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- 【アルバム名】
- WEST COAST BLUES! (JAZZLAND)
- 【リーダー名】
- HAROLD LAND (1960/5/17,18)
- 【パーソネル】
- JOE GORDON (tp) HAROLD LAND (ts) WES MONTGOMERY (g) BARRY HARRIS (p)
- SAM JONES (b) LOUIS HAYES (ds)
- 【収 録 曲】
- URSULA / KLACTOVEEDSEDSTENE / DON'T EXPLAIN / WEST COAST BLUES / TERRAIN /
- COMPULSION
- 【内 容】
- OLのみんな、毎日おっちゃんにお茶を入れているかな?小学生の頃、同じクラ
スに水谷久美という名前の女の子がいて、みんなから“みずくみ”と呼ばれておりまし
たが、OLさんの朝は“お茶くみ”から始まります。だいたいどこの会社でも朝の“お
茶くみ”は当番制になっているようですが、我が塩サバ物産(仮名)では“お茶くみ係
”と“机拭き係”の分業制になっているようです。あ、そうそう。いつの間にやらウチ
の会社にもホームページが出来ておりまして、いや、社員にはまったく知らされてなか
ったんですが、某タワケ系社員が偶然に見つけて教えてくれました。
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- http://www.sann-xx.co.jp/information/index.html
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- ここ(↑)です。差し障りがあるといけないので一部を伏せ字にしておきましたが
、いや“おさわりバー”というのはとっても楽しいものですが、“差し障りバー”とい
うのはあまり楽しくなさそうですしね。ということで、今日は“おさわりバー”につい
て考えてみたいと思います。
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- いやあ、“Yahoo!”で「おさわりバー」を検索したらトップ5のうち1位、3位
、4位、5位が塩通関連でしたが、「おさわりバー」というのは“おさわり自由のバー
”ですよね。よくファミレスなんかには“おかわり自由のサラダバー”というのがあり
ますが、“おさわり自由♪”と“おかわり自由♪”、君はどっちのほうが好きかな?ち
なみに僕は「飲んでも騒がず、飲んでもサワらず。」が心情でありまして、いや、根が
シャイで無口なものだから“おさわり”したくてもなかなか出来ないんですよねぇ。。
。仕方がないので水割りをおかわりしたり、トイレの便器にお座りしたりして無聊を慰
めることになるわけですが、だから僕としては「おさわりバー」よりも「水割りバー」
とか「おかわりバー」とか「お座りバー」なんかのほうが性に合うような気がするんで
すけどね。この不況の世の中、水商売の世界では生き残りを賭けたサバイバルレースが
繰り広げられているわけですが、いつまでも小綺麗なねーちゃんを“おさわり”させて
いれば客が来る時代は過ぎました。フーゾクの世界では“おさわり♪”させてくれるの
みならず、“おさすり♪”だってしてくれちゃったりするわけだから、何かこう、もっ
と新しい形態のバーを模索するべきではないか?と、僕は声を大きくして言いたいわけ
なんですけどね。
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- 新しい形態を模索などというと「形態模写バー」などというつまらないアイデア
しか浮かんでこないわけでありますが、ここで間違ってならないのは、ただイタズラに
サービスを過激化すればエエっちゅうもんでもないということであります。「過激派バ
ー・房子の部屋♪」なんてのを作っても客が来るとは思えませんしね。時代は今、“過
激からソフトへ”という流れにありまして、すけべサイトで“もろ画像”ばかりを見て
いると、逆に女子高生のぱんつがチラっと見えている程度の画像にソソられたりするわ
けでございます。そこで僕が考えたのが「お茶くみバー」というものなんですけどね。
コスプレというとどうしてもセーラー服だとか、いや俺はブレザーのほうが好きだとか
、詰襟姿がたまらんっ!という方向に走りがちで、労働系だと看護婦さんとか、婦人警
官とか、スチュワーデスとか、エレベーターガールとか、そういういかにも“制服らし
い制服”に目を奪われがちでありますが、ここで忘れてはならないのが“OLさんの会
社の制服”でございます。いいですよねぇ、OLさんの会社の制服。セーラー服もブレ
ザーも悪くはないんですが、やはりオトナの魅力はOLさんの会社の制服に尽きると思
います。昼間だけでなく、夜にお酒を飲むときだって、ずっと眺めていたいよね♪とい
うおっちゃんも多いのではないかと思いますが、そんな貴兄の願望を適えてくれるのが
「お茶くみバー」というわけですな。店の名前もちゃんと考えてあって、『バー・会社
』といいます。これだったら飲んで遅くなって奥さんに電話をするときにも「うん、い
ま“会社”にいる。」って言えるよね?というサザエさんのネタを借用したものなんで
すけどね。サザエさんのほうは『怪車(かいしゃ)』とかいう名前でしたけどね。
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- で、“ぼったくりバー”にはポン引きが付きものでありますが、“お茶くみバー
”は会社の制服姿の受付嬢が笑顔で案内してくれるシステムになっております。受付嬢
に「塩さば物産の稲葉と申しますがー。ひなのさまはいらっしゃいますでしょうかー?
