【アルバム名】
JUG (PRESTIGE)
【リーダー名】
GENE AMMONS (1961/1/27)
【パーソネル】
GENE AMMONS (ts) RICHARD WYANDS (p) CLARENCE ANDERSON (p,org)
DOUG WATKINS (b) J.C.HEARD (ds) RAY BARRETTO (conga)
【収 録 曲】
OL' MAN RIVER / EASY TO LOVE / SEED SHACK / LET IT BE YOU /
EXACTLY LIKE YOU / MISS LUCY / NAMELY YOU / TANGERINE
【内   容】
 またしても『ザ・回転寿司』ネタです。だって、他にネタがないんだもん。。。 その点『ザ・回転寿司』ならイカ、エビ、アワビにハモ、ゲソ、カッパ・・・と、全部 で20種類もネタがありますもんねー。で、とりあえず“ザウルスMOREソフトコン テスト”に応募するゲームの構想がまとまりまして、構想の段階でボツは必至・・・と いう気がしないでもないんですが、とにかく今度はそのアイデアを“プログラム”とい う形でゲームに仕上げなければなりません。幸い、僕はプログラミングには非凡な才能 を持ち合わせておりまして、学生時代の文化祭ではクラス代表として『電卓競技会〜プ ログラミング部門』というのに参加して、見事に優勝したほどの実力の持ち主でござい ます。いや、ポケコンでとっても簡単なBASICのプログラムを作る大会だったんで すが、いくら低レベルな専門学校だったとは言え、優勝というのはなかなか大したもの ではないかと思います。賞品は“漢字入力の出来る電子手帳”という当時としては画期 的なハイテク機器でありまして、めっちゃ嬉しかったのを覚えております。ちなみに翌 年の賞品はカシオのコピーペンで、これもむっちゃ欲しかったので2年連続優勝を目指 して頑張ったんですが、残念ながらこの年は4位に終わってしまいました。実を言うと 、ちょっとナメてかかってたんですよねぇ。朝飯に“なめ茸”食べてたし、“ナメ猫” の下敷つかってたしぃー。
 
 で、塩サバ物産(仮名)に入ってからは“3Pシステム”の開発にも携わるなど 、しばらくはコンピュータ関係のお仕事をしていたわけなんですが、上司に歯向かった のが祟って今ではプログラミングとは無縁の“エンジンの破壊”などの業務に従事して おります。ハムとソーセージが大好きな父にハムを買って帰っても「親に歯向かった( ハム買った)から。。。」という理由で叱られちゃうような世の中なので、やむを得な いことだとは思いますが、プログラマーとしての魂までも売り渡したわけではございま せん。臥薪嘗胆して来るべきチャンスをじっと窺っているわけでありますが、そんなわ けで“ザウルスMOREソストコンテスト”のプログラムは塩サバ2号に丸投げしよう と思ってるんですけどね。だって、ザウルスのMOREソフトは“C言語”で作らない といけないしー、僕そんな“行き着くところまで行っちゃった関係♪”みたいな言語、 ぜんぜん知らないしー、勉強する気もないしー、えいびぃしー、えぃびぃしー、はぁ〜 、E気持ちぃ♪
 
 ただプログラムを作るのが塩サバ2号となると、ガッツ一抹の不安があるのも確 かであります。特に麻雀などの思考系ゲームの場合、対戦相手を務めるコンピュータの 思考ロジックがゲームの成功を握ることになるわけですもんね。特に今回は寿司をテー マにしたゲームだけに“握り”がポイントになるわけですが、幸い『ザ・回転寿司』は 『寿司ポンジャン』と違い、対戦相手の牌がオープン状態になっているゲームでありま す。だから最悪“人間”対“人間”の2人専門ゲームにしちゃえばいいわけなんですけ どね。「でも僕、対戦してくれるようなお友達がいないのぉ。。。」という場合は1人 2役をして遊んでもらえば、それですむ話であります。実際、僕も『寿司ポンジャン』 の牌を使って一人で遊んでみて、「ほら、トロが出て、君のイカを戴いて、アガリぃ! 」「あ〜ん、やられたのぉ。。。」とか言いつつ、けっこう盛り上がったものでござい ます。ちなみに9回やってみて、“ぼくA”が5勝して得点は1120点、“ぼくB” は4勝で875点でありました。原稿には書かなかったんですが、ちゃんと役と得点計 算の方法も考えてあるわけです。で、ゲーム前には“1点=1円”という取り決めもし てあったので、“ぼくA”の245円勝ち!という結果になったわけでありますが、今 日はそのお金でお昼にサンドイッチとメロンパンを買って食べました。賭けで儲けたお 金で食べるメロンパンは、いつもと一味違ってとってもおいしかったです。
 
