GO (VEE JAY)

PAUL CHAMBERS (1959/2/2,3)

CARL'S BLUES


【パーソネル】

CANNONBALL ADDERLEY (as) WYNTON KELLY (p) PAUL CHAMBERS (b) PHILLY JOE JONES (ds)
FREDDIE HUBBARD (ts) JIMMY COBB (ds)


【収録曲】

AWFUL MEAN / JUST FRIENDS / JULIE ANN / THERE IS NO GREATER LOVE
EASE IT / I GOT RHYTHM / SHADES OF BLUE


【解説】

 スキャナを買いました。何をするのかと言うと、スキャナでスケベ本を取り込んで『好きやなぁ、すけべ本』という新コーナーを作り、このところ伸び悩んでいるアクセスの増加を図る。…といったわけではなく、ただ、このコーナーで使っているジャケットのイラストを取り込んでみたかっただけなんですけどね。いや、今まではデジカメを使っていたんですが、どうしても画像が灰色がかった感じになってしまい、線の「くっきり感」も今ひとつでありまして。。。これではせっかくの芸術作品も、その素晴らしさの47パーセントくらいしかパソコン上では表現されていないのではないか?そういう危機感を持った僕は、事務所の前に座っているヤングな青年に「スキャナって、いくらぐらいすんの?」と問いかけてみたわけでありますが、その結果「1万円ぐらい。」という回答が得られたので、「じゃ、買う〜♪」と言うことになって、買っちゃったわけなんですけどね。

 キャノン、あ、正確には「キヤノン」ですか。そこの“N656U”という機種なんですが、プリンタの時と同じく、やんぐ青年の知り合いのツテを頼って購入したところ、税抜きでジャスト「いちまんえん」でありました。税込みでとっても半端な「いちまんとんで、ごひゃくえん」でありました。ところが今日、近所の「F1マート」の広告を見たら、同じやつが税抜き8970円、税込み9419円で売っておりまして、騙された!という気分に包まれた次第でありまあうが、ま、このヤングな青年には昨日、うまい棒(めんたい味)を1本貰った関係もあって、あまり強く文句はいえないわけでありまして。。。だいたい僕って気が弱くて、思ったことの47パーセントも言えない損なタチなんですよねぇ。。。だからこの場を借りて、ちょっとだけ書かせて貰いたいと思うんですが、

 タケ、1071円返せ。

 ということで、あ、うまい棒代の10円は引いておきました。で、スキャナの話。僕ってメカにもカメにも弱くて、だから恥ずかしながらよくワカランのですが、“dpi”というのはどういう単位なんですかね?ちなみに僕の買ったスキャナは“600dpi×1200dpi”という実力の持ち主であるようなんですが、その実力はイカほどのものなのでありましょうか?ウマ並みとまではイカないまでも、イカ並み程度の能力はあるんでしょうか?…ということを一度誰かに聞いてみないといけないなぁ。。。と思いつつ、そんな初歩的なことを質問すると思いっきり馬鹿にされそうな気がするので、ここはひとつ自分で調べてみることに致しましょう。えーと、結論から言うと「1インチあたりのドット数」という意味なんですね。なるほど、“どっと・ぱー・いんち”で“dpi”なんですな。なんでインチや?日本人なら「寸」やろ?という意見もあろうかとは思いますが、インチというのは音楽マニアにはおなじみの単位ですよね。直径約30センチのLPレコードは12インチ盤、約25センチのやつは10インチ盤。ということは、1インチというのは約2.5センチに相当するわけです。ということは“dpi”という単位は2.5で割ってやれば「センチあたりのドット数」に換算できるわけです。2.5で割るぅ?そんな無茶な。。。という人は4倍して10で割ってもかまいません。ということは“600dpi”は、えーと…1センチあたり240ドットということになりますね。

 1センチあたり240ドット。ということは、1ドットの大きさは0.04ミリということになります。ということになると思います。少なくとも僕の計算ではそうなりましたが、なんせ珠算は4級だったので、あまり自信はありません。で、1ドットが0.04ミリということになると、0.04ミリ間隔で引いた線まできちんと認識できるだけの解像度ということになるわけですかね?ちなみに僕が書いているイラストは、1ミリ間隔で線を引こうと思っても潰れちゃって判読不能になる。というか、そんなん面倒やから、えーい3ミリ間隔にしちゃえー。というノリで書かれているものでありまして、ということは1センチあたり4ドットもあれば十分に識別出来るのではなかろうかと。“dpi”に直すと、2.5倍して“10dpi”ですな。ま、微妙な線の太さの違いというのもありますので、ざっと10倍して“100dpi”。それくらいの解像度で必要十分なのではないでしょうか。

