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- 【アルバム名】
- HARD DRIVE (BETHLEHEM)
- 【リーダー名】
- ART BLAKEY & J.M (1957/10)
- 【パーソネル】
- BILL HARDMAN (tp) JOHNNY GRIFFIN (ts) JUNIOR MANCE (p)
- SAM DOCKERY (p) SPANKY DEBREST (b) ART BLAKEY (ds)
- 【収 録 曲】
- FOR MINORS ONLY / RIGHT DOWN FRONT / DEO-X
- SWEET SAKEENA / FOR MILES AND MILES / KRAFTY / LATE SPRING
- 【内 容】
- えー、「観光ガイド」のほうに書こうかと思ったんですが、ネタがないのでこっち
にしておきます。題して「グアムの夜」。ところで、新規ギャル系読者獲得の切札にな
ると期待されていた「グアムTシャツ&キティちゃんGOODS&ゴミ土産ぷれぜんと
♪」なんですが、5月3日現在で応募者は約0名でございます。で、締め切りまであと
2日ほどあるんですが、ここらで見切りをつけて賞品の「ハワイの食いものグアバ」を
食べちゃおうと思うんですけどね。で封を開けてみたところ…うん、何とも言えない酸
っぱい匂いがしますなぁ。☆武道の…って、相変わらずアホな変換をしますな。干し葡
萄のグアバ版のようなもの、ま、言うなれば「干しグアバ」のようなものだとばかり思
っていたんですが、もしかしたら「酢グアバ」(←酢昆布の親戚)のようなものなのか
も知れませんね。で、ひとつ摘まんで口の中に入れてみると…さ、「グアムの夜」のお
話ですね。オプショナル・ツアーでウインドサーフィンとアイスティとビーチマットを
堪能し、その日の夜は1班・2班合同で「渚のバーベキュー」という企画が挙行された
わけでありますが、そのお話については“マイ・コンピ”の『BNは全部やる 〜 その
4』を参照にしてくださいね。で、「渚のバーベキュー」で煙に咽んでいると、隣に座
っていた岡田クンが、「私を飲みに連れてって♪」と声をかけてきたので、塩サバ物産
(仮名)のヤング・トリオ3名と飲みにいくことになったんですが、いや、トリオなら
3人に決まってるぢゃん。…という意見もあろうかとは思いますが、小学校の卒業文集
を読んでいたら「あほんだらトリオ4人組」というフレーズも出てきましたしね。
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- で、一度ホテルに戻ってシャワーを浴び、いや、やっぱり若い男のコ3人と一緒に
お酒を飲むんだから、カラダを綺麗にしておかないといけないかナ?と思ったわけなん
ですが、パンツだってとっておきの勝負トランクスに穿き替えて、期待と不安を胸にタ
モンの街へと繰り出したのでありました。くりだしかーん、くりだしかん♪by仙石次
長…って、関係なかったですね。で、ぼく個人の意見としてはBGMにジャズが流れて
いるオシャレなワン・ショット・バーがいいな♪なんて思ってたんですが、なかなかそ
れらしい店がないんですよね。変なところに入ってぼったくられても嫌ですしね。で、
街をうろついていると近寄ってくるポン引きは数知れず、その多さは雄琴温泉にも匹敵
するのではないか?と思われるくらいでありましたが、試しに手元にあるチラシをチェ
ックしてみると…。
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- 『カウボーイ実弾射撃場』
- 日本人常勤、だからとっても安心!
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- 『安い ダーティーハリー実弾射撃場』
- いつでも安全第一。20年以上無事故の実績、そして保険にも加入しています。
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- 『GUN SHOOTING』
- 家族がたのしめる目新し体験!専門家が親切に説明しますので、初心者も安心!老
若男女に関わらず実弾射撃をお楽しみい!
