【アルバム名】
SOULVILLE (VERVE)
【リーダー名】
BEN WEBSTER (1957/10/15)
【パーソネル】
BEN WEBSTER (ts,p) HERB ELLIS (g) OSCAR PETERSON (p) RAY BROWN (b)
STAN LEVEY (ds)
【収 録 曲】
SOULVILLE / LATE DATE / TIME ON MY HANDS / LOVER COME BACK TO ME /
WHERE ARE YOU / MAKIN' WHOOPEE / ILL WIND WHO / BOGIE-WOOGIE /
ROSES OF PICARDY
【内   容】
 “坊主めくり”と“スカートめくり”。君はどっちが好きかな?僕は断然“スカ ートめくり”のほうが好きです。一口に“スカートめくり好き”といっても2つのタイ プがございまして、まずひとつは“愉快犯的”なタイプ。これはスカートをめくること によって、ぎゃるが「きゃ〜っ♪」とか「いや〜ん♪」とか「まいっちんぐぅ〜♪」な どという声をあげることが嬉しくてスカートをめくっているのであって、ぱんつ自身に はあまりこだわりのないタイプということが出来ます。だから例え女の子が毛糸のパン ツやブルマを穿いていたとしてもそれほど落胆することはなく、また別に“スカートめ くり”でなくても、例えば背中に毛虫をつけるとか、己の局部を露出するとかいった他 の方法でも、とにかく「きゃ〜っ♪」と言ってくれさえすれば満足するのであって、ま 、たまには「あ〜ん、小さいのぉ。。。」とか言われて傷付くこともあるという、そう いうタイプでございます。もうひとつは“純粋派”と呼ばれるタイプでございまして、 これはただ純粋に「ぱんつを見たい!」という欲求でスカートをめくるのであって、そ の心意気には疚しいところなどみじんもなく、若者らしい情熱と探求心に満ち溢れた行 為であると言わざるを得ません。まさしく僕がこのタイプでありまして、だから別に自 分でめくらなくても、ぎゃる本人が自主的に「ぱんつ、黒ぉ♪」と見せてくれたとして も、ぜんぜん問題はないわけでありまして。
 
 一方“坊主めくり”。お正月の遊びとしては“すごろく”“福笑い”“コマまわ し”“凧あげ”“羽根つき”“いろはがるた”などがありますが、オトナのお正月の遊 びとなると“百人一首”と“姫はじめ”ということになります。子供の頃ウチにも“百 人一首”はあったんですが、“姫はじめ”ほどには楽しくないので、どうしても“坊主 めくり”オンリーになってしまうのが実状でありました。で、やっているうちにそのゲ ームのあまりの奥の深さにずっぽりとハマってしまったわけなんですが、ようするに運 だけのゲームですもんね、“坊主めくり”って。ま、“すごろく”も似たようなもんで すけどね。そして“坊主めくり”に打ち込むあまり、塩サバ2号と共同でポケコンで『 グラフィック坊主めくり』という画期的なゲームソフトまで作ってしまったわけなんで すが、それをザウルスでも出来るようにしないかという話になったわけでありまして。 というのも『ザウルスMOREソフトコンテスト』というのがありまして、これに応募 してグランプリに選ばれると、賞金100万えん♪が貰えるという、とってもオイシイ 話があるんですよねー。そこでザウルス用の『グラフィック坊主めくり』を塩サバ2号 に作らせ、賞金の100万円のうちアイデア料として50万円くらいをピンハネしよう ♪とたくらんだわけなんですが、完全無欠に思えるこのゲームにも、ただひとつだけ欠 点があるんですよね。すなわち、面白くも何ともないっ!
 そこで考えた企画の第2弾がsユージン謹製『寿司ポンジャン』でございます。 いや、このお正月におじさんの家に“およばれ”に行って、「いもや」というオモチャ 屋さんに連れてってもらって、おじさんに買ってもらったんですけどね、『寿司ポンジ ャン』。1000えんでした。要は寿司ネタの牌を組み合わせて役をつくる簡易麻雀み たいなものでありまして、「ポンジャン」とか「ドンジャラ」とか「ABCゲーム」の 類いのものでございます。昔あったんですよねー、大石天狗堂の「ABCゲーム」。牌 にアルファベットが書いてあり、英語の勉強になってとっても教育的な玩具だねっ♪な どと言われておりましたが、ちなみに僕はアルファベットは「えい、びー、しー、えい びぃしー、はぁ〜、E気持ちぃ♪」の歌で覚えました。で、『寿司ポンジャン』の場合 、牌が寿司ネタになってるんですよね。3種類のネタがひとつのグループになっており まして、各ネタが3枚ずつございます。例えば“貝類グループ”の場合、
 
