- 【アルバム名】
- STAN GETZ PLAYS (VERVE)
- 【リーダー名】
- STAN GETZ (1952/12/12,29)
- 【パーソネル】
- STAN GETZ (ts) JIMMY RANEY (p) DUKE JORDAN (p) BILL CROW (b)
- FRANK ISOLA (ds)
- 【収 録 曲】
- STELLA BY STARLIGHT / TIME ON MY HANDS / 'TIS AUTUMN /
- THE WAY YOU LOOK TONIGHT / LOVER COME BACK TO ME / BODY AND SOUL /
- STARS FELL ON ALABAMA / YOU TURNED THE TABLES ON ME /
- THANKS FOR THE MEMORY / HYMN OF THE ORIENT / THESE FOOLISH THINGS /
- HOW DEEP IS THE OCEAN
- 【内 容】
- 一時期、「磯野家の謎」という本が話題になったことがありましたよね。私はそ
の本を読んだことはないんですが、確かに磯野家には数多くの謎が隠されております。
もし「磯野家の7不思議を列記せよ。」という問題が出題されたとしたら、たちどころ
に答えることが出来ますね。
-  
- 1.サザエとカツオはなぜあんなに年が離れているのか?
- 2.ワカメちゃんのスカートはなぜあれほどまでに短いのか?
- 3.普通、赤ちゃんというものは「ママ」という言葉を最初に覚えるものだが、な
ぜイクラちゃんは「バブー」と「ハーイ」なのか?
- 4.アナゴさんはなぜタラコ唇なのか?
- 5.波平はなぜああまでもオトナ気ないのか?
-  
- あとはえーと、えーと・・・。結局5つしか思いつかなかったわけですが、1の答
えはわりと簡単です。あれはサザエが11歳だったクリスマスの夜。サザエは友達の家
のクリスマスパーティに呼ばれたわけです。ま、サザエさんのことですから友達に「ク
ラッカーを持ってきてね!」なんて言われて“あたり前田のクラッカー”を持参して、
-  
- サザエ「はーい。クラッカー持ってきたわよー。」
- 友達A「サザエちゃん、そのクラッカーじゃなくって!」
- 友人B「パーン!って鳴らすやつよぉ。」
- サザエ「あ、そっかぁ♪」
- 友人C「もお。お菓子のクラッカー持ってくるなんてサザエちゃんらしいわねっ!
」
- 一 同「あはははははははは。」(大笑い)
-  
- みんなの人気者だぞ、サザエ(11歳)!
-  
- というくらいのボケはカマしてくれたと思うんですけどね。一方その頃、磯野家で
は。
-  
- 波平「今日はサザエがおらんから、なんか寂しいのぉ。」
- フネ「ええ。でも2人きりのクリスマスなんて何年ぶりでしょうねぇ。」
- 波平「フネぇぇぇ〜♪」
- フネ「あら、お父さん、そんなことぉ♪」
- 波平「ワシはお前のお父さんじゃない!波平と呼べっ!」
- フネ「あ〜ん、波平ぇぇぇ〜♪」
- 波平「へいへい〜♪」
-  
- これ以上続けると「磯野フネの処女を守る会」から苦情メールが殺到すること必至
なのでヤメておきますが、子供を3人も産んでるのに「処女を守る」もなんもないやろ
、会の人ぉ。でもまあ、おそらくこの会の人達にとって磯野フネはもはや「聖母マリア
」のような存在となっており、年の暮れになると「やっぱり聖母マリアやからお歳暮く
らいは送っておこう。」ということになり、干し椎茸とか石鹸とかサラダ油セットなん
かを贈るわけですね。年末になるとサザエさんに「お歳暮ねた」が増えるのは、実はこ
んな裏があったわけです。で、今週の『桑名発観光ガイド』のコーナー、「ルック三重
〜 船上で楽しむ三重の海・川・湖(その1)」の中で、フネさんが
-  
- 「ということで来週は“フネ、ヨイヨイ”、“波平、ヘイヘイ”、“ワカメ、ワカ
メ酒を飲む”の3本でぇす。」
-  
- と紹介していた“波平、ヘイヘイ”というのは実はこういうストーリーだったわけ
