【アルバム名】
SEVEN STANDARDS AND A BLUES (RIVERSIDE)
【リーダー名】
ERNIE HENRY (1957/9/30)
【パーソネル】
ERNIE HENRY (as) WYNTON KELLY (p) WILBUR WARE (b) PHILLY JOE JONES (ds)
【収 録 曲】
I GET A KICK OUT OF YOU / MY IDEAL / I'VE GOT THE WORLD ON A STRING / SWEET LORAINE / SOON / LOVER MAN / SPECIFIC GRAVITY / LIKE SOMEONE IN LOVE
【内   容】
 うまでーす。今年で満ハタチになりまーす。ハタチっていうのは馬鹿なんですよ ね。ほら、細川たかしも歌ってましたよね。
 
  ハタチばかよねぇ〜♪
 
って、そりゃ、「わたし」やがな!ばしっ!なんて「自分ツッコミ」も出来る、そ んなちょっぴりオチャメなうまでーす。うまの年齢というのはだいたい4倍すると人間 の年齢になるっていいますよね。ということはつまり、3歳牝馬というのは人間に例え ると12歳の「ふくらみかけ女子中学生」、3歳牝馬は「白いパンツの似合う清純女子 高生」、5歳牝馬は「黒のレース(すけすけ)女子大生」ということになるんだね。か く言う私は今年で20歳になるわけだから、人間でいうと80歳、汚夢老師よりも7つ 上ということになるんだけど、まだまだ元気だよ。アッチのほうだってまだ現役なんだ 。ぼくの顔はちょっぴりウマヅラなのが欠点なんだけど、アレのほうは「馬並み」なん だよ。これはちょっと自慢できることなんだ。
「馬並みって言ってもアンタはうまなんだから、人間で言えば“人並み”ってこと ぢゃないの?」
なんて、物事の本質を突くようなことをいう人もいるんだけど、うま相手にそんな 理論的なことを言っても駄目なんだ。「馬の耳に念仏」というコトワザや、「馬が9頭 いくから、うまくいく」なんていう縁起のいい通信販売の掛け軸があるぢゃないの。そ んなわけで「馬並み」の僕なんだけど、僕は今、伊勢にある「国際秘宝館」というとこ ろに勤務しているんだ。私がちょっと調べてみたところ、全国にはわりとたくさんの「 秘宝館」の類いがあるんだね。掲示板にえび1号センセーが書いていたけど、熱海にも あるみたいだね。ちょっと秘宝館関係のサイトから無断で勝手に転載してみようね。い や、無断転載は基本的人権の侵害とか、そういった難しい問題を孕んでいるんだけど、 はる子ちゃんを孕ませたのはのぶお君だね。ま、所詮はうまがやったことだから大目に 見てくれるよね、きっと。
 
『熱海秘宝館』(静岡県熱海市)
 
静岡県は熱海温泉の山の頂にあります。JR熱海駅よりバスで網代旭町方面の錦ケ 浦で下車して山の上まで徒歩で登るか、湯〜遊〜バス(ラウンドバス)で熱海城下車、 あるいは熱海後楽園行きで熱海後楽園下車、ロープウェーを利用します。(中略)画廊 を過ぎると美女の行水を覗く事ができますが、思わず目をつぶってしまうような仕掛け があります。(中略)ゲームコーナーでは、射的や、ちょっと恥ずかしい乗り物、野球 拳などが楽しめます。
 
んもー、汚夢老師、大よろこびぃ!是非、回春の為にも一度「熱海秘宝館」を訪れ ることを、うまの私からも提言いたします。(うま如きにそんなこと言われる筋合いは ないっ!By汚夢。)一方、僕が勤務している「国際秘宝館」は、こんなふうに紹介さ れているよ。
 
『元祖国際秘宝館・伊勢館』(三重県伊勢市)
 
