BAKER’S HOLIDAY (EMARCY)

CHET BAKER (1965)

BAKER'S HOLIDAY


【パーソネル】

CHET BAKER (vo,flh) EVERETT BARKSDALE (g) HANK JONES (p)
RICHARD DAVIS (b) CONNIE KAY (ds) & Reeds Section

【収録曲】

TRAVELIN' LIGHT / EASY LIVING / THAT OLE DEVIL CALLED LOVE / YOU'RE MY THRILL
CRAZY SHE CALLS ME / WHEN YOUR LOVER HAS GONE / MEAN TO ME / THESE FOOLISH THINGS
THERE IS NO GREATER LOVE / DON'T EXPLAIN

【解説】

 素晴らしい露天風呂盗撮サイトを見つけました。いいですよねぇ、盗撮。何というか、倒錯の美学みたいなものを感じさせ、思わずコーフンしてしまいますよね。…といった、大変けしからん趣味を持ち合わせている人の数というのは決して少なくないようでありまして、ネット上にはさまざまな盗撮関連サイトがございます。いちばん多いのは盗撮画像を掲載しているところですかね?女風呂とか更衣室とか便所なんかにカメラを仕掛け、こっそりとカメラで撮影した画像を公開しているわけでありますが、ま、見ているほうとしては「おおっ!」とか「すげぇ!」とか、ま、たまには「げっ!」と言いたくなるような被写体が写っていることもあって、思わず「マニアかい!?」とWebマスターを問い詰めたい気分になったりもしますが、写されたほうとしてはまったくもっていい迷惑ですよね。もし、僕の入浴シーンがその筋のマニアに盗撮されて無修正でネット上で流されるようなことがあれば、ただちに名誉毀損で訴えてやろうと思っておりますが、いや、僕の“そのもの”を目にしたギャルが、思わず「まぁ。。。」と嘆息したりして、とっても不名誉な姿を公衆の面前にさらすことになっちゃうと思うんですよね。だからせめて局部にはモザイクを施すか、あるいは“山本譲二モロ画像”とコラージュするなどして、僕の気高きプライドが傷付くことのないよう、充分に配慮していただきたいと思う次第でありまして。

 で、最近では盗撮動画というのも多くなりましたな。いや、多くなったという話ですな。噂ではよく耳にするものの、実際には見たことがないのでそれがどういうものなのかよくワカランのですが、光ファイバーの“Bフレッツ”にしたおかげでダウンロードもサクサク出来て、とっても快適だねっ♪…といった話もよく聞きます。で、いちいち内容を確かめてダウンロードするのも面倒なので、ダウンローダーを使って一括ダウンロードすることになるんですが、内容的には“玉石混合”といった感じで、サイトによってはかなりひどいのもあったりしますな。何かこう、速攻でゴミ箱行きや!…みたいなのとか。中にはゴミ箱に捨てただけでは気分がおさまらず、シュレッダーにかけたろかい!?…と思うようなものすらあります。更に状態が悪化してくると、クソ動画をCD−ROMに焼いて、その記録面をコンパスの針で思い切り傷付けたろかい!?…という激情に駆られることになるんですが、いや、さすがに実際、そこまでやることは稀なんですが、ゴミ箱に捨てた後、速攻で“ゴミ箱を空にする”ということはよくあります。何かこう、ゴミ箱に捨てたという事実でさえ、認めたくないっていうか。ほら、僕って潔癖症ですからね。で、盗撮系サイトの中にも健全なものはございまして、それは何かというと「盗撮を防ぐには?」といった防犯情報を掲載しているところでありまして、例えば盗撮用のカメラが設置されやすい場所として、窓や天井の通気口、排気口、サニタリーボックス、洗面台の下、何気なくおかれたゴミ袋や箱など、また時計や額縁の絵…といったことが書かれております。言われてみれば、貴女(あなた)の身の回りにも何やら怪しいものがあったりしませんか?例えば誕生日にパパから貰った置時計。何やら文字盤の上にレンズのようなものが付いていて、そこからコードのようなものが延びていて、それをたどっていったらパパの書斎のビデオデッキと繋がっていて、「何、これぇ?」ってパパを問い質したら、「えっ?ほら…、そのぉ…。あ、そうそう。こうやってビデオと時計をつないでおくと、いちいちビデオの時計を合わせなくてすむんだよっ♪」と言われて、「あっ、そっかぁ♪」って納得しちゃったんだけど、今から思えば、ちょっとオカシクない?…という気がしないでもない。…といった時計とか。ま、自分の部屋なら今までなかった怪しいモノが増えたりすれば不審に思うところでありますが、これが公共の場所、例えばデパートのトイレだとか、東洋健康ランドの脱衣所だったりしたら、なかなか気付きませんよね。いや、わざわざリスクを犯してまで器具を設置する気をまったくソソられないほど、どうでもよさそうなおばちゃんしかいませんけどね、東洋健康ランド。

