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- 【アルバム名】
- SWING LOW SWEET SPIRITUAL (DEBUT)
- 【リーダー名】
- ALBERT AYLER (1964/2/24)
- 【パーソネル】
- ALBERT AYLER (ts,ss) CALL COBBS (p) HENRY GRIMES (b) SUNNY MURRAY (ds)
- 【収 録 曲】
- GOING HOME / OLD MAN RIVER (take-2) / NOBODY KNOWS THE TROUBLE I'VE SEEN /
- WHEN THE SAINTS GO MARCHING IN / SWING LOW SWEET SPIRITUAL / DEEP RIVER /
- OLD MAN RIVER (take-1)
- 【内 容】
- 頭が痒かったですなぁ。何故、頭が痒かったのかとつらつら考えてみたんですが
、あ、そういえばあの日は風呂に入ってなかったんですよね。子供の頃、「ねえ、ちゃ
んと風呂入った?」と聞かれて「はいったぁ♪」と答えると、「わあ、姉ちゃんと風呂
入ったんやー!すけべ!」と言われたものでありますが、あの日はちゃんと風呂に入っ
ておりませんでした。無論、姉ちゃんとも風呂に入っていないわけでありまして、しか
しなんですな。例え“すけべ”と言われようと、姉ちゃんと一緒に風呂に入ると言うの
は実にいいものでありますなぁ。いや、僕はシャイで無口だから混浴で丸見えの露天風
呂なんて、とてもじゃないけど無理だなぁ。。。なんて思っていたんですが、いざとな
ればヨロコビ勇んでパンツを脱ぎ捨ててしまったりして、いや、大自然の中では身も心
もフルオープンになっちゃうものなんですね。で、それはそうとクレオソート(←正露
丸の主成分)、では何故、この前ちゃんと風呂に入らなかったのかと言うと、夜中にシ
ゴトをしてたからなんですけどね。夜中にするシゴトと言えば“やばい仕事”か“夜這
い”と相場が決まっておりますが、僕はその日、名古屋にある某テレビ局で働いており
ました。放送が終わってからじゃないと仕事をしちゃいかんと言うので、では放送は何
時に終わるのかと思ったら、26時47分ということでありました。とんでもない話で
すね。そんなに遅くまで、いったい何をやっているのかと思ったら、F1の日本グラン
プリというのをやっておりました。もし“すけべ系”の番組だったりしたら、それは世
の中に必要なものだから大目に見てあげよう。という寛容な気持ちでいたわけなんです
が、F1なんてものはさっさとテープを早回しして、3分の1ぐらいの時間で放送しち
ゃいなさいってばぁ。。。
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- で、夜中に仕事をしていて風呂に入らなかったら、頭が痒かった。と、そういう
話であるわけですが、この「頭が痒い」という感覚は何だかとっても久しぶりで、ずい
ぶんと懐かしい思いがしましたね。高校生の頃は「どっせ、男子校だしぃ。。。」とい
うことで、ヤル気とか気合といったものがまるっきりなくて、おまけに根が不精なもん
だから、1週間くらい髪の毛を洗わなくてもぜんぜん平気でした。髪の毛を洗わないと
どうなるかと言うと、最初の日はちょっぴり頭が痒くなります。2日目でかなり頭が痒
くなり、3日目に達すると猛烈に頭が痒くなるんですが、4日目になると不思議とぜん
ぜん痒くなくなっちゃいます。人間の適応能力って、たいしたものだなぁ。。。とコド
モ心にも関心したものでありますが、今から思えばアレは「適応した」というより「人
間としての尊厳を喪失した」という状態だったんですね。人間、頭が痒いうちがハナだ
ったわけですが、「痒くなくなって、ちょうどいいやぁ♪」なんて思っていた僕はすで
に危ない一線を越えかけていたのかも知れません。なんだか頭がベタベタして、固まっ
てきたりもするわけですが、「ポマードがいらなくて、ちょうどいいやぁ♪」とか思っ
てましたしね。そういえば、もっとコドモの頃には整髪料として“ヨーグルトの汁”と
いうのを付けてたことがありましたね。ヨーグルトが古くなってくると成分が底に沈み
、上のほうに透明の汁がたまることがありますが、アレを髪の毛に振り掛けるとけっこ
う髪の毛が強力に固まるので、嘘だと思ったら試してみてくださいね。いや、何だかと
っても嫌ぁな感じの固まり具合で、コドモ心にも「今ひとつやなぁ。。。」とか思って