  1:赤貝  2:ほたて  3:あわび
 
となっていて、この3種類を集めるか(“グループ”と言う)、あるいは赤貝なら 赤貝ばかり3枚集めて(“セット”という)、それを3つ組み合わせて合計9枚で役を つくるわけでありますな。1000えんでありますが、プラスチック製の牌ケースを兼 ねた“雀卓”もついていて、なかなかよく出来ております。やるな、sユージン!と思 っていたら雀卓には「TOMY」と書いてあって、何か他のゲームのものを流用してい るみたいなんですけどね。ちなみにネタの種類は堂々24品目!それが3枚ずつあるか ら、牌は合計72枚になります。が、プラスチック製のケースにはちょうど80枚の牌 が入るようになっているので、sユージンの人はちょっと困っちゃったんでしょう。で 、友人に相談したりして考え出されたのが“日本酒”と「高価ネタ」の牌。高価ネタに は“うに”“たい”“かに”“松坂牛”が各1枚ずつあって、それらの牌を持っている とアガったときにボーナス点が付くようになります。“日本酒”の牌は4枚あって、こ れは場に捨てられた牌を持ってきてポンやチーするときに用いられ、このワケのわから ん“日本酒”“うに”“たい”“かに”“松坂牛”のおかげで、ルールが複雑になっち ゃっております。だいたい“松坂牛”じゃなくて“松阪牛”でしょーが。余った8枚は おとなしく予備牌にしておいたほうがよかったと思うんですけどねぇ。。。
 
 とまあそういうことで、MOREソフトグランプリは『寿司ポンジャン』で貰っ た!という感じなんですが、考えてみるとオリジナリティが皆無ですよねー。見事に1 00万円をGETしたものの、sユージンから“商標法違反”とかで訴えられ、罰金2 00万円。。。なんてことも考えられます。舌噛みそうですしねー、商標法。3回続け て言ってみましょう、商法・表彰・商標法、商法・表彰・商標法、商法・表彰・商標法 。ほら、舌噛みましたね。罰金を取られるわ、舌を噛むわ、噛んだ舌に寿司のワサビが しみるわで、もう踏んだり蹴ったり。そこで僕は『寿司ポンジャン』の牌を使った新し いゲームを考え出しました。題して『寿司ドンジャラ』・・・って、名前が変わっただ けやん!
 
 @ ということで、ベン・ウェブスターです。偉大なベンです。僕がまだジャズ の“ど素人”だった頃、『ザ・ベスト・ジャズ・スタンダーズ(インストゥルメンタル 編)』というヴァーブ盤のコンピを買ったんですが、そこに収録されていた「マイ・フ ァニー・バレンタイン」を聴いて、いっぺんにベンちゃんのことが好きになってしまっ たんですよね。「惚れた。」といってもいいでしょう。ちなみにこのコンピはバディ・ デフランコの「スターダスト」で始まり、樽春男の「マンハッタン」、酢痰囓津の「サ マータイム」と来て、便上撫酢太の「マイ・ファニー・バレンタイン」と続きます。そ のあと、テディ・ウィルソンの「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」と来て、バド・パウエ ルの「二人でお茶を」。このわけのわからん演奏を聴いて、この曲とパウエルというピ アニストが大キライになっちゃったんですが、このような素人向けのコンピに『ザ・ジ ニアス』(日本名『ザ・天才』)などというアルバムから選んじゃ駄目だってば。。。 対象的に判りやすかったのがベンちゃんの演奏でありまして、ナマナマしい息遣いはま さしく「むせび泣く官能テナー」って感じぃ?すっかり気に入っちゃった僕は「マイ・ ファニー〜」は入っておりませんが同じヴァーブ盤で「恋人よ我に帰れ」の入った『ソ ウルヴィル』というアルバムを買った清孝(←連続殺人鬼)というわけなんですけどね 。あ、最後のは「勝田清孝」に懸けたわけなんですが、説明しないとわかんないような ことを書いてはいけませんね。ナウなヤングは勝田なんか知らないと思うしー。
 