 で、最近ではブロードバンドの普及を反映してか、“ライブカメラ方式の盗撮サイト”というのも増えてまいりました。看護婦さんとか女子大生の寮なんかに何台かのカメラを設置して、その“ナマ”の様子をリアルタイムで放映しちゃおう。…という、プライバシー侵害この上ない、たいへん怪しからん企画でありまして、いや、この手のサイトというのは99.8%まではヤラセだと思いますけどね。以前にちょっと見たことのある“ゲイシャハウス”というサイトなど、こんなハウスがどこにあるねん!?…とか思いつつ、決して“ちょっと”とは言えないような時間にわたって鑑賞してしまいましたが、ま、中には延々と食事をしているところとか、ソファに座ってテレビを見ている場面とか、ただひたすら誰もこない便器を写しているサイトとかもあって、ま、こういうのはリアルと言えば確かにそうなんですが、見ていて面白くもなんともないこと、この上なし。この際、ヤラセでも不細工でもおばさんでもオトコでも何でもいいから、とにかくパンツくらいは見せてくれぇ!…と、思わず画面に向かって懇願しながら半泣き状態になったりして、すけべサイトの鑑賞もなかなかラクではありませんなぁ。。。

 で、僕が発見した露天風呂盗撮サイトもこのライブカメラ方式のものであります。無論、無修正です。ライブだけにモザイクを入れたりやマスク加工したりする暇はありません。でもライブだと、さっきの“ひたすら便器動画”…というか、便器は動かないから静止画像とさほど大差はないんですが、その“ひたすら便器”と同じように、誰も入ってない露天風呂を延々と写し続ける時間が多くなっちゃうんぢゃないか?…と心配する人もいるでしょうが、でも大丈夫。この露天風呂かかなり人気があるところらしく、ひっきりなしに入浴客がやってまいります。ま、10分も粘れば、まず確実に何らかの収穫が得られるのではないか?…という気がしますね。ま、ライブだけにいつも必ず若いギャル…というわけにはいかず、おまけに混浴のようなので老若男女が入り乱れる状態になっちゃうのは仕方のないところでありますが、で、ここで“混浴”と聞いて、「なーんだぁ。。。」とがっかりした人もいるかも知れませんね。混浴だと女の人は水着や湯あみ着を着用していたり、バスタオルでしっかりとガードしてたりして、露出度が低めなんだよねぇ。…というのが落胆の理由であるわけですが、でも大丈夫。この露天風呂はかなり山奥にあるらしく、駐車場から20分ほど歩いてこなければならないところらしいんですよね。そのような鄙びたところでは人は大胆になるのでありましょう。水着はおろか、タオルさえ身にまとってはおりません。みんな、すっぽんぽんです。しかもこの素晴らしいサイトがまったくの無料であるというから、世の中には太っ腹な人がいるもんなんですな。僕だったら1ヶ月で5000円までなら払ってもいいかも?…と思ったほどなんですけどね。ということで、ではさっそく覗いてみましょう。

