BLUE SOUL (RIVERSIDE)

BLUE MITCHELL (1959/9/28)

BLUE SOUL


【パーソネル】

BLUE MITCHELL (tp) CURTIS FULLER (tb) JIMMY HEATH (ts)
WYNTON KELLY (p) SAM JONES (b) PHILLY JOE JONES (ds)

【収録曲】

MINOR VAMP / THE HEAD / THE WAY YOU LOOK TONIGHT / PARK AVENUE PETITE / TOP SHELF
WAVERLEY STREET / BLUE SOUL / POLKA DOTS AND MOONBEAMS / NICA'S DREAM

【解説】

 サーバーの容量を使い果たしてしまいました。えー、この『塩サバ通信』はですね、“Mirai-Net”と“Infoweb”という2つのサーバーに置いてあるんですが、そのうち“Infoweb”のほうの容量を使い切ってしまいました。“Mirai-Net”のほうはとうの昔にオーバーフローして、“jazz giant”の古いページは“トクトク”の無料サーバに移設しているようでありますが、どうも僕はこの無料サーバーというのが好きになれんのですよね。うざいバナー広告がセンシティブな僕の感性を魚で…じゃなくて、逆撫でしてしまうというか、「タダより高いものはない。」という処世訓が身に染み付いてしまっているというか、世の中、ゼニを出してナンボや。…というのが僕のモットーですからね。ちなみに“Mirai-Net”というのは場内電気設備工事関係者にはお馴染みの樹脂製のプルボックスなんかを製造している未来工業というところが片手間にやっている、とってもローカルなプロバイダでありまして、スタンダードコースで用意されるほ→むぺ→じ容量は20MBとなっております。で、容量超過分は10MBあたり1月で100えん余分に取られることになるんですが、ケチな塩サバ2号が容量オーバーになるとすぐ“トクトク”のほうに勝手に引越しさせてしまうので、昔のページがどんどんバナー広告付きになってしまって、まったくもって不本意な話でありますなぁ。。。ま、センスが悪くなるだけならまだいいんですが、引越しをすると、せっかくロボット型検索サイトが登録してくれた個別ページがアクセスしても“File Not Found”になってしまって、貴重な顧客を取り逃がしてしまう恐れがございます。顧客股間を大切にしよう。…がモットーである僕にしてみれば、これほど勿体ない話はないわけでありまして、だいたい、一生懸命にサイトを見て回って僕のページを登録してくれたロボットにも失礼な話ですよね。おそらく“Infoweb”とかの事務所ではロボコンみたいなヤツがパソコンの前に釘付けになってサイトの登録作業に勤しんでいるものと思われますが、それを「100えん取られるから、やだ。」…といった些細な理由でいとも簡単に移転しちゃうと言うのは、ロボット制御研究科卒業の僕にしてみれば、身を切られるような思いであるわけでして。ま、塩サバというのはたいてい切り身で売られているので、今さら身を切られてみたところで大勢に影響はないと言えば、それまでなんですけどね。

 で、“Infoweb”のほうはどうかというと、10MBまでは無料で、そこから5MBバイト増やすたびに月額200えんも取られてしまいます。ページが増えるたびに30MBまで増量してきたので、毎月800えんも余分に払わされていたわけでありますな。こんなくだらんHPのために、年間で9600えんっ!改めて計算してみて、あまりの無駄な出費に思わず気分が落ち込んで来てしまいましたが、9600えんもあれば毎日“うまい棒”が2.63本ずつ食べれますもんね。ま、裏を返せば毎日“うまい棒”を2.63本ずつ食べるのを我慢すれば何とかホームページは維持できる。…ということになりますが、こともあろうにこのサーバーは最大容量30MBまでに制限されているんですよね。“@Nifty”と統合して、ヤル気が感じられないこと、この上なし。…といったところでありましょう。ゼニならいくらでも出すから、容量をもっと増やしてくれ。…と思わずにはいられませんが、肝心の本人にまったくヤル気がないようではどうしようもありません。仕方がないので僕は有料の優良なレンタルサーバーを利用することに思い至ったわけでありますが、レンタルサーバーというのは思ったよりも高いものなんですな。サバの切り身よりも高いんじゃないですかね?例えば、僕がいちばんソソられるものを感じずにはいられなかった ここ なんか、独自ドメイン、容量200MBと内容のほうはなかなか充実しておりますが、月額2900えんも取られちゃいますもんね。年間にすると3万4800えんっ!これを30年間維持しようとすれば、なんと100万円オーバーっ!たかが“サバ”ごときに、とてもじゃないけどそんな予算は確保出来ません。“さばネット”。捨て難いんですけどねぇ。。。