いたくらいなので、あまりお薦めは出来ませんけどね。
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- 洗わないと痒くなるのが頭なら、綺麗に洗っていても痒くなるのが股でありまし
て、それは恐らくインキンではないかと思うんですけどね。
- 先日、扇国土交通大臣は整備新幹線の問題に関して「森首相の地元である北陸地方
に新幹線を持ってくるのは“我田引鉄”ではないか?」という質問を受け、「総理の地
元の石川ではなくて隣の富山県までだから、“我田引鉄”ではなくて“我田引近(がで
んインキン)”と言うべき…」などと答弁して失笑を買っておりましたが、インキンと
いうのは実に痒いものでありますなぁ。痒いだけじゃなくて無礼でもありまして、“イ
ンキン無礼”などという言葉もあるわけなんですが、では何故、インキンになると股が
痒いのでありましょう?頭を洗わなくて痒くなるメカニズムと、インキンで股が痒くな
るメカニズムは同じものなんでしょうか?蚊に刺されたときの痒み、あるいは漆にカブ
レたときの痒み、もしくは古いサバを食べて蕁麻疹が出ちゃったときの痒みと比べて、
どうなんでしょうか?ということで、本日はいろいろな種類の痒みについて検証しよう
と思っていたんですが、そろそろ規定の分量に達したようなので、インキンのお話は股
、後日。。。
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- @ はい、今日の前半部分はちょっぴり短めでしたね。中身がないのはいつもの
ことですけどね。で、しばらく続いたテナー編は今日でひとまずヤメにしようと思うん
ですが、最後を締めくくるのはアイラーであります。アイラ〜、あ〜♪えおえおえお〜
♪アイラ〜、あ〜♪えおえおえお〜♪最近、よしもと新喜劇でよく用いられる「お祈り
の時間」もしくは「いけにえの時間」の儀式風に節をつけて読んでくださいね。で、ア
イラーと言えば三島由紀夫が市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部に乱入して演説の後に
割腹自殺したのと同じ日に、謎の変死体で発見されたことで知られております。謎の変
態ではありません。謎の変死体です。で、いつのことかというと1970年の11月2
5日でありまして、これは『TVチャンピオン』で“アイラーちゃん通選手権”が開催
されるときには必ず出題されると思われる基本問題ですので、押さえておいたほうがよ
ろしいかと。“キティちゃん通選手権”ほど盛り上がるとは思えませんけどね、“アイ
ラーちゃん通選手権”。
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- キティちゃんと言えば先日、仕事でアピタ桑名店へ行ったら突然“ハローキティ
の巨大フワフワ”(←中に子供が入って跳びはねて遊ぶ遊具)が登場していて「おー!
」と感動してしまったんですが、2時間後に通りかかった時には強風のためか、ペチャ
ンコに潰されておりました。しかし何ですな。あれだけ巨大なものに息を吹き込んで膨
らますというのは並大抵の作業ではありませんよね。「さちこ」でもけっこう大変です
もんね。いや、膨らましたことはないんですけどね。で、小難しくて取っ付きにくい印
象の強いアイラーなんですが、本日は“日本一わかりやすいアイラーの1枚”を紹介し
たいと思います。それは何かというと『素陰具漏・素糸素泌痢茶留』というアルバムな
んですが、あ、以前「“陰”の字禁止令」、略して「インキン令」というのが発令され
ていたのにもかかわらず、また“陰”の字を使ってしまいましたが、原盤はデンマーク
のデブトであります。あ、“debut”はデビューと読むんでしたっけ?とにかくまあ、
録音当時は発売されなかった模様ですが、ディスク・ユニオンの“Diw”からCDとし
て売りに出されております。内容のほうはピアノ・トリオをバックにしたオーソドック
スなワン・ホーン編成で、スピリチュアルを素材にストレートに歌い上げました。とい
ったものでありまして、ぜんぜんラジカルじゃなくて、むしろラスカルだったするわけ
でありますが、アイラーのルーツを考える上では貴重な録音であると言えましょう。と
いうことで、では聴いてみましょうね。
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- 1曲目はドボルザークの『新世界』から「ゴーイング・ホーム」。「強引ホモ」
