- 【アルバム名】
- JACKIE’S BAG (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- JACKIE McLEAN (1959/1/18,1960/9/1)
- 【パーソネル】
- DONALD BYRD (tp) JACKIE McLEAN (as) SONNY CLARK (p) PAUL CHAMBERS (b)
- PHILLY JOE JONES (ds)
- BLUE MITCHELL (tp) TINA BROOKS (ts) KENNY DREW (p) ART TAYLOR(ds)
- 【収 録 曲】
- QUADRANGLE / BLUES INN / FIDEL / APPOINTMENT IN GHANA /
- A BALLAD FOR DOLL / ISLE OF JAVA / STREET SINGER / MELONAE'S DANCE /
- MEDINA
- 【内 容】
- 総力特集『能登半島の奥地に幻の遊戯“漆プレイ”を追え!』
-
- 古くからその存在が知られていながら、未だかつて誰一人としてその正体を見たこ
とがないという幻の遊戯「漆プレイ」。その名前はすでに「新古今和歌集」の中に見る
ことが出来る。
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- じゅーしーるーしー 漆プレイで うー、るーしー♪ (詠み人:甫嶺須汁
婆)
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- 「新古今和歌集」は短歌集のはずなのに俳句ぢゃん!とか、そういう細かい点はと
もかくとして、ほれいす・しるばあ(平安時代のベテラン女流歌人。ファンキー歌人と
して知られる。)がすでに「漆プレイ」に関心を持っていたという事実にはある種の驚
きを禁じ得ない。ルーシーちゃん、今夜はウルシよっ♪んもー、センセーったらぁ♪な
んて会話をしていたのだろうか?ちょっとオシャレなショットバーでお酒を飲んだあと
、歌舞伎町にある会員制百合族漆倶楽部「輪島朝市:あ〜ん、朝イチって新鮮〜♪」へ
繰り出したりしたのだろうか?そこでホスト役の男性に「お好みでムチもありますが?
」なんてお薦めされたりしていたのだろうか?うーん、謎は深まるばかりである。そこ
で我々取材班は幻の遊戯「漆プレイ」の正体を探るべき、勇躍、漆の本場である能登半
島の奥地は輪島へと向かう前に、ちょっとインターネットで調べてみましょうね。「漆
プレイ」で検索してみればなにか関連サイトがヒットするかも知れません。
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- > 『漆プレイの検索結果』 WEB全体 検索結果 0件
- > infoseek のデータベースに該当するページが見つかりませんでした。
-
- うーむ、やはり・・・。漆プレイは「器具併用」が原則らしいから、もしかしたら
こういう結果になってしまうんぢゃないかとキグしてたんだ、私ゃ!しかし、ここでメ
ゲてはいけません。ここでメゲては原稿が終わってしまいます。最近、前半部分が長い
のねっ!なんて言われたちゃったから、ここでヤメでもいいんですが、やはりパンツに
もメンツというものがあります。パンツは捨ててもメンツは捨てない。それを信条に今
まで31年間生きてきたわけであります。パンツはゴールドコーストのホテルのゴミ箱
に捨てました。いや、紙のパンツを買ってったら、すぐに破れちゃって〜。
-
- 紙パンツ 半日はいて 破れけり
-
- という絶叫を覚えている人もいるでしょう。丸めてポイっとゴミ箱に捨ててきたん
ですが、翌朝、掃除のおばちゃんに発見されちゃったかも知れませんね。つまみあげて
臭いを嗅いぢゃったりして、んもー、おばちゃんったら紙パンツ・フェチ〜♪3年後に
同じホテルを訪れると「じゃぱにーず紙パンツ’s ワスレモ〜ノ!」という張り紙と
共に、ロビー付近に陳列されているかも知れません。いや〜ん、嬉し恥ずかし、紙パン
ツぅ♪
-
- とまあ、そんなことはどうでもよくて、君は能登半島に伝わる俗謡「ウルシ娘」
を知っているかなぁ?