 が、色々と調べてみた結果、わりとリーズナブルなレンタルサーバーを発見することが出来ました。その名も ナウでヤングなレンタルサーバー!ロリポップっ! うん、いいですな。容量は50MBで、初期設定料金が2000えん、利用料金は年額で3000えん。1ヶ月あたりにすれば利用料金は250えんで済んじゃいます。うん、何とか維持できないこともない金額でありますな。それに何より“ナウでヤングな…”というキャッチコピーにソソられるものを感じました。“ろりぽっぷ♪”というキュートなネーミングもロリ好きの僕にはぴったりであります。基本的にはぎゃる向けのサービスのようでありますが、もちろん男性の方もOK!…とありますので、おじさんでも大丈夫でしょう。独自ドメインは持てませんが、41種類ものドメインの中から自由に選べるというのもポイントが高いですな。例えば“☆女の子チックなあなたに”は、基本の“lolipop.jp”の他に“vivian.jp”“bambina.jp”なんてのがあります。ま、中には“”stripper.jpなどという、ホントに女の子チックなあなたが選ぶのか?…と思わずにはいられないようなものもありますが、もっと凄いのは“pussycat.jp”でありますな。ま、確かに直訳すれば“仔猫”だからとっても女の子チックなんですが、果たして“pussycat”をキーワードにサイト検索しようものなら、どんなサイトがヒットするのか試してみるのも憚られるような危険性を秘めたドメインでありますなぁ。・・・・・・・・・・。あ、思わず試してしまいました。結果、ま、後ろに“cat”が付いているだけ、危険度はまだマシ?…という感じでありましたが、わりと普通のギャルが“PussyCatHomepage”なんてのを開設したりしていて、純情なおじさんとしては思わず心が時めいて…いや、心が痛んでしまいました。・・・・・・・・・・。あ、またしても思わず見入ってしまいましたが、ちなみに僕は“☆かわいい物好きなあなたに”というカテゴリーから“babyblue.jp”というドメインを選んでみました。ほら、僕ってわりとおばさん達から「かわいい♪」と思われるタイプみたいだし、他の人から見ると風変わりだと思われるような、特殊な物事を好む傾向にあるしぃ。…って、“かわいい物好き”というのはそういう意味ではないんですかい?

 で、ホームページのURLは http://saba.babyblue.jp/ となりました。シンプルでわかりやすいですね。ほら、僕ってぱんつの色セイルの色黄色でも、わりと“Blue”という言葉が嫌いじゃないし、“”という漢字はサカナ偏に“Blue”だしぃ。…ということでこのドメインを選んでみたんですが、もしかしてアメリカのスラングで“babyblue”というのが「コドモ並みで、憂鬱になるくらい使い物にならないモノ」といった意味だったりしないのか?…というのが、僕が今、最も心配していることなのでありました。ということで、今日はおしまい。

 ということで、BLUE MITCHEL『BLUE SOUL』 です。“BLUEつながり”で、うまくまとまりましたね。ちなみに“babyblue.jp”のサーバーにはとりあえず、“one finger snap”の写真データを移設しておきました。本文のほうは元の“Infoweb”のほうに残しておいたので、検索ロボットの顔も立つというものでしょう。そのうち暇を見て“jazz giant”のジャケ絵データも移してやろうと思っております。ロリポップのレンタルは有意義であった。…と思わずにはいられませんが、トップページのアクセス・カウンタが動きませんな。何か設定方法が悪いのか?…という気もするんですが、恐らくロリポップ側のバグでありましょう。ま、いつまでたってもカウンタが“0”というのも、潔く諦めがついてイイかも知れませんね。で、ブルー・ミッチェル『ブルー・ソウル』でありますが、いっかにもリバーサイド♪(←「リバーサイドホテル」の節で歌ってね♪…って、このネタも使い尽くした感がありますなぁ。)…といった感じのメンバーがよろしいですな。フロントはカーティス・フラージミー・ヒースを加えた3管編成で、ケリーサム・ジョーンズフィリーのリズム隊はリバーサイドのベストではなかろうかと。…と、個人的に勝手に思っている次第でありますが、まず1曲目はベニー・ゴルソンのオリジナル、「マイナー・ヴァンプ」でありますな。日本名「マイナーな爪革」でありますか。で、“(うりかく?)”って何ですかね?…と思って調べてみたら、 “爪革(つまかわ)” というのは雨の日や防寒用として下駄のつま先側に付けるもの…なんだそうです。そんなワケのわからんものをテーマにするとは、さすがゴルソンでありますな。いや、ぜんぜん違う意味なのかも知れませんけど。

