- 【アルバム名】
- CALIFORNIA COOKING! (CANDID)
- 【リーダー名】
- RICKEY WOODARD (1991/2/27)
- 【パーソネル】
- RICKEY WOODARD (as,ts) DWIGHT DICKERSON (p) TONY DUMAS (b)
- HAROLD MASON (ds)
- 【収 録 曲】
- WILBUR'S IDEA / WHEN I FALL IN LOVE / THIS I DIG OF YOU / JEANNIE /
- JET LAG / DAY BY DAY / SASHAY / JAKE'S PLACE / MY ONE AND ONLY LOVE /
- TAKE YOUR PICK
- 【内 容】
- うしでーす。反芻動物でーす。好きな食べ物は牛タンでーす。よろしくね。さて
、6分咲きの桜花に誘われて、弥生3月花曇りの下、上野公園へと行ってまいりました
。横浜プレオフと渋谷昇天ナイトの谷間にあたる土曜日のこと。楽しかったギロチンと
毛沢東の思い出を反芻しながら、どうでもいいけど「反芻するゴリラ」と「反政府ゲリ
ラ」はちょっとだけ似てるよねー。もっともゴリラなんてのは僕たちうしと違って下品
な動物だから、反芻するなんていう高等テクは持ち合わせていないんだけどね。反芻と
いうのはアレでなかなか難しいものなんだ。最初、どうしても「自分でゲロを吐く」と
いう一線が越えられなくて苦労するんだ。若いうしなんかは大酒を飲んだり、喉に指を
つっこんだり、大揺れの漁船の舳先で六法全書を読んだりして、それはそれは努力する
んだ。そばで見ている親のほうも辛いよね。父親うしが「オニの源さん」、母親うしが
「ホトケのヤマさん」の役になって、「タカシくん。早く吐いたほうがラクになるよ。
」なんて事を言うわけなんだ。それでも吐かない場合には「母さんの歌」と「カツ丼」
作戦だね。もっともうしは草食動物だからあまりカツ丼は好きじゃないんだけどね。痛
風の心配もあるしぃ。そういうアンタは牛タン好きぢゃん!という意見もあると思うん
だけど、ほら、人間にも「菜食主義者」っているでしょう?あれと同じで僕は肉食主義
うしなんだ。この前、どうしても和牛ステーキが食べたくなって隣に住んでるうし美ち
ゃんにガソリンかけて火をつけてみたんだ。いやあ、あれはよくなかったなぁ。すっか
り炭化しちゃって、んもー、焼きすぎぃ!みたいな。ステーキはやっぱり血のしたたる
ような超レアだよねっ。
-
- とまあ、そんなことはどうでもよくて、上野公園の話。僕はふと「ミイラが見た
いっ!」という誘惑に駆られたんだ。僕は今、松阪の和田金牧場というところにいるん
だけど、この牧場ではおいしい霜降り肉をつくるため、僕たちうしたちにビールを飲ま
せてくれるんだ。人間にとってビールのつまみにビーフジャーキーというのは最適なん
だけど、ミイラというのは言ってみれば人肉ジャーキーだよね。うまそうぢゃないか!
と、肉食派のうしである僕が思ったとしても何の不思議もないよね。そんなわけで行っ
てまいりましたぁ、「国立科学博物館」。ここの話は「絶対合格!塩サバがゆく」にさ
ばさんも書いていたね。僕が行った時には改修中で半分くらいしか見れなかったんだけ
ど、幸いにもミイラと「干し首」は見ることが出来たんだ。ラッキーだったなぁ。新聞
の占いのページに「本日のラッキーカラーは黄色」って書いてあったから黄色いパンツ
をはいていったのがよかったのかも知れないね。黄色いパンツはそのままでも黄色いか
ら、もし黄ばんじゃっても大丈夫♪という利点もあるしね。でもラッキーデーにはブリ
ーフの真ん中を清潔にするのが大切だと僕は思うなー。さてミイラ。撮影していいのか
どうか知らないけど、とりあえず写真を撮ってきたんだ。フラッシュたいてないから大
丈夫だよね、きっと。ミイラは干し首と同じケース内に陳列されていたよ。男のミイラ
なのか女のミイラなのか知らないけど、「マル秘部分」は紙で隠されていたんだ。やっ
ぱり、いくら乾燥して干からびているとは言え「マル秘部分」を人目にさらすのはいや
〜ん、ハズカシ〜♪「モロ」はお釈迦様が許しません。そういうことなんだろうね、き
っと。ということで、ミイラと干し首で1回分の原稿を書けるかな?と思っていたんだ
けど、これだけ引っ張ったにもかかわらず、もう終わってしまったね。ま、いっかぁ。
じゃ、またね。
-
- @ さ、リッキー・ウッダードです。知ってますかぁ?僕は知りません。牛に「
知ってるぅ?」とたずねてみたんですが、「うしは知らない。」ということでした。次
に鷲にたずねてみたんですが、「わしも知らない。」ということでした。んもー、モノ
を知らなさすぎぃ、哺乳類と鳥類。
- その点、両生類はいいですな。あの「ぬめぬめのお肌」がうらやましいっ♪と、乾
燥肌であるピーナッツ@乾きものが言っておりました。同じ「乾きもの」一派でもイカ
クンあたりは若干湿ってますが、そんなことはどうでもよくてリッキー・ウッダード。
渋谷商店ナイト、今夜は大安売りだねっ♪違います。渋谷昇天ナイトのとき、イリノイ
鮭師匠がお土産に持ってきてくれました。
-
- > 物の送付ありがとう。リッキー・ウッダードどうすか?
