OUR THING (BLUE NOTE)

JOE HENDERSON (1963/9/9)

OUR THING


【パーソネル】

KENNY DORHAM (tp) JOE HENDERSON (ts) ANDREW HILL (p)
EDDIE KHAN (b) PETE LA ROCA (ds)

【収録曲】

TEETER TOTTER / PEDRO'S TIME / OUR THING
BACK ROAD / ESCAPADE

【解説】

 “1級電気工事施工管理技士”はわりと真面目に勉強したら合格しました。“1級管工事”のほうはぜんぜん勉強しなかったら落ちました。いや、合格発表はまだなんですが、“何につけ一応は、絶望的観測をするのが癖です〜♪”という、 中島みゆき「あした天気になれ」が好きな僕は、落ちたときには、当たり前だと聞かれる前から笑ってみせます、当たり前だと、こんなものさと、思っていなけりゃ泣けてきます♪…ということで、さ、今度は“給水装置工事主任技術者試験”です。マイナーな試験でありますが、一応は国家試験でありまして、合格した暁には厚生労働大臣の坂口力クンから賞状が貰える筈です。あ、ちなみに“坂口かくん”ではなくて“坂口ちからクン”と読んで欲しいんですが、僕の地元ですからねぇ。かつて僕が津の営業所で働いていた頃、わりと好きだったOLさんから電話が掛かってきて、何だろう?…と思って心を時めかせていたら、「今度の選挙、坂口チカラにお願い♪」とか言われてガックリしちゃいましたが、いやあ、学会員というのは熱心なものでありますな。とまあ、それはともかく“給水装置工事主任技術者試験”なんですが、アマゾン・コムで買った参考書はB5判168ページ程度で手ごろな分量だし、何より水道工事というのは僕の職種としては非常に馴染みの深いものですので、これはちょっと頑張れば何とかなるかな?…という気がしないでもありませんね。いや、僕だってマンポンの点検ばかりやっているわけではありませんで。ということで、今日は覚えにくそうな数字などにポイントをしぼって、お勉強してみたいと思います。ま、試験まであと1週間しかないので、既に手遅れのような気がしないでもないんですけどね。あ、ちなみに 正解 のところには正解が白地で書かれておりますので、マウスでドラッグしながら読んでくださいね。



 「日常生活での水の使われ方」&「人体と水」

 えー、一般家庭における水道水の使用目的別構成比炊事洗濯約25%ずつ、 トイレ風呂約21%ずつとなっております。洗車や歌壇の水やり、クロコの飲み水など、その他の用途に用いられるのはわずか8%程度でありまして、あ、クロコというのはうちで飼ってる黒い猫なんですが、わりとよく水を飲んでおります。“家事系4分の1ユニットバス系4分の1弱”と覚えておくといいでしょう。無論、下痢になったりすると便所水が1%くらいは上昇するわけでありますが、ま、細かいことはいいですね。ちなみに成人が生命維持のために必要な1日の水分は平常の活動時で 2.5」 リットルと言われておりまして、“2号さんを維持する”と覚えておくとよろしいかと。いや、2号さんだから、253リットル?…とか覚えてしまう可能性もありますけどね。 で、人間の体重に占める水分の割合は 60」 %となっておりまして、“むお〜、水ばっかりやん。”…といった感じです。


「水道水の水質基準」

(1)  病原生物 に汚染され、または汚染されたことを疑わせるような生物もしくは物質を含むものではないこと。

 ま、それはそうでしょう。ちなみに菌の有無の指標となるのはインキン…ではなくて大腸菌でありまして、これはまあ、“O-157”みたいな特殊なヤツを除けば大腸菌自体には害はないんですが、コイツがいるならきっと、もっと悪い菌もいるだろう。…ということが疑われるため、水質基準では 検出されないこと となっております。なるほど、だからマンポン点検用の長靴で上水道の配水池の中に入ったら、叱られたわけですな。僕はいけないことをしてしまいました。○○町の皆さん、ごめんなさい。で、大腸菌がいなくたって一般細菌がいる場合もありまして、その基準値は 100」 個/ml 以下となっております。“百均”と覚えておくといいでしょう。

