【アルバム名】
BROWN SUGAR (BLUE NOTE)
【リーダー名】
FREDDIE ROACH (1964/3/18,19)
【パーソネル】
JOE HENDERSON (ts) FREDDIE ROACH (org) EDDIE WRIGHT (g)
CLARENCE JOHNSTON (ds)
【収 録 曲】
BROWN SUGAR / THE RIGHT TIME / HAVE YOU EVER HAD THE BLUES /
THE MIDNIGHT SUN WILL NEVER SET / NEXT TIME YOU SEE ME / ALL NIGHT LONG
【内   容】
 みんな、「みんなの体操」してるかな?登場して間もないのに、既に「そういえ ば昔、そういうものもあったなあ。」という状態になってしまっている感のある「みん なの体操」なんですが、「E電」並みに国民の間で定着することを願って、本日は「体 操」について考えてみたいと思います。体操と言えば昭和天皇がですね、度重なる下血 に苦しまれたあげく崩御なされて長島温泉の水前寺清子ショーが中止になったあの頃。 「大葬の礼」というのが厳かに執り行われたわけでありますが、なんかの雑誌に「“た いそうのれい”って、最初に聞いたとき“体操の霊”かと思った。」という話が書いて あったのを鮮明に思い出します。幽霊がゲンキに体操しているイラストも添えられてい て、あ、幽霊だって立派に体操するんだぁ♪と、コドモ心にも新鮮な感動を覚えた記憶 がございます。いや、当時は既に立派なオトナでしたけどね。あれから10数年ですか ぁ。そういえば先日、ラヂヲで相撲放送を聞いていたら「昭和の時代に侵入膜をって、 あ〜ん、はぢめてなのぉ♪って、いいかげんこの作風もヤメないといけないと思ってい るんですが、昭和の時代に新入幕をはたしたのは寺尾関だけである。」という話をして いて、びっくらこいてしまいました。いやあ、昭和は遠くなりにけり。「びっくらこい てまった」とか「なりにけり」とか書いても許されたあの時代は、もう終わっちゃった んだね。。。時代はいま「昭和堂」から「喫茶平成」へ。
 
 あ、ここまで書いて昼飯を食べにいったんですが、道を歩いていたら“やんぐ弁 当屋”のおばちゃんに、「お兄ちゃん、弁当よかったぁ?」と声をかけられてしまいま した。一瞬、激しく心を揺り動かされてしまったんですが、「じゃ、やんぐ弁当ひとつ ねっ♪」と明るく注文する勇気がどうしても出ず、後ろ髪をひかれる思いでその場をあ とにしました。ああ、なんて意志薄弱で駄目なボク。。。で、“なんでも卵とじにする のが好きな店”で「豚の柳川風」というのを食べました。この店は“なんでも卵とじに するのが好きな店”という俗称のとおりカツでもカキフライでもなんでも卵とじにしち ゃうのが通例で、一度など串カツまでも卵とじにしちゃうという暴挙に出たわけなんで すが、「豚の柳川風」とはどんなものかと思ったら、豚を卵でとじたものでございまし た。最近ではチキンの跋扈も目につきますね。チキンステーキ、チキンの照り焼き、チ キンのクリーム煮など、連日のようにメニューに登場しております。おそらく大量に買 いだめしすぎて、処分に困っているのでしょう。そういえば「かきあげうどん」にのっ かっていたワカメが最近、サラダのほうにも進出してきたので、こちらもおそらく大量 に買いだめしすぎて、処分に困っているのではないかと。そのうち「チキンとワカメの 卵とじ」というヤケクソのようなメニューが登場するに違いありません。
 
 で、「昭和堂」と「喫茶平成」。どちらも近所にあります。「昭和堂」のほうは 和菓子屋さんなんですが、そういえば「正直屋仏壇店」というのもありますね。あまり 関係ありませんけど。この店は名前のとおり正直に職務に勤しんでいるようなんですが 、あまり流行ってはおりません。仏壇店など、それほど人が押し寄せるものでもないと は思いますが、それにしても儲かってなさそう過ぎぃ。。。世の中、正直に生きていて もイイことなんか何もないんだ。ちくしょう、グレてやるぅ!と不良に走る若者があと をたたず、正直屋仏壇店は青少年の健全育成に多大なる悪影響を与える有害仏壇店とし てPTAから厳重注意を受けたそうです。いや、噂で小耳に挟んだだけだから真偽のほ どはサダカではありませんが、んなもん嘘に決まってますね。
 
 さて、「不良」と言えば「夜遊び」。この二者は互いに別ちがたい堅固たる絆で 結び合っており、夜遊びする→不良になる→夜遊びに更ける→更に不良になる。という 、悪夢のような悪循環に陥るのが若者の常でございます。
つまりまあ、夜に早く寝かしつけさえすれば夜遊びや不純異性交遊に更けることも なく、健全な青少年として立派に成長していくわけなんですが、そういう教育方針から か、私は子供時代はとっても早く寝ておりました。夜の8時半には寝てました。だから 「8時だよ!全員集合」で仲本工事が体操している頃にはフトンに入っていたわけです が、早く寝ていたわりには朝の6時半に起きて「らぢを体操」に行くのは辛かったです なぁ。
 
今日の告白:文房具屋で“出”のハンコを買いました。
 
みんな、正直に生きようね!
 