 で、曲のほうはと言うと、いかにもマイナーな爪革らしいマイナー調の曲に仕上がっているところが、さすがゴルソンでありますな。アレンジもゴルソン本人でありまして、ただテナーの演奏はくどいことで定評のあるゴルソン本人ではなく、フレージングが分かりやすいことで知られるジミー・ヒースであるところがミソではなかろうかと。で、ブルー・ミッチェルはミュートで演奏しております。が、それが災いして何だか上ずったような感じになっているところがネックでありますな。おとなしくオープンでやったほうがよかったのではなかろうか?…と、初おっさん心ながら思ってしまいますね。あ、“初おっさん心”というのは“老婆心”を若いおっさんにしたようなものだと思っていただければよろしいかと思います。特に書くことを思いつかなかったのでとりあえず書いてみたんですが、書かなければよかったかな?…と、ちょっぴり後悔しております。で、何の話でしたっけ?ミッチェルのミュートがもうちょっと。…という話でしたね。が、その“もうちょっと具合”に、トロンボーンとテナーのユニゾンが絡む辺りがゴルソンの腕の見せ所でありますな。で、ソロ2番手はジミー・ヒースでございます。僕が適度に尊敬している鮭師匠はこのジミー・ヒースのことを「B級だけど、コピーしやすいんですよー。」と言っていたような気がしますが、あまり記憶にサダカでないことを書くと、ボロが出る「学生街の喫茶店」。…という気がしますが、あ、それはガロでしたか。ボロのほうは「大阪で生まれた女」ですね。好きだけどカラオケでは歌えない歌でありまして、どうしてなのかと言うと、どうしてもサビの部分で「大阪で〜生まれた〜、引越しのサカイ♪」と、“途中で歌が変わるシリーズ”になっちゃうからなんですけどね。…とか言ってるうちにカーティス・フラーのソロになりました。クリシェと言っていいほどお得意のフレージングが聴かれ、これはこれで悪くはないんですが、全体的にはどうも今ひとつ地味でありますな。で、地味なままテーマに戻って、フェードアウトして演奏は終わっちゃうんですが、1曲目が今ひとつ印象薄なのが災いして、アルバム全体の印象を地味なものにしちゃっているような気がしないでもありません。さ、2曲目でこの劣勢を挽回できるでありましょうか?

 アルバム活性化の重責を担う2曲目の「ザ・ヘッド」はリチャード・ミッチェルのオリジナルでございます。誰や?…と思わずにはいられませんが、ブルー・ミッチェルの本名なんですかね?面倒なので確認はしませんが、いや、“pussycat”でサイト検索する暇はあっても、ブルー・ミッチェルの本名を調べるほど僕は暇ではありません。いや、勤務時間中はけっこう暇なんですけどね。で、「ザ・ヘッド」はアルバム活性化の重責を担うには、ちょっと印象薄かな?…といった気がしないでもありません。曲調がさほど日本人好みでないところがネックでありますな。フィリーのタイコは大活躍してますけどね。ソロはミッチェル→ジミー・ヒース→ケリーの順で、演奏自体は快調である。…と言ってもいい出来なんですけどね。ただ、ミカンは大味です。いや、今、これを書きながら食っているミカンの話でありますが、図体がデカいので、どうかな?…と思っていたんですよね。デカみかん、総身に甘みがまわりかね。…といったところでしょうか?甘みがわまりかねているだけならまだしも、何だかイヤな味がしますからね、デカみかん。で、ケリーのソロの後、再びミッチェルが登場して、フィリーが頑張って、テーマに戻っておしまい。いや、2曲目が終わった時点で、アルバム全体の印象はやはり今ひとつ希薄でありますな。で、3曲目の「今宵の君は」はもともとあまり好きな曲ではないので、まったく期待はしておらず、わりと速いテンポで演奏されております。…ということだけを書いておいて、さ、4曲目の「パーク・アベニュー・ペティート」ですね。1曲目に続くベニー・ゴルソンのオリジナルなんですが、思わず「これこれ!」と言いたくなるような陰鬱な哀感に思わず笑みがこぼれてしまいます。やっぱ、ミッチェルはしみじみバラードだよねぇ。…と、一人で頷きたくなるような暗い演奏でございます。が、救いようのない暗さではなく、地味な暗さ。…というところがこの人ならではですよね。しかし、ホントに不味いミカンですなぁ。もし袋に生産者の顔写真でも付いていたら「不味いぢゃないか!」と文句のひとつも言いたくなるところですが、残念ながら誰が作ったものであるのか明記されておりません。しかたがないので仮に松本三郎(67歳)としておきますが、不味いぢゃないか、三郎!

