MOON CHILD (JAZZLAND)

JOHNNY LYTLE (1962/7/2)

MOON CHILD


【パーソネル】

JOHNNY LYTLE (vib) MILT HARRIS (org) PEPPY HINNANT (ds)
STEVE COOPER (b) RAY BARRETTO (conga)

【収録曲】

MOON CHILD / WORK SONG / THE NEARNESS OF YOU / THE MOOR MAN / A TASTE OF HONEY
WHEN MY DREAMBOAT COMES HOME / MOONLIGHT IN VERMONT / THE HOUSE OF WINCHESTER

【解説】

 今日は陶磁器について考えてみたいと思います。正直なところ、僕は陶磁器について何の知識も持ち合わせてはおりません。陶磁について僕が知ってることと言えば、冬至にカボチャを食べると中風にならないんだよねっ。…ということくらいでありまして、痛風と中風の気のある僕はせいぜい、さほど好きでもないカボチャを食べるように心がけているんですが、そもそもどうして冬至の日にカボチャを食べると中風にならないんでしょうね? 僕の憶測では、そういうことを言い出すのはおそらく中国人なんぢゃないか?…という気がするわけなんですが、ま、おそらく、秦の始皇帝に仕えた徐福(じょふく)あたりがカボチャの効能に関する養生訓的な言葉を残したのではなかろうかと。“南瓜摂取於冬至、我元気溌剌不知中風”…みたいな。ちなみにこの養生訓をエキサイト翻訳にかけてみたら、「カボチャの飲食の于冬至、私の元??切って脳卒中が分からない。」…となって、けっこういい線だったんですが、いや、徐福クンの中国語力もまんざら捨てたものではありませんな。で、ついでに“冬至のカボチャ、中風知らず伝説”についても調べてみたところ、何となく昔からの神事でそういうことになっているから。…といった、極めてあやふやな情報しか得ることが出来ませんでしたが、とある中国語のサイトには“冬至之後常食用南瓜可預防中風”といった一文がありましたので、僕の説もあながち間違いではないのかも知れません。で、冬至の日に食べると中風にならない、もしくは風邪をひかない。…と言われているものはカボチャ以外にもいくつかあって、例えば“柚子風呂”なんてのもそうですよね。これは直接食べるわけではなくて、風呂に浮かべることによって効能が現れるそうでありますが、一説には “” や “” の字のつく食べものがいいらしい。…という話もあるようです。カボチャのことを関西では “なんきん” と言ったりするので、 “” がダブルで効いて効果倍増!…みたいな。この伝(つて)でいくと、れんこん・きんかん・ぎんなん・にんじん・みかん・唐辛子・豆腐あたりもいいみたいです。 “みかん” みたいに “” が1個でいいのなら、ミヤリサンとか、アリナミンとか、ネオ眞治なんてのも案外カラダにはいいのかもしれませんね。じゃ、 “” と “” がダブルで使われている食べ物はどうなのか?…というので、まず最初に頭に浮かんだのは “とんかつ” だったんですが、いやこれは中風にはどうだか分かりませんが、少なくとも痛風にはよくないような気がしないでもありませんね。

 とまあ、僕が冬至について知っているのはこの程度なんですが、冬至陶磁というのはまったく何の関係もないので、僕の陶磁器に関する知識と言うのは皆無であると言ってもいいかも知れません。“陶器”と“磁器”では、どこがどう違うのか?…ということすら分かっておりません。陶器について僕が知ってることと言えば、モミアゲの長い相撲取りは“闘牙”だよね。…ということくらいでありまして、一方の磁器のほうはというと、何となく肩凝りに効きそう?…といった漠然としたイメージがあるだけで、これは一度、根本的なところから勉強し直さなければなりませんな。…という気がしないでもないので、ちょっと調べてみることにしました。結論から言ってしまうと、どうやら原料の違いというのがいちばん大きいみたいんですね。陶器の原料は“粘土”で、磁器の原料は“陶石”を粉砕したもの。僕は子供の頃、よく投石してガラスを粉砕して遊んでおりましたが、それはともかく磁器の原料が“陶石”というのは何だか紛らわしいですな。陶器の原料が“陶石”で、磁器の原料が“磁石”というのなら論理的にも納得いくんですが、「陶器の原料は陶石を粉砕したものである。」…という○×問題を出題されたら、簡単に引っ掛かってしまいそうです。「たかしはいつも、ちゃんと問題を読まないからぁ。」…と、お母さんに叱られることになるので、たかし君は十分注意して欲しいと思いますが、ここでわかりやすく問題を整理しておくと、陶器は“”から作り、“磁器”は“”から作る…ということになるわけですね。