 @ さ、今日もオルガンです。私がコドモだったころ、音楽室の机はオルガンで した。オルガンの蓋の上で字ぃ書いてました。実際に蓋を開けてオルガンを弾くのは1 年に3回あるかどうかという感じだったので、オルガンといえば「音楽室で蓋が机にな るもの」といった存在でありました。で、話は変わりますが、オルガン奏者って何だか アタマが悪そうなイメージがあるよね?ホンカー系のテナー奏者とか。ああん、差別的 発言に人権擁護団体から非難囂囂、ヒロミ・ゴー。なんでもいいけど難しい漢字ですな 、囂囂。簀巻きと器具の併用みたいな?で、体育会系のイメージの強いソウルジャズ業 界において、インテリジェンスを感じさせるのがこのフレディ・ローチでございます。 BNの諸作では自分でライナーノートを書いたりしてますが、これがなかなかイカスの ぉ♪サザエさんがカツオに騙されて買いにいった「これはイカス」ぐらいイカしている んですが、そんなマイナーなエピソード、誰も知らんって。ということで『ブラウン・ シュガー』。オルガントリオ+テナーというベタな編成なんですが、そのテナーがジョ ー・ヘンダーソンというのがポイントだじょー。ジョー・ヘンとオルガン。ぜんぜん合 わないような気がしますが、爽やか路線の新主流派にあって、見た目がむさいジョー・ ヘンだったら案外いけるかも知れないね?あるいはローチのほうがジョー・ヘン路線に 歩み寄って、ラリー・ヤングと化しているのか?興味シンシンって感じなんだけど、結 論から申しましょう。演奏はあくまでもローチのペースで進んでいきます。
 
 1曲目、タイトル曲の「ブラウン・シュガー」。
 
  ・ブラ?うん、朱が好きっ♪
 
  > 朱ブラ健康法。
 
このアルバムで唯一のオリジナルであるこの曲はダンス・パーティの晩に思いをは せて作ったんだそうで。いいよね、ダンパ。円滑な回転には必需品だよねっ♪って、そ れはヴァイブレーション・ダンパ。あ、ひなのちゃんが好きそうな器具ではなくてエン ジンの部品なんですが。最初の12小節はツイストを踊っている様子が浮かんで、次の 12小節でバップに変わり、8小節で折り返し。そしてツイストに戻ると。8ビートっ ぽい、とってもダンサブルなナンバーでございます。ジョー・ヘンも平時の“苦悩する 、むさい男”といったイメージを払拭し、このダンパを楽しんでいるって感じ?ローチ のプレイもノリノリだねっ♪最後にもう一度テーマを演奏して、楽しかったダンス・パ ーティはこれでおしまい。と思わせておいて再びテーマが出てくるという「ウナ・マス 」的な趣向も凝らされております。ローチは「鰻鱒っ!」と叫ぶかわりに、「女の子た ちをどうするつもりなんだい?」と言っております。ちなみにタイトルの「ブラウン・ シュガー」っていうのはデザートの名前なんだそうで。ライナーの後ろのほうに「パイ 職人がどうのこうの」と書いてあったので、おそらくはパイにチョコレートを塗って、 あ〜ん♪といった食べ物ではないかと思われます。
 
 2曲目の「ザ・ライト・タイム」は霊チャールズが演っていた曲なんだそうで。 アーシーなプレイが展開されるのではないかと思われますが、いま会社なのでよくわか らん。3曲目の「ハブ・ユー・エバー・ハッド・ザ・ブルース」はロイド・ブライスが スイングのビッグバンドを率いてやった曲なんだそうで。あ、資料はあるのぉ。CDの パンフをぱんつの中に隠して持ってきたのぉ♪あ、これはパンフとは言わんのか。で、 この曲はアレです。とってもコール&レスポンスな教会風のナンバーです。ジョー・ヘ ンのノリノリぷれいが嬉しいねっ♪といった演奏であったように記憶しております。は い4曲目。「ザ・ミッドナイト・サン・ウィル・ネバー・セット」。真夜中の太陽は決 して沈むことはないんだよ。
ぢゃ、今日から私達も昼間派ねっ♪という白夜カップルの生態を描いたクインシー ・ジョーンズ作の美しいバラードです。わたし白夜ぁ、いつまでも白夜ぁ♪(←「待つ わ」の節で歌ってね♪)これまでの能天気一筋!路線から一転して、神秘的な「いつま でも白夜ぁ♪」のロマンチック・ムードをうまく表現した、とってもスカンジネイビア な演奏であると思います。5曲目の「ネクスト・タイム・ユー・シー・ミー」はR&B ナンバー。とってもリズムおよびブルースだねっ♪ということを感じさせるアーシーな プレイが展開されるのではないかと思います。はい、ラストは「オール・ナイト・ロン グ」。夜は長いのねっ。一晩中だよっ♪という、お盛んカップルの生態を描いた、とっ てもレイジーなナンバーでございます。零時ぃ?あ〜ん、まだ8時間もあるのぉ♪って 、いい加減にしろ!と、隣の部屋で壁にコップをあてているオッサンも嘆いておりまし た。ジョー・ヘンの“えろ”を感じさせる吹きっぷりがたまんないのぉ♪ということで 、今週はおしまい。週末は志賀高原でスキーなのぉ♪ぢゃね〜♪


| Previous | | Up | Next |