-
- ウルシ売る 仕草うるわし ウルシ娘〜 あ〜、痒い痒い〜♪
-
- あまりの馬鹿馬鹿しさに、自分で書いていて思わず爆笑しそうになっちゃいました
が、笑ってはいけません。今は勤務時間中なのです。つまりまあ、能登地方では俗謡に
も歌われるほど漆が愛されているわけだから、1件くらいは漆をローション変わりにし
ているマッサージ系フーゾクのお店があるかも知れないねっ♪という、実にテキトーで
いいかげんな結論をもちまして、この辛口の一文を終了したいと思います。んぢゃ、ま
た。
-
- @ ということで行ってまいりました、京都と山代温泉。能登半島までは残念な
がら足をのばす暇がなかったんですけどね。今回の旅に同行した某ギャル(さば従妹)
が「是非、ほーむぺーじに載せてぇ♪」と言っておりましたので、写真を掲載しておき
ます。「売り出し中ですぅ。よろしくねっ♪」ということです。興味をもたれた独身青
年がおられましたら
-
- fwip4651@mb.infoweb.ne.jp 塩サバ通信「ねっとでお見合い♪」係
-
- までよろしく!ついでに私も「募集中」ですんで、そっちのほうもよろしくねっ。
あと「私の恥ずかしい写真、載せてくださ〜い♪」という依頼がございましたら応要談
。塩通もいよいよ「出会い系」に手を出そうか?なんて考えております。で「納骨ツア
ー」の報告はおいおい書くとして、今日はマクリーンです。イリノイ鮭師匠ご推薦のリ
ッキー・ウッダードは明日です。ちょっと待ってねっ、鮭師匠ぉ♪と志摩子が言ってお
りました。で、マクリーン。BN盤でまいりましょう。マクリーンはプレスティッジに
限るっ!ブルーノートなら『すいんぐ・すわんぐ・すわっぴんぐマチコ先生』に限るっ
!などという交換マニアの人もいると思いますが、私はわりと『ジャッキーズ・バッグ
』というアルバムが好きなのでございます。バッグ→バック→ミルト・バックナーとい
う連想で思い出したんですが、みんな、俳句王決定戦の投票はすませたかな?4月4日
締め切りだったような気がしますが、集まりがもうひとつなので、もうちょっと延長し
ます。オフ会に参加してくれた人は是非とも投票してくださいね。(昆布くん、どうし
ちゃったのかな?)
-
- で、この『ジャッキーズ・バッグ』というアルバムは2つのセッションから構成
されておりますね。レコードで言うA面はドナルド・バードにソニー・クラーク、チェ
ンバース、フィリー・ジョーという強力ムヒな、もぉ虫さされなんか恐くないねっ!と
いうメンバー。いやがうえにも演奏に対する期待感に胸がはずみますよね、17歳の春
♪ところがこれ、1曲目がはじまると「期待にはずんだ胸の立場はどうなるっ!?」と
いう感じになってしまいます。マクリーン作の「クァドラングル」、ヘンな曲なんだ、
これがまた。「哀愁のファンキー系」を想像していると肩透かしをくってしまいます。
マクリーンのソロは斬新といえば斬新。頑張ってるね、と言われれば、そうかも知れま
せんね。と答えるしかないわけなんですが、こういうのはどうもやっぱり・・・ですな
。ソニー・クラークのピアノがほとんど聞こえないんですが、実はこれ「クラーク不調
のA面」として有名なセッションなのでございます。中では2曲目の「ブルース・イン
」がハード・バピッシュな曲調で「まあまあ」なんですが、クラークのピアノはバッキ
ングからしてかなりオカシイです。らりらりだったんすかね?「じゃ、らりらり〜♪」
なんて掲示板にカキコしていたのかも知れません。そんなわけで3曲目の「フィデル」
もテキトーに聴きとばして、さっさと「全員絶好調!」と喧伝されるB面のセッション
を聴いてみましょう。
-
- ベースの「ぽおる君」以外はメンバーががらっと変わってブルー・ミッチェル、
ティナ・ブルックスという3管編成に、ピアノがドリューで、タイコがアート・テイラ
ー。超一流というより1.2〜1.5流程度の人民が顔を揃えているわけなんですが、
それがまた、なんともいえないイイ味を出しているんですよね。とにもかくにも「アポ
イントメント・イン・ガーナ」を聴いてみましょう。3管ハーモニーをいかしたバラー
ド風のイントロがとってもイカした達郎。あ、小さなホタルイカ状生物の石焼きがござ
いましたな、山代温泉の老舗旅館の夕餉。ま、どうでもいいんですが。テーマに入ると
一転、躍動的な演奏が繰り広げられます。ファンキーといえばファンキー、モーダルと
いえばモーダルな、いかにも60年代的なサウンドでございます。ソロ先発はマクリー
ン。これがもぉ、たまらんっ!続いてブルー・ミッチェル。これももぉ、たまらんっ!