 ということで1曲目。タイトル曲の「ソウルヴィル」はベンちゃんオリジナルで 、いきなりとってもアーシーなスローブルースで、古めかしいムードもあって、なんじ ゃこりゃ?思いましたが、いま聴き直してみると実に深い演奏でありますな。ハーブ・ エリスのダウン・トゥ・アースなイントロに続き、ベンちゃんがいつものトーンで余裕 たっぷりにブルースを歌い上げます。彼の演奏は、そのものすばり!ソウルフルだ。あ たりを圧してしまうスケールの大きさと、格調の高さを感じさせる絶品。
と、日本語ライナーで瀬上保男クン(←誰?)が書いておりますが、まさしくそん な感じであります。ぼーっと聴いていると“ただの古臭いスタイル”なんですが、ベン の味は子供にはわからんでしょう。僕も食べたことないので、よくはワカランのですけ どね。オス・ピーのピアノとレイ・ブラのピチカート・ソロの出来もよろしい。という ことで2曲目。「レイト・デイト」もベンのオリジナルで、ミディアム・テンポの軽快 なナンバーです。ベンのテナーが縦横に躍動し、重量感をともなったスインギーな演奏 に仕上げているよね、やすお君。なんでもいいけど子供の頃、“保男”という名前が読 めないで“たもお”だと思ってましたけどね。いや“保(たもつ)”からの連想で、で も“たもつお”というのもオカシイしぃ。。。とか思って。
 
 とか言ってるうちに3曲目の「タイム・オン・マイ・ハンズ」は始まりました。 お股せ!ベンちゃんバラードの登場でおまた。いや、登場でおます。ヴィンセント・ユ ーマンスの作曲で、ミュージカル『微笑』に挿入されたナンバーだそうです。どういう ミュージカルなんだか知りませんが、恐らく「スクープワイド・他人にいえない愛の現 場!吉川十和子はしたたか?さすが?御曹司GETはこの手で迫った!」とか、そうい った内容じゃないですかね?・・・って、いったい何年前の話題なんでしょうね。とか 書いてるうちに4曲目の「ラバ・カン」が始まりました。バラードでしみじみ。あるい は意表をついて急速調で?いひょー!(←意表をつかれて驚いている様子。。。)とい う2つのパターンを予想してたんですが、どちらでもなくてミディアム・テンポで演っ ておりました。ソロが進むにつれ、だんだんとノッてくる段田男。といった感じの演奏 でありまして、いや、「玄海灘」という歌でデビューしたんですよね、段田男(だんだ ・だん)。売れませんでしたけどね。で、このベン君の「ラバ・カン」は割と名演とし て名高いので、期待して聴くと「何だ、こんなもんかぁ。。。」という感じがしないで もありませんが、適当に聴けば適度になかなか悪くない演奏ではありますな、やっぱり 。中間派っぽい演奏だから好き嫌いが別れるかも知れませんが、君は機雷が好きかな? 嫌いかな?ちなみに僕は機雷は嫌いですが、鋤は好きです。キスも好きです。フライに するとおいしいですもんね。
 
 ということで5曲目の「ホエア・アー・ユー」。ベンとテナーは、すすり泣くよ うな風情で聴く者の胸をしめつけます(By瀬上たも男)が、僕は今、とっても腹部を 締め付けられております。いや、腹に“サウナ腹巻き”を巻き付けているからなんです けどね。よく延びるサウナスーツ素材で出来た腹巻きでありまして、ぎゅっと巻き付け てマジックテープでとめる仕組みになっております。これを巻いて運動すると発汗作用 があって、とっても“ないすばでぃ”だねっ♪ということらしいですが、今のところ目 立った効果はありません。いや、運動せずに巻いてるだけの巻いてるジャクソン。。。 といった使い方しかしてないから、仕方ないんですけどね。で、6曲目は「メイキン・ フーピー」。ゆったりしたテンポで、ベンの朗々とした歌いっぷりにぴったりのナンバ ーですね。7曲目は「イル・ウインド」。バラードで、ベンの朗々とした歌いっぷりに ぴったりのナンバーですね。
 
 だんだん面倒になってきましたが、いや今日は2曲目あたりから既に書く気を喪 失していたんですが、僕の持っているCDにはオマケ曲が3曲も入っております。本来 ならオマケなんか無視するところなんですが、この3曲には特筆すべき点がございます 。なんとベンちゃんがピアノを弾いているんですよねー。凄いよね?珍しいよね?オマ ケの1曲目は大須賀ハマス隊員の「フー」という曲なんですが、ベンちゃんのピアノ・ スタイルというのがまるっきりストライド風でありまして、とっても笑えます。きゃは はははは♪オマケの2曲目は「ブキ・ウギ」というタイトルのオリジナルなんですが、 これがまるっきりブギ・ウギ風でありまして、とっても笑えます。きゃはははは♪オマ ケ3曲目は「ピカディの薔薇」という曲なんですが、やっぱりストライド・ピアノで、 とっても笑えます。きゃはははは♪以上、とってもおもしろいオマケ曲でありました。 おしまい♪


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