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- この3つの実弾射撃場の中では、最後の「お楽しみい!」のところがいちばん楽
しそうですね。その下には「買い物−にせもの/バカラ」とか書いてあって、今ひとつ
よくわからんのですけどね。で、グアムには実弾射撃場のほかに韓国焼肉の店もたくさ
んあって、ここでもポン引きが活躍しておりました。
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- 『韓国料理専門店 石花(セッカ)』
- 世界で最高の牛肉使用!産地直送の材料!レストラン石花−廣とした店内ではゆっ
たりと落ち着いた雰囲気。韓国料理の珍着。
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- 最後の「韓国料理の珍着」というのが今ひとつよくわかりませんが、ぼく個人とし
ては
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- 『焼肉真露(じんろ)』
- 日本人スタッフ聖子で〜す。みなさんのお越しをお待ちしてま〜す。お電話待って
ま〜す。
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- のほうがいいかな?という気がするんですけどね。で、ほかには
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- 『SHIATSU AND FOOT REFLEXOLOGY』
- 究極のラックス!足裏ツボマッサージ。全身の各器官の働きを促進します。
- 全身指圧とオイルマッサージ。筋肉の疲労と日焼け後の痛みを取り除きます。
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- というのもあって、ちょうど昼間のウインドで筋肉が疲労して、日焼け後の痛みに
も苦しんでいた僕は「お泊りのホテルへの出張サービス有り。」というのを頼んでみよ
うかな?と思ってしまったんですが、せっかくの「出張サービス」ならもっと他のサー
ビスのほうがいいかな?という気もしたので、電話するのをやめた次第なんですけどね
。「グアムで一番信頼のあるお店です。安心して下さい。」と書いてあるのがぜんぜん
信頼できなくて安心も出来ませんし、「究極のラックス!」というのもよくわかんない
しー。で、ポン引きにもっとも相応しいフーゾク関係のチラシも多数ありまして、
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- 『ストリップショー Gスポット』
- グアムで一番大きなステージで見るショーは興奮させます。
- 世界中の美女達20名以上が毎晩踊ります。
- 一度に3名のセクシー美女達が繰り広げる多彩なダンスは魅力的。
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- ストリップなんて慰安旅行で雄琴温泉に行ったとき以来でありまして、ちょっぴり
興味をソソられるものもあったんですが、それにしても「Gスポット」という直截的な
ネーミングはもうちょっと何とかならんもんですかねぇ。。。で、ソープ関係のお誘い
もたくさんございまして、
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- 『真夏の夜の楽しみ方♪』
- アメリカ人でハワイアンでグアム人の“ジェシーさん”が安心して遊べるソープラ
ンドをご案内いたします。
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- 結局のところ、どこの人なんだよジェシーさん!?そうかと思えば
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- 『アメリカンマッサージ』
アメリカ、南美、欧州など。100%満足!清潔で安心!世界の美女の中から、お客様
のお好きな女性を1人選び(もちろん2人でも、3人でもOK)全身マッサージ、そし
て…。
- 決してダマシません。また病気などの心配も無用!キムタクまで。
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- グアムでポン引きをするまで落ちぶれてしまったのか、キムタク?「決してダマシ
