MAX ROACH PLUS FOUR (EMERCY)

MAX ROACH (1956/9/17,19)

MAX ROACH PLUS FOUR


【パーソネル】

KENNY DORHAM (tp) SONNY ROLLINS (ts) RAY BRYANT (p)
GEORGE MORROW (b) MAX ROACH (ds)

【収録曲】

EZZ-THETIC / DR. FREE-ZEE / JUST ONE OF THOSE THINGS
MR.X / BODY AND SOUL / WOODY' YOU

【解説】

 僕がはぢめて自分で運転したクルマは“クラウン”でありました。○ラウン自動車学校の教習車がクラウンでしたからね。僕の通っていた自動車学校がオート三輪自動車学校ぢゃなくてよかったなぁ。…という気がしますが、いや、ある意味では貴重かも知れませんけどね。ちなみに僕はク○ウン自動車学校にはあまりよい印象を持っておりませんで、それが故に校名の一部を伏字にしておいたんですが、いや、専門学校の指定教習場だから選択の余地が無かったんですよね。で、何がよくなかったのかというと、東海市などという中途半端な位置にあったのがいけません。名古屋市内にあった学校からは専用のバスに乗って行くんですが、車内ではいつもCBCラジオの 『唄啓のこれは得だすお聞きやす』 が流れておりました。これは 『ダイマル・ラケットのみんなの歌謡曲』 の流れを汲むものでありまして、1984年から94年まで、実に10年間も続いた長寿番組でございます。いや、そのわりには大して面白くもなかったんですけどね。歌謡曲が流れる合間に漫才風に地元企業の宣伝をする。…というものなんですが、この“漫才風の宣伝”の部分が3ヶ月くらいの間、ずーっと同じであるところにワビ・サビや禅味が感じられる番組でありました。“香嵐渓ヘビセンター”の宣伝など嫌になるほど聞かされて、もし香嵐渓に行く機会があったとしてもヘビセンターに行くのだけはよそう。…と思ってしまいましたもんね。

 で、毎日 『唄啓のこれは得だすお聞きやす』 を聞かされるのが嫌でクラ○ン自動車学校を怨んでいたというわけではなく、僕の予定では1学期中に無事、免許を取得するという手筈になっていたんですが、どういうわけだか教習でなかなか“合格”のハンコが貰えず、夏休みに突入するハメになってしまったんですよね。で、家から通うには遠くて面倒だし、長島スパーランドのプールの監視のアルバイトもあるし、そんなこんなで2ヶ月ほど通うのをサボっていたらすっかり“正しい運転方法”を失念してしまい、おかげで卒業検定に落ちました。これもみんな、クラウ○自動車学校が悪いっ!…ということで、僕はここにあまりよい印象を持ってないわけでありますが、で、僕がはぢめて持った自分のクルマは“コロナ”でありました。いや、実に何の取り得もないクルマでしたな。まず第一に“やんぐ感”があまりにも希薄であるところに問題がありました。クルマが欲しいと思う動機の、その80%くらいは 「いいクルマに乗ってギャルにモテたい!」 という下心にあるわけですが、“コロナ”でどうやってギャルにモテろというねん!?…と、己のモテなさ具合を“コロナ”に転化しようとする、さばぴょん22歳の春でありました。いや、塩サバ2号の中古品をタダで譲り受けたものだから、文句を言えた筋合いではないんですけどね。ただそれにしても、もうちょっと違った選択はなかったのか?…という思いは今でもあります。あまりに駄作的にダサいクルマだったので“駄コロナ”とか“駄クルマ”とか言ってましたもんね。ああ、元大関・琴風?…って、それは尾車親方ですね。