 お、朝の10時39分という早い時間だというのに、かなりたくさん湯に浸かっておりますな。周囲は雪景色でありまして、湯船は岩で出来ているようです。丸い形をしております。おっ!かわいいっ♪かなり若いギャルのようなんですが、その“毛”のあたりが丸見えになっておりますな。10分間2万5000円でもいいっ!…と思わずコーフンしてしまいましたが、いや、ただの覗きで10分間2万5000円は、ちょっと高すぎますかね?それにしても、いきなりおいしいショットが目に飛び込んでまいりましたな。今日は土曜日なのでなかなか盛況のようですね。で、この露天風呂は、おそろしいことにギャラリーがたくさんいるんですよね。みんなでカメラやビデオを構えて、一生懸命“入浴シーン”を撮影したりております。撮られているほうも別に恥ずかしがる風情もなく、悠然と湯に浸かったりしております。ま、こういった状況から判断すると、これも恐らく一種の“ヤラセ”なんだと思われますが、ま、何だっていいや、タダで“モロ見え”なんだから。…ということで、別に不満はありませんけどね。“ひたすら便器”なんかより、よっぽど楽しいしー。で、このお宝サイト、“僕だけのひ・み・つ”として、あまり人には教えたくないところなんですが、ま、『塩通』のアクセス増加に繋がるならと思って、泣く泣く公開することにします。あまりにも違法性が高いので既に消されている恐れがありますが、読者の皆さまがこの素晴らしい映像を見られますことをお祈りいたします。では最後に、小さな声で、 ここ

 ということで、チェット・ベイカーです。いや、さっき露天風呂に浸かっていたのは間違いなく若いギャルなのか?…と言われると、顔まではっきり見ることが出来なかったのであまり自信はないんですが、もし間違いなく若いギャルだったとしても、やけに毛深いギャルではありましたな。この露天風呂、一度“ナマ”で見たいと思っているんですが、20分ほど歩いていかなければならないというのが、ちょっとネックなんですよね。ま、すけべ動画のためなら光ファイバーだって引いちゃう僕にはなんでもないことなんですが、やはり人間が生きていく活力の元はリビドーですからね。で、チェット・ベイカーです。今回、『ベイカーズ・掘りてぇ』って、いくらチェットのヴォーカルが“オカマの囁き”と呼ばれているからと言って、決して掘りたくはありませんが、でもジェームス・ディーンばりのハンサムだから、掘られるのはいい?…って、そんなことはどうでもよくて、今回、『ベイカーズ・ホリディ』というアルバムを取り上げてみたいと思います。タイトルは「ベイカーの休日」という意味と、ビリー・ホリディの名前が懸けてありまして、ビリー・ホリディゆかりのナンバーをチェットが演奏する…と、ま、そういった趣向の作品になっているわけですが、“古きよきスイング・ジャズの薫り”を狙ったアレンジが実に洒落ておりまして、肩の凝らない1枚に仕上がっているのではないかと、ま、かように評価している次第なんですけどね。で、チェットといえば、歌。チェットって、トランペットも吹けるのね。…という人がいるくらい、彼のヴォーカルは人気が高いわけでありますが、このアルバムでもたっぷりと楽しむことが出来ます。無論、トランペットも吹いております。ということで、では1曲目から聴いてみることに致しましょう。

 1曲目は「トラベリン・ライト」です。トラベリン、トラベリン…、えー、特に何も思いつかなかったので先に進みますが、ああ、結核の検査?…って、それはツベルクリンやがな。…って、これならまだ、何も思いつかなかったほうがマシ?…という気がしないでもありませんね。で、チェット・ベイカーとビリー・ホリディ。この2人に共通するのは”漂泊”の思いでありまして、その意味でこの「トラベリン・ライト」は2人に取って人生のテーマソングと言うことが出来ますね。…というようなことが何かの本に書いてあったような気がするんですが、なーにが“人生のテーマソング”や。…と思わずにはいられません。ちなみに僕の“人生のテーマソング”は「365歩のマーチ」でありますが、それはともかく、リード・セクションによるアンサンブルが実にいい雰囲気ですな。ブラスではなくてリードだそうで、面倒なのでパーソネルのところには詳しく書きませんでしたが、アラン・ロス、ヘンリー・フリーマン、セルダン・パウエル、レオン・コーヘン、ウィルフォード・ホルコンベ…といった人が参加しているようです。日本語表記、合っているかどうか知りませんけどね、ホルコンベ。で、チェットは歌っております。いつもながらの中性的なアンニュイさが、もう、ロゲ。(“たまらんっち会長の後任)…といった感じですね。とっても“漂泊”しておりまして、もう、キッチンハイターもびっくりって感じぃ?…って、そっちの“漂白”じゃなくって。でも、黄ばんだパンツはきちんと漂白したほうがいいと思いますけどね。「ラッキーデイ ブリーフ真ん中 清潔に」…という、デイブ・リーブマンに捧げられた句もありましたし。ま、キッチンハイターでパンツを漂白するのは、どうか?…という気もしますけどね。