三重県伊勢市の鳥羽松坂線(県道37号線:旧23号線)沿いに有ります。住所は 三重県伊勢市玉城町世古(筆者注:正しくは伊勢市ではなく度会郡玉城町)。JR伊勢 駅から松坂行きのバスで20分くらい。世古で下車すると目の前。入場料は一般260 0円(1994年8月現在)。 昭和46年10月に開館し、秘宝館の元祖と言われているの がこの「国際秘宝館・伊勢館」です。(中略)結構馬鹿馬鹿しい仕掛けもあって、例え ば滑り台の先が女性の股間とか、マネキンのスカートが扇風機の風でまくりあがるとか …。ここの目玉は馬のHの実演です。
 
 そう、馬のHの実演!正確には「ウマのマル秘ショー」というんだけど、その男 優を僕がやってるんだ。三重テレビのコマーシャルで有名だよね。
 
  あっ、あ〜っ、あ〜ん♪あとは見てのお楽しみぃ〜 その名もぉ〜、国際ぃ〜 、秘宝館〜♪
 
というやつだよね。わりとコドモの見ている時間帯でも平気でやってるよね。ここ で僕は「マル秘ショー」をやってるんだけど、最近、ちょっとマンネリに悩んでいるん だ。というのも、お相手がいつも同じなんだよね。ウマ美っていう、人間でいうと60 過ぎの婆さんなんだけど、いくら仕事とはいえ、これはツライよね。ウマ美が死んだら 新しいコが入るかな?と思い、一度プレイの最中に手が滑ったふりをして首をきゅーっ と絞めてみたんだけど、ウマ美ったら
「うまさーん、あーん、もっとぉ♪」
だって!マゾ馬だったんだね。そういえばウマ美は地方競馬の出身で、ムチを入れ られるたびにE気持ちになって全然走らなかった。なんていう噂を聞いたことがあるん だけど、本当だったんだね。とにかくマンネリに陥っているもんだから、最近では色々 な体位にチャレンジしてるんだ。昔はバック専門だったんだけどね。この前は「うまだ から騎乗位でヤッてみよう!」と思ってチャレンジしてみたんだけど、あれはよかった よ。久しぶりに燃えたなあ。とまあ、こんなところかな。僕が日ごろから考えているの は。以上、うまでしたー。んぢゃんぢゃ。
 
 @ ネタに困ってうまに原稿を書いてもらったんですが、所詮はうまですね!品 とか知性とか、あったもんぢゃないっ!ニコニコ健全サイトの塩通にふさわしくない、 さわやかでない内容になってしまったことをお詫び申しあげます。あ、ここまで書いて ぼーっとしてたら、えび1号センセーからメールが届きました。いや、「熱海秘宝館」 の情報をメールでお送りしたんですが、その返事ということで。
 
> ううーん・・。ちょっと恥ずかしい乗り物にはのらなかったなあ。
> 目をつぶるものは山ほどあったなあ。場所はぴったりですから
> 間違いは無いです。すごかったよなあ。お土産もすごいテレカやすごい飴。
> すごいお饅頭。次回塩サバさんのオフ会はもうここに決定ですよ。はい。
> 「むっかしむっかし浦島はー♪」の歌と共に変な首のかめさんが
> 乙姫様とあそぶしくみが絶品ですね。
 
