SERENATA (DELMARK)

JOHN YOUNG (1959/09/25,30)

SERENATA


【パーソネル】

JOHN YOUNG (p) VICTOR SPROLES (b) PHIL THOMAS (ds)
【収録曲】

I DON'T WANNA BE KISSED / BABY DOLL / CIRCUS / CUBANA CHANT / IN LOVE IN VAIN
BONES / SERENATA / WHEN I FALL IN LOVE

【解説】

 外で原稿を書くことに命をかける男、さばぴょん、今度は“カシオペア”を買いました。“じょるなだ”は外ではまったく画面が見えないし、“ザウルス”はペン入力が面倒だし、“コミパル”は液晶が黒くなるしで、なかなか“これ”といったマシンがなかったんですよね。いや、古いサバを食べて麻疹が出たことはあるんですけどね。で、今度は“カシオペア”であります。いや、カシオの製品って、何だか“安物っ!”というイメージが拭いされないので今ひとつ好きではないんですが、ソニーの“クリエ”はメモリースティックしか使えないのがヤだし、“WindowsCE機”のほうがパソコンとデータを共有できていいかな?…と思ったんですよね。3世代くらい前の白黒のヤツを買いました。ペン入力式だから、“ザウルス”と大差ないんじゃないか?…という気もしたんですが、単4電池2本で、カレンダーの連続表示なら80時間はいける!…というのが魅力でした。いや、カレンダーを表示させて、ただそれをぼーっと80時間も見ている人生というのは、ちょっとどうか?…という気もしたんですが、そういう使い方をすれば電池が80時間は持つよ…という話であって、そのような行為を強要されるということではないとは思うんですけどね。

 で、使ってみました。結論から申し上げましょう。むっちゃ使い勝手、悪いぢゃん!“Palm-size PC”というのはキーボードがないだけで、“ハンドヘルドPC”と同レベルの機能があるのかと思っていたら、ぜんぜんですな。ソフトキーボードも“ザウルス”のものより打ちにくいです。僕は“Dr.GRIP”を改造したスタイラスを使っているんですが、それでも指が痛くなります。ま、唯一の救いは明るいところでも画面が見やすいのと、暑いところでも液晶が黒くならないことなんですが、書いてるうちに「どうしてこんなに苦労してまで、外で原稿を書かねばならんのだ?」…と、何だか無性に腹がたってまいりました。ま、家で“すけべ動画”を鑑賞する時間をけずって、その分を原稿書きに回せばいいだけの話なんですが、それも出来ない相談だしー。

 で、今日も木曽川です。先々週はまったくの無風状態でウインドがほとんど出来なかったんですが、今日は風が強すぎて駄目です。僕の技量と、8箇所ほど破れてテープで補修してある“ナッシュセイル”では、とてもじゃないけど耐えきれないでしょう。しかしこの“ナッシュセイル”というのは“ハズレ”でしたな。よいこのみんなは知らないと思うけど、“ういんどさーふぃん”の世界に“ろびー・なっしゅ”っていう、とってもうまい人がいるんだよー。でね、この“なっしゅ・せいる”というのは、その“ろびー・なっしゅ”がやってるブランドなんだよ。すごいよねっ♪…という店員の口車に乗せられて、ま、何でもいいやぁ。…と思って買ったんですが、ウインドサーフィンがうまいという事と、セイルを作るのがうまいというのは、まったく別の話ですからね。どうせ乗せられるなら、“口車”よりも“プチブルマ”のほうがよかったかな?…と、今にして思うんですが、作り方…というより、使っている素材が悪すぎますね。すっかり劣化しちゃって、ちょっと力を入れるだけで、ぴしっと破れる…というか、裂けちゃいますもんね。これなら石原都知事@ 『太陽の季節』“障子ぷれい♪”よろしく、“セイルぷれい♪”だって可能?…という気がします。いや、試してみたりはしませんけどね。怪我して、傷口が化膿しちゃうのが関の山だしー。可能ではあるが、化膿は覚悟。そういうことだと思います。