(2) シアン」 、 「水銀」 その他の有毒物質を含まないこと。

 ま、それはそうでしょう。含まれてはいけない代表的な有害物質は、“水俣病、水銀死、あ〜ん駄目”と覚えるといいと思いますが、駄目と言われても含まれちゃうのが世の常でありまして、この数値以下だったら、ま、しょうがないよね。…という水質基準が定められております。それによると、水銀0.0005」 mg/l 以下となっておりまして、“てんおっさんっつうインキン”…という感じですな。小数点の下に“(オー)”が3つあって、おっさん。で、“”が来るのがインキン水銀というわけです。一方、シアンのほうはもうちょっと含まれていても大丈夫でありまして、基準値は 0.01」 mg/l 以下です。“思案する仲井戸麗市01)”と覚えましょう。あ、仲井戸麗市というのはアレです。RCサクセションのメンバーです。僕はずっと“中井・奴隷市”という名前だとばかり思っていたんですが、違ってました。

(3) 」 、 「」 、 「フッ素」 、 「フェノール」 その他の物質をその許容量を越えて含まないこと。

 えーと、ここではまず、過度に含まれてはいけない代表的な4つの物質名を押さえておかねばなりませんね。“鉄道(鉄・銅)マニア増え、乗る(フェノール)客は物騒(フッ素)”…って、いや、 鉄道マニアというのは決して他の乗客に危害を加えるような存在ではないんですが、あまり増え過ぎるとやっぱりちょっと物騒かな?…という気がしないでもありませんよね。で、どれくらい増え過ぎるとよくないかと言うと、まず“”の場合は 1.0 」mg/l 以下となっておりまして、ちなみにこれは“亜鉛”の基準値と同じです。“年間、会えんどー(亜鉛・銅)。” と覚えましょう。七夕の発想でありますな。一方の“”。んなもん、ちょっとくらい含まれていたところで、貧血によさそうだからいいぢゃん。…という気もするんですが、基準値は意外と厳しかったりします。 0.3 」mg/l 以下です。“近さん(コンマ3)に”です。いや、下請けのエンジン職人に近藤さん、略して近さんという人がいるんですが、僕はあまり好きではないので、殴ってもいいと思うんですよね。ということで、続いては“フッ素”ですか。んなもん、ちょっとくらい含まれてはいたところで、虫歯予防によさそうだからいいぢゃん。…という気もするんですが、基準値は 0.8 」mg/l 以下ですか。“物騒(フッ素)なコンパ(コンマ8)”…というのは、特に早大生あたりではよく聞く話でありまして、無理矢理に強い酒を飲まされて、ガバっと襲われちゃう…みたいな。うらやまし…いやいや、けしからん話でありますなぁ。で、最後です。“フェノール”です。んなもの、含まれていたところで何のメリットもないような気がするので、どんどん取り締まって欲しいところでありますが、おお、これはさすがに厳しいですなぁ。 0.005 」mg/l 以下でないとアウトです。“ふえー、のり子、大津殺したかぁ。”…って、いや、これはかなり無理がありますな。コンマの後ろに“O”が2つあって、“大津(おおツー)”…ということなんですが、ま。世の中そうそう、小マシな語呂合わせばかりを思いつけるわけでもなく、もし試験にフェノールが出題されたら、運が悪かったね。…と思っておきらめるしかないでしょう。何も100点を取る必要はないんだって。65点でいいんだって。