 で、僕がはぢめて自分のお金で買った車が“RVR”でありました。どうしてこのクルマを選んだのかというと、“パジェロ”が欲しかったんだけど、買えなかった。…というのがその理由の80%くらいを占めております。高いですもんね、“パジェロ”。で、このクルマにはもうひとつ重大な問題点がありまして、それは何かと言うと「年寄りに正しくクルマの名前を覚えて貰えない。」ということなんですが、“ぱじょれ”とか何とかワケのわかんないことを言いますからね、年寄りは。年寄りに正しくクルマの名前を覚えてもらえないというのは本意でないので、僕は泣く泣く“RVR”にした次第でありますが、これだったら八十過ぎたバアさんにも、「ああ、“アール・ヴィー・アール”ねっ♪」…と、下唇を噛みながら理解して貰えますもんね。オバサンがよく真っ赤な“RVR”に乗っているのを目撃したところを見ると、ギャル受け…というか、オバサン受けも悪くないみたいだし、じゃ、“コロナ”から乗り換えて途端にモテるようになったのか?…というと決してそんなこともなく、しかしまあ、個人的にはわりと気に入ってましたけどね。で、“RVR”を買ったからには、やっぱアウトドアぢゃん。…とか思って(←ものすごく単純な性格)、思わずドーム型テントとかタープテントとか寝袋とかランタンとかコンロとかを買ってしまいました。ランタンはコールマンのが欲しかったんですが高くて手が出ず、ミスター・トンカチに“灯油ランタン”というのが980えんくらいで売っていたので、それを買いました。いや、これはよかったですな。ものすごく暗くって(←シケたロウソク程度)まったく何の役にたたないどころか、真っ黒な煤が大量に発生して、存在自体が迷惑以外の何物でもない。…といったシロモノでありました。ドーム形テントもよかったですな。ちゃんとした メーカーのものが欲しかったんですが高くて手が出ず、ミスター・トンカチに3980えんくらいで売っていたのがあったので、それを買いました。平時には「ただの安物だなぁ。」といった感じがするだけで特にこれといった問題もなかったんですが、ある日、雨降りの時にキャンプをしたらだだ漏れでした。そのうち床上まで浸水してきて、いや、もうちょっとでテントの中で水死するところでしたな。これを期に、何も“RVR”を買ったからって、無理にリクレーショナルに励むこともないよね?…ということを悟って、僕は少しオトナになったのでありました。

 あ、そうそう。“駄コロナ”は“RVR”納車の日の朝、突然エンジンがかからなくなったんですよね。三菱のディーラーまで乗っていかなければならないので必至で蘇生術を施して、何とか1キロほどの道程を乗り切ったんですが、店についてエンジンを切った瞬間、天寿を全うしたものと思われます。ご愁傷様でした。下取りは“おなさけ価格”の5万えん。ま、下取ったほうとしても“灯油ランタン”と同じくらい迷惑であるに違いないので、金を取られなかっただけマシ。…という気はしますけどね。しかし、今度の“RVR”の下取りにはかなり期待を持っておりました。年数だってたったの10年しか乗ってないし、走行距離もわずか10万キロを少し越えたくらいだし、メタリック系だったダーク・グリーンのボディは“つや消し”になって何だか渋くなったし、後部座席のヘッドレストは不用品と間違えられて“燃えないゴミの日”に出されちゃったし、高速道路で100キロ以上出すとハンドルが何とも言えない嫌な振動をして「だいじゃぶか?」と心配になるし、“インターネットであなたの愛車を簡単査定”というサイトがあったので、予想査定額のところに“100万円”と入力して送信したら、しばらくしてオネーサンから電話がかかってきて、「あのぉ、ちょっとお値段がつけられないんですけどぉ。。。」と言われちゃったし、いや、買った時には「人気車種ですから、下取りも期待出来ますよぉ。」と言われてたんですけどねぇ。

 で、エクストレイルでありますが、一発目で“15万円引き”を呈示されました。出た当初は 「このクルマはワン・プライスですからねぇ。」 とか言われて、どんなに頑張っても5万円引きが限度。…といった、たいへん強気の商売をしていたようなんですが、最新の情報によれば“目標値引額は20万円”ということだったので、 「相場は20万円引きみたいですねぇ。」 と、それとなく仄めかすと、一瞬にして20万円引きのコミコミ“252万5000えん”になりました。僕はそれで充分に満足だったんですが、同行していたさば2号が 「ここはやっぱりキリのいいところで。」 などと大変いやらしいことを言い始め、ゴネにゴネたら“250万えんポッキリ”になりました。明細書を見ると“車両価格値引き:20万えん”“オプション品値引き:1万5000えん”、そして“RVR”の下取り価格として“1万えん”の文字が燦然と輝いていたのでありました。そんだけ。