」と指名するわけですが、あいにく売れっ娘のひなのちゃんに先客がある場合には、「
すいません、ひなのはただ今、来客中でございまして。。。」ということになるわけで
すね。「では、変わりのものをお呼びしますので。」ということになって応接に案内さ
れると、やがて「どうもぉ。大阪の彰子ですぅ。」とか言って地味なOLが会社の制服
に身を包んで姿を現すと。なんだかバーなのかキャバクラなのか判らなくなってまいり
ましたが、早い話が“お茶くみOLさん風”のイメクラなんですけどね。最初、ふと思
い付いたときには「ちょっとイイかも知れない?」という気がしたんですが、書いてい
るうちにどーでもよくなってきました。で、“塩さば物産(仮名)のほ→むぺ→じ”な
んですが、URLの“xx”の2文字が伏せ字になっております。ヒントは“愛”という
ことで、見事にアクセスに成功した暁には“マル秘3Pもろ画像♪”を見ることが出来
るでありましょう。健闘をお祈り致します。
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- @ さ、ハロルド・ランドです。ハロルド・ランドのジャズランド盤です。らん
らんらん♪いいですねぇ、ハロ・ラン。西海岸を中心に活動していたのでその存在は今
ひとつ地味でありますが、ジャズマンだってOLさんだって、地味な人というのは必ず
いるものでありまして。で、世の中よくしたもので「地味だからこそ、ソソられるんだ
よねー。」という“地味マニア”が必ずいるものなんですよね。需要と供給は資本主義
社会の基本原理でありますが、ハロ・ランの場合はただ地味なだけでなく実力のほうも
ちり紙付きであります。いや、折り紙付きであります。ちり紙なんか付いててもしょう
がないですもんね。鼻をかむにはよさそうですけどね。で、ランドに付いている折り紙
には何と書いてあるかというと「ブラウン=ローチ・クインテットに在籍」という、た
いへん立派なものでありまして。“ブラ=ロー・5”のテナーは初代がテディ・エドワ
ーズ、2代目がこのハロルド・ランドでありまして、そのランドが病気だか急用だかで
来れなくなったときに代役で呼ばれたのが3代目のソニー・ロリンズ。で、「これから
はロリちゃんと一緒にやりたいのぉ♪」という申し出に対し、ランドは「それはいい考
えだね♪」と、あっさり身を引いたというのだから実にデケた男でありますな。その後
も西海岸で地味に活動を続けたわけでありますが、この『ウエスト・コースト・ブルー
ス』というアルバムはバリー・ハリス、サム・ジョーンズ、ルイス・ヘイズという東海
岸派との共演が興味深いところでございます。ちなみにギターのウエス・モンゴメリー
とトランペットのジョー・ゴードンは当時西海岸を中心に活躍していたので、本作は言
うなればランド版『東西対抗歌合戦』みたいなものでありましょう。いや、別に西軍と
東軍に別れて歌を競ってるわけじゃないですけどね。ということで、では聴いてみまし
ょうね。
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- 1曲目の「ウルスラ」はランドのオリジナル。
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- ・うっすらと 透けるブラジャー いい眺め
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- > やっぱり夏服だね♪
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- とっても季節はずれの一句でしたが、「ウルスラ」と「うっすら」というのもひね
りが無さ過ぎですよね。確かに夏服から透けて見えるブラというのはとってもいい眺め
ですけどね。で、マイナー調の「ウルスラ」もとってもいい曲でありまして、日本人ウ
ケすること、この上なし。そこはかとなく漂う哀感がたまりまへんなー。基本的にはA
ABA形式なんですが、“B”のパートがちょっぴり凝った構成となっております。こ
こらあたりはさすが知性派のイメージのあるランドですなぁ。バカではこうはいきませ
ん。カバでもこうはいきません。
- で、テーマに続いてランドのソロになるわけですが、西海岸派ながらインプロバイ
ザーとしても卓越したセンスを持っているだけに、淀みのないプレイを披露しておりま
す。ドライブ感と鼠蹊部の素股感が抜群ですなぁ。続いてジョー・ゴードンが短いなが
らも歌心に溢れたソロを吹き、モンゴメリー、バリー・ハリスとつないでまいります。
最後に再びランドが登場し、テーマに戻って、エンディング。とってもよろしい1曲で
ございました。
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- 2曲目の「クラクトオーヴィーセッズテーン」は長ったらしい曲名ですなぁ。ア