 君は粘土遊びが好きかな? 僕は嫌いです。どうして嫌いなのかというと、手が粘土臭くなるところが嫌です。手が粘土臭くなるだけでなく、粘土遊びをした直後にコッペパンを食べたりすると、コッペパンがちょっぴり粘土味になっちゃうところもよくないですよね。んなもの、粘土遊びをした後で、ちゃんと手を洗いさえすれば解決する問題なのではないか?…と思う人もいるかも知れませんが、そんな面倒な思いをしてまで、粘土遊びなんかしたかねーや!…と思ってしまうんですよね。粘土臭いのは面倒臭い。僕が粘土遊びを敬遠する理由はこの一言に尽きるわけなんですが、じゃ、粘土臭くない粘土があれば、粘土遊びをするにヤブサカでないのか?…と言われると、一概にそうとも言い切れないんですけどね。粘土では自分の表現したいものをうまく作れない。…というのも要因のひとつでありまして、ま、早い話が、今日はキリンを作ろう!…と思って粘土をコネ始めてみたものの、ふと気が付けばいつの間にやら“何やら粘土をコネくりまわして団子状にしたもの”みたいなものになってしまって、これは、今日はゾウを作ろう!…と思って始めた場合でも、ほぼ同じ結果に帰着することになります。これは何も、僕に造形の才能がないということではなくて、粘土という素材が持ち合わせている“”自体に問題があるように思えてなりません。つまり粘土というのはキリンの首やゾウの鼻を作るには、あまりにも脆弱過ぎるんですよね。せっかく立派な太くて長い鼻を作って雄々しく屹立させてみても、すぐにパワーを失ってヘニャ〜っとなってしまって、何だかこう、しっかりしろっ!…と、叱咤激励したくなっちゃいますよね。ま、最初からキリンやゾウを作ろう!…などと高望みせずに、ナマコやウミウシでいいやぁ。…と思っておけばそれなりの作品には仕上がるんですが、ま、たとえ、そんなものが上手く出来てみたところで、“何やら粘土をコネくりまわして団子状にしたもの”と、どこがどう違うのか?…という気がしないでもありませんしー。

 せっかく作った立派で太くて長いゾウの鼻がだら〜んと垂れてしまった現実を目の当たりにして、タカシくんはブチ切れてしまいます。こんなヤツ、火あぶりにしてやるぅ!…と叫んで、処分に困った“すけべ本”と一緒に家庭用の焼却炉で燃やしちゃったというのだから、タカシくんってば試験問題をよく読まない上に、やることがちょっぴり強引でありますなぁ。「おかあさん、たかしの育て方を間違えたかも。」…と嘆く、たかしの母、たか子の哀しげな表情が目に浮かぶようでありますが、その育てられ方を間違えたタカシ君が焼却炉の中から焼きあがったゾウを取り出してみると、熱を加えられた粘土は硬くて丈夫なものへと変貌を遂げていたそうでありまして。これがきっかけとなってタカシ君は陶芸の道に入り、後にこの世界で大成することになった。…とくれば、話の流れとしては万々歳だったんですが、タカシくんは、「すけべ本にコーフンして、思わず硬くなっちゃったんだね。」…と、ワケのわからん解釈をして、それでおしまいだったというのだから、やっぱりタカ子さんは息子の育て方をちょっぴり間違えてしまいましたなぁ。。。

 ということで、陶器の話はおしまい。

 ということで、今日はジョニー・ライトルです。僕はかつて、この人の片仮名表記を“ジョニー・リトル”と書いていたような気もするんですが、“ライトル”に悔い改めました。そのほうがちょっぴり“ホテトル”っぽくていいかな?…というのが改定の理由であるわけですが、ホテルまで出張してくれるのがホテトルで、マンションまで出張してくれるのがマントルですよね。とすると、“ライトル”というのはどこまで来てくれるのかな?…と期待に胸が高まるわけですが、えーと、例えば、 “ライ麦畑” とか。何だかとってもサリンジャーなプレイが期待出来そうですよね。いや、麦の穂があちこちに刺さりそうで、僕は嫌ですけど。で、今日はジャズランド盤の 『ムーン・チャイルド』 というアルバムを紹介したいと思うんですが、僕の持っている輸入盤CDはリバーサイド盤の 『ゴット・ザット・フィーリング!』 というアルバムと“2in1”になっておりました。こういうのって、とってもお買い得でいいとは思うんですが、レビューで取り上げる際にはちょっぴり悩みますよね。2枚分まとめて紹介するのは労力が2倍かかって面倒だから“バラ売り”ということになるんですが、その場合、ジャケ絵をどうするか?…という問題が生じてまいります。こういう場合、CDの作りとしては3つくらいのパターンがありますよね。

