【アルバム名】
MAKE EVERYBODY HAPPY (VEEJAY)
【リーダー名】
MJT+3 (1960/2/5)
【パーソネル】
WILLIE THOMAS (tp) FRANK STROZIER (as) HAROLD MABERN (p)
BOB CRANSHAW (b) WALTER PERKINS (ds)
【収 録 曲】
MAKE EVERYBODY HAPPY / THE TROLLEY SONG / SWEET SILVER /
DON'T GET AROUND MUCH ANYONE / MY BUDDY / RICHIE'S DILEMMA /
LOVE LETTERS / BAMSEY
【内   容】
 えーと、長束氏の、“なつか”と読むのか、長束!“ながたば”じゃなかったん ですねー。えーと、懐かしの昭和歌謡のお話。1日、志摩ぴょんのコーナーを挟んじゃ ったのでもう誰も覚えていないとは思いますが、「過去のチャートデータ集」という話 をしていたところでした。続きを書くと言ったかぎりは約束をきちんと守らなければば なりません。そういえば「名古屋ネタ」の続きはどうなったんだ?「大歩危ネタ」で1 本書くというハナシもあったような・・・?ま、いっか。名古屋ネタのほうはわりと評 判がよかったので、来週にでも書くとしましょう。さて、では昭和56年のヒットチャ ートの一部をここにもう一度転載しておきましょう。いや、わざわざ読者の皆様に前々 回のページにまで戻ってもらうのは気の毒かなーと思ったまでで・・・。
 
> (1) チェリー・ブラッサム/松田聖子
> (2) スニーカーぶる〜す/近藤真彦
> (3) 恋=Do!/田原俊彦
> (5) 恋のぼんちシート/ザ・ぼんち
> (6) ペガサスの朝/五十嵐浩晃
> (7) 未完成/郷ひろみ
> (10) ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)/T.C.R.横浜銀蠅
> (12) ド・ラ・ム/三原順子
> (14) 街が泣いてた・・・/伊丹哲也&Side by Side
> (15) 愛はかげろう/雅夢
> (16) スローなブギにしてくれ/南佳孝
> (17) 愛してます/河合奈保子
 
「チェリー・ブラッサム」は「ブロッサム」が正しいのではないか?という気がし ないでもないですが、ま、いいでしょう。この当時の松田聖子というのは、まだ清純派 のアイドルとして売りに出されていた頃でございます。嘘泣きしてるぅ!とかブリッコ だとか言われておりましたね。ブリッコぉ?ブリのコドモぉ=コゾクラぁ?あまりいい 言葉じゃないですなぁ。ちなみに明治の「ブリックパック」はブリッコからきたネーミ ングらしいですね。もちろんウソなんですが。「チェリー・ブロッサム」というタイト ルは覚えているんですが、どんな歌だったかちょっと忘れちゃいました。「スニーカー ぶる〜す」/近藤真彦、「恋=Do!」/田原俊彦なんてのがありますね。いわゆる「 たのきんトリオ」ですね。たのきんトリオのたまきんネタというのは定番でございます 。孫娘が「私、たのきんが好きなのぉ♪」と言うのを耳にしたおばあちゃんが、「コレ 、女の子がそんなコトバを・・・」とたしなめる、みたいなパターンで。で、「スニー カーぶる〜す」はともかく、なんなんだよ「恋=Do!」って?「恋いこーる、ど!」 ?あ、これは確か「恋はドゥ!」と読むんでしたね。それにしても「恋=Do!」、日 本語訳は「恋はヤレ!」かい?すなわち、好きだったらヤッちゃえ!という、青少年に 多大なる悪影響を及ぼしかねない極めて不健全な歌ではないかと・・・。
 
 「恋のぼんちシート」/ザ・ぼんちとなると、これはもう最悪ですな。これをわ かりりやすい例えでいうと、ザ・おこめという関西系の女性漫才コンビが「恋のおこめ シート」という歌を歌うようなもので。いや、自分で書いておきながらあまりにも例え が適切すぎたので一人で赤面しているところなんですが、アスベストは石綿だね。みん な、海綿体を元気にしてるかい?って、何の話だ!ちなみにこの歌は
 