(4) 異常な酸性またはアルカリ性を呈しないこと。

 だよねー。水道水が酸性ということには賛成出来ないよねー。…と、グラチャン・モンカー3世が言っておりましたが、僕もその意見には賛成です。じゃ、アルカリ性ならいのか?…と言われると、それにもちょっと賛成しかねますよね。じゃ、どうせいと言うんぢゃ?…というと、中性。これなら大丈夫です。pHで言うと、 。これが基準です。ちなみにこのpHというの、今のヤングは「ぴーえっち」と習ってるようですが、おじさんがヤングだった頃にはドイツ語読みで「ぺーはー」と呼ばれておりました。僕にはこちらのほうが馴染みが深いので、“林家ペー・パー子は、(7)んてフツーだ。”…と覚えておきたいと思います。いや、あの夫妻はちっともフツーではないような気もするんですが、語呂合わせの際には一度、すべての常識を捨て去らなければならないわけでありまして。読んでる君も辛いでしょうが、教える先生のほうも辛いんです。出来ることならもっと適切な語呂合わせを考えたいところなんですが、これしか思いつかなかったしぃ。で、水道水の場合、きっちり中性じゃなくてもいいよね。異常な酸性またはアルカリ性でなきゃいいよね。…ということで、許容されるpH値にはけっこう幅がとってあります。 5.8 」 以上、「 8.6 」 以下となっております。“ご飯以上ハム以下”ですね。…って、それはどういう意味や?…とか細かいことを言ってはいけません。ま、敢えて言えば、僕にはとってはチクワがそんな感じかな?…といったところでありまして、いや、敢えて言ってみたところで何の解決にもならなかったような気もしますけどね。

(5) 異常な臭味がないこと。ただし 消毒 による臭味を除く。

 だよねー。臭いのはヤですもんね。ただし「カルキ臭いやんけ!」という苦情は、「塩素消毒してるから仕方がないやんけ!」…というので認めてもらえません。が、「うんこ臭いやんけ!」という苦情は大丈夫です。「マンポン技師が上水のメンテもしてるから仕方がないやんけ!」…と逆ギレしてみても、許してもらえません。ちなみにこの“臭味”という言葉はあまり馴染みがありませんが、臭みのほかに味のマズさをも含めた概念なんですかね?ま、世の中には臭いけど、美味い。…といった食べ物もありますので、一概に臭いから不味いとは言い切れないんですが、こと水道水に関しては臭くなくて、そこそこ美味しいものが求められているようです。ただし判定基準はかなり曖昧で、に関しても臭いに関しても、“異常でないこと”。そんだけ。

(6) 外観はほとんど 無色透明 であること。

 これまた、なんとも曖昧な表現ですな。例えば、蛇口から硫酸銅でも溶かしたような毒々しい青色の水が出てきたとしても、お役所の人が、「いや、これは“限りなく透明に近いブルー”です!」…と、村上龍みたいなことを言えばそれで通っていくような感じもあって、ただしこちらのほうは味や臭いと違って、具体的な基準が決められているんですけどね。色度」度以下濁度」度以下というのがソレです。これがどの程度の数値なのか今ひとつ見当がつかないんですが、とりあえず“五色沼の、(2)ユだく”と丸暗記しておきましょう。ちなみに僕個人としてはオツユでご飯が汚れてダバダバになった状態というのはあまり好きではないので、“ツユだく”は注文しません。それどころか、出来ることなら牛丼の具を付近で絞るなどして、水分を極限まで削減した“空ツユ”というのがあれば作って欲しいくらいなんですが、ま、そこまでするくらいなら具をご飯の上に乗せない“牛皿”にすればいいだけの話なんですけどね。ちなみにそんな僕にも、やっぱりオツユたっぷりのほうがいいよな?…と思える場面があったりするんですが、それは股、いや、又の機会にでも書くとして、とりあえず“水質”に関するポイントはこれくらいです。・・・・・。あ、“オツユ たっぷり”でサイト検索したら電子書店の『十二歳 羞恥更衣室』という書物がヒットしましたので、思わず購入して、ダウンロードして、読み耽ってしまいましたが、試験まであと1週間しかありません。こんなことをしてる場合ではありませんね。