ホーン陣のラストを飾るのはティナ・ブルックスなんですが、こいつもまたまた、たま
らんっち!ティナってイイなっ♪ドリューのソロもいいですね。各人のソロがそれぞれ
一体感を醸しだし、見事なグループ・エクスプレションを形勢しております。さっき、
ワインを一口飲んだので、思考がちょっとラリっているんですけどね。とにかくまあ、
いいものはいいっ!そういった演奏でございます。
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- 「バラード・フォー・ドール」はマクリーンが妻のドリー(通称ドール)に捧げ
たバラード。マクリーンは妻のドールと娘のメロネエに捧げる曲をいくつか書いている
んですが、ドール物は綺麗、メロネエ物は極めてヘン。というのが定説です。娘、嫌い
だったのか?マクリーン。それとも性格ひねくれているのか?メロネエ。この「バラー
ド・フォー・ドール」は前曲と同じく3管のハーモニーが綺麗なのと、そして何よりド
リューのピアノが素晴らしいですな。6曲目の「ジャワ島」はティナ・ブルックスの曲
。この渋系テナーマンは作曲家としてもなかなかの才能の持ち主で、数々の名曲をモノ
にしているんですが、この「ジャワ島」はいかん。失敗作と断言してもいいでしょう。
曲自体がヘンなのはまだ許せるとしても、ここでのティナのソロはいけませんな。世間
をなめてかかっているとしか思えません。メリーさんの羊はやめろっ!と、ティナに猛
省を求める次第です。さて、私の持っているCDではこの後に「別テイク」でない「オ
マケ曲」が3曲も入っております。中でもティナ作の「ストリート・シンガー」が、も
ぉ最高っ!「私の好きなブルーノート・トラック・ベスト800」には必ず入りますね
。「ベスト5」でも入れてあげたいと思っております。ライオン君もこの曲をこのまま
オマケにしておくのはもったいないと思ったのか、『バック・トゥ・ザ・トラックス』
というアルバムに正式採用と相成ったわけなんですが、このアルバム自体が日の目を見
ることなくオクラ入りになっちゃいました。そういう非劇的なバックボーンを考えても
是非とも塩通読者にはご賞味していただきたいトラックでございます。オマケ2曲目の
「メロネエズ・ダンス」はマクリーンのオリジナル。メロネエ物にしては素直な曲調で
すね。改心したのか?メロネエ。9曲目のティナ作「メディーナ」もファンキーな佳曲
でございます。
-
- ということで、オマケ3曲目入りなら4曲目から9曲目までのアルバムと考えて
100点満点、オマケ無しならA面のクラークの不調、及びB面の「メリーさんの羊」
が災いして75点といったところでしょう。以上です。さば従妹の「なおちゃん」、よ
ろしくねっ♪
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