【アルバム名】
JAZZ WAY OUT (SAVOY)
【リーダー名】
WILBUR HARDEN (1958/6/24)
【パーソネル】
WILBUR HARDEN (tp,flh) CURTIS FULLER (tb) JOHN COLTRANE (ts)
TOMMY FLANAGAN (p) AL JACKSON (b) ART TAYLOR (ds)
【収 録 曲】
DIAL AFRICA / OOMBA / GOLD COAST
【内   容】
 今、わたくしの手元に「ペヤング・ソースやきそば」がございます。「Mini 」と「Big」と「大盛」の三種類(←「普通」はないのか?)、いわゆる「3世代ペ ヤング」(copyright@Sammy)でございますな。あの東海林さだお先生も「カップ入り ソース焼きそばの中では“ペヤング”がイチバン!」と太鼓判を押されておりました。 おそらく「まるかじりシリーズ」のどれかだったと思いますが。懐かしいなぁ、ペヤン グ。その昔、とあるウフフ♪系読者サマから提供されたペヤングを静岡県は島田のホテ ルに持っていき、いざ食べようと思ったら箸がなく、しかたなく蛍光ペン(青あんど黄 色)で食べたことが懐かしく思い出されます。今でもその蛍光ペンのキャップの部分に は青ノリがはさまっているんだモン!(←捨てろよ!)
 
 この「ペヤング・ソースやきそば」というの、桑名では見かけないような気がす るんですが、関東限定なんですかねぇ?製造者を見てみると「まるか食品株式会社(群 馬県伊勢崎市)」という、かなりローカルな会社名が記載されており、人ごとながらこ の会社の行く末が、なんだかとっても心配になってまいりました。ということで本日の テーマ、「まるか食品に明日はあるか?」
ネタにこまった時の定番、「サイト検索」でぇす!
 
 「まるか食品」で検索してみたところ、まず最初に出たのが「電子買物籠」とい うページ。いわゆるインターネット・ショッピングのページですな。ここの商品に・・ ・、ありました、ありましたぁ!
 
「のり天」 まるか食品(株) 発注ロット:10個 定価:300円 特別価格240円  特徴:サクッと香ばしい海の香り。瀬戸内産のり使用!
 
10個で300円のところ、特別価格240円!とってもお得ねっ♪ほかにもこん な商品がございます。
 
「いか天北海真いか」 特徴:北海真いか使用。スルメをカリッと香ばしくフライ 。
 
いか天北海、まいっかぁ。日本語ラップのノリの商品ですな。さっきは瀬戸内産海 苔のノリの商品でしたが。これも10個で300円のところを特別価格240円。お買 い上げ1万円以上は送料無料のようですが、そんなにはいらん!(←420個以上。)
この「いか天」シリーズには姉妹品の「いか天のり塩味」と「いか天カレー味」も ございます。で、この会社はずいぶんとイカ好きさんのようで、「串剣先足」(特徴: 甘辛醤油味のするめ足です!)というのや、「北海焼足」(特徴:するめ足を照焼風味 に焼き上げました!)なんてのも。しかしこれ、尾道のページにも載っていたから、も しかしたら同じ名前の違う会社かも知れませんね。あ、群馬のほうの「まるか食品」は 「北関東の中堅150社:国際化、価格革命、情報化、新分野開拓に挑む、有望な地元 中堅企業を紹介。」というところにも載っておりました。まるかの将来、明るかったん だぁ♪いやあ、よかったよかった。あ、前々から疑問に思っていた「ペヤング」の謎に ふれた記事もございますな。東海林さだお先生もイラストのところで「ペヤング」の「 ペ」とは何か?という疑問を呈示されておられましたが。
 
> 「ペア」+「ヤング」。ダンボールには「Pe Young」と書いてあった。ぺヤング やきそばはお湯を使って調理するが、
> その熱さを若い(ヤング)カップル(ペア)の「熱い」状態と引っかけてネーミ ングしたらしい。
 
そっかぁ。熱くてヤングなペアはペヤングだったんだねっ!これからは街でいちゃ いちゃしているカップルを見かけたら「ペヤングぅ!」と叫んで頭から熱湯をかけちゃ いましょうねっ♪「石ぶつけるぅ!」というショージ君得意のフレーズは「頭から湯ぅ かけるぅ!」となるわけです。さあ、今日から君もお湯をかける少女。あ、「日本イン スタントラーメン大図解」なんてページもあります。おそらくは個人サイトなんでしょ うが。
 
> シリーズ商品名:ぺやんぐソースやきそば
> 製造会社名:まるか食品株式会社
> 発売日:1975年3月13日発売
> 商品の特徴:「顔は四角でも味はまろやか」業界内でのやきそば発売以降、初め て四角い容器使用と液体ソースが醸し出す絶妙な美味しさが特徴。
 
あ、販売地域は東北・関東・中部・北陸の一部となってますねー。地図を見ると三 重県も赤く塗られております。探せば売ってるのかなぁ?で、このページには「味」と いう項目もあるんですが、果たして気になるお味のほうは???
 
