1曲目の作曲者が栗と布団好きであるという説はちょっぴり怪しくなってしまうんですが、ちなみにコンソリデイテッドを辞書で調べてみたら、 “合併した” といった意味のようで、誰かと誰かの合作であるという事を言いたいんでしょうかね? ま、いずれにせよパリーグのプレーオフは大いに盛り上がりましたよね。前回、それにしても今年のパリーグのプレーオフは盛り上がりませんなぁ。…と書いた直後の9回裏にソフトバンクが4点差を追いついて、10回裏にサヨナラ勝ちして、最終的には第5戦までもつれて、大いに盛り上がりました。で、今日の日本シリーズ第1戦は阪神の完敗でありましたな。予想通り、井川クンはパカ打たれでありましたが、だからあれほど口をすっぱくして、床屋に行けって言ったのにぃ。。。あんなさっぱりしない奴には押さえられたくない!…と、ロッテ打線としても奮発しますからね。明日の阪神の先発は下柳らしいので、頑張って欲しいところであります。ま、見た目がさっぱりしないという点では下柳クンも井川クンと同レベルなんですが、シャイで無口な37歳♪…というところが僕と共通しているので、応援しているんですよね。ちなみに矢野や金本も僕と同じ37歳らしいんですが、あのトリオと比べたら、僕のほうが断然、見た目が若いですよね。たいてい30そこそこくらいに見られるんですが、西武ライオンズの和田が33歳であるというのは、ちょっと信じられない気がするんですけどね。 で、演奏のほうはというと、まず最初がピアノとトランペットのデュオ、そこに弓弾きベースが地味に絡んで、若干のタイコの音も加わって、続いてはピアノとバリトン・サックスの絡み…といった感じで、何だか今ひとつ地味な感じの仕上がりとなっております。ドーハムもチャールス・デイヴィスも基本的にはテーマ・メロディをストレートに吹いているだけで、ステ・キュンの短いソロもフェイク調。で、最後にフロント2人がテーマをユニゾンで吹いて、おしまい。何かこう、アルバム全体が盛り上がらない感じのする最大の元凶がこの曲にあるような気もするんですが、ま、聴きようによっては心に染みる珠玉のバラードと言えなくもないんですけどね。

 で、3曲目はデイブ・ブルーベックの代表作、 「イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ」 でありますな。これも作曲者と思しきクレジットが “DERRY” とかなっていて、もはや何だかよくわからんのですが、バラードで演奏されることの多いこの曲をドーハムはミディアム・ファストで軽快に料理しておりま。スティーブ・キューンの胸がキューンとするような、…と言うほどでもないピアノのイントロに続いてドーハムがワン・ホーンでテーマを吹きます。節回しがいかにもこの人らしくて、よいですな。で、そのままアドリブ・ソロへと流れていきますが、そこそこ覇気が感じられるハキハキとした歌いっぷりでありまして、続くチャールス・デイヴィスのバリサク・ソロも、それなりにドライビングでウェイトリフティングな重量感が感じられます。いいですよねぇ、重量挙げ。何が悲しゅうて、そんなクソ重いものを持ち上げてんねん?…と言いたくなる必死さが、そこはかとない哀愁を感じさせます。で、ソロ3番手のステ・キュン君もまずまずのプレイを展開しておりまして、トランペットとドラムス、及びバリサクとドラムスの今ひとつ地味な4バースがあって、テーマに戻って、おしまい。いや、実に四畳半でありますな。 で、4曲目の 「ホーン・サルト」 は作曲者不明であります。が、ファンキーなメロディーにラテンのフレーバーを振りかけたような曲作りは、ドーハムのオリジナルだよね?…ということを感じさせ、でもまあ実際のところはよくわかりません。いずれにせよ、日本人ウケするタイプの曲であるには違いなく、とってもいいと思います。ソロ先発はドーハムで、出だしと中間部分にストップ・タイムを用いているところに工夫が感じられ、で、後半にはかなりノリのいい吹きっぷりを堪能することが出来ます。続くチャールス・デイヴィスも以下同文でありまして、出だしと中間部分にストップ・タイムを用いているところに工夫が感じられ、で、後半にはかなりノリのいい吹きっぷりを堪能することが出来ます。以下同文なのに同じことを書いて行数を稼がなければならないほど書くことがなくなってきましたが、続くステ・キュンのソロはなかなかだと思いますね。いかにも白人らしいリリシズムとヤマギシズムを感じさせ、秀逸だと思います。ヤマギシズムに関しては各自でググって貰うとして、ま、この人にしてはさほど癖のないプレイで、やや物足りない松島やや。…という気がしないでもないんですけどね。ちなみに松島ややというのは巨乳AV女優なんですが、 「松島ややの表に出せないビデオのDVD」 というタイトルのDVDが出ておりますので、興味のある人はこれも各自でググってみてください。