 「水道水の消毒」

 えー、水道法施工規則第17条第3項によりますと、給水栓における水が遊離残留塩素 0.1 」mg/l 以上、結合残留塩素の場合は 0.4 」mg/l 以上保持するように塩素消毒をすること。…と規定されております。ただし供給する水が病原生物に著しく汚染される恐れがある場合又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を多量に含む恐れがある場合は…って、んなもの、供給するなって!…という気もするんですが、とりあえずはちょっと強めに消毒しておけば大丈夫?…という気がしないでもないので、遊離残留塩素 0.2 」mg/l 以上、結合残留塩素の場合は 1.5 」mg/l 以上とすること。…と規定されております。えーと、遊離残留塩素の場合は“コンマ1”か、“コンマ2”でありますな。とりあえずこの際、コンマの部分は無視して、“勇利アルバチャコフが繰り出すワンツーパンチ”…って、ちょっと昔のボクサーだし、“ワンツーパンチ”というと、どうしても水前寺清子のイメージが強いんですが、ま、いいでしょう。で、結合残留塩素の場合はアレです。“けっこう仮面、イチゴぱんつ”…って、いや、何だかよくわかりませんけど、ま、いいでしょう。で、ここに出てくる残留塩素という言葉なんですが、これは水中の微生物を殺菌消毒したり、有機物を酸化分解した後も水中に残留している塩素のことでありまして、遊離残留塩素(次亜塩素酸 HClO、次亜塩素酸イオン HClO-)と、結合残留塩素(NH2Cl、NHCl2、NCl3)の2種類があります。で、残留塩素の基準値から見当が付くと思いますが、消毒効果は遊離残留塩素のほうが、結合残留塩素よりも 強い です。“勇利アルバチャコフはけっこう仮面よりも強い”と覚えておきましょう。いやあ、大したことないですなぁ、“けっこう仮面”も。で、残留塩素の簡易測定方法としては、 OT法 と、 DPD法 の2つがあるんですが、“嘔吐(OT)ピーで(DPD)、もう散々”…って、そんな水道水ではこまる!…と僕は思います。あ、“ピー”というのは“下痢ピー”のことなんですが、だからこそ残留演奏はきちんと測定しなければなりません。


 「受水槽の構造・設置に関する基準」

(1) タンクの天井、底または周壁は、建物の躯体その他の部分と兼用してはならない。したがって床上型とする。
(2) タンクは断水しないでも掃除ができるよう2基以上に分割して設けるか、中仕切板を設ける。
(3) タンクの天井またはふたには 1/100程度の勾配をつける。
(4) タンクの底部には1/100以上の勾配をつけ、かつ排水溝吸込みピットを設ける。
(5) タンクのマンホールは 直径「60cm」以上とし、周囲から 1000mm」以上立ち上げて設け、防水パッキン入り、鍵付きとする。

 あ、ここでいうマンホールというのは点検用の開口部といった意味なので、汚水用のマンポン(使用済み)などを持ち込んで受水槽の中で洗ったりしてはいけません。で、マンホールの直径と立ち上げの基準なんですが、センチとミリで単位が混合していて、ちょっと紛らわしいですね。が、気にしてはいけません。“60過ぎ、マンポン技士の石(1000)、来年で退職?”…って、いや、そういう内輪の話は読んでる人には興味がないと思うし、ここでいうマンホールというのはマンポンとは関係ないしぃ。

(6) 有効水量 2m3」以上のタンクには通気口などを設ける。その開口部の高さは タンク上面から「1000mm」以上とし、防虫網をつける。

 そうそう、防虫網というのは大切ですよね。飲み水の受水槽の中を覗くと、よく虫の死体とかが浮いてますもんね。ま、虫のカルシウム成分が溶け出して、骨が丈夫になっていいかな?…と、物事を前向きに考えることも出来るんですが、とにかくまあ、大きめの受水槽には通気口を設けろと。“2流(立米)のタンク中気(通気)の石(1000)部長におまかせ”…って、意味わかんないし、仙石部長には中気のケもないんですが、とにかくまあ、そういうことです。

(6) タンク内のボールタップなどの位置と給水ポンぷの吸込み口の位置は、死水のできないように配慮する。

 いや、身内のバアさんが死んだ時には、せめて“死水”くらいはとってあげたいところですが、それが出来ないように配慮しろとは、水道業界というのは冷たいものでありますなぁ。ま、ここでいう“死水”というのは長時間水槽内に滞留した状態になっている水のことでありまして、水質が悪くなって下痢のもとになるから、出来ないように配慮するに越したことはないんですけどね。ま、死んだバアさんの唇を湿らせる分にはさほど影響もないと思われるので、“死水”にするのは“死水”でもいいと思いますけど。