 ということで、マックス・ローチです。最近、マーキュリー/エマーシー系のローチがたくさんCD化されてますよね。で、この 『マックス・ローチ・プラス・フォー』 というのもその1枚でありまして、で、エマーシーのローチと言えば真っ先にブラウン=ローチ・クインテットの諸作が頭に浮かぶわけでありますが、ブラウニーは死にました。ピアニストのリッチー・パウエルという人は名前のわりには貧乏だったようですが、ブラウニーと同じクルマに乗っていて、死にました。運転していたのはリッチーの奥さんのリッチー・パウ子(仮名)だったそうですが、いずれにせよメンバー5人のうち2人が信者って…いや、死んじゃって、ローチは失意の日々を送っていたといいます。でもまあ、死んじゃったものはしょうがないしぃ。…というので、3ヶ月ほどしてからメンバーにケニー・ドーハムレイ・ブライアントを加えて吹き込まれたのがこの 『マックス・ローチ・プラス・フォー』 というアルバムであります。その他の面子はローチロリンズ、「見たくない、山本譲二、モロ画像」のジョージ・モロウと、“ブラウン=ローチ5”のメンバーがそのまま残っております。で、タイトルはロリンズ名義ながら “ブラウン=ローチ5”のメンバーが全員顔を揃え、正式な吹込みとしてはブラウニーの遺作になってしまった 『ソニー・ロリンズ・プラス・フォー』 をもじったものでありましょう。で、このアルバムは何といってもジャケットが秀逸ですね。ローチ以外の4人が後ろを向いているところが何とも言えず嬉しいです。これがもしメンバー5人全員が前を向いている、とっても前向きなジャケットだったりしたら、このコーナーで取り上げられることはなかったでしょう。デザイン・センスの勝利ですなぁ。ということで、では1曲目から聴いてみましょうね。

 1曲目は「エズ・セティック」という曲です。ジョージ・ラッセルの曲で、難曲として知られているのよね。…と南極2号も言っておりましたが(←おしゃべり機能付)、いや、南極2号がジャズに造詣が深いとは思いませんでしたな。「ダッチ界の“ニカ婦人”だねっ♪」…と誉めてあげたら、ニカっと笑っておりましたが(←ニカニカ笑い機能付)、いや、どうせならもうちょっと色っぽい笑いの機能を付けて欲しかった気がしますけどね。“ウフフ♪機能付”とか。“てへっ♪機能付き”というのも、その女の子がとびっきりカワイイ(←しかもロリ系)という条件付きで認めてもいいと思います。“てへっ♪機能付きフケ専マニア用ドール・山本五十鈴(53歳)”なんてのは、嫌です。で、何の話でしたっけ?難曲である。…という話でしたね。この場合、難曲である。…というのは演奏する立場にとって…という意味だと思うんですが、ただぼーっと聞いている分には「何かヘンな曲だなぁ。」という気がする程度で、特にこれといった実害はありません。足が臭くなるとか、痔が再発する。…といった心配もありません。それどころか、ロリンズとドーハムのユニゾンによるテーマ演奏はスピーディでスリリングですらあって、さすが、これだけのメンバーを集めると違うなぁ。…といった感慨に浸ることの出来る灌漑農業。…といった演奏に仕上がっております。で、ソロ先発はロリンズですな。この人のプレイは一言で言えば豪放磊落、二言で言うと豪放にして磊落。…ということになるわけですが、その特徴が遺憾なく発揮されたイカ納豆。…といった感じで、とってもいいと思います。続くドーハムのソロは、ま、ブラウニーに比べるとちょっと地味かなぁ。…という気はするんですが、地味な歌心と緻密な下心がこの人の持ち味ですからね。代表作とされる 『静かなるケニー』 のジャケットで選りすぐりに不細工な顔を載せて油断させておいて、「なーんだ、実物はけっこうマシぢゃん。韓国の調味料はコチジャン。」と思わせるところなど、これを緻密と言わずして何と言いましょう。続くレイ・ブライアントも当事はまだ無名の新人に近い状態でありながら、栴檀は双葉よりカンパチ。…と思わせるソロを披露しておりまして、ま、後テーマの直前の意味不明アンサンブル・パートは余計ですが、全体的には素晴らしい演奏に仕上がっていると、かように評価してもよいのではないかと思います。

