CLIFF CRAFT/CLIFF JORDAN

絵をクリックすると拡大されます

【アルバム名】: ＣＬＩＦＦ　ＣＲＡＦＴ　（BLUE NOTE）
【リーダー名】: ＣＬＩＦＦ　ＪＯＲＤＡＮ　（1957/11/10）
【パーソネル】: ART FARMER (tp) CLIFF JORDAN (ts) SONNY CLARK (p) GEORGE TUCKER (b); LOUIS HAYES (ds)
【収　録　曲】: LACONIA / SOUL-LO BLUES / CLIFF CRAFT / CONFIRMATION / SOPHISTICATED LADY /; ANTHROPOLOGY
【内　　　容】: 　当たるも八卦、当たらぬも八卦。ということで占いのお話です。ぎゃるウケのする占いのお話から年寄りウケのする相撲の話へと展開して、全方位的に読者を確保しようという魂胆なんですが、みんな“仁丹”を食べてるかな？ということで、まず最初は御家庭でも旅先でも簡単に出来る“仁丹占い”というのをやってみましょう。用意するものはまず、仁丹の携帯用ケースであります。ありましたよねぇ、仁丹の携帯ケース。スライド式の蓋がついているやつ。最初に携帯ケース付きのを買っておけば次からは詰め替え用の仁丹を買えばいいから、とってもリーズナブルだよね♪というので、おじさん達の間でも評判だったわけですが、仁丹バラエティケース（４３０粒入り）というのが定価３５０円で売っているみたいなので薬局に走って買ってきてくださいね。で、そのケースの中から仁丹を５粒だけ残して、残りはすべて取り出すわけです。占いに用いるのはケースの中の５粒のほうでありまして、残った４２５粒は必要ないので、とりあえず全部食べちゃってくださいね。; 　続いて用意するのは“うめ仁丹”であります。ケースは既に買ってあるので詰め替え用のほうでＯＫです。３５０粒入りのが３８０円売っているみたいなので薬局に走って買ってきてくださいね。で、その中から“うめ仁丹”を５粒取り出して先ほどのケースの中に入れるわけです。残った３４５粒は必要ないので、とりあえず全部食べちゃってくださいね。続いて用意するのは“グリーン仁丹”であります。ケースは既に買ってあるので詰め替え用のほうでＯＫです。こちらは“うめ仁丹”よりも少しだけリーズナブルでありまして、４００粒入りのが３８０円売っているみたいなので、薬局に走って買ってきてくださいね。で、その中から“グリーン仁丹”を５粒取り出して先ほどのケースの中に入れるわけです。残った３９５粒は必要ないので、とりあえず全部食べちゃってくださいね。これで準備はＯＫです。; 　えーと、これで仁丹バラエティケースの中には普通の仁丹が５粒、うめ仁丹が５粒、グリーン仁丹が５粒の計１５粒が入っているわけですが、ケースをよくシャッフルして掻き混ぜてくださいね。そして厳かにスライド式の蓋を開け、中から３粒の仁丹を取り出して、“普通”“うめ”“グリーン”の３種類の組み合わせによって今日の運勢を占うわけですな。“普通・うめ・グリーン”“普通・うめ・うめ”“うめ・うめ・グリーン”など、全部で、えーと・・・たくさんの組み合わせがあるわけですが、組み合わせの如何に拘わらず運勢はすべて同じでありまして、『あなたは息切れがして、ちょっと気持ちが悪いでしょう。』というのが占いの結果なんですけどね。ほら３回も薬局に走っていけば息切れもするでしょうし、仁丹を４２５粒、うめ仁丹を３４５粒、グリーン仁丹を３９５粒も食べれば、ちょっと気持ちも悪くなることでしょうな。; 　さ、どうでもいいネタで行数を稼いだところで本題です。以前“下痢”から“吐き気”→”はっけよい”→“八卦”と展開して、陰陽五行説にまで話を持ってきたところで“あやうし”と“ウミウシ”になって終わっちゃったわけですが、今日は“八卦” についてもうちょっと真面目に考えてみましょう。いつも真面目さに著しく欠けているのが塩通の弱点なんですが、今日の僕は違います。もう“ＩＳＤＮまじめちゃん”って感じぃ？で、今日もまじめにＩＳＤＮを用いて大人向けのサイトにアクセスしてたりしたわけですが、某・女子高生系サイトのリンク集の解説に「鯖られてます。」というのがありました。それを言うなら「縛られてます。」やろ！と思わずツッコミを入れてしまいましたが、“し”と“さ”をタイプミスして、そのまま漢字変換しちゃったんでしょうね。