 と、ここまで書いて、ちょっと川に出てみました。いや、やっぱりキツかったです。玉砕とまでは言わないまでも、白菜。そんな感じでした。そういえば先ほど、いくぶんウンコ臭い香りが漂っておりましたが、いや、“〜くさい”でふと思い出したんですけどね。で、今日は“お金”について考えてみたいと思うんですが、いや、新しいお札が出るという話を昨日の夕刊で見たからなんですが、福沢諭吉クンはどういうわけだか留年なんですね。で、5000円札が樋口一葉ですか。お札の肖像にギャル系が登場するのは初めてですかね?いや、2000円札に紫式部が使われてましたっけ?ま、いずれにせよ、アレは“E電”と同じくらい世の中から忘れさられた存在となっておりますので、別にどうでもいいんですけどね。小渕首相と小林亜星はアレで人生の晩年に汚点を残しちゃいましたけどね。…と、ここまで書いてウチに帰ってきました。いや、外で原稿を書くっていっても所詮はこの程度なんですよねー。読み返してみると、まったく内容ないしー。で、帰りに桑名警察の近くの自販機でジュースを買いました。道から一歩裏に入ったところでは“有害図書”が売られているんですが、表向きは健全なジュースの自販機が並んでおります。で、安いです。裏で善良な小市民からつり銭を巻き上げているせめてもの罪滅ぼしなのかも知れませんね。普通の缶ジュースが100えん、500ミリのペットボトルが120えんで、1万円札で3000円の“すけべビデオ”を買って、お釣りの千円札が1枚出てきたところで機械の調子が悪くなって、それっきりになってしまった。…という経験がある人からしてみれば、「ぜんぜん元が取れないぢゃん!」と言いたくなるような微々たるダンピングではありますが、いずれにせよ新千円札に抜擢された野口クンには、ゆめゆめ自販機の釣銭として詰まることのないよう下剤でも飲んで頑張って欲しいと思います。ということで、お金の話はまたいずれ。

 ということで、今日はジョン・ヤングです。ジョン・ヤング、知ってますかぁ?僕は知ってます。つ い先日、このコーナーで取り上げたばかりですもんね。で、このコーナーで取り上げられているのを目にしたかれい技 師ジョン・ヤンの他のアルバムを手に入れて、“あきらジャズまつり”の手土産として持ってきてく れたというコトの次第でありますが、あ、今日、新しいセイルを頼んできました。昨日の土曜日は結局のところウチで原稿 を書く気が起こらず、今日は朝のうち“塩鯖市場”の商品ページを更新して、昼からはデスクトップ・パソコンの LANボードを取り替えて、ようやく“Bふれっつ”がつながるようになりました。で、昼過ぎからウインド屋さ んに行って、ニュー・セイルを頼んできました。ガストラでっせ。…と言っても普通の人は知らないと思いますが 、セイルではかなり名の通ったメーカーではなかろうかと思われます。セイルではもうひとつニールプライドとい うメーカーも有名なんですが、アレはマークがニッスイみたいで水産系のヒトにはいいかも知れませんが、 おさかな嫌いの僕にはちょっといただけません。生臭いだけですもんね、サカナ。で、税込みで52080円もしました。 これだけ出せば、もう大丈夫でしょう。いや、店のおじさんが「1回しか使ってない中古で、いいのがある。」…とか言う もんだから、「安いの?」と期待したんですが、値段を聞いたら「マストとセットで、9万…」って、ンなもん、いらんっ!…つ うか、買えんっ!

 ということでジョン・ヤングです。無知無知な僕はぜんぜん知らなかったんですが、*師匠が言うには結構ア ルバムが出てるらしいですな。で、かれい技師から提供を受けたのは『セレナータ』というアルバムです。59年 の録音というから、いいかも知れませんね。ジャケ絵も書きやすそうだしー。ということで、期待を持って1曲目から聴い ていきたいと思いますが、まずはえーと、「アイ・ドント・ワナ・ビー・キスド」という曲ですね。このCDは作 曲者のクレジットがないのでオリジナルなのか歌物なのかサダカではないんですが、「私はキスが欲しくない」?どうして ですかね?口が臭かったからですかね?で、曲自体は歌モノ調のポピュラー風ナンバーでありまして、スリー・サ ウンズ@ジーン・ハリス的なヤングのスタイルにはよくマッチしたものではないかと。いや、前回のレビューの繰り返しに なりますが、真剣味という点では今ひとつ希薄なところがあるので、好きになれない人がいるかな?…という気がしないで もないんですよね、この人のピアノ。が、2曲目の「ベイビー・ドール」はスローなブルースがアーシーなグルー ヴを感じさせ、とってもよいのではないかという気がします。弾きようによってはかなりコテコテになってしまう 危険性を秘めた曲なんですが、それをコテコ…くらいで抑えたところが勝因ではないでしょうかね?好調時のガー ランドに匹敵する…というと、ちょっと褒め過ぎかも知れませんが、ま、浣腸時のドリームランドに豚テキするというか、 いや自分でも意味がわかりませんが、結構イイ線いってるE電。…と言うふうには評価することは出来ようかと思います。