 ということで、では早速スキャンしてみましょうね。個人的には、スキャンティのスキャンってイイかな?という気がするんですが、生憎、いま手元にはスキャンティがありません。仕方がないので、僕のトランクスでもスキャンしてみましょうかね?えーと、ズボンを脱いで、パンツを脱いでと。あ、ちなみにズボンは穿き直しましたので、念のため。ま、ノーパンであるには違いありませんけどね。うん、脱ぎたての“生パン”だから、ほのかな温かみが残っております。えーと、どれどれ…。などと鼻を近づけて臭いを嗅いでいる場合ではありませんね。蓋を開けて、パンツを挟んでと。厚みがあるのでちょっぴり挟みにくいんですが、「二段ヒンジ原稿カバーで本のスキャンも楽々」と書いてあるので、パンツぐらいは楽勝でありましょう。で、ボタンをぽん♪と押せば準備はOK。イメージを受信するアプリケーションとしては、オマケについていた「Photo Studio 2000」というのを使いましょう。えーと、「ScanGear」という専用のソフトが立ち上がっておりますね。まず「イメージタイプ」というのを選択しなければならないんですが、えーと、カラースクリーン、カラー写真、カラー写真ファイン、白黒写真、白黒写真ファイン、線画…。肝心の「カラーぱんつ」というのがありませんなぁ。「白黒ぱんつ」というのもありません。もっともそんなモードがあったとしても僕のパンツは白黒ではないので、あまり役にはたたないんですけどね。で、近そうなところで「カラー写真」というのを選んでみました。いや「カラー写真ファイン」にしようかとも思ったんですが、ファインというほど立派なパンツでもないしー。

 で、このソフトの場合、「基本モード」というのを選ぶと「イメージタイプ」の種類によって解像度が自動的に決定されます。先ほどの「カラー写真」と「カラー写真ファイン」というのは、要は解像度の違いなんですよね。ちなみに僕のパンツの解像度は“150dpi”と出ました。で、僕のパンツはA4サイズからはみ出しているんですが、このスキャナではそれが限度なので「原稿のサイズ」をA4に設定すると、えーと、縦が1075ピクセルで横が1517ピクセル、画像のサイズは4780KBとなるようです。パンツ1枚取り込むのにフロッピー3枚分の容量を食っちゃうんですなぁ。これでは「ぱんつ(1)」「ぱんつ(2)」「ぱんつ(3)」と、3枚のフロッピーに分割しなければなりません。やはり1枚の「ぱんつ画像」は1枚のフロッピーで持ち歩きたいところですよね。ここはやはり解像度を犠牲にするしかありませんなぁ。ちょっと画像が汚くなったところで、どうせ使用済みパンツだ、気にするな。

 ということで、「拡張モード」というのを選んで、解像度を“75dpi”まで落としてみました。ガンマ値だって調整しちゃいました。その成果がこれでございます。ま、拡大して見るだけ無駄だと思いますけどね。。。

ぱんつ ←Click Here



 ということでポール・チェンバースです。パンツの次はポール。いい流れだと思います。あ、ちゃんとパンツは穿きましたので、念のため。「今日の原稿はノーパンで書いたんだぁ。」とか思われるのは本意じゃないですからね。で、問題のジャケット・イラストなんですが、“150dpi”で取り込んでみました。画面のサイズとしては640×600になりました。従来より縦長になっておりまして、余白が少なくなった分だけ、絵の面積は増えております。で、チェンバースの『ゴー』でありますが、このアルバムはチェンバースのリーダー作の中でも、わりと知られているほうですよね?ところがこれ、個人的にはあまりいい印象を持っておりませんで、では何故あまりいい印象を持っていないのかというと、自分でもよくわからんのですけどね。メンバーは悪くありません。キャノンボールにフレディ・ハバードにケリーにフィリーだから、むしろ「かなりいい」と言ってもいいでしょう。少なくとも「うなぎ蒲焼味・柿の種」よりはいいと思いますが、いや結構おいしいんですけどね、「うなぎ蒲焼味・柿の種」。少なくとも駄菓子屋さんに売っている「蒲焼さん太郎」よりはイケてると思います。つまり僕の心の中では