 で、5曲目です。ジミー・ヒースの「トップ・シェルフ」という曲です。「一番上の棚」と翻訳ソフトでは出ましたが、曲もアレンジも、いかにもジミー・ヒースだなぁ。…といった感じでありますな。が、あまり日本人ウケはしません。僕も日本人の端くれなので、あまり感心しませんね、こりゃ。で、作曲者に敬意を表してか、ジミー・ヒースがまずソロの先陣を切りますが、やや単調な丹頂鶴。…といった感じですかね?ま、最後のところは“粘り気のないデクスター・ゴードン風”で、悪くないんですけどね。で、ソロ2番手は…と、ここまで書いてCDのリーフレット(というのか?)を見直して判明したんですが、すべての曲が3管編成というわけではなく、3、4、7曲目はブルー・ミッチェルのワン・ホーンになるんですな。で、カーティス・フラーはソロではあまり出番がありません。この5曲目でもヒースの後はミッチェル、ケリーと続いて、ホーン・アンサンブルとフィリーとのバースがあって、明確にテーマに戻らずに、おしまい。…といった構成になっております。全体的に「まあまあかな?」…といったところですかね?…と、ここまでコレといった演奏がないままここまで来ちゃいましたが、でもだいじゃぶ。6曲目の「ウェイヴァリー・ストリート」で僕の大和魂スピリッツは炸裂致します。5曲目に続くジミー・ヒースの作編曲作品でありますが、これこれ!こういうのを待ってたんだよね。…と、思わず笑みがこぼれてしまう渡部絵美。…といったナンバーでございます。一言で言ってしまえば、これぞ“リバーサイドのファンキー”ですな。ヒースのアレンジによる3管ハーモニーも絶妙です。で、これまでさほど出番のなかったフラーがソロの先陣を切り、何ともアーシー・ファンク。…といった世界を展開しております。いや、ソロ自体は短いんですけどね。で、続くケリーがこのアルバムでもベストと言えるプレイを聴かせておりまして、いや、ソロ自体は短いんですけどね。続くジミー・ヒースのソロも悪くない出来でありまして、短いアンサンブル・パートを挟んでブルー・ミッチェルのソロへと流れていく…という構成もよく練られていて、とってもいいと思います。で、テーマに戻って、おしまい。以上、5分間というやや短い時間に、ヒースの非凡な才能が凝縮された濃縮果汁還元のような作品。…と言っても過言ではないタンスにゴン。…といったナンバーでありました。

 はい、7曲目。ブルー・ミッチェルの本名ではないかと憶測されるリチャード・ミッチェルのペンによるタイトル曲の「ブルー・ソウル」は今ひとつ印象の薄い作品でありまして、ワン・ホーンなのが何となく間の抜けたムードを醸し出しております。唯一、サム・ジョーンズのピチカート・ソロが聴ける。…ということだけ押さえておいて、次にまいりましょう。8曲目は「ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームズ」です。個人的にはカレーライス並みには好きな曲なんですが、バラードというよりはスロー・テンポ。…といった感じの設定でありますな。この差異は微妙なんですけどね。で、ゴルソンのアレンジが懲りすぎていて、ちょっとマイナス。…といった感が無きにしもあらず。ごく普通にワン・ホーンでやったほうがよかったんじゃないか?…と、老婆心に思ってしまいました。で、最後はホレス・シルバーの「ニカの夢」なんですが、これまたゴルソンのアレンジが成功しているとは言えません。成功はしてないが、失敗。…と言ってもいいかも知れません。やはりリバーサイドにはゴルソンよりもジミー・ヒース。…という気が個人的にはしますな。でもまあ、アレンジャーとして招聘した以上はゴルソンの顔も立てなければならないのがプロデューサーの辛いところでありまして、いや、だったら最初から呼ばなければいいような気がするんですけどね。ま、オリン・キープニュースとしても、よかれと思ってしたことだろうし。…と、オトナの態度で耳を傾けてあげるのが人としての節度であるわけでして。…ということで、今日はおしまい。

【総合評価】

 結局のところ、「ウェイヴァリー・ストリート」1曲、次点で「パーク・アヴェニュー・ペティート」。…というアルバムでありましたな。ま、いいけど。…といったアルバムでありました。ま、たまにはいいでしょう。このジャケットのブルー・ミッチェルの顔、好きだしー。でもやっぱり“ロリ系ぎゃる♪”の顔のほうが、好きです。


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