- 【アルバム名】
- THE UNIQUE (RIVERSIDE)
- 【リーダー名】
- THELONIOUS MONK (1956/3/17,4/3)
- 【パーソネル】
- THELONIOUS MONK (p) OSCAR PETTIFORD (b) ART BLAKEY (ds)
- 【収 録 曲】
- LIZA / MEMORIES OF YOU / HONEYSUCKLE ROSE / DARN THAT DREAM /
- TEA FOR TWO / YOU ARE TOO BEAUTIFUL / JUST YOU , JUST ME
- 【内 容】
- 「アイダホ」という曲がありますよね。アイダホといえばイモのイメージが強い
んですが、イメージ通り、なんだかイモっぽい感じの曲でございます。これ、ミュージ
カル『オクラホマ』のナンバーでしたっけ?
-  
- ・山上憶良 ホモ疑惑
-  
- > お相手は山部赤人?
-  
- 新企画「ミュージカル俳句」は1句目にして打ち切り必至って感じなんですが、せ
っかくだからもう1句ぐらい詠んでみましょう。お題は『マイ・フェア・レディ』。
-  
- ・「まあ、いい部屋ぁ♪」 レディを連れ込み 今夜はウハウハ♪
-  
- > ベッドが回転するんだぁ♪
-  
- “レディ”という単語をそのまま用いた工夫のなさ。相変わらずの“♪マーク”の
濫発。隠すことのできない品のなさ。そして何より、今どき回転ベッドはないやろ!と
いう4つの指摘事項を考慮した結果、「ミュージカル俳句」は2作目にして打ち切りが
確定しましたが、それはそうと『オクラホマ』。オクラホマと言えば「オクラホマ・ミ
キサー」という曲がありますよね。「ジェンカ」と並ぶフォークダンスの定番なんです
が、
-  
- ・「じぇにか?」「ううん、お金っ♪」
-  
- > 日本語、通じず。
-  
- 高校生相手だと、こういうところで“ゼネレーション・ギャップ”を感じてしま
うんですが、「銭(じぇに)」で高校生をどうしようっていうんでしょうね?で、とに
かくまあ「フォークダンス俳句」も早くも存続の危機って感じですが、本日のテーマは
「有珠山噴火とフォークダンス」ということで、まいりましょう。
-  
- 有珠山が噴火しましたね。そろそろ噴火するんじゃないカナ?僕、そんな気が薄
々するんだぁ。とか言ってたらすぐに噴火しちゃって、火山予知委員会のガッツポーズ
が見えてくるような感じでしたが、私の中で有珠山は「たまきんの山」として記憶され
ております。有珠山が前回噴火したのは22年前だそうですが、ちょうどその頃、私の
クラスに一人の女の子が転向してまいりました。北海道の室蘭から来たんですよぉ。こ
の前噴火した有珠山っていう火山がありますよね。あそこの近くなんですよぉ。と担任
の先生が紹介してくれたのが記憶に残っております。22年前といえば、さばぴょん1
0さい、小学5年生。うん、確かにその頃でした。この女の子の名前が“環ちゃん”と
いいまして、かわいそうにこのタマキちゃん、早速「たまきん」というあだ名を付けら
れておりました。けっこうカワイイ子だったんですけどね。ちょっとパンツを見てみた
いカナ♪って感じぃ?今ではぜんぜんそんなことはないんですが、当時はわりと「パン
ツ好きの少年」だったんですよねぇ。いかにしてパンツを見るか?ということに知恵を
振りしぼっていたような記憶がありますが、中には、アイツのパンツだけはぜったい見
たくないな。。。というようなコもおりましたからねぇ。
-  
- で、その話はそれだけで、今度はフォークダンスのお話。中学生くらいの時って
、女の子と手をつないでフォークダンスするのって、なんかテレくさくありませんでし
たぁ?私はいまだに駄目ですけどね。だからホンバンでも手は握らずに・・・って、運
動会の本番の話なんですが、今から思えば惜しいことをしましたなぁ。せっかく、原液
女子中学生のお手々を「手と手をつないでテテ・モントリューだねっ♪」とか言いなが
らニギニギするチャンスだったのにぃ。。。しかも、お相手は体操服にブルマ着用だっ
たのにぃ。。。おまけに“チェンジは無料”だったのにぃ。。。ま、中には、アイツと
だけは絶対に手をつなぎたくないな。。。というようなコもおりましたけどね。という
ことで、では最後に「マイム・マイム・マイム」で1句。
-  
- ・真由美、真由美、真由美 欲しいのはただ、君だけ
-  
- いいねぇ。青春してるねぇ。ということで、これを読んでる全国の真由美ちゃん、
『塩通フォークダンスの会』に入らないかい?
-  
- @ さ、モンクですね。「マイム・マイム・マイム」と真由美、真由美、真由美
って、“ま”しか合ってへんやん!という気もしますが、恋に理屈はいりません。
- あ、別に真由美ちゃんじゃなくってもイイですよ、『塩通フォークダンスの会』。
「ジェンカ」だって踊るから、病弱だってだいじゃぶ。
-  
- ・痔炎か?