 5曲目は 「トニカ」 という曲です。地味に陰気に2本のホーンの無伴奏アンサンブルで始まり、そこにベース、ピアノ、ドラムスが絡んできて次第にテンポが速くなって、以下、緩→急→緩→急…と揺れ動く、なかなか凝った作りの曲でありますな。テーマ・メロディは哀愁に満ち溢れていて、これまた、いかにも日本人好みでありまして…とか言ってるうちに演奏が終わってしまって、何のことはない。演奏時間2分54秒という、実に小さな小品だっんですな。ま、別にいいんですけど。 ということで、ラストです。 「ディス・ラブ・オブ・マイン」 。タイトルからして、恐らく愛の歌でありましょう。愛と言えば “愛・地球博” 、終わっちゃいましたねー。ま、1カ月も前の話なんですが、終わってしまえば、一体あの喧噪は何やったんや?…と言いたくなるほど、まったく話題にも上らなくなっちゃいましたね。ま、終わっちゃったんだから当然なのかも知れませんが、開催中は毎日ニュースで “愛・地球博情報” とかやっていて、浮かれてましたからね、名古屋人。それにしても、日本シリーズの真っ只中なのにドラゴンズ情報とか流している名古屋のテレビ局の郷土愛には素晴らしいものがあると思います。で、 「ディス・ラブ・オブ・マイン」 はいかにも歌モノっぽい、ドーハム好みの曲やな。…といった感じでありまして、スティーブ・キューンの胸キュンなイントロと、バディ・エンロウのタイトなブラッシュ・ワークが実によろしいのではなかろうかと。ワン・ホーンでテーマを吹くドーハムがいかにもこの人らしくて、 『静かなるケニー』 の、あの間延びした雰囲気が好きっ♪…という人にはもう、たまらんのではないでしょうか。で、テーマからすーっと自然にアドリブに入っていって、もうこの曲はずっとワン・ホーンでいいよな。…と思っているとチャールス・デイヴィスのソロになるんですが、ま、さほどムードをぶち壊しているわけでもないので、別にいいんですけどね。続くキューンのピアノ・ソロは胸キュン…って、さっきからそればっかりなので、たまには違うことを書かなければなりませんが、続くキューンのピアノ・ソロは深キョンで、とってもいいと思います。…って、意味がわからないことなら書かないほうがまだマシなような気もするんですけど。ちなみに僕は深田恭子よりもAV女優の深田涼子のほうが好きなんですが、いいですよね、深リョン。とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。

【総合評価】

 あ、日本シリーズ第2戦の先発は下柳ではなくて安藤なんですか。そういえば安藤なつという名前のAV女優がいましたが、何だかふざけてますよね。漫画家にも同じ名前の人がおりますが、ま、美味しいからいいんですけどね、あんドーナツ。とまあそれはそうと、アルバムの出来のほうはですね、陽だまりムード満点でありますな、こりゃ。小春日和の穏やかな日に聴くには、いいかも知れないね?…みたいな。いや、若い頃にはただの盛り上がらない演奏としか思えなかったんですが、37にもなると次第にアブラっぽいのが駄目になってきますからね。


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