【アルバム名】
FONTAINEBLEAU (PRESTIGE)
【リーダー名】
TADD DAMERON (1956/3/9)
【パーソネル】
KENNY DORHAM (tp) HENRY COKER (tb) SAHIB SHIHAB (as)
JOE ALEXANDER (ts) CECIL PAYNE (bs) TADD DAMERON (p) JOHN SIMMONS (b)
SHADOW WILSON (ds)
【収 録 曲】
FONTAINEBLEAU / DELIRIUM / THE SCENE IS CLEAN / FLOSSIE LOU / BULA-BEIGE
【内   容】
 整体師。その生態は謎につつまれております。どこで生まれて、どこで育つのか ?カイロプラクティックと白金カイロはどう違うのか?あとは、えーと・・・、とくに 思い浮かびませんが、とにかくまあ、今日は整体師にまつわる様々な謎や疑問について 徹底的に検証してみたいと思います。題して『整体師は生態系の掃除屋さん』。
 
 現在、世界でいちばんカイロプラクティックの技術が進んでいるのはエジプトで す。特に首都のカイロにはカイロプラクティックのプロがたくさんいる、ような気がし ます。中でも、インド4000年の昔から連綿と続く中国雑技団の家元に生まれたダラ イ・マラ14世(7さい)の腕は群を抜いて抜群で、彼に肩を並べて比肩する者はなく 、彼の右に出る者は左からの下手出し投げで土俵に這わせ、整体させれば近所のネコの 猫背だって治しちゃうという、それはそれは近所でも評判の神童で、最近では「ビッグ ・マラ」という偉大なるマラ神童を称える“振動オモチャ”まで発売されて、カイロの ぎゃるを虜にしているわけですが、それはともかく、カイロを訪れた日本人観光客はカ イロのネコが一様に背筋をピンと伸ばして歩いているのを目の当たりにして驚愕の表情 を浮かべるわけですが、それもこれもみなマラ神童のなせる技、アスワンハイダムはナ セル大統領のなせる技。げに、エジプト人のピラミッド・パワーには恐れ入るばかりで すなぁ。
 
 と、せいいっぱいネタをひっぱってみたんですが、規定量の3分の1にもなりま せんでしたね。だいたい、ネコの猫背を治したところでネコにとっては迷惑なだけだろ うし、ネコはネコなりに理由があって猫背なんだし、トリはトリなりに理由があって鳥 目なんだし、サメはサメなりに理由があってサメ肌なんだから、例えばサメの鮫子さん (36歳)に、「あらあ、奥さま、肌がざらざらでございますわねぇ。サメ肌でござい ますわねぇ。」とか言って“お肌ツルツルクリーム”(9800えん)を売りつけたり するのは大きなお世話だと思うんですが、そもそもサメはなぜ“サメ肌”なのか?とい う問題は是非ともこの場で解決しておかないと後に禍根を遺すことになりかねませんね 。いや、整体師ネタが行き詰まってしまった今となっては、そっちの方向に活路を見い だすしか手がなくなってきたわけでありまして。
 
 鮫。その生態は謎につつまれております。どこで生まれて、どこで育つのか?サ メはなぜ“サメ肌”なのか?同じように水の中に住んでいる水産系なのに、かたやウナ ギはヌルヌル、かたやサメはザラザラ、ウミヘビはニョロニョロ、しびれフグはブルブ ル。ウナギがヌルヌルしていることで身を守っているというのは「水産系すぺしゃる・ 鰻の謎にせまる」で徹底的に検証したわけですが、サメの肌がザラザラしていて何かメ リットがあるのか?なまじっか肌がザラザラしているがために肌でワザビをおろされ、 “サメのつかみどり”では、いとも簡単につかみどりにされ、夫をつかみどりされちゃ った鮫子さん(36歳)は一人息子の鮫太郎くん(11歳)と抱き合って、さめざめと 泣くことになっちゃうわけです。何の因果でインカ帝国!?思わずワケのわからんこと を叫んでしまった鮫太郎くんなんですが、父のカタキを果たすべく、サメ一族に課せら れた理不尽な運命(さだめ)“サメ肌の呪い”の謎を解明するため、とりあえず図書館 で調べようカナ?と思って海から陸にあがった瞬間、呼吸困難で息絶えてしまって、最 愛の夫と息子を相次いで失ってしまった鮫子(36歳)の心中やいかに?以下、次号に 続かず。
 
 いや、自分で書いててさっぱり意味がわからなかったんですが、そもそもサメと いうのは同じ水産系の中でも、サバのようなインテリジェンスに溢れた魚類とは違って 、たいへん原始的な魚類であると言われております。サバのいったいどこがインテリな んだ?と疑念を抱いた人のために説明しておくと、人間の世界には“青白いインテリ” なんて言葉がありますよね。
つまり色が青いということはすなわちインテリであるということで、“サカナ偏に ブルー”と書く鯖をおいて他にどのサカナがインテリであるといえましょう?照り焼き にするとおいしくて、「お客さん、いいテリしてるねぇ。」なんて言われていい気にな っているブリも“インテリ”という点においてはサバの足元にも及ばず、そもそもサバ には足などないわけですが、では翻ってカツオはどうか?鰹という字は“サカナ偏にハ ード”と書きますね。確かに僕たちってさぁ、乾燥させてカツオブシにすると堅くなる んだけどさぁ、だからって“サカナ偏に堅い”なんて漢字にすることないぢゃん?生き て泳いでいる“柔らかい”僕たちの人権のこと、どう思っているわけぇ?と、ある“目 覚めた”カツオが息巻いて「グリンピースに訴えてやるぅ!」なんて騒いでましたが、 確かにカツオって干されるし、タタかれるし、生節みたいに生殺しにされるし、気の毒 な生き物ではありますよね。ではサメはどうか?サメに、人から尊敬されるに値するよ うな立派な人格があるのか?ではここでサメという漢字をじーっと見てみましょう。
 
