【アルバム名】
HOW TIME PASSES (CANDID)
【リーダー名】
DON ELLIS (1960/10/4,5)
【パーソネル】
DON ELLIS (tp) JAKI BYARD (p,as) RON CARTER (b) CHARLIE PERSIP (ds)
【収 録 曲】
...HOW TIME PASSES... / SALLIE / A SIMPLEX ONE / WASTE / IMPROVISATIONAL SUITE #1
【内   容】
 風邪ひいちまいましたぁ(←1月25日現在)。いやあ、土曜日に凧揚げに行っ たのがマズかったですかねぇ。仕事が早く終わったので、スポーツカイトをやりに近所 の伝馬公園というところへいってたんですが。小さなコドモを連れた人妻などが来てお りまして、とっても緊張しました。カッコよくスポーツカイトを操っている姿を見せて 、それがきっかけで人妻と仲良くなって、
「まあ、テクニシャンなのねっ♪そのテクニック、今晩ワタシで試してみない?」
なんて展開にならないとも限らないしぃ。彼女の夫は漁師でサバなどをつかまえる のに忙しく、幼妻・沙弥佳(19歳)はロンリーな夜を過ごしていたわけですな。
「ああ、奥さんっ!」
「さばさん、駄目よぉ!私には夫が、プロ野球には助っ人が・・・」
(「幼妻・沙弥佳の背徳」より抜粋)
 
しかし現実は厳しく、スポーツカイト歴約30分の私があやつるカイトは揚がった とおもったら落ち、揚がったとおもったら落ちを繰り返し、遂にはうなりをあげてコド モのほうに急接近したりして、幼妻・沙弥佳の顰蹙を買ったのでありました。うーむ・ ・・。おっとぉ、そこに学校帰りの女子高生が1名、道路をショートカットすべく公園 の中へと入ってまいりました。チャンスやん!ここでですねぇ、凧揚げのうまいところ を彼女に見せつけておけばですねぇ、
「まあ、凧揚げが上手なのねっ!きっと、アッチのほうも上手なんだわっ!」
ということになって、(↑どういう論理だ?)ホテル湖城へと消えてゆく2人・・ ・といった展開にならないとも限りません。さあ、そこよ!頑張るのよサバ男ぉ!しか し無情にもその瞬間、風はぱったりと途絶えてしまい、僕の愛しいスポーツカイトは離 陸するすべもなし。「なんかヒモを2本持ってぼーっとしてるアヤジゲな兄ちゃん」と 化した僕のほうを一瞥した女子高生、「何がおもろいのぉ?」といった表情を浮かべ、 そしてそのまま何事もなかったかの足早に去っていってしまったのでありました。
 
 というようなことをしている間に風邪をひいちゃったのではないかと思うのです 。昨日の夜から「やばいかなぁ?」という感じがあったんですが、今日の朝起きたら案 の定。いわゆるひとつのクリスタルなノーズウォーター、簡単に言えば透明な鼻水が止 めなく流れ落ちる惨状でありまして。スタイリストな僕としては、とても人様にお見せ 出来るような状態ではありません。もしそんなことをすれば、
「まあ、いなばさまが鼻水たらしてはるわっ!なんかちょっと幻滅ぅ・・・」
と、大多数のOLさんの夢と希望を奪ってしまうような事態になりかねません。し かし僕には仕事があるっ!なんとしても今日中に仕上げなければならない書類が山のよ うに残っているのであります。書類をまとめる暇を惜しんで塩通の原稿を書いていたら 、いつのまにやら提出期限が明日にまで迫っていたのであります。OLさんの愛を取る か、仕事を取るか?僕はまよわず仕事を選びましたね。せまりくる鼻水と格闘しながら 会社へ行きました。そしてバリバリとメールを書きました。こういう時、目の前に「顔 はかわいい(けど性格むっちゃキツい)OLさん」がいるとつらいですなぁ。おちおち 鼻もかんでおれませんよね。ホントなら「鼻血時における緊急措置」のように鼻紙まる めて鼻の穴に「栓」をしておきたいところなんですが、僕ってそういうオチャラケの似 合うキャラじゃないしぃ。ちょっぴりシャイな30歳(略して30シャイ)だしぃ。そ んなわけで「塩サバニュース」の話。「正月一番なんのこっちゃ?」の原稿の下に、お 待ちかね「ぴちぴち新入社員紹介」(写真付き)がございます。ほう、今年は3人も入 るんですねぇ。この春に大学を卒業するのが1人と高校を卒業するのが2人。というこ とは22歳&18歳&18歳、平均年齢19.3歳かぁ♪右のコ(大卒)がノーマルな 顔立ちで、真ん中のコは純朴そう。左のコはちょっとケバ系ですねぇ。あ、スポーツは 軟式テニスやってるんだぁ。おじさんもね、中学時代にちょっとやってたんだぁ。
のぶおくんと、はる子ちゃんもテニス部の先輩後輩だったよねぇ♪僕たちも仲良く しようねっ♪しかし、最大の問題点が1つだけございました。
 
本日の危機的情況:全員オトコやん!!
 