ません」って、その言葉は信用出来るのか、キムタク?で、えーと、他にも「バイアグ
ラ1錠無料プレゼント」というのもあって、どこにしようか迷ってしまいますが、ぼく
たち健全トリオ4人組はそのようなアヤシゲなチラシには目もくれず、ちょうど都合よ
く
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- 『ジャズクラブ・トレーズ』
- ジャズやブルースを聞きながら、ビールやカクテルをお楽しみ下さい。
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- という、おあつらえ向けのお店のポン引きに声をかけられたので、そこに行ってみ
ることにしました。入ってみるとなかなか雰囲気のよい店でありまして、客は現地住民
ばかりで日本人は誰もおらず、で、店内にはジャズとはかけ離れた音楽が流れておりま
したが、しばらくすると生ライブが始まって、で、ちょっぴりジャジーなムードがしな
いでもない演奏に耳を傾けながらみんなでオシャレにカクテルを飲んだわけなんですが
、えーと、ぼくはモスコミュールとジンリッキーとオレンジなんとかというのを頼みま
した。「ちょっと小粋にカクテル俳句」以来、ぼくはカクテルの名前にわりと強くなっ
たんですが、ま、頼むのはいつも無難路線なんですけどね。で、残る3人のヤング・ト
リオも各2杯ずつカクテルを注文し、ライブが一段落したところで引き上げることにし
たんですが、お勘定を見て唖然、呆然、心不全。なんと日本円にして4万円を超える金
額が書かれているではありませんかぁ。日本人のヤング4人組だから馬鹿にされてぼっ
たくられたに違いなく、ぼくは半泣きになりながらカードで支払ったのでありますが、
やっぱりポン引きなどに連られてワケのわからん店なんかに入るもんじゃありませんな
ぁ。。。…と3日ほど落ち込んでいたんですが、後でよく考えてみたら37ドル50セ
ントということは、たったの4600円くらいですよね。ぼく、酔っ払ってたから一桁
計算間違いしてたぁ♪カクテルを9杯飲んで37ドル50セントだから、ポン引きのお
兄さんが配っていたチラシに書いてあった「1杯ご注文の方は2杯目サービス」という
のに嘘偽りはなく、実に良心的な店なのでありました。いや、疑ったりしてすまん。
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- とまあ、幸いにもぼく達が入った店は良心的だからよかったものの、「日本人ツア
ーガイドひで」というチラシにはこんなことが書いてありました。
-
- 『夜の豆知識!!安い値段の客引きに注意!』
- 女の子を選べなかったり、年ぱいの方に連れてかれる場合があります(ソープ)
- ぼったくりも有ります(ソープ、バー他)
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- ということでグアムに行く日本人の皆様、十分に注意してくださいね。でないと「
年ぱい
- の方に連れていかれる」ハメになっちゃうかも?
-
- @ ということでジャズ・メッセンジャーズです。オイル・マッサージのあとはジ
ャズ・メッセンジャーズで究極のラックス。といったところでありますが、ブレイキー
と言えばブルーノートの顔。が、ベツレヘムにもちゃんとアルバムを残しておりまして
、その名を『ハード・ドライブ』と申します。が、このチンケなジャケットでは手に取
って買っていく人がいるとも思えず、で、ビル・ハードマンにジョニー・グリフィンと
いうフロントは充分に魅力的だと思うんですが、俗に「ジャズ・メッセンジャーズの暗
黒時代」と呼ばれる頃の1枚ですよね。ではいったい、どこがどのように暗黒なのか?
という視点で今日は話を進めてみたいと思うんですが、1曲目は「フォー・マイナーズ
・オンリー」。演奏が始まった途端、あ、これ、どこかで聴いたことあるぅ♪と思った
わけなんですが、ハード・バップの隠れ名盤、ジミー・ヒースの『ザ・サンパー』の冒
頭を飾ったナンバーですよね。作曲したのもヒース自身で、ファンキーなムードのある
名曲でございます。『ザ・サンパー』のバージョンが3管編成による実に元気溌剌・オ
ロナミンCな演奏だったのに対し、JM版のほうは今ひとつ覇気がありませんなぁ。さ
すがは暗黒時代といった感じなんですが、ミュートを付けたハードマンのマイルスっぽ
いプレイはそれなりに悪くはありません。根性はまったくと言っていいほど感じられま
せんけどね。…とここまで書いて、昨日はちょっとお出かけしていたんですが、帰りに