 (1) 2枚のアルバムのジャケットを裏・表に掲載する
 (2) どちらかのアルバムのジャケットだけを掲載する
 (3) どちらかのアルバムのジャケットを全面に掲載し、もう1枚は隅っこのほうに小さく載せる
 (4) まったく新しいジャケットを捏造する

 3つくらいと書いておいて、結果的には4パターンとなってしまいましたが、書いているうちにもうひとつ思い出すというのは日常生活でよくあることですので、お詫びはしません。反省もしません。確かに4パターンになったが、それがどうした!?…と、開き直ったりもしちゃいます。僕もどちらかと言うと、育て方を間違えられたほうですからね。で、この“2in1CD”の場合、(2)と(3)と(4)の複合系みたいなパターンとなっておりました。 『ムーン・チャイルド』 のジャケットをデフォルメした新ジャケを捏造して表に出しておいて、冊子の中ページにオリジナルのジャケットが2枚小さく掲載されておりました。 『ゴット・ザット・フィーリング!』 のほうはギャルがあっはん♪…している感じで、なかなかソソられるものがあるんですが、2センチ角の写真からイラストを書き起こすのは至難の業です。一方、『ムーン・チャイルド』 のほうはデフォルメされた新ジャケをオリジナルに戻すのがそれほど困難ではないので、もう1枚のアルバムは最初からなかったことにして話を進めてみたいと思います。で、これはアレですね。ヴァイブ・オルガン・ドラムスという変則トリオが中心になって、そこにベースやコンガが追加されるという楽器編成になっております。サイドマンはオルガンがミルト・ハリス、ベースがスティーブ・クーパー、ドラムスがぺピー・ハイナント…って、それはいったい誰やねん!?…と言いたくなるほど地味な面子が顔を揃えております。唯一、コンガのレイ・バレットだけが僕でも名前を知ってるくらいには有名なんですが、それとて、さほど嬉しいほどのことでもありませんよね。バレットじゃなくて馬鈴薯だったらジャガイモだったのにな。…と思わずにはいられませんが、ま、馬鈴薯がジャガイモだったところで何がどうなるというものでもないんですけどね。とまあそういうことで、では1曲目から聴いてみることに致しましょう。

 えーと、まずはライトルのオリジナルで 「ムーン・チャイルド」という曲ですな。月の子供というとアレですかね。月子みたいなキャラクターなんすかね?…って、いや、それが一体どのようなキャラなのか今ひとつよくわからんのですが、例えば、えーと、好きな中華菓子は月餅なのぉ♪…みたいな。僕は月餅はあまり好きではないので、月子とはあまり心が通じ合わないな。…という気がしないでもないんですが、演奏のほうはアレですね。いきなり、バレットのコンガが大活躍…みたいな。コンガ入りのオルガン・ジャズというと何かこう、極限まで下劣なものを想像してしまうんですが、そこにヴァイブガ絡むことによって、意外にもスマートなサウンドに仕上がっております。オルガンをバックにゆったりとしたテンポでライトルがテーマを歌い上げる様は何かこう、月の夜の月亭八方を彷彿させるものがあって、秀逸だと思います。で、ソロ先発はオルガンですかい。演奏者の名前がちっとも覚えられないんですが、えーと、ミルト・ハリスですかい。とりたてて特徴のないプレイをする人なんですが、借金の取り立てをするにはちょっぴり迫力不足…といった、わりと軽目のタッチが耳に心地よいですね。で、ライトルが出てきたな。…と思ったら、これといったソロを取ることもなく、テーマに戻って、おしまい。いや、何だかえらくあっさりとした演奏でありましたな。とりあえず軽くウォーミング・アップというところでしょうか。2曲目以降の更なる盛り上がりに期待するとしましょう。

