- 【アルバム名】
- FOUR & MORE (COLUMBIA)
- 【リーダー名】
- MILES DAVIS (1964/2/12)
- 【パーソネル】
- MILES DAVIS (tp) GEORGE COLEMAN (ts) HERBIE HANCOCK (p) RON CARTER (b)
- TONY WILLIAMS (ds)
- 【収 録 曲】
- SO WHAT / WALKIN' / JOSHUA = GOGO / FOUR / SEVEN STEPS TO HEAVEN /
- THERE IS NO GREATER LOVE = GOGO
- 【内 容】
- 最近、ちょっぴりうれしかったこと。
-
- (その1)某月某日、仕事である中学校の前を通ったら、プールでスクール水着の
女子生徒が水泳に励んでおられまして、ちょっぴりうれしかったです。
-
- (その2)某月某日、仕事である高校の前を通ったら、運動場ででブルマの女子生
徒が人間ピラミッドに励んでおられまして、ちょっぴりうれしかったです。
-
- 最近、ちょっぴりがっかりしたこと。
-
- (その1)某月某日、仕事でクルマを走らせていると「中華料理パンツ」という看
板が見えたので、おおっ♪とか思っていたら、よく見たら「中華料理バンリ」だったの
で、ちょっぴりがっかりしました。
-
- とまあ、こんなところでしょうか。それほど大きな幸せもない変わりに、こうして
大過なき日々を茫々と過ごすことが出来て何よりだとは思いますが、先日、近所のスー
パーを覗いたら「飛騨高山物産展」というのをやっておりました。ちゃんと“さるぼぼ
”も売られておりまして、余計なことをしてくれたなぁ。。。というのが私の偽らざる
五輪真弓でございます。ヒトがわざわざ高山まで行って買ってきたというのに、なんで
“ケッタで10ぷん♪”のところに売っとるねん!といった感じでありますが、ま、“
さるぼぼまんじゅう”までは売ってなかったのでイイんですけどね。それにしても、い
くら“さるぼぼ”が有名な民芸品だからって、よりによって“まんじゅう”にすること
はないと思うんですけどねぇ。“さるぼぼまんじゅう”、略して“ぼぼまん♪”って、
九州地区のみならず関東地区でも放送コードにひっかかるんじゃないですかね?
-
- ということで本日はクロスワードパズルのお話です。なぜクロスワードパズルの
お話なのかというと、今度、ザウルスでクロスワードパズルのサービスが始まったから
なんですが、ザウルスってウノ先生の『背徳図鑑』とかを読むだけじゃなくって、いろ
んなことが出来るんですね。サービスの内容としては、まずパズルが出来るソフトをダ
ウンロードして、そのあとで問題をダウンロードするわけですが、問題のほうは有料ら
しいです。ホテルなんかの普通のテレビは無料でも“すけべビデオ”は有料というパタ
ーンによく似ておりますが、パズルが出来るソフトがあっても問題がなければ話になら
ず、“完全無料!女子高生モロ画像”とか言っておきながらサンプル画像はパンツが見
えている程度で、ここから先はQ2サイトねっ♪と言われているようなものでありまし
て、募る欲求不満のあまり思わず、金かかってもいいやぁ!と問題を買ってしまうとい
う実にうまいやり方、というか、アコギな商売なのでございます。ちなみにクロスワー
ドのほかに“お絵かきロジック”のソフトもあって、それぞれ3問ずつサンプル問題が
ついておりました。
-
- ということで本日はそのサンプル問題をすらすらと解くことによって、まあ、さ
ばさんってば語彙が豊富なのね。アタマいいのね。素敵っ♪という尊敬を勝ち得ようと
いうわけなんですが、クロスワードというのは問題を作るほうのセンスも問われるもの
でございます。特にキーワードのヒントを考えるのが難しくて、例えば「くはい(苦杯
)」というのがキーワードだった場合、
-
- ・苦い杯のこと。
-
- なんていうヒントは最悪です。苦い杯で“苦杯”って、そんなのあまりにもそのま
んま過ぎて、かえってぜんぜんピンと来ませんよね。
-
- ・“俳句”と繰り返して言っているうちに、いつの間にか変わっているもの
-
- というのは多少のひねりが効いていて、俳句俳句はいくはいくはいくはいくはいく
はいくはい・・・あ、“くはい”かぁ!と解る人がもしかしたらいるかも知れないねっ
。というレベルには達しておりますが、俳句俳句はいくはいくはいくはいくはいくはい
くは・・・“いくは”?なんじゃそりゃ。。。と思っちゃう人が恐らく同数程度はいる
と推測されるので、あまりよくはありません。
-
- ・不快なつらい経験。苦い体験。
-
- と辞書的な説明をしておくのは一見すると無難なように思われますが、今ひとつ面
白味に欠けるうえ、
-
- 不快なつらい経験?→ムチで打たれるとか、ロウソクを垂らされるとかぁ?→でも
それって、意外とイイかも?