僕が乗っていたバスが人をはねちゃいまして。。。今朝の新聞には「60〜70歳くら
いの女性が意識不明の重態」とありましたが、現場に花が供えられていたので、お亡く
なりになったのかも知れません。心からご冥福をお祈りいたします。。。
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- で、この連休中に壊れていたパソコンを直して、久しぶりに『ハローキティ・クラ
ブ』のWebメールにアクセスしてみたんですが、おお!「グアムTシャツ&キティち
ゃんGOODS&ゴミ土産ぷれぜんと♪」に数人のギャルの応募があるではありません
かぁ。17歳の女子高生らしきギャルからもメールが来てましたので当選にしちゃおう
かと思うんですが、幸いにもグアバの希望者は誰もいませんでした。しかし応募総数が
約10人って、恐るべきマイナーな懸賞企画でございましたが、で、「フォー・マイナ
ーズ・オンリー」。マイルスっぽいハードマンのハードじゃないけど味のあるソロに続
いてグリフィンの登場となるわけですが、「え?これグリフィン?」と思っちゃうほど
今ひとつ気合が入っておりません。…と、その前にジュニア・マンスのソロが入ります
ね。これはわりとジュニ・マンらしいソウルな味があって悪くありません。で、続いて
あまり根性のないグリちゃんの登場となりますが、吹いてるうちに次第に調子を取り戻
して、終わってみればまずまずかな?という出来には仕上がっております。で、2曲目
の「ライト・ダウン・フロント」はグリフィンのオリジナルなんですが、ベタなまでに
ゴスペル・ライクな曲でありまして、ニューオリンズの香りだってしちゃいますね。干
しグアバは酢の香りがしますけどね。で、ソロ先発はグリフィンで、自分が作った曲だ
けあって1曲目よりもソロのノリがよくなっております。マンス、ハードマンとソロが
続いて、スパンキー・デブレストのピチカートだって聴けちゃいます。
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- はい3曲目。「デオ−X」はハードマンのオリジナルで、何度もリハーサルを要し
た難曲であり、もお南極2号もびっくりって感じぃ?…と日本語ライナーで油井正一セ
ンセが書いている曲でありまして、いや後半は僕の創作なんですけどね。難曲すぎて1
0月9日のセッションはこの1曲を吹き込んだだけで終わってしまったそうでありまし
て、で、この曲だけサム・ドッケリーがピアノを弾いております。ソロ・オーダーはグ
リフィン、ハードマン、ドッケリーときて、ブレイキーのソロだって聴けちゃいます。
参加者全員、わりと好調なんですが、中でもグリちゃん、ハーちゃんは本アルバムでも
屈指の出来ではないですかね?いや、まだ4曲残ってるんですけどね。で、4曲目の「
スウィート・サキーナ」はビル・ハードマンがブレイキーの新しい娘の誕生を祝って作
曲したものだそうです。その娘の名前がサキーナちゃんなんでしょうね。ちょっぴり「
さきいかちゃん」に似ておりますが、曲自体は別にイカ臭いということもなく、かと言
って決して分かりやすい曲でもなくて、で、ソロ先発はグリフィンです。あ、この曲で
もグリちゃんは頑張ってますね。本アルバムでも屈指の出来ではないですかね?いや、
まだ3曲残ってるんですけどね。続いてハードマンが登場しますが、ビル・ハードマン
はブレイキーにすぐれた新人トランペッターを推薦し、ブレイキーがそれを雇うと自分
はよそに行って仕事をし、トランペットがいなくなってブレイキーが困っているのをみ
ると、どこからともなく現れて助っ人をつとめる、真の意味でのブレイキーのいちばん
の親友なのである。…と油井センセが書いてるところを見ると、根はいい人であるよう
ですね。多少、吹きっぷりがヘロヘロであるくらいは大目に見てあげることにしましょ
う。で、イカ、いや、以下、ジミー・ヒース作の「フォー・マイルズ・アンド・マイル
ズ」、グリフィン作の「クラフティ」、ピアニストのレオン・ミッチェル作の「レイト
・スプリング」と続きますが、どれもこれも曲・演奏共に印象薄でありまして、喩える
ならば動物園にいるコビトカバと同じくらい地味地味でありますなぁ。やはり全体的な
印象としても印度象的なインパクトがなくて、ま、せいぜいインパラ程度のインパクト
ぉ?というあたりが暗黒時代たる所以なんでしょう。とまあ、そんなところです。
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