-  
- 「オクラホマ・ミキサー」だって踊るから、美樹ちゃんだってだいじゃぶ。
-  
- ・僕らホモ、美樹さん
-  
- そんなこと告白されてもぉ。。。ということで、さ、モンクですね。モンクはヴォ
ーグとかブルーノートとかプレスティッジに何枚かのアルバムを残し、1955年にリ
バーサイドに移籍するんですが、その移籍第1弾がエリントン曲集でした。で、第2弾
がスタンダード集といえる『ザ・ウニ食う』ですね。勝手に食えよぉ。。。という感じ
ですが、回転寿司でいきなりウニの皿に手を伸ばしたりすると母親の不興を買いかねな
いので、注意が必要です。カッパとかイカとかタマゴなどの“皿の柄が地味なもの”を
食べて安心させておいて、母親がトイレにいった隙にウニ、大トロ、アワビ、サバ・・
・というのが基本です。いや、サバは安いんですが、「タカシちゃん、そんな下品なお
さかなを食べると蕁麻疹が出るわよっ!」と、いつも嫌な顔をされるので、サバ好きの
タカシくんとしては隙を窺うしかないわけです。サバのほうは食べてしまえば後に証拠
が残らないからいいんですが、問題は“派手な柄の皿”3枚ですね。オヤの隙を狙って
何か高いネタを食べた、とんでもないコドモだ。。。ということになり、帰ってから折
檻されるのは必至。君はそれでもウニを食うか?で、マニアに言わせれば「モンクはソ
ロが一番!」ということになっており、続いて『ブリリアント・コーナーズ』とか『モ
ンクス・ミュージック』なんかのホーン入りのセッションがあって、なにより「自作曲
あってのモンクだよねっ♪」ということになっているから、トリオによるエリントン集
とかスタンダード集なんかを喜んで聴いてるのは、はっきりいってトーシローだねっ。
。。などと馬鹿にされるかも知れませんが、僕はわりとこの『ザ・ユニーク』が好きっ
♪だいたい、今どき誰も使わんでしょう、トーシローなんて。。。ということで、では
1曲目から聴いてみましょう。
-  
- 「リザ」はガーシュインのナンバー、とってもキュートでラブリーって感じぃ?
ただのヘタとしか思えないモンクにしては、わりかし流麗なプレイですね。ブレイキー
とオスペ師匠のサポートも完璧で、ちょっとした小品にしあがっております。はい、2
曲目。「メモリーズ・オブ・ユー」はこのアルバムで唯一のソロ演奏。ただのヘタとし
か思えないモンクらしさがよく現れた“たどたどしいテクニック”が、すべてを知りつ
くしたオネーサンにはかえって新鮮かも?未熟さが母性本能をくすぐりますよね。でも
ソロ・ピアノってやっぱり退屈ですな。はい、次。「ハニーサックル・ローズ」。これ
こそ小粋にやらんと、どうしようもない曲ですよね。モンちゃん、だいじゃぶ?って、
おじさんちょっと心配だったけど、わりかし健闘しております。テーマのあとオスペ師
匠のウォーキング・ベースをフィーチャーしたパートがあって、そのあとモンクの出番
となります。モンクのソロってパウエルなんかと全然違って、テーマをフェイクして発
展させていく感じなんですが、ここでは「フェイクの部」をオスペ師匠のバックで済ま
せちゃったから、いきなり普通のアドリブっぽい感じで弾いております。といってもフ
レーズがどこへいくのか、つかみどころがないですなぁ、ウナギ。
-  
- はい、4曲目。「ダーン・ザット・ドリーム」。僕ってわりとヴァン・ヒューゼ
ンの曲が好きなんだけどさぁ、この曲もいいよね?でもモンクのスタイルだとどうカナ
?って、おじさんちょっと心配だったけど、わりかし健闘しております。わりかし普通
です。ブレイキーのセンシティブなブラッシュ・ワークも絶品ですね。ペティフォード
のピチカート・ソロもよろしいです。はい5曲目、「二人でお茶を」。とっても“ぷり
てぃ”で“きゅーてぃ”な曲なんですが、パウエルが『ザ・天才』で、とっても“くれ
いじぃ”な演奏を繰り広げておりますね。私がまだジャズのビギナーだった頃、ヴァー
ブのスタンダードのコンピにこのパウエル版「二人でお茶を」が入っておりまして、一
聴して、あ、このヒトと二人でお茶をしばくのはやめよう。。。と思ってしまいました
。友達になりたくないタイプって感じぃ?
- で、モンク版もかなり警戒してたんですけどね、お、ペティフォードがアルコでテ
ーマを弾いてるんですね。と思ったら、今度はピチカートでテーマを弾き始めました。
テンポはかなりゆっくりめ。と思ったら少しテンポが速くなって、モンクが出てきてテ
ーマを弾き始めました。そしてそのままソロに突入しました。弾いてるうちにちょっと
ずつテンポが速くなっていき・・・と書いてるうちにまた少しテンポがゆっくりになっ
て、また速くなって・・・って、エエかげんにせえ!聴きながら同時に原稿を書いてる
身にもなってくださいね。最後にオスペがピチカートでちょっとテーマを弾いて、おし
まい。次はえーと、「あなたは美しすぎる」ですな。そんなこと言われたことないです
なあ。塩通のアンケートでよく「くだらなすぎる」とは言われますけどね。もう慣れま
したけどね。本人もくだらないのは承知の上で書いてるんだから、放っておいてほしい
と思うんですけどねー。で、モンクが訥々と愛の言葉を歌い上げたあと、ここでもペテ
ィフォードのピチカートが2人の愛を祝福しております。いいですなぁ、愛。『愛〜ア
○ルなんとか』というタイトルの裏本がありましたけどね。愛というのはそういうもの
なのか?と、しばし考えさせられてしまいました。ただモデルの名前が愛ちゃんだった
だけかも知れませんが。で、最後の曲はあまり聴いたことのない曲ですな。えーと、「
ジャスト・ユー・ジャスト・ミー」ですかぁ。そういえば『ジャスト・フィット』とい
うタイトルの裏本がありましたが、いったい何が“ジャスト・フィット”なんでしょう
ね?しばし考えさせられてしまいました。ということで、今日はおしまい。
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