 ということで3曲目。あ、途中から“カシオペア”をやめて“コミパル”で原稿を書いているんです が、布団の上に寝転がっての執筆であります。やる気ゼロです。読み返しても内容皆無です。あ、先ほど、某・人妻と一緒 に石取祭りを見に行ってまいりました。某・人妻というのは塩サバ2号の嫁さんなんですが、無論、さば2とジュ ニア2人もいたんですが、とりあえず写真を3枚ほど撮ってまいりましたので、近日中に公開出来ようかと思います。それ を見て、「あ〜ん、来年は見てみたいのぉ。」と思ってしまった“ゆかた美人”がおられましたら、是非とも連絡ください ね。1年あればん何とかならないような気がしないでもないので、早めに手を打っておこうかと。花火大会が7月 の最終土曜日で、石取祭りが8月最初の土日です。祭りとしては今ひとつなんですが、5月2日、3日の金魚祭 りでもいいです。いつだったか忘れましたが、大福田寺の火渡り祭りや、十念寺の七福神祭りだって我 慢します。ただ、血祭りというのだけはちょっと避けたいところでありますなぁ。で、3曲目は「サーカス」 という曲ですね。“ゆかた美人”とサーカス見物というのもいいかも知れませんが、いや、サーカスと“ゆかた”はあ まり関係ありませんか。こうなったらもう、美人でなくても“ゆかた”が似合わなくても、山川豊でさえなければ いいような気がしてまいりました。僕って元々、あまり面食いではありませんからね。ギガスカンサイの宣伝に出 てくる“どこから見ても安っぽい”ギャルなんか、けっこうタイプだったりします。「エアコン安いでー。」とい うネーチャンのCM、あれ、東京でもやってるんですかね?で、「サーカス」。何だか安っぽいリズムに乗ったス リー・サウンズ的なサウンドが展開されるナンバーなんですが、ま、こういったところがこの人の持ち味でありますので、 他人がとやかく言う筋合いはありませんね。

 で、4曲目は「クバノ・チャント」です。これはいいです。曲がすこぶるいいので、誰が弾いてもサマになり ます。ヤングの弾くテーマはラテンというより、時折“中華風”だったりするんですが、それでも構いません。彼 のピアノはアドリブに入ってからも快調そのものでありまして、それにつられるようにフィル・トーマスも実にサトルなド ラミングを披露しております。もし間違ってなければ、これは間違いなくここまでのベスト・トラックと言えるでありまし ょう。続く「イン・ラブ・イン・ヴェイン」もミディアム・テンポの軽快なナンバーでありまして、次第に「ジョ ン・ヤン、悪くないかな?」…といった印象が強くなってまいりました。が、特に書きたいことはありません。いい演奏と 言うのは、概してそういうものなのかも知れませんね。いや、ただの手抜きのような気もするんですけどね。で、6曲目は 「ボーナス」です。いや、CDだけのボーナス・トラックとかそういうことではなくて、「ボーナス」とい うタイトルの曲です。これまたミディアム・テンポの歌モノっぽいナンバーなんですが、ベースとドラムスをかなり全面に 出した感じになっておりますな。ヴィクター・スプロールズの堅実なウォーキング・ベースが光りますなぁ。あ、石取 祭りでは青く光る“夜光のリング”みたいなのが結構売れていたようですが、ああいうのを「あ〜ん、あれ、欲しいの ぉ♪」なんておねだりするギャルというのは、かわいくていいですよね。不細工なギャルに言われると顔面を殴りたくなち ゃいますけどね。いや、僕はそれほど面食いではないんですが、不細工には不細工なりの“自覚”というのが必要 ですからね。反対に、とってもかわいいギャルが「私ってブスだからぁ。」なんて言ってるのはちょっとむかつきますけど ね。いや、どうせ僕には関係ない話なのでどうでもいいんですけどね。で、この「ボーナス」という曲ではベースとドラム スのソロもフィーチャーされておりますが、ここでの聴き物は何と言ってもヤングのソロでありましょう。次第に盛り上が っていく感じが何ともソソられるものがございます。4曲目の「サーカス」よりも、こっちのほうが出来がいいか も知れませんね。ヤング、なかなか捨てたもんじゃありませんなー。

 で、7曲目はタイトル曲の「セレナータ」です。この曲は前回紹介した『ア・タッチ・オブ・ペッパー』 というアルバムにも入っていましたが、パウエル風の無伴奏ソロで始まり、アドリブに入ると一転してラテン調のスインギ ーな演奏に転なる…というパターンも共通しております。というか、59年録音のこちらのほうが元祖なんですけどね。ア ドリブに入ってからもラテンのノリで大いに盛り上がっております。えーと、この曲に関して書きたいことは、こんだけ。 ということで、では最後にしみじみとしたバラードに耳を傾けてみましょう。おなじみのスタンダード、「ホエン・ア イ・フォール・イン・ラブ」ですな。オカズが多くて、ちょっぴり装飾過多な嫌いが無きにしもあらずなんですが、ま ずはなかなかよい演奏ではなかろうかと。ということで、あ、CDには別テイクが3曲分含まれおりますが、面倒なのでこ こでは見なかったことにしておきましょう。別テイクなど入っておりません。ということで、今日は以上です。

【総合評価】

 『ア・タッチ・オブ・ペッパー』より出来がいいぢゃん。…というのが総合評価です。かれいさま、ありがとうございました。手放すのはちょっと惜しい気もするんですが、せっかくなのでローランド・カークのアルバムと一緒に近日中に『塩鯖市場』に出品しようと思います。希望者がおられましたら、是非とも応募くださいね。ところで雲さんの『パンツが見える。』はどうなったんでしょうね?


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