   A地点から〜 B地点まで〜♪
 
という歌いだしで始まるんですが、そのあと
 
   Cまでイッたとぉ〜 あーん、E気持ぃ〜♪
 
と続くわけではないので、念のため。ちなみに、こんな歌がヒットしていたところ を見ると、いわゆる「漫才ブーム」の頃ですな。「THE・MAN−ZAI」なんてテ レビ番組が流行ってました。
「ペガサスの朝」/五十嵐浩晃って、誰やそりゃ?郷ひろみの「未完成」なんて歌 も知りませんね。三原順子ぉ?懐かしいなあ。「3年B組金八先生」だか「バッタモン の新八先生」だかでデビューした、ちょっぴりグレちゃってる女の子ではなかったかと ?おお、伊丹哲也&Side by Side!いたいた、いたみてつや!雅夢というのは「ガム」 ですな。「スローなブギにしてくれ」は「うぉんちゅう〜♪」でございます。おお、河 合奈保子ぉ♪このコは胸が大きいことで有名でしたね。あどけない顔に不釣り合いなナ イスバディ。ぐへへへへ。今から思い出してもはあはあ、なんだか興奮しますなっ♪歌 詞に必ず「胸」というフレーズが登場して、ちょっと胸が大きいからってイイ気になん なよっ!と、セイコ派の顰蹙を買っていたのでありました。
 
 で、話は変わって、気になるのが昆布くんとひなのちゃんの今後の展開。このペ アなヤングの2人、来年にもゴールイン?なんていう噂も飛び交っておりますが、いよ いよひなのちゃんも新妻ですかね?嫁に〜来ないか〜♪それは新沼ですね。新妻、若妻 、幼な妻。私はどれも好きです。で、気になるのは亜仙師四汚夢老師と薔薇亜土ちゃん の出方ですな。この2人の登場で、ここにきて俄かに四角関係、すなわち「スクエアな 関係のブルース」の様相を呈してまいりました。いや、四角関係というより、汚夢老師 と亜土ちゃんが勝手に横恋慕してるだけみたいですけどね。ではちょっと、この4人の 関係を図示してみましょう。
 
 で、図示してみた結果、わざわざ図示してみるまでもなかったな、ということが 明らかになったわけですが、この関係がこのまま続いていくとは一概には言えません。 噂によると、ひなのちゃんは昆布くんのアッチの方面(←どっちの方面だ?)には満足 してないらしいし、もしかしたら汚夢老師とひなのちゃんがくっついちゃうというよう な不測の事態もありえないことではございません。そうなった場合、はたして汚夢老師 がひなのちゃんを満足させることが出来るか?という点が危惧されるわけですが、キグ 、あ〜ん、使ってぇ♪という方法もありますしね。ということで、汚夢老師にはあまり 無理をなさらぬよう老婆心から申しあげる、しおさ婆(83歳)なんじゃ。ぢゃまた。
 
 @ はい、MJT+3の『メイク・エブリバディ・ハッピー』ですね。「タワー でちょっと前に買ったシリーズ」の最終回です。このアルバムは「ジャズの名盤・名演 」の類いでもよく見かけるんですが、あまりソソされるものがございませんな。まず「 MJT+3」というグループ名がよくわからん。ジャズの場合、こういうグループ名を つけて成功したのはMJQとジャズ・メッセンジャーズくらいのもので、現に歌舞伎町 にあった「ジャズ・マッサージャーズ」というフアツシヨン・マツサアジの店は、すぐ に潰れてコゾクラの店になったそうではないか。という「汚夢老師のフーゾク情報」も ございます。んもぉ、わしが心配してやっとるのにまたそげなところにいってぇ・・・ 。と、しおさ婆(83歳)もたいへんお嘆きでございました。「わしがおるじゃないか !」とも。アンタこそ無理するな、しおさ婆!で、MJT+3。「えむじぇーてぃ・た す・さん」と読むみたいです。いや、「〜ぷらす・すりー」かも知れませんが。
 
 さて、ここまで書いて墨俣町の役場というところへ来たんですけどね。駐車場の 横に大垣桜高校なんてのがありまして、そのグラウンドが見えているわけでございます 。不幸にも運動場に生徒の姿は見えないんですが、ときどき教室から女子生徒の声がぁ ♪んもー、原稿なんか書いてる場合じゃないっ!・・・・・・・・・・。収穫なし。さ 、帰ろうっと。
 