ですが、こうして約10ヶ月後にカツオが誕生するハメになっちゃったわけです。心に
余裕がなかったんだな、波平!おかげでサザエが学校で、担任の先生から「お母さん、
頑張ったね!」なんて言われてしまう、というエピソードは「フネ頑張る、波平よろこ
ぶ」の巻で披露されておりました。ということで、また来週も見てくださいね〜♪んが
、んぐ。
-  
- @ ああ、またしても「サザエさんねた」を書いてまった・・・。「サザエさん
」はちょっと濫発気味だから、もうやめておこうと思っていたんですが、頭ではわかっ
ていてもカラダがいうことをきかないのぉ。気がついたら、いつのまにか指が勝手に「
磯野波平」って入力しちゃってるのぉ。これはもう「こっくりさん」のようなものです
んで、理性ではどうすることも出来ないんですよね。「キツネつき」のようなものです
から、アワレと思って見逃してください。さて、本日はスタン・ゲッツ。珍しいですね
ー。
- いや実は、昨日から「気ままにstandard」のコーナーで「身も心も」のシ
リーズが始まったわけなんですが、あれのベスト・ヴァージョンを選ぶ参考にしている
『楽器別・ジャズ名曲名盤』(スイングジャーナル別冊)という本に、このゲッツのヴ
ァージョンが書いてあったわけなんです。以前からこのアルバムは、コドモがゲッツに
「ちゅっ♪」しているジャケットもいいし、買おうかどうしようかと迷っておったわけ
なんですが、今ひとつふんぎりがつかなかったわけです。えーと、例えてみると、それ
ほど便意を催したわけではないのに、なんとなく便所にいってみる時ってありますよね
?で、ふんばってみるんですが、やっぱり出ないわけなんです。やっぱりかぁ、と思っ
て便所から立ち去ろうと思うんですが、いや、もしかして?なんて思ってもういちど便
器に腰掛けてみるときって、ありますよね?ちょうどそういう気分の「ふんぎりのつか
なさ」だったわけです。けど、「気まスタ」のコーナーにも流用できそうだし、えーい
、したくなったらまた便所に駆け込めばいいんだぁ!と覚悟を決めて、昨日の会社の帰
りに家の近所の店で購入してきたというわけです。で、ライナーノートだけは読んでみ
たんですが、まだ中身のほうは一度も聴いておりません。今から原稿と同時進行で聴い
てみようというわけですね。まず録音データをみると、1952年となっていて、かな
り初期の演奏であることがわかります。ここらあたりが今ひとつふんぎりがつかなかっ
た一因なんっすよね。なんか、むっちゃ録音悪そうで。あと、パーソネルではジミー・
レイニーのギターが入っているのが目立ちます。個人的にはこのテのセッションでギタ
ー入りというのはあまりタイプじゃないので、このことも購入をためらわせる要因とな
っていたわけですな。ちなみにこのジミー・レイニーという名前は、油井正一センセイ
が例のタッド・ダメロンのシリーズで「体育館雨模様」と綺麗な意訳をされていたので
、ジャズを聴き始める前から名前だけは知っていたのであります。あと、ピアノがデュ
ーク・ジョーダンなのはいいですね。ベースのビル・クロウというのは「さよならバー
ドランド」のおじさんです。これは最初の10ページだけよんで、そのまま本棚に放置
されております。選曲をみると、なかなかに日本人好みのスタンダードが揃っておりま
すね。なかなか期待できるかも知れません。んじゃまあ、1曲目から聴いてみましょう
か。
-  
- えーとまず、「星影のステラ」ですな。ふーん。トーンはかなりノンビブラート
ですな。ヴァーブ時代のゲッツはそれ以前のクールなサウンドから、次第に力強さを感
じさせるトーンに変わっていくわけなんですが、このヴァーブ最初期のレコーディング
ではクール寄りの演奏になっている。ちゅうようなことがライナーや「楽器別うんぬん
」にも書いてあるんですが、書いているうちに1曲目が終わっちゃいました。次は「タ
イム・オン・マイ・ハンズ」という、あまりよく知らん曲ですな。確かにゲッツのソロ
はクールな感じがいたします。うーん、どうもやっぱりちょっとタイプとちゃうかな?