 で、2曲目にナット・アダレイの超有名作、 「ワーク・ソング」 を持ってきましたかぁ。ベタと言えばベタな選曲なんですが、個人的にバタ角というのは嫌いではないので、これはこれで悪くないとは思うんですけどね。ちなみにバタ角というのは四角く柱状に切り出した材木のことで、好きもへったくれもないような気もするんですけどね。で、この曲はコール&レスポンス形式でテーマを演奏するのが通例なんですが、レイトル君は敢えてその方針に逆らって、ヴァイブで素直にメロディを紡ぎだしております。かなり遅めのテンポ設定で、ドライヴィングというよりもグルーヴィという感じ。で、最後の“てれっ、てってれっ、てれてってっててれれれれれれ〜♪”…というところでダブル・テンポになるんだよね。…と思っていたら、何だかより一層スローになってしまって、ちょっぴり意表を付かれた思いがしました。なるほど、そうきましたかぁ。で、テーマは2回繰り返されるんですが、今度は最後の“てれっ、てってれっ♪”…のところできっちりと倍テンポになって、そのままライトルのソロに突入します。なかなかよく練られたアレンジぢゃん。…といった感じでありますが、ライトルのアドリブもノリがよくて、とっても良好です。この人のスタイルはウォルト・ディッカーソンほどモーダルではなくてソウル色が強いので、オルガンと組むとより一層持ち味が発揮されるような気がします。もしこれがオルガンでなくて冬瓜だったとすれば、これほどいい味は出せなかったんじゃないでしょうか。僕、あまり冬瓜は好きじゃないですからね。で、ソロ2番手はミルト・ハリスの オルガンです。とりたてて特徴のないプレイをする人なんですが、泡立て器でメレンゲとかを作らせるとけっこう上手そうな感じがありますな。ふんわりとした口どけのよいタッチが持ち味ではなかろうかと。で、オルガン・ソロの後、セカンド・リフみたいなパートがあって、ぐっとテンポを落としたテーマに戻って、おしまい。期待に応えてまずまずエキサイティングな演奏に仕上がっていたのではないか?…という気がしないでもありません。

 3曲目はバラードの 「ザ・ニアネス・オブ・ユー」 。ヴァイブとオルガンという組み合わせはその気になればとってもロマンチックな世界を演出することが可能なんですが、これはその気になった顕著な例として高く評価してもいいのではなかろうかと。この手のバラードにコンガという楽器は邪魔にこそなれ、決してプラスに作用することはないんですが、さすがにバレット君もそこのところはよくわきまえていて、ここではきっちりお休みしております。分をわきまえて、脇毛でも剃っていたのでありましょう。エチケットにも気を配っていて、なかなかよくデケたミュージシャンではないかと思います。ほとんどアドリブらしいパートもなく、淡々と原曲のメロディを歌い上げていて、小品ながら、なかなか上品な仕上がりでありました。で、続く4曲目の 「ザ・モア・マン」 はライトルのオリジナルですね。一転してコンガのチャカポコ加減が楽しいファンキー・チューンとなっておりまして、とっても軽くて、快くて、軽快ですね。テーマに続いてソロを取るライトル君も軽くて、快くて、軽快で、途中から彼の得意技である“ちっともヴァイブレーションのないヴァイヴ・プレイ”も披露しております。ペダルの踏み加減なのか、あるいは鍵盤を 手で押さえているのか。最後のほうでは半分バイブレって、半分は押さえてるみたいな感じになって、面白いかウザいかの判断は評価が別れるとしても、ま、個性という点では評価がしてあげてもいいのではないかと。アホなのもボケなのも個性のひとつには違いないですからね。いや、ライトルがアホというわけではなくて。で、この曲ではオルガンのソロがなくて、その代わりにレイ・バレットのソロがフィーチャーされております。出来としては、ま、こんなものでしょうな。コンガってこれ以外にやりようがないような気もするしー。

