【アルバム名】
THIRD SEASON (BLUE NOTE)
【リーダー名】
HANK MOBLEY (1967/2/24)
【パーソネル】
LEE MORGAN (tp) JAMES SPAULDING (as,fl) HANK MOBLEY (ts)
SONNY GREENWICH (g) CEDAR WALTON (p) WALTER BOOKER (b)
BILLY HIGGINS (ds)
【収 録 曲】
AN APERITIF / DON'T CRY , JUST SIGH / THE STEPPIN' STONE / THIRD SEASON /
BOSS BOSSA / GIVE ME THAT FEELIN'
【内   容】
 はい。本日もネタがありませーん。いや、志摩子&彰子&ひなのちゃんの不健全 ネタならいくらでも書けるんですが、アレはボビー・ティモンズのブロックコードと同 じく、あまり乱発しないのがポイントかと。あ、今日(2月22日)は「ネコの日」で すね。いや、「ひなのネタ」が思いのほかにはかどったので、月曜日の昼間っから金曜 日の原稿を書いているんですけどね。で、なぜ2月22日が「ネコの日」かと言うと「 にゃんにゃんにゃん」だからなのぉ♪ということで、今日もまた「今日は何の日ネタ」 でお茶を濁してみましょう。ネタがない時は同じネタだろうが、女子高生のほ→むぺ→ じの無断転載だろうが、なんでもこいなんだいっ!さ、2月22日は何の日かなー?
 
> 誕生花:むくげ(花ことば:デリケートな美)
> 誕生石:クォーツ・キャッツアイ
 
ほー、むくげの花言葉は「デリケートな美」なんですか。ナイーブな僕にぴったり だなぁ。ところで花言葉というと、私の場合、即座に「花の子ルンルン」を思い出しま すなぁ。るんるんと僕の間には、ちょっぴりせつない思い出があるんです。えーと、「 花の子ルンルンの歌」というのがありますよね。僕はこの歌の、この(↓)フレーズが 好きだったんです。
 
  いつかはあなたの住む町へ〜 行くかも〜知れません〜♪
 
その言葉を信じて桑名駅前でずーっとるんるんが来るのを待っていた14歳のぼく 。けど君は、ついに姿を見せなかったんだね。フラれたショックのあまり、ぼくは次の 日から「魔法少女ララベル」のファンになってしまったんだぁ。るんるんの馬鹿ぁ!だ いたい、るんるんという脳天気きわまりないネーミングからして、世の中をなめており ますな。オメーに人生の悩みとかあるのかぁ!?と、激しくるんるんを詰問してみたい ところでございます。
 
 はい、では「今日は何の日?」
 
> 世界友情の日・国際友愛の日:ボーイスカウト・ガールスカウトの創始者パウエ ル卿夫妻の誕生日にちなんで1963年のボーイスカウト世界会議で制定。日本では1 965(昭和40)年から実施されています。
 
はあ、そうですかぁ。もっと何かこう、気分がるんるんするような日はないんです かね?と思って2月1日から29日までの「何の日?」を調べてみると、こんな日があ りました。
 
> 3日:ジュディ・オングの日
> アメリカ・ネバダ州が1990年に制定。彼女が文化の架け橋として活躍したこ とを記念したもの。
 
みんなで「魅せられて」を歌う日か?はンああ〜、ンんん〜♪
 
> 8日:事始め
 
ナニをはじめるんでしょうか?
 
> 12日:ブラジャーの日
> この日、アメリカ人女性がブラジャーの特許をとりました。
 
そっかぁ。ブラちゃんはアメリカ人女性のブラチャン・モンカー3世が発明したん だねっ♪しかし、こんなイイものを発明してくださって、おじさんは嬉しいなっ♪
 
> 13日:銀行強盗の日
> 1866年、ジェシー・ジェイムズが世界初の銀行強盗に成功しました。
 
よくやった、ジェイムス!
 
> 15日:豊穣神ルパーカスに捧げる日
> 古代ギリシアの宗教行事。山羊皮の腰帯をした神官が、途中で出会う女性たちを 鞭で打ちながら市街中を走りまわりました。
 
あ〜ん♪
 
はい、目についたのはこれくらいです。
 
本日の結論:「今日は何の日?」のネタはたいして盛り上がらない!
 