ではありません。そのネタは前に使いました。日本では「家路」というタイトルで知ら
れていて、このメロディを聞くと学校から帰りたくなりますよね。という話も書いたと
思います。この一連の情報をまとめて、
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- 新しい世界に目覚め、強引ホモのオカマをド掘るザークで、いぇーぃ痔。
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- と覚えるといいと思います。いや、わざわざそんな覚えかたをしないでも、すぐに
覚えれるとは思いますけどね。で、演奏のほうはと言うと、まずブルージーなピアノに
よって軽くテーマが呈示され、続いてアイラーが登場して本格的にテーマが吹奏されま
す。
- 一聴してそれとわかる強力なヴァイブレーションがアイラーのアイラーたる所以で
すね。もう、しびれフグも真っ青って感じぃ?で、ほとんどソロらしいソロもなく、メ
ロディをストレートに吹いているだけなんですが、ま、わかりやすくって何より。はい
、2曲目です。「オールド・マン・リバー」はミュージカル『ショウ・ボート』からの
ナンバーですね。作曲したのは痔エロ夢感で、1曲目の「癒え痔」と同様、純粋なるス
ピリチュアルではありませんが、黒人霊歌ムードの横溢したナンバーでございます。こ
こでもアイラーはほとんどソロらしいソロを取らず、ストレートにテーマを歌い上げる
ことに終始しておりますが、ま、わかりやすくて何より。で、ここではヘンリー・グラ
イムスのピチカートも活躍しております。アイラーの吹きっぷりは何だか危なっかしく
て音がひっくり返りそうになったりしておりますが、それもまた独特の不安感を醸し出
しており、何より。
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- はい3曲目。純スピリチュアル・ナンバーの「ノーバディ・ノウズ・ザ・トラブ
ル・アイブ・シーン」です。しばらくは地味なピアノ・トリオの演奏が続きますね。ピ
アノを弾いているのはカール・昆布酢という人ですか。何だか遠足のおやつにカールと
酢昆布を持っていくような名前の人でありますが、個人的にはこれにカルミンを加えて
、カール・コブス・カルミンという名前に改名すべきだと思います。本人にしてみれば
、そんなの大きなお世話だと思いますけどね。えーと、この曲に関して言いたいことは
それだけです。4曲目「ホエン・ザ・セインツ・ゴー・マーチング・イン」。日本語で
言うと「聖者の行進」ですね。黒人霊歌というより、ニューオリンズの色を湛えたナン
バーでありますが、個人的にはニューオリンズの色よりも乳輪の色のほうが気になると
ころでありますなぁ。いや、どうでもいいことなんですけどね。で、全体的にスロー・
テンポの演奏が多いこのアルバムの中で、ソプラノ・サックスで御陽気に歌い上げるこ
の1曲は気分転換にはもってこいだと思います。アイラーの代表的なオリジナル「トゥ
ルース・イズ・マーチング・イン」(日本名「真実は行進する)を語るにあたっても、
この曲の存在は外せませんよね。録音が今ひとつよくないのが欠点でありますが、痰に
血が混ざるのは血痰。正岡子規あたりがよく吐いておりますね。で、5曲目はアルバム
・タイトル曲の「スイング・ロウ・スイート・スピリチュアル」です。低くスイングす
る、とってもスイートなスピリチュアルであります。6曲目は「ディープ・リバー」。
とっても深い河です。川俣軍司クンが通り魔事件を起こしたのは深川ですけどね。で、
最後に「オールド・マン・リバー」のテイク1があって、おしまいです。わかりやすい
のはイイんですが、全体的にちょっぴり単調な感じが無きにしもあらず。。。やっぱり
『グリニッジ・ヴィレッジのアルバート・アイラー』あたりを紹介しておけばよかった
ですかね?ジャケ絵を書くのがむっちゃ面倒そうだったのでハナから取り上げる気はな
かったんですが、書くのが簡単な点では『スピリチュアル・ユニティ』も有力候補であ
りますな。さ、久し振りに「ゴースト」でも聴いてみますかね?
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- ということで、平成12年度の“jazz giant”はおしまいです。新年
度になっても中身はまったく変わりませんので、引き続き、よ・ろ・ぴ・く♪
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