; で、八卦なんですが、中国では世界を「陰陽」に還元する思想が産み出され、陰陽の二元は「四象（ししょう）」という四元に発展、四元から森羅万象を構成する八つの「気」の状態「乾（けん）・兌（だ）・離（り）・震（しん）・巽（そん）・坎（かん）・艮（ごん）・坤（こん）」へと展開する易思想へ進んだと。うん、何のことだかさっぱりわかりませんなぁ。で、なぜ相撲のときに「はっけよい、のこった！」と言うのかというと、何だかよくはわかりませんが、相撲というのは中国人の発想と密接な関係にあるということでありまして。例えば古代中国には四方を守る神様である「四神」という考えかたがありますが、これは何かというと; 　　青竜：東方をつかさどる青い竜神。; 　　白虎：西方をつかさどる白い虎神。; 　　玄武：北方をつかさどる黒い亀と蛇の神。; 　　朱雀：南をつかさどる赤い雀の神。; のことでございます。竜、虎、亀＆蛇と来て、いきなりスズメというのは何だかパワー不足の感が否めませんが、これが相撲とどういう関係があるのかというと、土俵の上の屋根から吊された青房、白房、黒房、赤房というのがありますよね？この四色の房は実は「四神」を現したものでありまして、よって行司が「八卦よい！」と言ったところでいったい何の不具合があるというのでありましょうか？ということで、ところで最近、僕が贔屓にしている力士がいるんですけどね。その名を「玉力道」と言いまして、玉のパワーの道とは、なんて男らしい！！もうひとり「金開山」という力士も応援しておりまして、将来はこの両者が横綱になって、栃錦と若乃花の“栃若時代”のように、金開山と玉力道の二人で“金玉時代”を築いてくれることを切望してやみません。ということで占いと相撲の話はおしまい♪; 　＠　さ、クリフォード・ジョーダンです。この『クリフ・クラフト』というアルバムではクリフ・ジョーダンとクレジットされておりますが、同じ人ですよね？他のアルバムのジャケットにクリフォード・ジョーダンという名前で写っている人と同じような顔をしてますもんね？具体的にいくと、とってもあごの出た顔付きでありまして、子供の頃は“アントニオ猪木”とか“クッキングパパ”などと呼ばれていたに違いありません。社会科の地理の時間に“リアス式海岸と真珠の養殖で有名な英虞（あご）湾”というのが出てきたときは指をさされて笑われたに違いありません。で、手持ちのＣＤをチェックしてみたところ、ＢＮ盤はクリフ・ジョーダン、リバーサイド系はクリフォード・ジョーダンとクレジットされているみたいですが、『クリフ・クラフト』はＢＮ盤なのでクリフ・ジョーダンになっているわけですな。で、クリフもしくはクリフォード・ジョーダンという人は日本ではあまり人気がなく“無個性のロリンズ”などという言われかたもしておりますが、僕はけっこう好きです。ちなみシカゴの出身で、ジョニー・グリフィン、ジョン・ギルモア、ジョン・ジェンキンスとは同じ高校だったというのだから、“ジャズ界のＰＬ学園”みたいなところだったんでしょうね。; 　ということで『クリフ・クラフト』。日本語に訳すと『絶壁職』といったところでしょうか。“クリ”と“クラ”で韻を踏んでいて、なかなか洒落たタイトルだと思います。サイドにアート・ファーマーが入っておりますが、この２人は一時期ホレス汁婆のクインテットで共演していたことがありますよね。参考アルバム『ファーザー・エクスプロレイションズ』ということで、シルヴァーの流れを汲むソニー・クラークの参加も興味深いところです。ドラムスはルイス・ヘイズで、ベースはジョージ“織原”タッカーであります。んなことで、では１曲目から聴いてみましょう。「ラコニア」はジョーダンのオリジナルで、タイトルはジョーダンのミドルネームらしいです。ちなみにこのアルバムはＡ面がジョーダンのオリジナルで、Ｂ面がバップ＆エリントン・ナンバーという構成になっておりますが、この「ラコニア」という曲はちょっぴりラテン風の、なかなかの佳曲でございますな。テナーとミュート・トランペットのユニゾンでテーマを演奏した後、農民ファーマーのミュート・ソロになります。; 外人系のすけべサイトを見ると時々“ファーマーぎゃる♪”みたいなカテゴリーがあったりするんですが、アッチのほうには“農民フェチ”が多いんですかね？田舎っぽい感じがもぉ、たまらんっ♪みたいな。