 で、まだいくつかの項目が残っておりますが、さして重要でもないと思われますので、「水槽の管理」というところだけ押さえておきましょう。えー、飲用に使用される受水槽の有効容量が 10m3」を超えるものは“簡易専用水道”に該当し、法的規制を受けるそうですんで、よろしく。…というのがまず1点。なんだかよくわかりませんが、とりあえずそういうものだと覚えておきましょう。“カンユ(簡易)は10粒以上は食わせんよう(専用)に”…って、子供の頃、学校で出ましたよね、カンユドロップ。甘くて美味しいんですが、子供にはきつくて、3粒以上食べると鼻血が出る…と言われておりました。10粒なんて、とんでもない鼻血…いや、とんでもない話ですよね。通常の3倍強の鼻血が噴き出しても不思議ではなく、 覚えるにはやや根拠のない数字ではありますが、面倒なので別にもう、どうだっていいです。で、水槽の掃除検査1年以内」 ごとに1回…って、ま、これは“検便受水槽の検査も同じ。”…ということで覚えておけばよろしいかと。ということで、明日は健康診断です。ずっと、面倒だなぁ。…と心の奥に引っ掛かっていた検便のサンプル採取(1回目)でありますが、今朝、無事に済ますことが出来ました。別に洋式便器に反対向きにまたがる…といった、人間の尊厳を著しく傷つけるような格好をとらなくても、便座を上げて、玉が便器からはみ出す地点まで前方スライドして用を足せば、全然だいじょうぶだよね?…ということに3年ほど前に気付いたんですが、いやあ、今年は完璧と言える状態で採取することが出来ました。世の中、“慣れ”というのは大したものでありますなぁ。…ということで、今日のお話はおしまい。

 ということで、今日はジョー・ヘンダーソンだじょー。…って、いい加減、この“だじょー”という語尾はヤメたほうがいいとは思うんですが、“ジョー”という名前だとつい最後に“だじょー”を付けてしまうんだじょー。…って、ほら、人間の習性というのは恐ろしいものでありますな。で、本題に入る前に“平成15年度仙石杯ソフトボール大会”の結果について報告しておきたいと思いますが、いやあ、筋肉痛です。それはそうと、今年は異変が起きてしまいました。毎年、初戦負けが義務付けられていた我が塩サバ物産(仮名)チームでありますが、第1戦、第2戦と勝ち進んで、何と決勝戦まで進出してしまいました。ま、最後は惜しくも敗れて準優勝だったんですが、賞品が輸入モノの“マーマレードと紅茶のセット”…って、ああん、参加賞のクッキーとか、せんべいの類のほうがよかったのにぃ。…ということはさておいて、意に反して勝ち進んぢゃったものだから、みんな、けっこうパニクっておりましたな。例年、1試合目で負けて、負け組の順位決定戦をやって、弁当を食べて、昼からの決勝戦は無視して帰っちゃうのが通例だったので、昼から他の予定を入れてた人も多くて、僕もそのつもりだったんですが、すっかり当てが外れてしまいました。1試合目が終わった時点で、次の試合に審判を3人出さなければならないということで、犠牲者が3人ほど選出されたんですが、やがて、うちは審判をやらなくてもいいということが判明しました。どうやら1試合目の負けチームから審判を出すという決まりだったらしく、仙石監督は最初っから「2試合目はウチが心配をやるものだ。」と思い込んでいたようですが、そういえばウチのチームは勝っちゃったんでしたよね。想定外の出来事だったので、仙石クンもかなり混乱していたようです。ちなみに1試合目はエース仙石を温存して、岐阜営業所の所長(←健康ランド好き)を先発させるという奇策に出たんですが、それが功を奏したのかも知れません。ちなみに僕は守備のほうではキャッチャーという重責を無難に果たし、打つほうでは第一打席こそ、いい当たりが野手の正面をついてセカンドライナーに終わってしまいましたが、第2打席ではランナー1・3塁の場面できちんとライトにフライを打ち上げて犠牲フライ、第3・第4打席ではポテン気味ながらもライト前に落として、4打数2安打、打点2と、まずまずの活躍でありました。にもかかわらず第2試合では仙石監督から先発落ちを言い渡されまして、いや、不満でしたなぁ。グレてやるぅ!…と思ってしまいましたが、昼から用事のある人が帰ってしまって人数的にぎりぎりになってしまった決勝戦では再び先発出場を果たし、が、今度は相手投手のへろへろボールにまったくタイミングが合わず、3打席連続ファーストゴロという、実にぱっとしない成績に終わってしまいました。第2試合で僕を外した監督の判断は、悔しいですが正解だったと言わなければなりませんな。ちなみに今年から大会のルールが変わったようで、第1試合に負けても全部で3試合やらなければならなくなったようで、どうせやらされるのなら決勝戦に進むことが出来て、それはそれでよかったと思います。