 ただ、この“1人2役方式”に欠点がないわけではなく、それは何かというと「 遊んでいて、むなしい。。。」ということなんですけどね。そこで、出来ればコンピュ ータを相手に1人でも遊べるようなソフトにしたいところなんですが、対戦相手は個性 的な打ち手を何人か選択できる方式にしようかと思っております。ちなみにザウルス用 の麻雀ゲームでは対戦相手のタイプを「優柔不断」「一発狙い」「安全牌」「鳴き麻雀 」「ドラ命」など、全部で25種類の中から選べるようになっているんですが、『ザ・ 回転寿司』でもこれくらいの種類のコンピュータの思考ルーチンを作っておきたいとこ ろですなぁ。ま、25種類は無理としても、せめて“しまこタイプ♪”“あきこタイプ ♪”“ひなのタイプ♪”の3人くらいは。
 
(しまこタイプ♪)
 
・しましまのパンツを好み、俳句を趣味とする。“色白で筋肉質なプレイ”が特徴 。
 
(あきこタイプ♪)
 
・とにかく地味な大阪女。“かっぱ”とか“げそ”とか“はも”とか、とにかく地 味なネタばかり集めたがる。
 
(ひなのタイプ♪)
 
・とってもおさかんな現役女子高生なのぉ♪とにかく何にも考えてないのぉ♪とっ ても貝が好きなのぉ♪“赤貝”命っ♪
 
これをヒントに、塩サバ2号は頑張ってプログラムを作ってください。以上。
 
 @ はい、寺院破門すの『ジャグ』です。ぴちぴち、じゃぐじゃく、らんらんら ん♪もう、端からヤル気ありません。“ぴちぴちぎゃる♪”と“じゃぐじゃぐぎゃる♪ ”を比較した場合、僕のタイプは断然“ぴちぴち♪”のほうなんですが、どちらかとい うと“むちむち♪”のほうがより好みでございます。という僕の嗜好はさておいて、“ ジャグ”というのはアモンズのあだ名のひとつでありますな。本来は“水差し”とか“ ジョッキ”という意味でありますが、そこから波及してスラングで“酒びん”“安酒” 、更には“刑務所”“拘置所”といった意味もあるようです。日本語ライナーで岩浪洋 三クンがそう書いております。物知りですなぁ、洋三クン。で、ジーン・アモンズはプ レスティッジにたくさんのアルバムを残しておりますが、“ワンホーン編成でコンガ入 り”というパターンが結構ありますね。この『ジャグ』にもレイ・バレットのコンガが 入っておりまして、アモンズのソウルフルなプレイがより際立つ作りとなっております 。んじゃ1曲目から。
 