> 味:焼そば
 
そりゃ、そうやろ!
 
 @ さ、ウェルバー・ハーデンですな。
 
  オトコに飢える婆 パーでんねん
 
(現代語訳:いい歳してオトコに飢えているような婆さんは、きっとパーに違いな い。)
そんなぁ、決めつけんでも・・・。トシをとっても心に「愛」を持っているかい? しかしまあ、ウェルバー・ハーデンで何を書けというんでしょうねー。で、このいかに もサボイらしい何の工夫もないジャケットの『ジャズ・ウェイ・アウト』という作品、 一応はウェルバー・ハーデンのリーダー作という体裁になっておりますが、実質的には 特定のリーダーがいないジャム・セッション風の作品であります。メンバーがけっこう 仮面、いや、けっこう凄くてコルトレーンとカーティス・フラー入り。ピアノはトミフ ラでタイコはアート・テイラー。ま、ベースはあまりよく知らんアル・ジャクソンとい う人ですが。サボイのアルバムって見た目が地味地味で、購買意欲をソソられること、 極めて些少なんですが、聴いてみると意外と悪くなかったりします。このアルバムはや っぱりコルトレーン目当てに買う人が多いのかなぁ。個人的には50年代のコルトレー ンって、あまり好きではないんですけどね。(『クレッセント』が好きっ♪)58年と いうと『ブルートレイン』が58年でしたっけ?えーと「完全ブルーノート・ブック」 は、と。そういえば安曇野・MINGOSのきんやさん、「ブルーノートはたいしたこ とないっ!」なんて言っておりましたなぁ。「“サバ”というのはそういう意味だから 逆に面白い。」とかなんとか、ちょっと気になることも言ってました。ジャズマンのス ラングに「さば」というのがあるんでしょうかね?どーせ「生きたまま腐ったよーな」 とか「じんましんが出る」とか、ロクな意味ではないんでしょうけどね。で、『ブルー トレイン』はBLP1577で57年9月の録音ですね。それから約1年後のトレーン が聴けるというわけです。ではまあ、聴いてみましょうかぁ。
 
 1曲目「ダイアル・アフリカ」。ハーデンのオリジナルですね。3曲中、最初の 2曲がハーデンのオリジナルだから、日本盤ではこのおっさんを名義上のリーダーに認 定したんだと思います。コルトレーン名義にしてスケベそうな姉ちゃんのジャケットに して、アルバムタイトルを『あ〜ん、うっふん♪』とかにすればもうちょっと売れるよ うな気もするんですが、もぉ、商売っ気がないんだから、日本コロムビア。イントロの ところのリズムがアフリカっぽいですなぁ。テーマ自体も幾分アフリカのサバンナを疾 走する太田くんという感じ。カバ好きが講じて、とうとうアフリカに移住しちゃったん ですね。ウェルバー・ハーデンのソロはCDの解説で大和明センセーが書いておられる とおりマイルスっぽい感じがございます。トレーンはくどくどシーツ・オブ・サウンズ ですなぁ。ま、50年代のトレーンらしいといえばらしいから、よしとしておきましょ う。後は好みの問題だし。フラーはいいですね。トミフラのピアノも快調です。
 
 2曲目もアフリカをテーマにした「ウーンバ」。
 
  暗がりで 見たらイケると思ったが 朝の光りにつぶやく 「う〜ん、婆。」
 
昨夜のオコナイが後悔と共に蘇る瞬間ですな。いや、そういう経験はないんですけ どね。いかにも「ウーンバ」らしいアフリカーナな曲でございますぅ。途中で「どどん 、どどんどん」となってハーデンが出てくる瞬間がスリリングですなぁ。ここでのソロ もけっこうマイルス入っていて秀逸でございます。3曲目。「ゴールド・コースト」は フラーの曲。これが一番長くて14分42秒。でも3曲トータルで30分に満たず、ア ルバム1枚としてはもうちょっと何とかせえ!と言いたいところです。これはアフリカ というより中近東のイメージですね。アフリカはアフリカでも、北アフリカのチュニジ アあたりのイメージ。ここでもマイルス風のハーディンのソロがよろしいです。
 
 ということで、期待ゼロだった名義上リーダー・ハーディンのプレイが思いのほ か放置プレイだったと、そういう1枚でございました。トレーンは「まあまま」。


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