- 【アルバム名】
- BLUES TO COLTRANE (CANDID)
- 【リーダー名】
- CAL MASSEY (1961/1/13)
- 【パーソネル】
- CAL MASSEY (tp) JULIUS WATKINS (frh) HUGH BRODIE (ts) PATTI BOWN (p)
- JIMMY GARRISON (b) G.T.HOGAN (ds)
- 【収 録 曲】
- BLUES TO COLTRANE / WHAT'S WRONG? / BAKAI /THESE ARE SOULFUL DAYS /
- FATHER AND SON
- 【内 容】
- 塩サバ通信・春のオフ会、通称「塩鯖ハルオ」の日程が決定いたしました。3月
28日(日)ね。翌朝のお仕事のことを考えると土曜日のほうがベターですが、なめる
とおいしいのはバター。あ、またこういうことを書くと某コゾクラ系読者の多大なる顰
蹙を買いますなぁ。そういえばコゾクラさんのことを「第3のフーゾク」と言っておら
れるお方が・・・。キャバクラ、イメクラに続く第3のフーゾクかい?ごんあじさまの
上京日程を考えるとこの日しかないので、速攻即断で決断いたしました。決断早いから
なぁ、僕って。「はやい」コトにかけては塩通界でも“はやいのね”昆布青年に比肩し
うると言われております。と、ここまで書いてちょっと掲示板をのぞいてみたら、いき
なり鰈さんピンチ!う〜ん、どうしたものか・・・。と悩みつつ、再び掲示板をのぞい
てみると、ああ、のぞくたびに新しい感動が生まれる塩通掲示板。ごんあじさん、まだ
日程はっきりしてないんぢゃん!あーん、ここまで書いた原稿がぁ・・・。
-
- ということで、この(↑)部分はなかったことにして「塩鯖ハルオ」の日程はま
だはっきりしておりません!2月頃に再検討いたしましょうね。ま、3月27日(土)
か28日(日)のどちらかになる可能性が濃厚ですので、みんな予定をあけておいてね
っ♪
-
- ということで、本日は「あんぱんまん・ごじゅうおんひょう」のお話。幼児がひ
らがなを覚えるのに使う「五十音表」というのがありますよね。あいうえお、かきくけ
こ・・・と順番に表になっていて、「あ」がつく言葉、「い」がつく言葉、「う」がつ
く言葉、「え」がつく言葉、「お」がつく言葉、「か」がつく言葉、「き」がつく言葉
、「く」がつく言葉、「け」がつく言葉、「こ」がつく言葉、「さ」がつく言葉って、
いつまでやっとんねん!という具合にイラストなんぞが書いてあったりして。昔からあ
るポピュラーなのが「どうぶつバージョン」。「あひる」「いるか」「うま」「えのき
だけ」「おっさん」「かっぱ」「きむち」「くもおんな」「けずねまるだしのおっさん
」・・・とか。一部「どうぶつ」でない不適切なものがございましたが、このテのもの
はどこかで無理が生じてくるのが世の中の常でございまして。「え」のところで「えぞ
しか」とマニアックな路線に走るか、「えのきだけ」と食品系統に逃避するか、「えん
りけ・りべろ」と海星高校の理事長でマニアックで迫るかは製作者のセンスに委ねられ
る部分が大きいです。普通に考えれば「えい」ですかね?三角っぽいサカナの。塩通で
「ごじゅうおんひょう」を作るとなると、「あ〜ん、駄目ぇ♪」「いいわぁ、そこぉ♪
」「う〜ん、もっとぉ♪」・・・。コドモが楽しみながらひらがなを覚えることができ
、しかも健全にすくすくと育ってくれること間違いなし!
-
- で、最近の傾向としては「あんぱんまんの五十音表」というのをよく見かけるよ
うになりました。ちょうど「あんぱんまん」の「あ」で始めることが出来るし、わけの
わからんキャラがいっぱい出てくるので50個くらいチョロイやん!と考えた製作者の
意図はわからないでもありません。でも実際に作ってみるとなかなかに大変な作業のよ
うで、例えば正月の自宅にころがっていた、小学館の「ようちえん」のふろくらしい「
あんぱんまん・ごじゅうおんひょう」はこんな具合でありました。
-
- 「あ」:あんぱんまん
- 「か」:かれえぱんまん
- 「し」:しょくぱんまん
- 「て」:てんどんまん
- 「め」:めろんぱんなちゃん
-
- ま、ここらあたりは定番ですね。こういうの、おそらくまず最初にキャラの名前を
一通りリストアップして、逆に50音表にあてはめていくのだと思います。そうやって
作っているうちに、どうしても埋まらないスペースがちらほら。この「あんぱんまん・
ごじゅうおんひょう」の場合、すでに「い」のところで作者の苦渋が見られ、苦し紛れ
に「いそべえ」なんてキャラを登場させています。餅に海苔を巻いたやつね。
- 「いそべえ」を登場させたからには、弟分として「ち」のところに「ちくわのいそ
べえ」というキャラを喫茶「赤い風船」のAランチの皿の上に登場させて欲しかったと
ころですが(キャベツのせんぎり&スパゲティ添え)、そういうのは無かったです。(
「ち」はなんだったかな?「ちいずばあがあまん」?)ほかにもこんな「苦しまぎれ」
のキャラが多数。
-
- 「お」:おこさまらんちくん
- 「へ」:へるすめえたあまん
- 「な」:なべぶぎょう
- 「て」:てっかのまきちゃん
- 「む」:むっしゅふらんすぱん
- 「せ」:せにょうるまかろにいの
-
- 「むっしゅふらんすぱん」と「せにょうるまかろにいの」は国際化社会を反映して
、それぞれフランス、イタリア代表として。しかし、何と言っても
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- 《今週の最優秀作》
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- 「よ」:ようかんまだむ
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- 一見何気ない、ただの顔がヨーカンなだけのマダムなんですが、「有閑マダム」と
掛けているあたり作者の卓越したセンシティブを感じさせ、ヒマを持て余すあまり、テ
レビでメロドラマなんぞを眺めつつお茶をすすり、「ヨーカン、まだぁ?」なんてムッ
としてる姿も彷彿させ、優秀です。それにひきかえ、
-
- 「を」:おんなのこにへんそうをしたどきんちゃん
-
- は、いけませんなぁ。11文字目まで「を」、出てきーへんやん!