 はい、2曲目です。「ドクター・フリー爺」はフリチンの爺さんに捧げたものと思われるローチのオリジナルで、いや最初は「ドクター・フリー自慰」にしようかとも思ったんですが、品がないのでヤメました。上品を旨とする“塩通”の作風とは相容れないものがありますもんね。で、一応はテーマ・メロディがあってロリンズとドーハムが何やら吹いているんですが、基本的には ローチのドラム・ソロを大フィーチャーしたナンバーでありまして、ああ、蘇る『限りなきドラム』の悪夢。…と思っていたら、意外とスインギーな出来で、悪くありませんでした。少なくともベースのアルコ・ソロよりはマシ?…という感じでありまして、ティンパニの間の抜けた音色もとっても間が抜けていて、間抜けだと思います。そんだけ。で、3曲目はコール・ポーターの「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」です。いかにもコール・ポーターだなぁ。…といった感じの曲でありまして、極めて大多数のジャズマンによって取り上げられておりますが、大抵はアップテンポでやっておりますな。で、ここでのローチ一族の演奏も同様でありまして、とってもアップテンポでやっております。そんだけ。…って、さすがにもう少し何か書いておかないと世間が許してくれませんかね?世間を敵に回すと猿回しが黙ってませんからね。猿回しが黙ってなければ当然、皿回しだって黙ってないし、無論、さだまさしだって黙ってはおりません。(←基本。)あ、「精霊流し」、第3週の1日目で挫折しました。すいません。…と、ここまでは記憶だけが頼りのメモリー執筆でありましたが、家に帰って改めて演奏を聴いてみたらいくつか書き足りない点がございましたので、ちょっと補足しておきましょう。まず1曲目のロリンズのソロ。先ほどはかなり適当なことを書いて誤魔化しておきましたが、改めて聴き直してみると、かなりよかったです。すこぶるよかった。…と言い直してもいいかも知れませんが、そんだけ。続くドーハムのソロも、地味ながらよかったです。で、ブライアントのソロがあって、“ts→ds→tp→ds”の4バースがあって、ワケのわからんアンサンブル・パートがあって、ローチのソロがあって、テーマに戻って、おしまい。…という構成でありました。で、2曲目に関しては特に補足の必要はありません。

 で、3曲目です。ドーハムがリードするメロディにロリンズが絡む形でテーマが演奏され、AABAの“B”のパートはロリンズが吹く。…という、よくあるパターンでテーマが演奏されております。よくあるパターンですね。ありがちですね。で、テーマが終わるとすぐロリンズのソロになるんですが、最初の数コーラスにストップ・タイムが効果的に使われているのが、とっても効果的だと思います。 効果的ですね。目的にかなっていて効果があるようす…ですね。日本語ライナーを書いている高井信成クンも、他のメンバーも速度に付いて行っているものの、さすがに驚いたのではなかろうか。…などといったどうでもいいことを書いてないで、こういう技術的な側面を指摘して欲しかった。…と思わずにはいられませんが、いや、自分で言葉を考えるのって面倒なんですよね。おかげでワケのわからない日本語になってしまいましたが、ロリンズのソロはどこまでも快調です。ストップ・タイムのパートもいいんですが、リズムが入ってからの疾走感には圧倒される『コミックアットーテキ』…といった感じですね。いや、どういうわけだかある日、僕の机の中に入っていたんですよね、『コミックアットーテキ』という、すけべ漫画が。嫌がらせですかね?とすれば、僕としてはけっこう嬉しかったので、犯人の意図は失敗に終わったことになりますが、続くドーハムのソロはまあままですかね?いや、超アップテンポでかなり頑張っているのはわかるんですが、いかんせんトーンが地味なので、何となく地味な印象が付き纏ってしまうんですよね。ま、それもまた人生。あ、前半がピアノ・レスなのがよくないんですかね?後半、ピアノが入ってからはかなり持ち直しております。で、続くブライアントのソロも前半が“ベースだけをバックにしたバージョン”なので、何となく地味ですね。後半、タイコが入ってからはかなり持ち直しております。彼にしてはシリアス…というか、何だか若さを感じさせるプレイが微笑ましいですな。で、テナーとドラムスとトランペットの4バース(8バースか?)があって、ローチのソロがあって、テーマに戻って、おしまい。…というパターンは1曲目と同じですが、それもまた人生。