 ということで、ジョー・ヘンですな。“jazz giant artist index”を見ると、ここまで 『ページ・ワン』『イン・ン・アウト』『テトラゴン』 の3枚を取り上げているようです。うちにしては珍しく、定番ばかりが並んでおりますな。となると、僕の手元にあるCDで残っているのは 『アワ・シング』『インナー・アージ』『モード・フォー・ジョー』『ザ・キッカー』 ということになりますが、ジャケ絵を描く手間を考えると、これはもう、『泡寝具』 にするしかありませんな。『インナー・アージ』 は何だか写真が暗くて顔がよく見えないから書きにくそうだし、『ザ・キッカー』 は何だかバックの旭日旗みたいな柄が面倒だし、『モード・フォー・ジョー』 に至ってはジョー・ヘンの顔が3段に並んでいて、問題外だしぃ。『泡寝具』 というアルバムはこの4枚の中でも内容的には最もソソられるものがないんですが、背に腹は変えられません。今回はこれで押し通しましょう。幸いにも前半部と“ソフトボールねた”で、既に25キロバイトほど稼ぎましたので、所定のノルマまではあと5キロバイトほどで到達出来ます。ちなみに、このアルバムはデビュー作 『ページ・ワン』 に続く第2弾でありまして、前作同様、彼にとっては師匠筋にあたるケニー・ドーハムが演奏と作曲の両面で、全面的にサポートしております。が、前作の 「ブルー・ボッサ」 みたいな極めつけの有名曲がないし、ジャケットに写ったジョー・ヘンの顔も激ダサだし、何だかまるでソソられるものがないんですよね。ま、強いてポイントを挙げるとすれば、ピアノに起用されているのが特異な個性を持ったアンドリュー・ヒルであるということなんですが、この人の演奏はあまりにも個性が強すぎて、とてもギャル受けするとは思えないしぃ。…とまあそういうことで、あまり期待しないで聴いてみることにしましょう。

 冒頭の「ティーター・トッター」はジョー・ヘンのオリジナルですな。いきなりアンドリュー・ヒルの変なピアノのイントロで幕を開けますが、ここでメゲてはいけません。変だと思うから変なのでありまして、これを「斬新だ。」と捉えれば、おのずと評価も変わってくるでしょう。世の中、気の持ちようです。続いてトランペットとテナーのユニゾンでテーマが演奏されますが、12小節・AA形式の極めてシンプルなものでありまして、曲調としては変則的なビ・バップといったところでしょうか?決してギャル受けのするメロディではありませんが、世の中、ギャルに受けるだけが能じゃないしぃ。…と思って諦めるより他ありませんね。で、ソロ先発はドーハムです。ジョー・ヘン&アン・ヒルというメンバーからすると彼のスタイルは保守的な感が否めず、ちょっと浮いちゃうんぢゃないか?…と懸念されたわけですが、だいじゃぶでした。けっこうバリバリ…とまではいかないまでも、ペリペリ…くらいには頑張っておりまして、さほど違和感はありません。はい、次。ジョー・ヘンのソロですね。前作、『ページ・ワン』 に比べると、そのウネウネ具合はより一層顕著になっておりまして、いや、実によく個性が発揮されておりますな。スタイルでいくと“モード”ということになるんでしょうが、かなり執拗に同じようなフレーズを反復したりして、反復横跳び的な粘着性を垣間見させるものとなっております。で、次。ヒルくんのピアノ・ソロですね。この人の特徴は巷間よく言われる“特異なリズム感覚”ということに尽きると思いますが、えーと、特に書くことを思いつかないので、テーマに戻って、おしまい。