 ということで、2曲目です。「イージー・リビング」ですな。気ままな暮らし。…という、何だか能天気なタイトルとは裏腹に、なかなか“しょっぱい人生”を歌ったものらしいですが、ま、黄ばんだパンツの真ん中を舐めると、ちょっぴりしょっぱい味がしたりしますしね。それもまた人生。…って、いや、舐めてみたことはありませんけど。で、イントロのフルートの使い方が今ひとつです。でもまあ、フルートはおまけのようなものなので、あまり気にしなければ気になりません。人生、考え方次第で何とでもなる。…という、貴重な教訓だと思います。いや、言ってる本人、あまりよくわかりませんけど。ちなみにアレンジはジミー・マンデイですか。寡聞にして知りません。で、チェットは歌っております。アタシ、耳元で囁かれると、弱いの。…といったタイプの人を落とす場合の模範例。…とでも言うべき歌いっぷりでありまして、ま、僕はこんな気持ちの悪い声で「兄弟船」を歌ったりはしませんけどね。ま、ハナから選ぶ歌が間違っているような気もしますけど。で、チェットは歌った後、トランペットを吹いております。いや、正確に言うとフリューゲルホーンを吹いております。何でもモノの本によれば、吹き込みの直前に楽器を盗まれたんだそうでありまして、すいません、僕が盗みました。だって、ひもじかったんだよぉ。3日間、ご飯を食べてなかったんだよぉ。パンを食べてたんだよぉ。…という人がおりましたら、今からでも遅くはありません。速やかに自首してくださいね。で、フリューゲルという楽器は実にしみじみとしていて、よいものですな。ま、バラード・オンリーといった感じがあるんですけどね。で、3曲目の「ザット・オレ・デビル・コールド・ラブ」はそのフリューゲルの音色をうまく活かしたバラードで、歌抜きのインスト・ナンバーとなっております。中間部で聴けるハンクのピアノも詩的で素敵で投擲。…って、ヤリとか砲丸とかハンマーとか投げてる場合じゃないですけどね。

 ということで、4曲目です。「ユー・アー・マイ・スリル」。日本語にすると「貴方は私のドキドキ♪」といったところですかね?あらいかおる子あたりに歌わせるとイイかも知れませんね。古きよき30年代を思わせる中間派風のアレンジが小粋で吐息で死体遺棄…って、死体を捨ててる場合じゃないですけどね。ハンマー投げるより、もっとそんな場合じゃないですよね。ま、はずみで殺してしまったりしたら、とりあえず捨てるしかないわけなんですけどね。で、これも3曲目と同じくインスト・ナンバーとなっておりまして、ま、あまり歌ってばかりでも、飽きられちゃうしぃ。…という意図が感じられ、これはこれでいいと思います。本職はラッパ吹きなワケだし。で、4曲目は「クレイジー・シー・コールズ・ミー」という曲です。日本語にすると「アブない彼女が僕を呼ぶ」といったところですかね?あらいかおる子あたりに歌わせるとイイかも知れませんね。…って、何でもかんでも、あらいかおる子に歌わせればいいというものではない。…という気もしますが、またまたインストですな。ゆったりしたテンポと、しみじみとしたフリューゲルの音色。もう、ええって!…という気がしないでもないほど、似たようなムードの演奏が続くところがちょっぴりネックではないかと。ということで、次にまいりましょう。「ホエン・ユア・ラバー・ハズ・ゴーン」「恋人がいってしまったら」…って、我ながらウキウキしちゃうほど、まっとうな日本語訳ですな。これは、倉田まり子に歌わせましょう。いや、何となく。ひさしぶりにチェットの歌が聴けて、少しは雰囲気も変わりましたが、基本的には似たようなバラードでありますな。で、6曲目。「ミーン・トゥ・ミー」。ミーン・トゥ・ミーで通じ合う〜♪…って、「MUGOん…色っぽい」ネタは前に書きましたので、さすがに今回は自粛します。ちなみに工藤静香です。作詞は中島みゆきなんですな。ちっとも知りませんでした。作曲は後藤次利だそうです。で、チェットの演奏はなかなか派手派手しくて、スロー・テンポばかりで食傷気味の食用ガエル。…という人にはチェンジ・オブ・ペースとしていいかも知れませんね。レトロな雰囲気は相変わらずですけどね。ちなみにこれはインストゥルメンタル・ナンバーとなっております。