- > 志摩子によろしくね。
-
- というメールもいただいております。まだ返事を書いてません。申しわけないので
、このコーナーでレビューしておきます。テナーがメインのようですがアルトも何曲か
で吹いているので、まあいいでしょう。鮭師匠もテナーとアルトを持ち替えで吹くんで
すが、そのお話は明日ね。で、この『カリフォルニア・クッキン』というアルバムは1
991年の録音なんですね。なんて新しいっ!キャンディド盤なんですが、いわゆる「
新生キャンディド」というやつなんでしょうか?新しい系はさっぱりなので、よくわか
りません。「まき・よしお」という人がプロデュースしてますね。サックス+ピアノト
リオという編成で、鮭師匠いわく「オーソドックスな感じで、けっこうイイ。」らしい
です。んじゃまあ、1曲目から聴いてみましょう。ウッダードのオリジナルで「ウィル
バーズ・アイデア」という曲。シンプルなブルース風の曲であります。うん、確かにス
トレートなハードバップ風の演奏ですな。テナーなんですが、ちょっと独特のトーンで
すな。ウッダードの吹きっぷりは最初のうち、「まあまあかな?」という程度だったん
ですが、ソロが進むにつれてよくなっていきますね。ケレン味のないところがいいです
な。トニー・デュマスという人のベースソロもなかなかです。はい、続いて2曲目。バ
ラードの「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」。なんとか・ディッカーソンという
人のピアノのイントロがよろしいですな。ウッダードのバラード演奏はビブラートを大
きめにとった、ちょっと昼間派、んもー、昼間っからぁ♪ぢゃなくって、中間派っぽい
感じがいたしますな。
-
- 3曲目の「ディス・アイ・ディグ・オブ・ユー」はモブレイの曲。『ソウル・ス
テーション』の収録曲ですね。ウッダードのフレージングはモブレイに比べるとちょっ
とビ・バップ的ですかね?よくわからんのでテキトーなことを書いているんですが。さ
、次にいきましょう。おお、ピアソンの「ジーニー」やってるぅ♪いいですなぁ、この
曲。キャノンボールのバージョンより若干ゆっくりめのテンポでやっております。演奏
自体は特に書くことも思いつかないので5曲目。ウッダードのオリジナルで「ジェット
・ラグ」という曲。あ、アルト吹いてますね。この人、個人的にはアルトのほうがいい
かな?という気がするんですが、どんなもんでっしゃろ?曲自体もなかなかいい感じで
すね。やっぱり特に書くことは思いつかないんですけどね。ここらあたりが「新しい系
」のレビューの難しいところですな。6曲目はスタンダードの「デイ・バイ・デイ」。
さみー・かーんの曲ですね。関西系のさみー様、見てますかぁ?ウッダードはここでも
アルト。原曲はバラードだったと思うんですが、かなりアップテンポでとばしておりま
す。ちょっとテーマの吹きっぷりがソニー・クリスに似てますかね?ウッダードのソロ
はかなり気合入って頑張っているな、という感じを強く抱かせます。やっぱりアルトの
ほうがいいですなぁ。以下の曲はすべてアルトで通しちゃってくださいね。
-
- というおじさんのささやかな夢は無視されて、7曲目の「サッシェイ」では再び
テナー(だと思う)に戻っております。でも、なんだかトーンが若干クリアになったよ
うな感じが。高音部を多様してるからでしょうかね?ミディアム・テンポの演奏なんで
すが、この人はこれくらいのスピードが一番いい感じですね。ソロの後半なんかダブル
タイムを駆使して大いに盛り上がっております。よかったじゃないの、ウッダード。と
褒めてあげたいところでございますな。ウッダードのピアノはちょっとだけドン・プー
レン入ってます。8曲目の「ジェイクス・プレイス」はボサノバのリズムが心地いいで
すね。テーマに続いてベースソロとなるあたり、なかなか考えておりますね。
- 9曲目の「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」はコルトレーンやイリノイ鮭の
極めつけの名演で知られる名バラード。ここでのウッダードは若干装飾過多気味。もう
ちょっとストレートに吹いてもよかったのでは?という気がしないでもありません。な
んて、たて笛も吹けないおっさんが言ったところで何の説得力ないんですけどね。ラス
トの「テイク・ユア・ピック」は再びモブレイの曲。どのアルバムに入っていたのか知
りませんけどね。ウッダードはアルトですか?気持ちよさそーに吹いております。
-
- んなわけで、1〜2曲目を聴いていたあたりでは「まあまあかな?」という評価
だったんですが、5〜8曲目あたりが実によろしかったですね。んなわけで鮭師匠、ど
うもですぅ!
-
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