 「オール・マン・リバー」は痔エロ夢感の有名なミュージカル『ショウボート』 のナンバーでありまして、洋三クンご指摘のとおり黒人霊歌の影響の強い曲でございま す。“黒人霊歌”というとどうしても白い着物を着た黒人の幽霊の姿がアタマに浮かん じゃうので“ニグロ・スピリチュアル”といったほうが感じが出るかも知れませんね。 個人的にはこの曲、ぜんぜんオシャレじゃないのであまりタイプじゃないんですが、昔 、こんな曲調のカレーのコマーシャルがありませんでしたっけ?で、アモンズは極めて ゆったりしたテンポでメロディを朗々と歌い上げ、なかなか味わい深い演奏を披露して おります。途中からはミディアム・テンポになって、レイ・バレットの“ちゃかぽこコ ンガ”が、なかなかいいアクセントとなっております。やっぱり黒人霊歌には霊バレッ トだね♪というこで2曲目です。なんせ端からヤル気がないから解説が適当なんですが 、「イージー・トゥ・ラブ」はコール・ポーターの有名なスタンダード。リチャード・ ワイアンズの弾くイントロがネギトロ丼的にいい味を出しておりますが、あ、今日の『 どっちの料理ショー』は“サケイクラ丼VSネギトロ丼”ですかぁ。個人的にイクラち ゃんはあまり好きでないので“ネギトロ丼”のほうに頑張って貰いたいところでありま すが、“ネギトロ丼”というのも名古屋弁で言うところの「トロくっせぁ」イメージが あるので、意外といい勝負になるかも知れませんね。で、アモンズはミディアム・テン ポで歌心に溢れるプレイを披露しておりますが、こうして聴いてみるとアモンズのスタ イルというのはアーネット昆布クンなんかと比べると、ストレートにモダンな感じがし ますね。よく、スタンリー・タレンタインがアモンズの影響をモロに受けていると言わ れますが、ロリンズやデクスター・ゴードン、更にはテナーを吹いた時のローランド・ カークにもアモンズの影響が見え隠れするよーな気がします。
伊達に“ボス・テナー”と呼ばれているわけじゃないんだね♪ついでに、ワイアン ズのソロもとってもよろしいです。
 
 はい3曲目。「シード・シャック」はアモンズのオリジナルで、どっせ、単純な リフ・ブルースだろう。。。とタカをくくっていたら、案の定そうでした。アモンズや ソニー・スティットあたりの書くオリジナルって、性格そのまんまの“なーんも考えて ない作風”のものが多いんですもんね。ま、こっちとしても森内閣の政策程度にしか期 待してないので別にいいんですが、いや、森クンは親戚の八百屋のオッサンに顔が似て るので割と好感を抱いているんですけどね。好感を抱いているといっても、交換日記を しようとは思いませんけどね。ま、メール交換くらいなら・・・。とか言ってるうちに 4曲目。「レット・イット・ビー・ユー」はクラレンス・アンダーソンというピアニス ト兼オルガニストの書いたバラードで、作曲者自らもワイアンズに変わり、ピアニスト として演奏に参加しております。歌詞をつけて歌いたくなるような綺麗なメロディの曲 でありまして、ベン・ウエブスターに焼き蕎麦を入れてモダン焼きにしたようなアモン ズの吹きっぷりが胸にしみます。「アモンズって、品がないからキライ。。。」などと 毛嫌いして剃毛に耽っていた貴女も、この曲を聴けばきっとアモンズに対する認識が変 わることでありましょう。あ〜ん、素敵よ、アモぴょん♪
 
 5曲目「イグザクトリー・ライク・ユー」。何となく曲名の語呂がよくって好き なんですよねー。作ったのはドロシー・フィールズとジミー・マクヒューですかー。で 、アモぴょんのソロもよく歌っております。6曲目の「ミス・ルーシー」はアモっちの オリジナルで、例の如くシンプルなリフ・ブルースです。ブルースとズロースはシンプ ルさが命。こういうケレン味のない演奏がいいわけです。7曲目「ネイムリー・ユー」 。ジーン・デポール作曲のポップ・チューンですが、ポップな中年アモンズが軽快な演 奏を繰り広げております。ちなみにこの曲ではクラレンス・アンダーソンがオルガンを 弾いております。オルガンとの共演も多いアモンズですが、ギター抜きのベース入り& コンガ入りということもあり、アーシーというよりポップな仕上がりになっております 。はいラスト。これまたポップ・チューンの「タンジェリン」。タイトルの“タンジェ リン”というのは蜜柑のようなものらしいですが
 
  ・からむ痰 じゅぇり〜ん♪と啜れば 海の味
 
   > ほんのり潮の香り。
 
いやぁ、痰とか鼻水(どろどろタイプ♪)の味を噛みしめると、人間というのはま さしく海で生まれた生き物なんだなぁ。。。ということをしみじみと実感しますよね。 涙もほんのり海の味がします。ということで、買った本人もほとんど期待してなかった んですが、聴いてみると意外に悪くなかった1枚でした。毛嫌いしないで聴いてみてネ ♪


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