-
- というふうに連想のベクトルがどんどんそれていってしまい、あげくのはて「ああ
ん」などというワケのわからん言葉を書いちゃう人がいるかも知れません。ホントは「
ああん♪」としたかったところを3マスしかなかったから「ああん」で抑えておいたわ
けでありますが、だいたいクロスワードに“♪”なんて記号を入れてはいけません。で
はいったいどういうヒントがいいのかというと
-
- ・○○○をなめる
-
- このパターンですな。これだけではいったい何を“なめる”のかまったく見当がつ
かず、“○○○”と伏せ字になっているとついついスケベな単語が頭に浮かぶのが人の
常でありまして、“あそこ”とか“関西系3文字”とか、ここに書くのも憚られるよう
なとんでもない単語を書き入れることになっちゃうわけですが、“縦のカギ”を入れて
いく過程で自分がとんでもないコトバを入れていたことに気付いて、思わず赤面しちゃ
ったのぉ。。。というのがクロスワードの醍醐味ですよね。で、なんとか「“○はい”
をなめる」が正解らしいというところにまで漕ぎ着けて、ここまで来ればもうおわかり
ですね。そう、答えは「位牌をなめる」って、なんでやねん!
-
- @ ということでマイルス・デイビス。あ、サンプル問題を実際に解いてみると
ころまで話が進みませんでしたが、それは後日に温存することにして、マイルスという
人は時代によって演奏スタイルが大きく変わっていますよね。パーカーの元でバップの
修業をしてたと思ったら、今度はギル・エバンスとかに手を出して孕ませて“クール”
を誕生させて、その後がコルトレーン、ガーランド、チェンバース、フィリー・ジョー
の“50年代黄金クインテット”であります。アルバムでは「陰具4部作」が有名です
ね。と思ったら今度はデブ専に走ってキャノンボールにちょっかいを出し、60年頃か
らはモードにも色気を出して名古屋モード学園に入学したりして、やがてその成果はシ
ョーター、ハービー、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスの“60年代黄金クイン
テット”に結実するわけでありますが、そこに至る過程で“マイルスのフリー・ブロー
イング時代”というのがあったんですけどね。フリー・ブローイング時代って、フリー
に陰具を“BLOW JOB”する時代?って、ああん、そんなんぢゃなくってぇ、要はグルー
プ表現を極めるだけのメンバーに恵まれなかったので、とりあえずラッパを吹くことに
専念していた時代ということなんですけどね。結果、1作ごとにメンバーが違うライブ
盤ばかりが乱発されることになるんですが、中ではこの『フォア・アンド・モア』とい
うアルバムが内容的には傑出していると思うんですけどね。メンバー的にはハービー、
ロン、トニーのリズム隊はともかく、山本ジョージ・コールマンというのは歴代マイル
ス・バンドのテナー奏者の中でも最も地味で華がないのではないか?と危惧する向きも
あると思いますが、でもだいじゃぶ。地味は地味なりに頑張っております。アルトを吹
かせればまるっきりパーカー派であるこのジョージくん、テナーでモードっぽい演奏を
させると、どうもフレージングが平坦で今ひとつパッとしないねぇ。。。という印象を
持たれがちなんですが、ぼーっと聴いていても意外に「あ、ジョージちゃう?」とわか
ったりするので、“平坦で印象が薄い”という立派なスタイルの持ち主であるというこ
とも出来ます。下手なプレイヤーだと耳障りだったりするんですが、そういうこともな
いですしね。それはそうと、おさぼりしたり、現場に直行・直帰だったり、3連休だっ
たりして、水没後はじめて名古屋の会社へいったんですが、各地でかなりの被害が出て
いたみたいですね。点検費をまけろ!まけん!で大モメして、あげく社長宛に“謝罪文
の要求ふぁっくす”を送りつけてきた例の黒井くん(仮名)のいる某・明○エンジニア
リングなんですが、事務所が西枇杷島町にあったのが災いして、多大なる被害が出た模
様でありまして。30台ある車のうち、23台までが廃車になったそうでありますが、
僕をいぢめたバチがあたったんだと思います。いい気味です。
- などと、人の不幸を喜んでいてはいけません。で、1曲目の「ソー・ホワット」。
あの超ユーメーな『カインド・オブ・ブルー』の冒頭を飾ったモード曲でありまして、
D−ドリアン、D−ドリアンときて、半音上がってE−イオニアンになって、また最後
にD−ドリアンに戻るんだよねー。というふうにどうでもいい音楽的知識をひからすに