とまあ、そんなことはどうでもよくて、ここでのファーマーのソロは音使いだけ聴けば、リー・モーガンに勝るとも劣らない熱血ぶりであると思う。と日本語ライナーで原田和典クンが書いておりますが、ま、確かにそんな気がしないこともないような感じが無きにしもあらずですよね。原田クンの言うことに間違いはないわけなんですが、個人的には次のソニ・クラのソロが好きです。ＢＮ盤トリオの「朝さわ」を彷彿させるフレーズがたくさん聴かれるので、恐らく録音日が近いのではないか？と踏んだんですが、調べてみると果たして『ソニー・クラーク・トリオ』の２ヶ月程前の吹き込みでありました。僕の耳に間違いはないわけなんですが、いや、ぜんぜん違ってたら書かないだけの話なんですけどね。続くクリ・ジョーのソロは確かにロリちゃんぽいところがありますな。ま、それもまた人生。; 　２曲目の「ソウル・ロー・ブルース」のファンキーなムードはジョージ・タッカーとソニー・クラークが仕掛けたもの。らしいです。ロバート・レヴィン君がそう言っているんだから間違いはないわけでありますが、確かに織原ジョージ・タッカーのウォーキング・ベースが効いておりますな。テナーとペットのユニゾンで演奏されるテーマはファンキーというよりアーシー、もしくはロウ・ダウンでありますが、教会音楽っぽい雰囲気もあるのでファンキーと言っても間違いではないと思います。で、ソロ先発はクリフォード・ジョーダン。わりかし泥臭いプレイを展開しておりますな。続くアート・ファーマーのソロは鋭敏で痛烈、ソニー・クラークは自分の番に寛いだブルースでロールしているんだそうです。確かに農民ファーマーってば、短いフレーズでかなりアグレッシブなソロを展開しておりますね。いかにもブラウニー直系のハードバッパーといった感じですが、続くソニ・クラの寛いだブルースのロールには寛クンもびっくり！といったところですね。ジョー・タツのピチカート・ソロもバッチリです。フグの鍋はテッチリですけどね。; 　はい３曲目。タイトル曲の「クリフ・クラフト」はストップ・タイムがバッチリ決まっておりますが、メロディ自体はちょっぴり変です。ここでのクリフはかなり“ロリンズ指数”が高いですな。ドライブ感溢れる吹きっぷりはなかなか爽快であります。ソロ２番手はファーマー。ここでのファーマーはかなり“ブラウニー指数”が高いですな。ドライブ感溢れる吹きっぷりはなかなか爽快であります。続くクラークも頑張っております。テナー、ドラムス、トランペットの４バースもとってもエキサイティングですな。堅実派の印象の強いルイス・ヘイズがかなり派手に叩いております。ということで４曲目。「コンファメーション」は確認するまでもなくパーカーのナンバーですね。クラークのブルージーなイントロ、及びファーマーの知的なトーンはちょっぴりバップ・ナンバーには不釣り合いのような気もしますが、クリフのロリンズっぽいソロはなかなか良好です。無個性と言われればそれまでですが、猪木似のルックスはそれだけで十分に個性的なのでよろしかろうと。で、ここでのソニー・クラークのソロはもろにソニー・クラークですね。一聴してソレとわかるとっても個性的なプレイだと思います。; 　はい、あと２曲。「ソフィスティケイティッド・レディ」はローマ字仮名変換しにくいことで有名なエリントン・ナンバーです。言いにくくって舌も噛みますしね。でもとってもいい曲でありまして、クラークのイントロからして泣かせてくださいます。続いて栗嬢がワンホーンで朗々とテーマ・メロディを歌い上げますが、ロリンズとデックスのバラードを交ぜたような感じぃ？とでも申しましょうか。とっても男らしくって，素股♪じゃなくて、素敵♪どうでもいいけど“男らしい素股”というのはあまり体験したくないものでありますなぁ。。。で、続くクラークのソロが泣かせてくださいます。ジョー・タツのピチカートもバツグンですね。; ということでラストです。「アンソロポジー」はパーカー＆ガレスピーの典型的なバップ・ナンバーです。; 　　・「あ～ん、早漏。。。」ボロ爺　役に立たず; 　　> 後悔、役に立たず。; コメントがちょっぴり意味不明ですが、俳句の出来も今ひとつですね。で、演奏のほうはファーマー、クリフ、クラークと元気なソロが続きます。元気でなにより。ということで、今日はおしまい♪; | Previous | | Up | Next |