おおっ、これが噂の「浦島プレイ」かぁ。♪いや、先ほど引用した部分の
 
美女の行水を覗く事ができますが、思わず目をつぶってしまうような仕掛けがあり ます。(中略)ゲームコーナーでは・・・
 
となっていた(中略)のところに書いてあったんですけどね。
 
その先にあるのが、「幻想浦島太郎」。水と光と映画、人形を組み合わせた5分程 度のショウを楽しみましょう。
 
って。何のことだかわからなかったので、とりあえず(中略)しといたんですが、 そんな健全さわやかなプレイだったんだねっ♪ということで「Atami hiho-kan night 〜 乙姫な夜をあなたに」、是非開催いたしましょう。さ、アーニー・ヘンリーです。19 57年にわずか31歳という若さで死んじゃったんですが、そういえば今日は私の31 歳の誕生日♪コドモの頃、30過ぎればオッサンだと思っておりましたが、とんでもな いことです。30過ぎても心は幼稚園児なのさっ!みんな、幼児プレイしているぅ?そ んなわけで、有名になる前に死んじゃったアーニー・ヘンリーなんですが、そんな彼の 最も有名な演奏と言えばモンクの『ブリリアント・コーナーズ』でしょう。ビ・バップ やハードバップの枠にとらわれない斬新なプレイが人々に衝撃を与えたものでございま す。そんなヘンリーのリーダー作がリバーサイドには3枚残されているんですが、この 『セブン・スタンダーズ・アンド・ア・ブルース』はその真ん中のセッションにあたり ます。タイトルどおり、7曲のスタンダードと1曲のオリジナル・ブルースという選曲 で、ストレートなワンホーン編成だからヘンリーのアドリブを堪能するにはもっともイ イのではないかと思います。決して「ジャケ絵を書くのが簡単そう!」という理由で選 んだわけではありません。サイドマンもケリー、ウィルバー・ウエア、フィリーと役者 が揃ってカンペキですね、んぢゃ、1曲目から聞いてみましょう。
 
 「アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー」。君を蹴り倒すぅ?「金色 夜叉」の貫一お宮?そういえば例の「箱根秘宝館」のページに「ロウ人形では、おっぱ い型のスイッチを押すと貫一お宮の真相など色々とオチが楽しめます。」なんて書いて ありました。あまりに不健全だから引用するのを躊躇してたんですけど。そんなちょっ ぴりシャイな僕、今日で31歳。
いきなりのラテンのリズムが笑えます。ヘンリーのプレイはモンクのアルバムでの 演奏に比べるとかなりオーソドックスなイメージ。パーカー派っていう感じです。フレ ージングでいうとインペリアルのソニー・クリスに似てるかなぁ?という気がしないで もないです。ちょっとギクシャクした感じがヘンリーならでは。
 
 2曲目「マイ・アイデアル」。原曲はバラードなんですが、ミディアム・スロー でブルースっぽく料理しております。テーマ部がベースとのデュオなのが面白いですな 。ケリーのソロが「いかにも」でよろしい。後テーマはケリーのピアノとのカラミにな ります。3曲目は「愛撫・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング」という、あ まり知らん曲。イントロからウィルバー・ウエアがピチピチスカートで頑張っておりま す。いかにも歌モノ風のナンバーですな。4曲目は「スイート・ロレイン」。やはりイ ンペリアルのソニー・クリス風に仕上がっております。5曲目はガーシュインの「スー ン」。個人的にこの曲、好きなんっすよね。こんなメロディをサックスで自由自在に吹 けたら気持ちいいでしょうね。あ〜ん、サックスってE気持ちぃ♪みたいな。ヘンリー も気持ちよさそうに吹いております。ウィルバー・ウエアのベースもいいですね。ケリ ー節がコロン・コロンとゴキゲン。って、CDライナーで茂串“イントロ”邦明、串刺 しなのぉ♪が書いております。
 
 6曲目、「ラバーマン」。串刺し茂串くんいわく、「ビリー・ホリデイの名唱が あるが、パーカーの“発狂セッション”として有名」。この話は「気ままにstand ard」にも出てきてましたね。ヘンリーはミディアムテンポで演奏してます。7曲目 がこのアルバムで唯一のオリジナル・ブルースの「スペシフィック・グラヴィティ」。 ウィルバー・ウエアのウォーキング・ベースのイントロに続き、ヘンリーのアーシーな ブルース・プレイが堪能できます。はっきり言ってスタンダードやってるよりブルース のほうがいいですね、ヘンリー。このアルバム、企画の失敗か?最初ゆっくりだったテ ンポがソロが進むにつれて徐々に速くなって盛り上がっていく様は圧巻でございます。 ラストは再びスタンダードに戻って、「ライク・サムワン・イン・ラブ」。日本名「ラ ブしてるみたい」。若いギャルはラブもブラも大いにしたほうがいいと思います。個人 的にノーブラはあまりよくないと思います。原曲はバラードなんですが、ここではアッ プテンポで料理しております。ヘンリーのノッたプレイが聴かれます。以上。まあまあ かな。そんな感じの1枚でした。んぢゃんぢゃ。


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