は最適の素材なんですが、『カインド・オブ〜』での演奏はクールというか何というか
、ま、それがモード奏法の特徴なんでしょうが、ジャズはやっぱりスリルだよねぇ。と
主張してやまない人達にとっては幾分、根性に欠けるきらいがあるのも確かでありまし
て。でも大丈夫。この『フォア・アンド・モア』のバージョンを聴いてみてください。
ベース→ピアノの掛け合いにホーンが絡む形でテーマが呈示された後、トニーのドラミ
ングに煽られてマイルスが壮絶に熱いソロを展開します。これほど頭の中を空っぽにし
て、ただひたすら吹きまくっているマイルスというのも珍しいですな。それを受けたジ
ョージ君のソロはかなり思索的で、それでもソロが進むにつれて次第に熱くなっていっ
て、これぞライブの醍醐味ですなぁ。続くハービーの典型的なモード・ソロも後半にな
るに従って熱さを増してまいります。カタルシス。まさにこの言葉がふさわしい演奏で
ありますが、肩ロースはトンカツにするとおいしいですね。2曲目「ウォーキン」。プ
レスティッジ時代から延々と演奏し続けてきた典型的な“ジャム・セッションご用達ナ
ンバー”なんですが、ここでも一心腐乱に…って、腐ってどうする。一心孵卵に…って
、たまごを孵してどうする。一心不乱にペットを吹き続けるマイルスが圧巻です。続い
てトニーのかなり長いソロがあるんですが、この人の場合、ソロよりもバッキングに回
った時のほうが凄みがあるような気がするんですけどね。ソロだとどうしても理が勝ち
すぎるというか、ま、そんな感じですな。で、続いてはジョージ・ソロ。起伏のないシ
ョーターというか、わかりやすいサム・リヴァースというか、ま、そんなところでしょ
う。続くハービーは始めっから飛ばしております。あ、サメ肌ソープくん、負けちゃっ
たんですね。舞衣ちゃんはよく頑張ったと思います。概して“水泳ぎゃる♪”と“柔道
ぎゃる♪”は健闘しておりますなぁ。
-
- と、オリンピック・ハイライト観戦と同時進行で、はい3曲目。「ジョシュア」
はヴィクター・フェルドマンの曲ですね。この人、歴代のマイルス・バンドのピアニス
トの中でも断然地味な存在で、しかも頭髪が多少不自由でありますが、作曲面において
はかなりいい仕事をしております。マイルス・クインテットでヴァイブを叩いても面白
かったんじゃないかと思いますが、この「上州屋」もなかなかの名曲でございます。特
にベースの“べべべべ、べべべべ〜♪”というイントロに続いて“ちゃんちゃん♪”と
ピアノが入り、“ぱぱらーらっぱ♪”とテーマが出てくる瞬間がよろしいですな。ソロ
先発はマイルスで、1〜2曲目の爆発的な吹きっぷりに比べると若干抑え気味でありま
すが、ハイノートを駆使したりして、後半は大いに盛り上がっております。続いてはジ
ョージ・コールマン。あまりにしつこく“起伏がない”だの“平坦”だの“貧乳”だの
と書かれて、さすがの温厚なジョージもちょっとムッとしちゃったのか、後半ではかな
りバーティカルなフレーズも用いて大いに健闘しております。で、『ジョシュア』に続
いて演奏される『ゴー・ゴー』というのは、マイルスがライブでいつもテーマとして演
奏している、別名「テーマ」と呼ばれているテーマ曲でありますな。演奏にのせたメン
バー紹介のアナウンスがあって、前半はおしまいです。4曲目「フォア」。この曲はで
すね、葛西の貸しスタジオへ覗きにいったとき、鮭師匠が練習していた曲として知られ
ております。明るい感じのナンバーです。…と、次第に解説が手抜きになってまいりま
したが、5曲目は「天国への7つの階段」。日本人が天国へ行くときには三途の川を渡
るものなんですが、アメリカンは7つの階段なんですな。ラクでいいですなぁ。溺れる
心配もないし、せいぜい踏み外して足首がグニッとなるのだけに注意していれば天国へ
の道は明るいと思われます。曲自体も明るく能天気です。
- はいラスト。スタンダードの「ゼア・イズ・ノー・グレイター・ラブ」ですね。ち
ょっぴりプレスティッジ時代を思わせるようなミュート・プレイが、極上のリラクリゼ
ーションをもたらしてくれるのではなかろうかと。いや、ちゃんと最後までは聴いてな
いんですけどね。とまあそういうわけで、日本では姉妹盤の『マイ・ファニー・ヴァレ
ンタイン』のほうが人気があるようなんですが、演奏内容では絶対『フォア・アンド・
モア』に軍配があがると思います。是非、聴いてみてネ♪
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