ップ・テンポの軽快なナンバーで、ルイス・ヘイズのドラミングが光る1曲です。明る
いムードのハード・バピッシュな曲であるなぁ。。。と思いつつ聴いていたんですが、
パーカーのナンバーだったんですな、これ。ソロはランド、ジョー・ゴードン、モンゴ
メリー、バリー・ハリスの順で、各自がとっても元気に“溌剌としたカツレツ”とでも
言うべきプレイを展開しております。特に地味な印象の強いゴードンの活躍ぶりには寒
ブリも思わずびっくり!といった感じですね。最後のテナーとドラムとトランペットの
バースは4小節交換からやがて2小節交換へと進み、“ブラ=ロー・5”のコーフンが
よみがえりますなー。10分近くに及ぶ大熱演でございました。3曲目は一転して“し
みじみバラード”。ビリー・ホリディの名唱で名高い「ドント・エクスプレイン」であ
りますが、三重県内を走るJRの名松線は車内に便所がなく、年寄りが漏らしそうで困
っているそうです。昨日の夕刊にそのような記事が載っておりましたが、バリー・ハリ
スの弾くブルージーなイントロに続き、ランドがしみじみとテーマを歌い上げます。サ
ビの部分でジョー・ゴードンが登場してミュート・プレイを聴かせておりますが、ちょ
っぴりマイルスを思わせるところがありますね。ま、ミュートを吹けば誰でもマイルス
なんですけどね。その後、再びランドが登場してデフォルメしたテーマとも、フェイク
によるアドリブとも取れる演奏を繰り広げ、そのままカデンツァに突入して、エンディ
ングを迎えました。いっぱい片仮名を使っちゃいましたが、意味はあまりよくわからな
いので結構テキトーであります。
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- 4曲目のタイトル曲「西海岸ブルース」はウエス・モンゴメリーの有名なオリジナ
ルですな。有名なオリジナルですが、わりかし単調なリフ・ナンバーでありまして、い
や、個人的にはリフよりも裸婦のほうが好きなんですが、作曲者に華を持たせてモンゴ
メリーが最初のソロを取ります。このアルバムにおける彼は脇役に徹している感があり
まして、ここでもわりかし地味な短いソロに留まっております。きちんとオクターブ奏
法は押さえてますけどね。その後、ランド、ゴードン、ハリスのソロが続きます。・・
・って、ソロの順番を紹介する以外、あまり書くことがなくなってきましたなぁ。あと
2曲です。頑張りましょう。5曲目の「寺院」はランドのオリジナルです。“じいん”
じゃなくて“てらいん”と発音してくださいね。あるいは“てれいん”と発音するのが
正解なのかも知れませんが、ちょっぴりモンク風のピアノのイントロに始まるエキゾチ
ックなムードのナンバーであります。流れるようなメロディが印象的で、うねるような
ランドのソロも印象的です。こうして聴いてみるとランドのテナーって、けっこう独特
のスタイルですよね?ロリちゃんの影響はあるんでしょうが、めりちゃんの影響はあま
り受けていないような気がします。いや、ウチの会社の先代社長の奥さんなんですけど
ね、故・平井めり。とか言ってるうちにバリー・ハリスのソロが始まりましたが、本ア
ルバムの中でもベストと言えるサトルな弾きっぷりには、中嶋悟クンも思わず納得。続
くジョー・ゴードンは「朝さわ」のメロディーを引用したりして、余裕のよっちゃんイ
カという感じですな。続くウエスもなかなかに存在感のあるソロを披露し、サム・ジョ
ーンズのピチカート・ソロだって聴けちゃいます。とってもお買い得な1曲であると言
えましょう。
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- はい、ラスト。「コンパルション」もランドのオリジナルでありまして、イント
ロからウエスがオクターブでバリバリ全開。続いてランドとゴードンが超アップ・テン
ポのテーマを吹奏します。いかにも“compulsion”といった感じのナンバーですな。え
ーと…“compulsion”というのは「無理じい」という意味ですかぁ。あたし、拒んだん
です。でも、お爺さんが無理やり。。。って、それは「無理爺ぃ」。息子の嫁にそんな
ことするなんて、とんでもない爺ぃですな。ランド、ウエス、ジョー・ゴードン、バリ
ー・ハリスと快調なソロが続き、サム・ジョーンズのウォーキング・ソロだって聴けち
ゃいます。その後にはランドとルイス・ヘイズとジョー・ゴードンの8小節交換だって
聴けちゃいます。ということで、以上です。
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- “ぱっと聴き”では1曲目だけのアルバムかな?なんて思っていたんですが、じ
っくり聴くと2曲目、5曲目、6曲目なども実に充実した出来でありました。日本盤で
CD化もされているから、是非聴いてみてネ♪
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