 はい、MJT+3。「MJT」というのは「モダン・ジャズ・トゥ」の略で、ボ ブ・クランショウ・とウォルター・パーキンスの双頭コンボらしいです。「+3」のほ うはかなりテキトーで、このアルバムの場合、ウィリー・トーマス、フランク・ストロ ージャー、ハロルド・メイバーンとなっております。ということで、ジャケット写真の オバハンがまるっきりタイプじゃないので全然期待していなかったんですが、いざ聴い てみたら演奏のほうはなかなかでございました。
 
 1曲目はアルバム・タイトル曲の「みんなを幸せにしちゃおう」。メイバーンの 曲ですね。マーチ風の楽しいナンバーで鬱気味のキミも、花粉症で知能が3割ほど低下 しているボクもハッピーになれることうけあい。今日のボクもとっても気分がブルーで テンション低いんだぁ。読んでいるほうも辛いだろうけど、カレーは辛いよね。辛いと 言う時は「幸せ」に似てるの〜♪なんていう歌があったよね。いや、なかったね。明日 という時は明るい日と書くのね〜♪だったっけ?そんなこと、あんな暗いメロディで歌 われても今ひとつ説得力に欠けるんだけどね。で、「みんな幸せ」の歌。この「MJT +3」の演奏というのは、わりときっちり編曲された感じがするよね。ソロ1番手はフ ランク・ストロージャー。この人の演奏は『ファンタスティック』という彼のリーダー 作で聴いたことがあるんだ。あの才人、寺島のヤックンが「白面の貴公子」とかなんと か呼んでいたような気が。その時の印象は「ちょっぴり前衛風」という感じでしたが、 このアルバムでの演奏はサイドマンという気安さもあってかまんてか、いい意味ふっき れているね。マクリーン・ライクなトーンでストレートな吹奏を聴かせてくれて、おじ さんとしては嬉しいなっ♪トランペットのウィリー・トーマスという人はあまり有名じ ゃない人だと思うけど、わりと安定したプレーで悪くないよね。メイバーンのブロック コードを多用したソロはこういう明るい演奏にはもってこいだと思うね。
 
 2曲目「ザ・トローリー・ソング」。テーマ部分のハーモニーとメイバーンのコ ンピングが面白いね。グループ・エクスプレションというか、もっと若いオナゴのエキ スくれよ〜んと言うか、とにかくいいですねっ。リーダーのボブ・クランショウとウォ ルター・パーキンスはまったくもって地味なんだけど、それもまた人生。ウィリー・ト ーマスのトランペットはちょっぴり中間派みたいだけど、昼間っからおさかんなのは昼 間派だね。ひなのちゃんは朝の9時から大丈夫みたいだけどね。3曲目の「スウィート ・シルヴァー」はブッカー・リトルの曲。この病弱の尿毒症持ちの兄ちゃんは概して暗 い曲で人を落ち込ませるのが得意なんだけど、この曲はいいね。モーダルなようなファ ンキーなような、ちょっと不思議な曲調なんだけど、彼にしてみれば十分に明るい。よ くやった!と褒めてあげたい。フランク・ストロージャーのソロがいいね。4曲目の「 ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニィモア」はエリントン・ナンバー。うまく 「懐かし系」のサウンドに仕上がっておる。このへんのアレンヂはなかなかたいしたも のぢゃないか。あ、ちょっと解説に「汚夢が入って」きました。いけません。
 
 5曲目は「マイ・バディ」。おかまのチェットが歌ってましたね。で、私の個人 的な「ちょ〜オススメ」は6曲目の「リッチーズ・ジレンマ」なの。メイバーンさんの 曲なんだけど、アフロ・キューバン入って、ちょ〜カッコイイのぉ♪コール&レスポン スも効果的よねっ!これほどベタで日本人好みのメロディは、なかなか出来るものじゃ ないわね。メイバーンさん、凄いっ!これ1曲を聴くだけでもこのCDを買う価値はあ るんぢゃないかと思われる。そうじゃないかい、みんな?ラストは「ラヴ・レターズ」 ですな。みんな、ラヴ・レタアに愛を綴っておるかな?ヤルだけが愛ぢゃないぞ!とい うことで、CDには別テイクのオマケが3曲。最後のほうにまとまっているから勘弁し てやろう。同じセッションなのに何故か他のアルバムに収録されていた「バムジー」と いうのもオマケで入っております。急速調のなかなかに面白い曲なので、この追加は嬉 しいですね。ストロージャーがかなりイケてるソロをとっております。
 
 では、これにて。また来週!


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