 で、5曲目は 「ア・テイスト・オブ・ハニー」 です。蜜の味ですな。そういえば昔、そんなタイトルの裏本がありましたが、そういうわけだか 「蜜の味」 ではなくて、 「密の味」 となっておりました。何か深い意味があるような気もするし、ただの間違いのような気もするし。ちなみに作品的には女子高生もので、けっこうソソられるものがあった。…と、見たことのある人が言っておりました。いや、見たことのある人というのは僕なんですが、そうやって褒めると必ず、「そっかぁ?よく見るとけっこうババアぢゃん。」みたいな悪口を言うやつが出てくるんですよね。いいぢゃん、僕がいいと思ってるんやから。…と文句のひとつも言いたくなってしまいますが、ま、裏本のモデルの件で議論を戦わせてもあまり建設的ではないので、本題に入りましょう。えーとですね、この曲はアレです。ちょっぴり 「チム・チム・チェリー」 です。で、バックで演奏されるオルガンのビートはちょっぴり 「テイク・ファイブ」 です。でも5拍子ではなくて、ワルツ・タイムのような気もしますな。とにかくまあ、哀感を帯びた日本人好みのメロディでありまして、次第に熱さを増していくライトルのソロもなかなかよい出来だと思います。とまあそういうことで、次第に書くことがなくなって来ましたので、6曲目です。 「ホエン・アイ・ドリームボート・カムズ・ホーム」 。これはアレです。えーと、あれは何という歌でしたっけ? 希望のせて〜、馬車はゆく〜、遥かな〜、故郷を〜、夢見て〜、走れば〜、苦労など〜、何でもな〜い♪…というやつ。アレに非常によく似た感じの曲であります。ちなみに “dreamboat” というのは“素敵な人”みたいな意味なんですね。どうしてボートが家に来るんや?…と、しばらく悩んでしまいましたが、演奏のほうはアレです。コンガのチャカポコが馬の足音を彷彿させて、牧歌的なムードが横溢して、何とも長閑でありますなぁ。えーと、書きたいことはそんだけ。

 で、7曲目はスタンダードの 「ムーンライト・イン・バーモント」 ですね。今日は木曽川@マカイビーチでこの原稿を書いていたんですが、けっこう可愛いギャルや美人の人妻なんかがいて、わりと有意義でありましたな。ま、うんちくを傾けるおっさんとかもいて、かなりウザかったりもしたんですけどね。あ、そういえば小学2年生くらいのギャルが僕の前を歩いていて、目が合った瞬間に砂の上に仰向けに寝転がって、いきなり腹筋運動を始めたりしておりました。彼女の意図は今ひとつよくわからんかったんですが、明らかに僕のことを意識しておりましたので、ビーチで日に焼けた素敵なオニーサンを見つけて、彼女なりのセクシーポーズで悩殺しようと企んだのではなかろうかと。いずれにせよ、無邪気で可愛いものですなー。ぱんつ丸出しで水遊びしている幼稚園児とかもいるし、ロリっ気のある人にはなかなかのパラダイスかも知れませんね、木曽川って。で、5曲目の“密の味”あたりまで書いてウチに帰って来たんですが、すると一気にヤル気がなくなっちゃいました。後は適当に流しておきましょう。で、 「ヴァーモントの月」 はアレです。コンガ抜きのしみじみバラードです。あ、日進地区の防犯パトロールが始まったんですね。いや、先ほどパトカーがスピーカーでそのようなことを放送しながらウチの前を通過していったんですが、この辺りで空き巣や車上狙いが多発しているんだそうで。どんどんパトロールして犯人を検挙して、僕のステテコを返して欲しいものでございます。いや、もう世間はすっかりクソ暑くなってしまったので、今更ステテコを返されても迷惑なだけなんですけど。ということでラストです。 「ザ・ハウス・オブ・ウィンチェスター」 はライトルのオリジナルですね。タイトルからして、レム・ウィンチェスターに捧げられたものではなかろうかと推測されるわけですが、原文ライナーを読み解いてみても、「レムがするであろう真のスイングを試みてみたんだこういち。」…みたいな発言が書かれているような気がしないでもありません。いや、小学生の頃、同じクラスにいたんですよね、三反田(みたんだ)こういち君。こんなところで意味もなく名前を出されて迷惑だと思いますけど。もしバレたらカッターで首を切られちゃうかも知れませんね。もしそういう事態になったとしたら、誰か 「ザ・ハウス・オブ・さばチェスター」 という曲を書いて捧げてくれると嬉しいです。で、演奏のほうはアレです。コンガのリズムに乗った大スイング大会といった感じでありまして、いや、わざわざ“”の字を2回も使うほど大層なものでもないんですが、とにかくスインギーなことは間違いなくて、ウィンチェスター君もきっと草葉の陰で踊っていることでありましょう。んなことで、おしまい。

【総合評価】

 たのすぃ〜♪…というのが結論です。いや、最後の曲が楽しかったですからね。カップリングされた 『ゴット・ザット・フィーリング』 のほうも同レベルの好演奏が繰り広げられておりますので、“2in1CD”を見かけたら即座に買いですね。ただ、ジャケットがあまりにも地味でソソられるものがないので、出来れば“ギャルあっはん♪”のバージョンのほうで出して欲しかったところです。ま、書くのが楽だから別にいいんっすけど。


INDEX
BACK NEXT