「鮫」:サカナ偏にファック♪
 
このようなケダモノのようなサカナに人格などない!というのが本日の結論です。
 
 @ はい、タッド・ダメロンです。勃○時不能論とか、もう言いません。(←飽 きた。)で、ダメロンという人は一部マニアとかミュージシャンからは高く評価されて いるんですが、おじさんってミュージシャンのことを“みゅーじっしゃん”とか発音し ますよね?僕たちヤングの感覚だと“みゅーじっしゃん”のほうが言いにくいんぢゃな いの?という気がしますが、それはそうと、あまり一般受けのしないダメロンのアルバ ムをどれか1枚ということになると、コルトレーン目当てで『メイティング・コール』 をあげる人が多いと思いますが、そんなことでいいのか?ダメロンは元来、ピアニスト というよりも作編曲家として評価するべきであって、その持ち鯵は『メイティング・コ ール』のようなスモール・コンボよりも、オーケストラやビッグ・コンボの作品で恥め て発揮されるのではないか?とかなんとか“正論”を述べる人が出てくると困るので、 とりあえずこの『フォンテーヌブロウ』を押さえてみたんですけね。正論を述べる人っ て結構いますからねぇ、セイロン島の出身者とか。で、「フォンテーヌ」と言えばその 昔、『ノックは無用!』で横山ノックが「ふぉんてーぬ♪」(←カツラの名前?)とか 言ってましたよね?本当に無用になっちゃいましたけどね、ノック。で、『フォンテー ヌブロウ』はサックス3本にトランペット、トロンボーンというビッグ・コンボ編成で 、ダメロンのアレンジを堪能するにはもってこいではないか?という気がするんですが 、聴いてみたら今ひとつピンとこなかったんですけどね。ま、とりあえず簡単にレビュ ーしておきましょう。
 
 1曲目はタイトル曲の「フォンテーヌブロウ」。綺麗なバラード調のナンバーで 、ホーン・アンサンブルもさすがって感じぃ?ベースのアルコ弾きが重厚なムードを醸 し出しておりますな。この時点で私は「ダメロン、いいぢゃないの!」と目覚めてしま ったんですけどね。ゴルソンとかジミー・ヒースとかミンガスとかのアレンジって、結 局はダメロンの影響下だったんだねっ♪なんて、一人で納得してしまいました。いや、 どこまでがアドリブでどこまでがアレンジなのかよく解らず、ソロ・パートらしきもの が現れないうちに終わってしまいましたけどね。アドリブいっぱーつ!に期待する“一 発主義”の人にはちょっと物足りないかもしれません。その点、2曲目の「デリリウム 」はアンサンブルとソロ・パートのバランスがいいですね。アップ・テンポのバピッシ ュなナンバーで、ジョー・アレキサンダーのテナーにアンサンブルが絡む形でテーマが 演奏されます。で、そのままジョー・アレのソロに突入します。後半、ちょっぴりアン サンブルが絡んできますが、基本的にはスモール・コンボっぽい演奏ですね。ちなみに このジョー・アレという人がどんな人なのか私は寡聞にして知りませんが、なかなかワ イルドな感じで悪くありません。ソロ2番手はケニー・ドーハムですな。で、今日はこ こまでまったくボケがありませんな。今後の展開も期待薄。。。
ドーハムのあと再びジョー・アレが登場し、ホーン陣とスリリングな掛け合いを展 開します。ホットでいいですなぁ。
 
 ということで3曲目、「ザ・シーン・イズ・クリーン」。これはえーと、誰かが 『何とか』というアルバムでやってました。ブラウン=ローチの『ベイズン・ストリー ト』?あ、正解でした。確かに死ぬ寸前のリッチー・パウエルって「ダメロン目指して まっす♪」みたいなところがありましたからね。ただ演奏はブラウン=ローチのほうが 20日くらい先です。で、曲自体はいかにもダメロンらしい構成美に溢れていて、テン ポはブラ=ロー版よりもゆったりしていて、レイジーなムード満点。ただ、テーマに続 いて出てくるダメロンのソロは地味ですな。しかもベースとのデュオにしちゃったもん だから、盛り上がらないことこの上なし。ただでさえ気乗りがしない今日の僕ってば、 ますます気分が落ち込んでまいりました。で、地味なままソロは終わり、再びレイジー なアンサンブルがあって、エンディングです。はい、4曲目の「フロッシー・ルー」い きましょう。戸塚?それはヒロッシー。ミディアム・スローのこれまたダメロンらしい ナンバーです。トロンボーンのヘンリー効果なソロが効果的にフィーチャーされてます ね。えーと、この曲に関してはだいたいそんなところです。
 
 はい、なんとか最後までこぎつけました。「ブラ・ベージュ」という曲ですね。 個人的にはやっぱりブラは白が一番っ♪と思っているんですが、ベージュのブラという のも悪くないですね。水色だって悪くないし、パステルっぽい感じもよろしいかと。で 、パンツとブラの色は揃えたほうがいいですよね。ブラが白でパンツが黒だったりする と、とってもバランスが悪いような気がします。ちょっと頭の中で想像してみると・・ ・、やっぱり今ひとつですな。で、演奏はダメロンのブルージーなピアノ(←ベースと のデュオ)で幕を開け、これまたレイジーなムードのテーマがアンサンブルで演奏され ます。で、そのあと再びダメロンのピアノ(←ベースとのデュオ)が登場します。地味 です。気が滅入ります。で、演奏は11分22秒も続くので、あとがどうなるかは知り ません。とまあ、こんなところですな、ふぉんてーぬ。


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