という感じが。あ、ここで体育館雨模様の短いギターソロに続いてジョーダンが登場。
このピアノ・ソロは短いながらも、あ、演奏が終わりました。どうも忙しくていかんで
すな。「ティズ・オータム」はテナーとギターの無伴奏デュオで幕を開けます。あ、こ
ういうバラードだとゲッツのクールなトーンがなかなか悪くないですね。ライナーノー
トに「匂うがごとき詩情」がうんぬんと久保田講じ昂じ困じ昂じ工事公示高次後事・・
・あ、「こうじ」という漢字を探しているうちに終わってしまいました。
-  
- 次、「今宵の君は」。あれ?ホーンの音が2つしたような?頭から聴き直してみ
ましょう。あ、これはギターの音なんですかね?なんか、かなりテーマの部分のアレン
ジが複雑になっております。ゲッツのテナーのトーンが幾分ダークになっておりますな
。で、アドリブもかなり「根性入ってるな!」という感じになっております。次、「恋
人よ我に帰れ」。かなり速いテンポでやっております。前曲に引き続き、ゲッツのソロ
には「力強さと分別」といったようなものが感じられ、良好です。はい、ここでちょっ
と一息。同時進行は辛いですなぁ。あ、後テーマのアレンジがちょっと凝ってますね。
- で、次がいよいよお待ちかねの「身も心も」。お、「イントロの達人」デューク・
ジョーダンのピアノが美しいっす。んで、クールなトーンによるゲッツの吹きっぷりが
よろしいですな。ここはしばし手をやすめ、ゲッツのプレイに耳を傾けようではありま
せんか。と思ったらもう終わりかい。次もバラードで「アラバマに星落ちて」。これま
たE感じ。ここはしばし手をやすめ、ゲッツのプレイに耳を傾けようではありませんか
。よし、今度こそ少し休めましたね。えーと、今度は「ユー・ターンド・ザ・テーブル
ズ・オン・ミー」ですか。またまたバラードですね。しかしこういう「ユー・ターンド
・ザ・テーブルズ・オン・ミー」というような長いタイトルの曲は「ユー・ターンド・
ザ・テーブルズ・オン・ミー」と書いているだけで時間がつぶれちゃいますね。演奏自
体はクールなトーンによる連綿たるバラード・プレイでございます。続いては「サンク
ス・フォー・ザ・メロディ」。またもやバラードかい。どうもなんかこう、同じような
演奏が続きますな。えーい、飛ばしちゃえ。「ヒム・オブ・ジ・オリエント」はこのア
ルバムで唯一スタンダードじゃない曲。作ったのは爺ぃのアルト奏者、ジジ・グライス
。えーと、これはクリフォード・ブラウンがBNのセッションで取り上げてたやつでし
たっけ?久々のアップテンポで、ゲッツのテナーも快調にとばします。良好です。んで
、最後は「ジーズ・フーリッシュ・シングス」。大阪弁訳「そんなアホなこと」。バラ
ードです。ま、最後はバラードでもいいでしょう。私も「マイ・ピン子」を作る時はた
いていバラードで締めますし。この曲って、アート・ペッパーとかスタン・ゲッツとか
、白人のスタイルによくマッチしますな。なかなかの好演(国防長官とか言わない)で
ございます。「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」はCDおまけだから無視。う
ーん、ゲッツというのはこういう人だったんですねー。しみじみ。以上、「同時進行レ
ポート」につき手がもつれて「らりらり」になっているところがあるかも知れませんが
、ま、こめあいんことじゃきにするなんんて。んぢゃ、またね♪
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