 で、2曲目はドーハムのオリジナルの 「ペドロス・タイム」 です。これはアレです。ペドロというラテンっぽい名前から何となく見当が付くと思いますが、ラテンです。で、これはアレですね。 「ウナ・マス」 のバリエーションですね。この頃のドーハムのオリジナルというのは、多かれ少なかれ“ウナ・マス的”なものが多いんですが、これはかなり、来ちゃってます。まんま、“地味なウナ・マス”といった感じのサウンドです。イントロ無しで、いきなりテーマが始まりますが、AA形式のわりとシンプルな構成ではありますな。が、そのラテンの哀感はまさしく日本人好みでありまして、わかっちゃいるんだけど、ついつい「いい曲ぢゃん。」と思ってしまうという、ツボにはまったサウンドです。ソロ先発はドーハムですな。師匠に敬意を表する…という儒教的な観点からか、このアルバムはこのパターンが多かったような気がするんですが、ドーハムもそれに応えて無難なソロを披露しておりますな。で、続いてが弟子のヘンダーソンです。弟子ではありますが、くどさとアクの強さでは師を遥かに凌駕するものがありまして、バックのリズムも4ビートから時おり変拍子風に転じたりするんですが、ヒルの繰り出すコンピングと絶妙にマッチして、次第に高まっていくグルーヴにもう私、メロメロなのぉ♪…とメロンパンナちゃんも言っておりましたが、いや、メロンパンナちゃんがジョー・ヘン好きだったとは知りませんでしたな。人は見かけによらないものですね。…って、いや、“人”なんだか何なんだか、よくわかんないんですけど。ところで“アンパンマン”に登場するメロンパンのキャラって、僕がヤングだった頃には確か“メロンパンマン”だったと思うんですが、いったいいつから性転換しちゃったんですかね?僕が思うに、「やっぱ、ギャル系のキャラがいないと、盛り上がらないよねぇ。」ということでアニメ化された時に“パンナ化”したんぢゃないか?…という気がするんですが、ほら、“ゴレンジャー”にだってちゃんと“桃レンジャー”がいたし。で、“ドキンちゃん”というのも、ありゃ、新キャラぢゃないですかね?僕が高校生の時にかった絵本には、アンパンマンと、ジャムおじさんと、バタ子さんと、犬のチーズと、ばいきんまんと、しょくぱんまんと、メロンパンマンと、てんどんまんくらいしか出てなかったような気がします。あ、おむすびまんというのもいましたね。「あっしはかつぶし入りでごんす。」などと言いつつ、登場してたような気がします。で、 ここ を見て思い出したんですが、かびるんるんというのも確かにいましたよね。『あんぱんまんとかびるんるん』という絵本、 高3の時に買ったもん。しかし、ドキンちゃんが、“ちょっとはずかしいけどしょくぱんまん様のことをお慕いしているのよ。”というのは知りませんでしたな。