かくして塩サバくん(30シャイ)は今日も仕事に明け暮れるのでありました。
 
 @ さて本日、なんとか頑張って会社へ行ったんですが、風邪のため仕事ヤル気 なしモードでして。昼から半休とって帰ってきちゃいました。寝ながら原稿でも書こう と思っていたんですが駄目ですなぁ。富山は交換道、スワッピングを極めるぅ?違いま す。富山は廣貫堂の置き薬、「ネオ眞治S」を飲むと、夜までぐっすりと熟睡しちゃい ましたぁ。この「ネオ眞治S」の効能を見ると「風邪の諸症状(悪寒、発熱、頭痛、鼻 水、鼻づまり、くしゃみ、たん、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み)」とあるんで すが、あまりにも今の症状とぴったりなので、おもわず嬉しくなってしまいました。あ とは「眞治パワー」に期待するだけですな。さて本日はドン・エリス。エロスのドンじ ゃありません。ドン・エリスといえば「テンポ急変ジャズ」で有名ですな。60年代に 急進的なアルバムを遺したことで知られるキャンディド・レーベルに吹き込まれたこの 『ハウ・タイム・パッシーズ』は、そんなエリスのエリス系ジャズがよく現れた1枚で す。ビ・バップ、ハードバップ系好きの塩通読者にはあまり食指を動かされにくい1枚 でしょう。僕もあんまり聴く気しないしぃ。しかし、書くのが簡単そうなジャケットに ひかれて取り上げてみましたぁ。基本的にはジャキ・バイアード、ロン・カーター、チ ャーリー・パーシップのトリオをバックでしてぇ♪いやいや。バックにしたワンホーン 作であります。いかん。どうも風邪で寝込んでいると、はる子ちゃんの幻想が・・・。 ウチにもテニス部の後輩、誰かお見舞いに来ませんかねぇ?
 
 さ、1曲目ですな。「...ハウ・タイム・パッシーズ...」はアルバムタイ トル曲。最初と最後に「...」がつくんですね。この曲だけバイアードはアルトを持 って参加しています。アルトとペットが奏でるユニゾンのテーマはバップを彷彿させる ものがありますが、だんだんとテンポが遅くなっていきます。そのままゆったりとした テンポでエリスのソロに突入。ちょっとトーンなどはマイルスに似てますね。そのまま ソロはだんだんとテンポアップしていき、クライマックスに到達すると再びテンポダウ ン。短いロン・カーターのソロをはさんでバイアードのアルトソロ。よくわからんフレ ージングで頭痛持ちの身を苦しめてくださいます。2曲目の「サリー」は一転してしみ じみバラード。エリスのミュートが泣けます、ウナマス、サツキマス。マイルスのバラ ードともちょっと違いますね。バイアードのさざ波のようなソロも顔に似合わずとって もロマンチックでございます。時々、感情が高ぶったように乱打されるシンバルも激情 的でよろしい。
 
 「ア・シンプレックス・ワン」はタイトルどおりシンプレックスなワンです。変 な曲ですけどね。オーソドックスな演奏に仕上がっております。しかしエリスのソロは ブラウニーじゃないしマイルスでもないし、ブッカー・リトルやフレディでもないし、 ジャンル分けしにくいですなぁ。バイアードのソロもよくわからん。「ウエイスト」は そのバイアードの曲。出だしはバラード調。そこからテンポが速くなっていき、「揺れ 動くオトメ心、サバ子17歳の夏」といった感じ。新島とか行ったんだな、きっと。ラ ストの「即興組曲1番」はアナログ番ではB面のすべてを占めるクソ長い演奏。こんな のどうでもいいっす。以上、ヤル気なし解説、おしまい。さ、これで安心してゆっくり 寝れます。明日の更新、ちょっぴり怪しいかも?では皆様、お大事に。


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