  『ココアシガレット』→『ゴー』→『うなぎ蒲焼味・柿の種』→『蒲焼さん太郎』

 という順番になっておりまして、で、ココアシガレットというのは大しておいしくもないと思うので、それにも負けているということは、ぜんぜん大したことないなぁ、ポール・チェンバースの『ゴー』。ということで1曲目です。「オーフル・ミーン」という曲です。「オーフル」というのは「ぱんつがお古である」という意味ではなく、「ひどい」という意味らしいです。ま、お古のぱんつというのは概してひどいものなんですけどね。ゴムが伸びきってたりして、走るたびにずり落ちたりして。そういえば一向に女子高生の間でブレイクしませんねぇ、ルーズぱんつ。で、ぱんつと言えば先日、僕が現場から会社に戻る途中、向こうから“けった通学”の女子高生が走ってきたんですよね。風が強い日だったので、スカートがめくれてパンツが見えないかな?と期待しながらワクワクしてたんですが、すると案の定、スカートがぶわーっとまくれあがりました。が、その女子高生は慌てるでもなく平然としておりまして、で、「おっ。」とか思っていたら、思いっきり青いブルマが見えました。いくらブルマを穿いているとはいえ、もっとこう、「いやぁ〜ん♪」といった感じの恥じらいがあってしかるべきだと僕は思います。そんだけ。

 はい1曲目です。「うなぎ蒲焼味・柿の種」は山椒の味が結構きついんですが、パンツのゴムはあまりきつすぎると、かぶれて腫れて蕁麻疹みたいになったりしませんか?僕だけですか?で、「オーフル」はひどいということが明らかになったわけですが、では「ミーン」はどういう意味なのかというと、「卑劣である」という意味もあるようです。「意味」という意味もありますけどね。すなわち「オーフル・ミーン」は「ひどく卑劣である」という意味ではないかと思いますが、遅延バスのオリジナルで、曲自体はちっとも卑劣ではありません。フィリーのタイコに続いてチェンバースが登場し、続いてケリーが出てきてこんにちは。坊ちゃん一緒に、からあげ粉ぉ♪で、キャノンボールが出てきて脳天気にテーマを吹奏して、続いてはケリーのソロになります。弾きっぷりや録音の感じは『ケリー・グレイト』のソレに似てますね。ま、同じヴィー・ジェイ盤だから、ソレもしかるべきなんですけどね。で、ソロ2番手はキャノンボールです。破綻なき金融再生というか、余裕のよちゃんイカというか、吹けば吹くほど調子に乗ってくる“お調子者”(←死語?)のキャノンボールらしいプレイでありまして、で、大いに盛り上がってきたところでチェンバースのアルコ・ソロになって、だからソレはやめろちゅうに。。。という僕の忠告にも関わらず、まだ弓で弾こうとするのか、チェンバース?

 で、フィリーの短いソロがあってテーマに戻るわけですが、最初の時と比べて1.8倍ほど盛り上がった感じになっておりまして、弓弾きベースにちょっぴり水を差されたものの、最後は丸くおさまるマルクス兄弟。…といったところでございましょう。別に悪くないぢゃん、このアルバム。ということで2曲目です。「JUST FRIENDS」。この曲名は「ただのお友達でいましょうね。と言われた時の“ただのお友達”」と訳すのが正解ではないかと思いますが、翻訳ソフトではそこまでは無理でしょうね。ま、せいぜい「ちょうど友達」と訳してくるのが関の山でありますが、「ちょうど友人」。ほら言わんこっちゃない。。。1曲目では出番がなかったフレディ・ハバードが入って、2管のユニゾンでテーマが演奏されます。テンポはミディアム・ファストで、アレンジはシンプルでオーソドックス。で、ソロ先発はフレディ・ハバードです。新主流派というより、ブラウニー直系のハード・バッパーといった感じですね。で、音がなんだか、くぐもったような感じになってるなぁ。。。と思っていたら、ハバードのソロが終わると同時に「ぱちぱちぱちぱちぃ。」という散漫な拍手の音が。ライブやったんか、これ?それならそうと、最初に言ってくれればよかったのにぃ。。。どうやらこれ、キャノンボールのワン・ホーンによるスタジオ録音と、ハバード入りのライブ録音をごっちゃにした構成のようでありまして、それがなんだか散漫な印象を与えて、今ひとつ好きになれなかったんだぁ。。。ということを今になって思い出しました。