 で、それはそうと、アンドリュー・ヒルのソロの手前までまで演奏が進んでいたと思います。で、ヒルのソロでありますが、いや、ハマってますね。まるでヒルのオリジナルぢゃないか?…と思ってしまうほど、どっぷり“ヒル世界”に浸かっております。コンピングの時から多用されていた、“んちゃっちゃっちゃ、んちゃっちゃっちゃ♪”…というフレーズとアドリブ・フレーズが交互に出てくるところがとってもいいです。で、えーと、他に何か書くことはありませんかね?あ、原文ライナーには“聴き手の裏をかくハーモニー感覚を披露するヒルのピアノは実におしゃれ”などと書いてありますな。ま、確かに聴き手の裏をかいているとは思いますが、おしゃれかぁ?…という疑問がないでもありません。ちなみに僕はインキンにでも罹患しちゃったのか、何だか玉の裏のところが痒いんですが、いや、聴き手の裏をかく…と書いたところでふと痒みを思い出して、玉の裏を掻いているところなんですけどね。…と、ここまで書いて改めて演奏を聴きなおしたら、“んちゃっちゃっちゃ、んちゃっちゃっちゃ♪”…というフレーズはほとんど登場しておりませんでしたが、ま、その後、エディ・カーンのベース・ソロがあって、ラテンなテーマに戻って、おしまい。で、3曲目はジョー・ヘン・オリジナルのアルバム・タイトル曲、「アワ・シング」です。“アワ・シング>という言葉は、ここ数ヶ月間イタリアの新聞でさんざん見出しに使われて以来、アメリカでも大流行となった。”と原文ライナーにありますが、どうやら暗黒街がどうの…と言った関連の用語らしいんですけどね。言葉の成り立ちからすると、今でいう、“毒まんじゅう”みたいなものですかね?…って、たとえが既に古くなってしまいましたが、最初に聴いた時にはヘンな曲や。…という印象にとどまったコレ、何度か聴いてるうちに何だかハマってまいりました。「ペドロの時間」みたいに分かりやすいけど飽きやすい曲よりも、こっちのほうがイイかも?えー、テンポとしては急速調と言ってもいいでしょう。かなり速いです。で、バーティカルな音の連なりは変則ビ・バップと言った感じでありありまして、それでいてテキスチュアはかなり複雑であります。“それぞれ8小節10小節からなる二つのパッセージがあり、続いて16小節ブリッジとなる。そこでリズムは8分の6拍子に変わる。”…とありますが、この8分の6拍子に変わるところが実にいいです。よくぞ変わってくれた!…といった気がします。サビの部分の2管の絡み具合も絶妙ですよね。で、ソロ先発はヘンダーソンです。途中のリズム・チェンジをうまく活かした、いかしたソロだと思います。続くドーハムも以下同文。で、ソロ3番手はヒルですか。もともと、この手の変則リズムを得意としている人だけに、より一層その特異なスタイルが鮮やかに浮かび上がります。で、“んちゃっちゃっちゃ、んちゃっちゃっちゃ♪”…というフレーズはこの曲でも聴くことが出来て、でもって、テーマに戻っておしまい。

 さ、残すところあと2曲です。いずれもドーハムのオリジナルなんですが、まずは「バック・ロード」という曲です。これはアレですな。“ゆったりしたテンポのブルースっぽい感じのウナ・マス”ですな。 AAB形式の曲で、ソロ先発はジョー・ヘンです。最初の2曲では先輩のドーハムに花を持たせたものの、やはりソロも風呂も一番が一番だねっ♪…ということになったんでしょうか?3曲目からはこの順番になってきました。で、それまでの曲に比べるとややノリの悪いソロでありまして、ま、あまりバリバリと吹く感じではないよね。…という曲調だからそうなるのかも知れませんが、続くドーハムのソロもややマンネリ気味ですかね?こんなに“ウナ・マス”っぽい曲ばかり続くとねぇ。…というドーハムのため息が聞こえてきそうですが、ま、自分で作った曲なんだから、仕方がないと言えばそれまでなんですけどね。続くヒルのソロも何だかリズムのノリが怪しくて、いや、わざとハズしているんぢゃなくて、今ひとつ乗り切れないような感が無きにしもあらず。ま、たまにはそういうこともありますよね。ということで、ラストです。「エスカペイド」。これはいいです。“モード的哀感”とでも申しましょうか。とっても叙情的なスロー・ナンバーでありまして、とっても日本人好みな仕上がりでありますな。ヒルのピアノが醸し出す“乾いた情感”が心に染みます。ソロ先発はジョー・ヘンです。2番手はドーハムです。で、3番手がヒルなんですが、“ヒルの簡潔なコード・ワークと意表を突いた音程の跳び方は、この曲のハイライトと言ってもいいだろう。”…と、レナード・フェザーも絶賛。ということで、ま、今日のところはそんなところです。

【総合評価】

 うーん、まあまあ。…というのが適切な評価でしょうか?やはり、全体的にインパクトに欠ける嫌いはありましたが、ま、ドーハムの無難なコンポジションと、ジョー・ヘンのオリジナルとの対比は、まあまあだと思います。ヒルのプレイに焦点を当ててみても、うーん、まあまあですかね?


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