-
- @ さ、今日は前半部分が妙に長かったですね。最初の「塩鯖ハルオ」の話だけ
余計でした。残り少ないスペースを「短期集中」で内容濃くまいりましょう。カル・マ
ッセイです。トランペッターなんですが、その演奏よりも独特の作風を持つ作曲家とし
てよく知られております。ブルーノート盤のライナーなどを読んでおりますと、よく「
カル・マッセイ作品」なんて書いてあったり。で、この『ブルース・トゥ・コルトレー
ン』というキャンディド盤は、そんなカルちゃんの貴重なトランペットプレイが楽しめ
るリーダー作です。トレーンが教えを乞うたとか、尊敬してたとか、そういう関係でし
たっけ?カルちゃんのピアノにヒュー・ブローディという人のテナー、それにジュリア
ス・ワトキンスのフレンチ・ホルンが入っているのが面白いですね。ピアノはパッチ・
ボウンとかいう、ズボンの下に「ぱっち」はいてそうなおじさん。ドラムがG.T.ホ
ーガンで、ベースがコルトレーン・カルテットでおなじみ、ジミー・ギャリソンなのが
よろしい。では1曲目のタイトル曲から聴いてみましょう。
-
- 「ブルース・トゥ・コルトレーン」はギャリソンのウォーキング・ベースで幕を
開けます。そこにタイコとピアノが加わって、やがてカルちゃんがワンホーンでブルー
ス風のテーマを吹きあげます。ちょっと聴きハワード・マギー史郎とマイルスの中間み
たい。それほどバリバリと今夜こそ熱く燃えようぜ!といった感じではありません。続
くブローディのテナーはトーン、フレージング共、かなりトレーンっぽい。ワトキンス
の破廉恥ホルンは息苦しそうです。パッチくんのピアノはモンクみたい、というより、
マル・ウォルドロンにもっと近いですね。演奏全体としては「まあまあ」。そんなとこ
ろです。2曲目の「ホワッツ・ロング」はバラード。「クリフォードの思い出」と、ブ
ラウニー作の「ラルー」にも似た感じのなかなかに泣けるメロディ。3管のハーモニー
もよろしい。と思っていたら、いきなりアップテンポになってブローディのトレーン風
ソロ。と思っていたら再びバラードになってワトキンスの沈痛なテーマの吹奏。と思っ
ていたら、またしてもトレーン風テナーソロで、またバラードに戻ってピアノソロ、そ
してクロージング・テーマ。なかなかドラマチックな演出ではありませんか。
-
- 3曲目の「バカイ」はマッセイの曲でも有名な部類。トレーンが初リーダー作で
吹いてましたっけ?アフリカ風のヘンな曲なんですが。やっぱりトレーン風のブローデ
ィがなかなか。ちょっとヘンですが。4曲目の「ジーズ・アー・ソウルフル・デイズ」
はリー・モーガンの名作『リーウェイ』の冒頭を飾った曲。モーガン盤と比べると「お
おざっぱ」な感は否めませんが、ケレン味のないバップ風の演奏であると言うこともで
きます。ラストの「父&息子」はフレディ・ハバードの、何だっけ?『ヒア・トゥ・ス
テイ』(?)に入っていた曲。エキゾチックな佳曲でございます。合ってんだか合って
ないんだか、不思議なハーモニーが面白いです。以上。
- ちょっと好みの別れる作風かなぁ?といったところ。50年代のコルトレーンが大
丈夫なら、そこそこは楽しめるのでは。さ、ひさしぶりに『リーウェイ』でも聴いてみ
ようかなぁ。ちなみに『リーウェイ』4曲目の「ナカティニ組曲」もカル・マッセイの
曲。やはりトランペッターとしてよりも作曲家として聴くべき人なのかもしれんっす。
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