ゴメンよぉ!2度と同じアヤマチは繰り返しませんです、はい。しかし、なんです かこの「途中で出会う女性たちを鞭で打ちながら市街中を走りまわりました。」という のは!私は鞭で打ったり、亀甲に縛ったり、ローソクの蝋を垂らしたり・・・といった 趣味はまったくないんですが、よしんばそういう性向があったとしても「途中で出会う 女性たち」を見境なしに、というのはいけませんな。街を歩いている女性がすべてマゾ っ子メグちゃんだと思ったら大きな間違いだぞ、豊穣神ルパーカス!ということで、こ ういうマニアな神サマは見せしめのために、佐渡へ島流しにしちゃったほうが世のため だと思います。
 
 @ はい、今日はモブレイです。BN盤のモブレイにも、まだ知らんのがあった んですねぇ。この『サード・シーズン』というアルバムは店で見つけてはじめてその存 在を知りました。ちょうど店に「完全ブルーノート・ブック」の新訂版(ちょっとタイ トルも変わってますね。)があったので調べてみたんですが、確かにBNLTのところ に載っておりました。酷評されてましたけどね。家に帰って古い「完BN本」(←完璧 ビニ本にあらず)を見てみたら評が違っておりました。こっちのほうはわりと褒めてあ ります。個人的には人を馬鹿にしたような評はあまり好きでないので(だからヤックン は・・・)、古いほうがイイですね。なんでもいいけどBNLTシリーズって987番 というハンパな番号から始まっているんですね。カルトクイズ「ジャズ王決定戦」に出 題される恐れがあるので、この数字は押さえておいたほうがいいでしょう。語呂合わせ で「BNLTは桑名(987)から始まる」と覚えるといいですね。ちなみに平成9年 8月7日は「桑名の日」で、熱田の宮の渡しから桑名まで「平成の七里の渡し」なんて 企画をやっておりました。
 
 さて『サード・シーズン』。メンバーが豪華ですね。メンマはシナチクですが。 リー・モーガンにジェームス・スポルディング、ピアノはシダー・ウォルトン。ソニー ・グリーンウィッチとかいう人のギターも入ってセプテット編成となっております。6 0年代後半のモブレイのアルバムというのはだいたいパターンが決まっていて、「サイ ドワイダー風のジャズロック」、「新主流派を意識したモード風」「ジャズ・ボッサ」 といった構成になっておりますね。演奏自体も、モブレイがモブレイなりにモード奏法 を消化しようとした努力の跡はうかがわれる、といった感じで、それが必ずしも成功し ているとはいえないもんだから、したり顔の識者に酷評されちゃうわけなんです。BN LTシリーズなんかまともに評価する気なんてないねっ!という気配も感じられて、い けませんなぁ。で、このアルバムはスポルディング、シダーというメンバーが幸いした か災いしたか、かなり新主流派を意識した作りとなっております。
 
 さ、1曲目。「アン・アペリティフ」と読むのか、こりゃ?このアルバムはこの 曲を含め、1曲を除いてすべてモブレイのオリジナルとなっております。テーマのメロ ディはかなりハードバップ的な薫りがありますが、モブレイのソロはかなりホリゾンタ ル。いいなあ、こういう専門用語を使うと解説がソレっぽくて!ちなみにホリゾンタル というのは「水平的」という意味でございます。水平線はホライズンだからホリゾンタ ルは水平だねっ!と覚えるとよろしい。オカマほって、ホリ損たい。なんて九州風の俳 句を詠んでみるのも一案だと思います。コード進行に基づいたハードバップ的なソロに 対し、モード奏法だとどうしても水平的(平坦)な感じになっちゃうんですよね。ここ でのモブレイはまずまず。モーガンも根はバリバリのハードバッパーなんだけど、モー ドもわりかしとマスターしているようにも見うけられます。ジェームス・スポルディン グは問題外ですね。何を考えてソロ吹いてんだか、今ひとつつかみどころがございませ ん。ソニー・グリーンウィッチのギターがかなりきちゃってますね。全体的にトーンが 半音うわずっちゃったような感じになっております。シダーのソロはさすがですな。こ の人、極めて地味なんですがモードはうまいっす。全体的にかなりテンション高い演奏 となっております。
 
 2曲目「ドント・クライ・ジャスト・サイ」。これはかなり日本人受けしそうな 感じのメロディです。ソロ1番手はモーガン。モーガンのソロはこれくらいのテンポ( ミディアムファストくらい)で一番歌心が発揮されるように思われます。続くモブレイ はここでもちょっとモードを意識したか?この曲では普通に吹けばよかったような気も するんですが。3曲目の「ザ・ステッピング・ストーン」はモーガンの曲。ちょっと変 ですね。4曲目はアルバム・タイトル曲の「サード・シーズン」。これもちょっと変。 いきなりスポルディングのスポソロで、ちょっぴり気が滅入りますね。5曲目はタイト ルからしてボサノバ風でしょう。「ボス・ボッサ」。ボスがぼさーっとしてると部下は 大変だと思います。


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