- 【アルバム名】
- THE MODERN TOUCH (RIVERSIDE)
- 【リーダー名】
- BENNY GOLSON (1957/12/19,23)
- 【パーソネル】
- KENNY DORHAM (tp) J.J.JOHNSON (tb) BENNY GOLSON (ts) WYNTON KELLY (p)
- PAUL CHAMBERS (b) MAX ROACH (ds)
- 【収 録 曲】
- OUT OF THE PAST / REUNION / VENETIAN BREEZE / HYMN TO THE ORIENT /
- NAMELY YOU / BLUES ON DOWN
- 【内 容】
- 慢性的なねた不足と、ロンリーな昼下がりの解消の為、メールマガジンを申し込
んでみました。片っ端から申し込んでみました。いや、けだるくアンニュイな昼下がり
、あまりに暇なのでメールでも来てないかなー?なんて思ってチェックしてみるんです
が、来てないんですよねー。必ずといっていいほど来ておりません。ザウルスに表示さ
れる「1通も届いてません。」という字を見るたび、超ブルーはいっちゃってぇ。とい
う状態に陥ってしまいます。しかしこの「1通も届いてません。」という言い方はなん
とかならんもんでしょうか。あまりにも事務的すぎて、まったく「愛」というのもが感
じられませんよね。人間的な温かみも感じられないし、義理人情にももとると言わねば
なりません。その言外には「オメーみたいなやつにメールくれる物好きはいねーよ!」
という冷笑的な態度というのも伺われ、どっせ、俺なんか・・・。と、ますます気分が
落ち込んで「いじけモード」に突入することになってしまいます。ここはやはり清純派
女子高生のイラストなどを採用して、「1通も届いてないのぉ。ゴメンねっ♪でも、さ
ばっちのこと嫌いになったわけじゃないのぉ。だから元気だしてねっ♪」なんて励まし
てくれるというシステムにするべきではないでしょうか。「野球拳システム」を採用す
るというのもいいですね。メールチェックをしてみて1通も届いてなかったら画面の純
情女子高生が1枚ずつ服を脱いでいくわけです。逆に何通かメールが届くと、届いた数
だけ服を着てしまうと。この純情女子高生、いったい何枚服着てるねん!と言いたくな
るような超厚着ギャルでして、メールが来てないのがわかっていながら17回連続で受
信して、ようやくあと1回でパンツが見えるかなー?というところにまでこぎつけたわ
けです。わくわくしながらもう1度メール受信したら、片っ端から申し込んでみたメー
ルマガジンがどどーっと23通ほど・・・。
- 「誰や、こんなん頼んだのは!」
- 気を取り直してもう1度メール受信をしてみると、今度はこんなメールが。
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- ニコニコ健全メール受信サービス「脱がせてGO!」からのお知らせ
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- いつも、ニコニコ健全メール受信サービス「脱がせてGO!」を
- ご利用戴きましてありがとうございます。今月の
- “むにえる”鰈 様のシステム使用料金は
- 次のようになっております。
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- メール受信回数 327回 × 使用料金 ¥30
-  
- 請求金額 ¥9,810
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- これからも「脱がせてGO!」をご愛用くださいますよう
- お願い申し上げます。
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- (お知らせ)システムの都合上、この「お知らせメール」が複数
- 届く場合がございます。ご了承くださいませ。
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- 同じ文面のメールが5通。この「脱がせてGO!」のシステムを運用しているナニ
ワ商事(仮名)では、そろそろパンツが見えそうかな?というところまでくると、自分
のところからどどーっとメールを送りつけちゃうんですよね。
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- ニコニコ健全メール受信サービス「脱がせてGO!」からのお知らせ
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- いつも、ニコニコ健全メール受信サービス「脱がせてGO!」を
- ご利用戴きましてありがとうございます。
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- 今日はいい天気ですね。ぢゃ、またね♪
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- これからも「脱がせてGO!」をご愛用くださいますよう
- お願い申し上げます。
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- (お知らせ)システムの都合上、この「お知らせメール」が複数
- 届く場合がございます。ご了承くださいませ。
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- こういう、内容がないメールを5通ほど。こうして鰈クンは永遠に清純派女子高生
のパンツを見ることなく死んでいくわけです。
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- 本日の忠告:早く気付けよ、鰈クン!