 で、4曲目は「ミスターX」です。スパルタンXの敵役ですな。ファミコンの「スパルタンX」に出てきたミスターXは、あらゆる武術を身につけた史上最強の敵!…と銘打っておりながら、ローキックの連発であっけなくヤラレちゃうという、ある意味では不遇なキャラでありましたが、ローチの作った「ミスターX」は、なかなかカッコいい曲でございます。テーマ部がいきなりストップ・タイム。…というのが意表をついていて、思わず「いひょー!」と叫んでしまいます。いらんものは?…って、それはコメヒョーですね。…って、ボケが名古屋ローカルですかい?で、ソロ・オーダーはロリ、ドハ、ブラの順です。各自それぞれとっても持ち味を発揮していておりまして、とっても良好、具志堅は用高。後半、4バースからドラム・ソロになるあたりは相変わらずでありますが、ま、曲自体がカッコいいので大目に見てあげてくださいね。リーダーがドラマーの場合、4バースとかドラム・ソロをやんないと、あんまり目立たないわけだしー。で、5曲目はバラードです。「身も心も」です。好きなんですよね、この曲。女子高生も好きですけどね。…って、いままで誰にもバラしたたことのない僕の秘密を思わず漏らしてしまいましたが、ブライアントの弾くイントロが絶妙です。しみじみとブルージーです。で、テーマを吹くロリンズが“深い”です。これほどまで男性的なトーンでバラードを吹けるのは、ロリンズと“もっこり大将”くらいじゃないですかね?で、転調するところから登場するドーハムも、しみじみと味わい深いです。続いて登場するブライアントのソロもよいです。情事モロのピチカート・ソロだって聴けちゃいます。どの人もみんな、原曲を大事にしてるな。…といった感じがして股間が、いや、好感が持てます。以上、素晴らしいバラードであるな。…というのが結論です。

 はい、ラストです。「ウディン・ユー」です。ウドンよ。…という、この曲に捧げられた短句もありましたが、たいへん華やかな演奏に仕上がっております。テーマをリードするのはドーハム、AABAの“B”の部分を吹くのはロリンズ、で、ソロ先発はドーハムでありますが、どことなくマイルスからの影響を感じさせる吹きっぷりでありますな、いや、何となく。高井クンの日本語ライナーには“ディジーに対する敬意”とありますので、僕の感覚はまったくもって間違っているのかも知れませんけどね。いや、高井クンのほうが間違っているんでしょうね、多分。続くロリンズのソロは自信満々、肉まん、あんまん、ピザまん。いや、今ひとつ語呂がよくありませんな。続くロリンズのソロは自信満々、肉まん、あんまん、カレーまん。…のほうがよかったかも知れませんね。…って、ま、どうでもいいんですけどね。で、渋め…というか、今ひとつ地味めのブライアントのソロがあって、最後にまたまたローチの“でしゃばりパート”があって、テーマに戻って、おしまい。ま、全体的によくまとまった作品に仕上がっていると言えるんじゃないですかね?…ということで、今日はおしまい。

【総合評価】

 ま、全体的によくまとまった作品に仕上がっていると言えるんじゃないですかね?…というのが結論なんですが、ロリンズ好きの人にも文句なしにお薦め出来る演奏でありますな。個人的には、“ブラウン=ローチ5”はロリンズよりもハロルド・ランド。…というスタンスを取るものでありますが、ブラウニー抜きのローチ5におけるロリンズのプレイは、あ〜ん、もっこり


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