 が、それはまあ、そういうアルバムなのだと思って諦めてもらうことにして、で、この「ジャスト・フレンズ」を聴くにあたって、ひとつ注意点がございます。ケリーのソロの途中、いきなり「由美ぃ!」という掛け声がかかってとってもびっくりすることになるので、予め心構えをしておいてください。特に不倫妻・由美さん(29歳)がコトの最中にこの声を聞いたりすると、とんでもないことになってしまうような気がしますが、それはともかく3曲目は「ジュリー・アン」。キャノンボールの本名「ジュリアン」(←「浜田朱里、あ〜ん♪」とか言わない。)に懸けたものと思われるチェンバースのオリジナルでありますが、あ、崖っぷちトリオの一員だったんですね、浜田朱里。で、ワルツ・タイムの極めて“らぶりぃ&きゅーてぃ”なナンバーであります。ノリノリのケリーのイントロ、アルト&ペットのユニゾンとチェンバースのピチカートが交替で出てくるテーマ部の処理、共に良好であります。で、ソロ先発はチェンバースなんですが、ウォーキングに徹していて、これもまた良好です。けっこう長くて、ちょっぴりうっとうしいですけどね。ソロ2番手はハバードで、とってもキュートな吹きっぷりが良好です。歌心もあります。魚心もあります。ソロ3番手はケリー。とってもキュートな弾きっぷりが良好です。歌心もあります。魚心もあります。キャノンボールもあります。えーと、この曲に関しては以上です。あ、この曲はハバード入りなんですが、拍手の音は入ってなくて、どうも今ひとつよくわからんのですが、行け、行け、ゴーゴー!

 4曲目「ゼア・イズ・ノー・グレーター・ラブ」。「これほどまでグレた愛はない」。グレちゃった少年・少女の不純異性交遊を歌ったものではないかと思われますが、「不純ぢゃないよ。アタイ達、マジで愛し合ってるんだよ。」と当人は申しておりますが、それはともかく「純粋同性交遊・俺と兄貴ぃ!」というのがあったとしたら、それはそれで結構イヤですよね。で、演奏のほうはというと、ミディアム・テンポによるキャノンボールのワン・ホーンでありまして、「まあまあかな?」という仕上がりとなっております。ケリーのソロは結構イイです。チェンバースのソロだってフィーチャーされちゃいます。キャノンボールは相変わらずです。で、5曲目「イイズ・イット」。チェンバースのオリジナルです。バップ風のメカニカルなナンバーです。ハバードがミュート吹いてます。チェンバースのソロだってフィーチャーされちゃいます。ウォーキング風ではありますが、ちょっぴり迷惑です。拍手入ってます。キャノンボールは相変わらずです。で、6曲目「アイ・ガット・リズム」。その昔、「リズムがいちばん」という邦題があったような気がしますが、やりたい放題というのは大変けしからんことだと思います。若者なんだから、もっとこう「我慢する我慢汁」といったものを身につけてほしいと思う次第でありますが、ぜんぜん関係ないですね。行け、行け、ゴーゴー!

 はい、ラストです。「シャイズ・オブ・ブルー」です。ブルースです。キャノンボールのワン・ホーンです。イントロのケリーのピアノがイイです。ということでこのアルバムはおしまいなんですが、何気なくこのページを翻訳ソフトにかけてみたところ、「パーソネル」のところが何だかえらいことになってしまいました。


【パーソネル】

球形砲弾ADDERLEY()WYNTONケリー(p)ポール部屋(b)PHILLYジョー・ジョーンズ(ds)
フレディーHUBBARD(ts)は、COBB(ds)をこじあける


「もぉ、“HUBBARD (tp)”ったら、強引ね♪」 By COBB (ds) ポール部屋にて


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