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- @ とまあ、そんなわけで申し込んだメルマガがどどーっと届くようになったん
ですが、残念ながらネタになるようなものはほとんどありませんね。「許可なく転載す
ることを禁止します。」なんて書いてあるのが多いし、なにより、内容がほとんどない
よう!といった感じ。ま、そのうちネタに困ったら苦しまぎれに無断転載しちゃうかも
知れないので管理者の皆様、よろしくねっ♪さて、本日はベニー・ゴルソン。ゴルソン
は作編曲家としての評価は高いんですが、その極めてくどいテナープレイは概して不評
であります。あの、ねっとり濃厚好きのひなのちゃんでさえ、「ここまでやられちゃう
と、ちょっとねぇ・・・」なんて言っておりました。そんなわけでゴルソンのリーダー
作というのはあまり買う気がしないんじゃないかと思われますが、中にはなかなか興味
をひかれるサイドマンを従えたものがあったりします。ということでリバーサイド盤『
ザ・モダン・タッチ』。日本語で言うと『ザ・近代的なおさわり』。男女雇用機会均等
法の改正によって職場での「おさわり」も、ずいぶんやりにくくなっちゃいましたね。
うちの会社にも「セクハラに関するガイドライン」なんて回覧が回ってきておりました
。私はクールでちょっぴりシャイな好青年だから「おさわり」とか「おさわられ」とか
は一切無関係なんですけどね。で、このアルバムはケニー・ドーハムとJ.J.ジョン
ソンの入った3管編成で、ケリー、チェンバース、ローチというリズム隊でございます
。このようなメンバーで吹き込まれたアルバムというのはおそらくこれ1枚だけではな
いでしょうかね?よくは知りませんが。ま、とにかく1曲目から聴いてまいりましょう
。
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- 「アウト・オブ・ザ・パスト」はゴルソンのオリジナル。もう、いきなりゴルソ
ン・ハーモニーばりばり全開っす。ミディアム・テンポのブルージーというかファンキ
ーというかマイナーなムードというか哀愁というか、ようするに暗い曲です。ゴルソン
・ハーモニー・フェチなら思わず「いい、いいっ♪」と小躍りして喜ぶことでしょう。
ソロ先発はゴルソン。これくらいのテンポだと、くどさも若干は希薄されますが、それ
でも必要十分にくどいです。続いてドーハム。ゴルソンの曲調にはアート・ファーマー
とかドーハムといったタイプのトランペッターがぴったりですね。続いてJJのソロ。
ゴルソンといえばカーティス・フラーとのコンビネーションがすぐ頭に浮かびますが、
ここでのJJも悪くはありません。ゴルソンもJJの「おりこうタイプ」だから相性は
いいのかも知れませんね。続いてケリーのソロ。ケリー好きの私としては何もいうこと
ありません。チェンバースがピチピチスカートで短いソロをとった後、いかにもローチ
らしいドラムソロが聴かれます。んで、ゴルソン・ハーモニーによる「テーマ再現前の
サブテーマ」が演奏され本テーマが出てエンディング。いかにもゴルソンらしいきっち
りとした編曲でありました。2曲目の「リユニオン」はジジ・グライスの曲。「おりこ
うタイプ」と言えばゴルソンとジジ・グライスも似ておりますよね。この「リユニオン
」という曲はちょっぴりタッド・ダメロンを彷彿させる作風であります。ゴルソンのテ
ナーがくどいです。チェンバースのアルコ・ソロもくどいです。「四月の思い出」のテ
ーマを引用しているので、おそらくそのコード進行を借りて作った曲なんでしょう。ア
ルコの後のケリーが爽やかでいいですねー。
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- 3曲目は再びゴルソンのオリジナルで「ヴェネチアン・ブリーズ」。ヴェネチア
の風ですな。これまたいかにもゴルソン・ハーモニーなアレンジがなされております。
ここまでベタにやられるとかえって壮快ですね。やるなら徹底的。そういう態度は立派
だと思います。4曲目はふたたびジジ・グライスの曲で「ヒム・トゥ・ジ・オリエント
」。これはブラウニーがどっかでやってましたっけ?ブルーノートの『メモリアル・ア
ルバム』ですね、確か。ゴルソンのテナーがくどいです。ドーハムのソロがいいですな
ぁ。JJも無難にまとめております。ケリーがいいっす。
- 5曲目はスタンダードの「ネイムリー・ユー」。これまた典型的なゴルソン・ハー
モニーによるイントロの後、ゴルソンのテナーがしみじみとテーマを吹きあげます。こ
の歌いっぷりはなかなかいいですね。ソロに入ってちょっとテンポアップするんですが
、くどくなる一歩手前、というところに留まっていて概ね良好です。ゴルソンをフィー
チャーしたなかなかの名バラードでありました。ラストの「ブルース・オン・ダウン」
は11分30秒を越える演奏。アーシーなムードのブルースです。長いからテキトーに
聴いてくださいね。ということで、ぢゃ、またね。
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