 さ、あと3曲ですね。読んでるほうとしても“食傷気味の食用ガエル”などというワケのわからんフレーズが出てきたところで、すっかりヤル気をなくしたものと思いますが、もうちぇっとの辛抱だよ。…と、チェットも言っていることですしぃ。…って、つまらんぞ、チェット!…と思わずにはいられませんが、ま、僕の責任ですけどね。で、えーと、8曲目は「ジーズ・フーリッシュ・シングス」ですね。「そんなアホなことを」という塩川財務長官語訳もありますが、ちなみに今日はキャラメルでした。いや、先ほど床屋に行ってきたんですが、帰り際におばさんが「今日はキャラメルでいい?」と言うんですよね。どうやら森永チョコボールの“ピーナッツ”が切れて、不人気な“キャラメル”のほうしか残ってなかったようなんですが、いや、僕はオトナだから「ピーナッツじゃなきゃ、ヤだ!」とダダをこねるような真似はせず、黙って“キャラメル”のほうを貰ってきたんですけどね。ただ、この場を借りて一言、「ピーナッツ、切らすなよ!」と文句のひとつも言いたくなっちゃいますが、おまけに“おもちゃのカンヅメ”、またハズレだしぃ。せめて“銀のエンゼル”、仕入れてこい!…と言いたいですね。で、チェットです。演奏しております。歌ってはおりません。この原稿の冒頭で、「彼のヴォーカルは人気が高いわけでありますが、このアルバムでもたっぷりと楽しむことが出来ます。」と書いたんですが、それほど“たっぷり”というわけでもありませんでしたな。検尿のコップに半分弱って感じ?ま、検査には支障ないんだけど、決して誉められた量ではない。そういったところではないかと思います。ま、たくさん出せばいいというものでもないんですけどね。そういえば11月に本社から転勤してきたタムラさんは「入札に行くと、尿に血が混じる。」と言っておりましたが、大丈夫なんでしょうか?ま、人事だから別にどうでもいいんですけどね。(←無責任。)

 で、9曲目は「ゼア・イズ・ノー・グレイター・ラブ」です。チェット、歌ってます。フルートを交えたアンサンブルがちょっと大げさですな。ま、ゴージャスと言えばそれまでなんですが、こういう歌はピアノ・トリオをバックに淡々と歌ったほうが痰のキレもいいのではないか?…と、ちょっぴり風邪気味の僕は思うわけでありまして。ま、別に痰に血が混じるわけでもないので、別にいいんですけどね。で、最後はコレです。「ドント・エクスプレイン」。やはり、ビリー・ホリディゆかりのナンバーとなると、コレは外せませんね。“おもちゃのカンヅメ”はハズしても、「ドント・エクスプレイン」だけは外せない。…というのはこの世界の常識でありまして、ただ室内楽的に懲りすぎたアレンジは、ちょっと好みがわかれるところでありますな。こういう曲はピアノ・トリオをバックに切々とワンホーンでやったほうが節分の豆まきもはかどるのではないか?…と、ちょっぴり下痢気味の僕は思うわけでありまして。ま、別に便に血が混じるわけでもないので、別にいいんですけどね。ということで、今日はおしまい。

【総合評価】

 最後のところがものすごく投げやりでありましたが、同じような雰囲気の演奏が多すぎて、ちょっと後半はダレますかね?1曲目から3曲目あたりまでは、かなりいい感じなんですけどね。ま、企画物というのは概してそういう傾向にあるんですけどね。個人的には「ザット・オレ・デビル・コールド・ラブ」が、好きっす。


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