【アルバム名】
BOPSTACLE COURSE (XANADU)
【リーダー名】
TERRY GIBBS (1974/7/10)
【パーソネル】
TERRY GIBBS (vib) BARRY HARRIS (p) SAM JONES (b) ALAN DAWSON (ds)
【収 録 曲】
BOPSTACLE COURCE / BODY AND SOUL / WALTZ FOR MY CHILDREN /
SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE / MANHA DE CARNIVAL / DO YOU MIND? /
KATHLEEN I'M GETTING SENTIMENTAL OVER YOU
【内   容】
 さ、今年最後の「jazz giant」です。張り切ってまいりましょう。こ れを書いている本日はクリスマス・イブですなぁ。みんな、冬の「放置プレイ」は風邪 をひくから気をつけようねっ!いや、オクテなことにかけては「のぶお」と肩を並べる 私には、いったいなんのことやらさっぱり見当がつかないんですけどね、「放置プレイ 」。なんでも「室内に飽きたらやろう」というものらしいんですが。私が思うに、おそ らく「薪能」のような風情のある出し物なのではないかという気がいたします。あ、そ うそう。
 
  クリスマス 男女暗部ら 起引せり
 
の句を「優秀作」として投票してくださった人が現れました。さすが、見る目が違 うなぁ、サミーさま。ということで下仁田な夜報告の最終回でございます。
 
 さて、今回のオフ会には、皆様それぞれ「テーマ」を持って参加してくださった みたいです。「なんとしても“おこめ”の謎を解明する!」というテーマを携えてきた 某・純情系参加者もおられましたが、はたして満足できる成果が得られたのかどうか・ ・・。関東では4文字、関西では3文字、九州では某ブラジル系のプロレスラー・・・ 。それ以上のことは勘弁してください。安曇野“MINGOS”きんや様は「Ecar ohとアーネット昆布の謎にせまる」というテーマを携えてきたようです。みんな、E carohさんのこと、覚えているかい?あれはちょうど「第1回・俳句王決定戦」が UPされた頃だったでしょうか。Ecarohと名乗る謎の人物が塩通掲示板に登場し たのでした。いいトシした大人が血便だぁ、加山雄三だぁと騒いでいるとは、なんてお 馬鹿なサイトなんでしょう!というような書き込みでしたな。あの頃から思えば僕たち もずいぶんとオトナになったもので、今度の句会ではついぞ「便ネタ」は詠まれません でした。いや、ゲイリー・ピーコックは危ないだろうなぁ、と密かに危惧してたんです けどね。絶対出るだろうと思っていたマーク・コープランドの「ソープランドねた」と 、ルー・ソロフの「早漏ネタ」はきっちりありましたけどね。ここらあたりが今ひとつ オトナになりきれない、僕たち思春期まっさかり!といったところでしょうか。
 
 で、その「Ecaroh」(エカロー)とはどういう意味か?もしかして「エロ かぁ」のアナグラムなのか?というのが、きんや師匠人生58年(推定)最大の疑問だ ったようでありまして。(正解は“Horace”の逆綴り。ホレス・シルバーに同名 のオリジナル曲があります。)で、このEcaroh青年が塩通用につけた魚名(うお な)がアーネット昆布なのであります。サカナちゃうけどね。昆布青年ったら、塩通掲 示板では「ヴァイブで、あ〜ん、もっとぉ♪」とか「女子高生ひなのちゃんがどうのこ うの」とか、そんな話題ばかり書いているんですが、よそさまの掲示板ではいまだにE carohという名前で真面目なジャズ系の書き込みをしてるんですよね。何故、ウチ へ来ると人格が変わる???さて、きんや様、この「アーネット昆布」という名前にも 多大なる疑問を抱いていたようで、「アーネットという名前の気になる女がいて、それ のコンブなんだと思っていた。」と、しみじみ述懐されておりました。そうだよなぁ。 普通、昆布といったら気になるオンナのコンブだよなぁ。
 
 さて、私の今回のオフ会の最大のテーマは「気になるオンナ、サミーさまにお会 いすること。」1年くらい前からの念願でしたからねぇ。おじさん、とっても嬉しかっ たぁ♪サミーさまが登場された瞬間、それまで今ひとつ輝きがなかった参加者一同の瞳 が「るんるん♪」といった輝きを帯びてまいりましたからねぇ。(←特にきんや様。) サミーさまはとっても明るくて下仁田OK!のカワイイ人でございました。地理が得意 らしいですしぃ。(←特にアンデス方面)今度の「お色気オフ」(なんかコゾクラさん と怪しい関係にあるような???)、楽しみですぅ。
 
 一方、“△判颪”鰈技師。彼は「パシリ」脱却へ向けて、ただならぬ執念を燃や していたようで、今回出展された俳句には何か鬼気迫るただならぬ妖気が感じられまし た。そんな鰈さんに、きんや様が一言。
「おい、“ぴあ”買ってこいっ!」
パシリ根性が骨の髄まで染みこんでしまった鰈クン、あわてて本屋へとパシってい くのでありました。パシリ1号@鰈クンの運命やいかに?「パシリ2号」の発表は年明 けのこのコーナーにて。乞うご期待!
 
 @ さて、「ユニオンで仕入れてきたCDシリーズ」、今回は「ヴァイブにおけ る3大テーゼ」で皆さんおなじみのテリー・ギブスでございます。これはもう、昆布く んの原稿をそのままコピーして、今日はおしまいだねっ♪ということで昆布青年の「ヴ ァイブ論」を改めて読み返してみたわけなんですが、いやあ完成度高いですね、こりゃ 。1回目は全体的に東海林さだお入ってますけどね。最後のところに私の
 
> 文章全体に品がない。「よい子のためのニコニコ健全サイト」にふさわしくない 。
> といった意見がございましたらどしどし掲示板に書き込みしてくださいね。
 
なんていう発言が書いてあります。いや実際、この連載が始まるまでの塩通って「 許されるのは女子高生のパンツまで」という厳しい倫理規定があったんですよ。それが いまでは・・・。おじさん、嘆かわしいなぁ。で、2回目の原稿でMJQとミルト・ジ ャクソンを完膚なまでに叩きのめした昆布青年の論調は「さんま¥98」VS「昆布青 年」の幻の掲示板バトルを引きおこしたりしたんですが(塩通掲示板3大事件の1つ。 あとの2つは「やあ、みんな。実りの秋だね、おこめだねっ♪」と「関サバ師匠卒業問 題」。)、そんなわけで
 
> 次回は「テリーでノリノリ」「タラちゃんご機嫌ななめ」「カツオひっぱりだこ 」の三本でぇす。
 
という予告がなされたわけなんですが、「タラちゃんご機嫌ななめ」と「カツオひ っぱりだこ」はどうなった?で、その3回目は「OLさんとランチを食べに行き、イナ バくんは1人寂しくちくわの磯部揚げを食べる」という、基本的にどうでもいい話題で 原稿の大半を浪費してしまい、最後のほうになってようやく
 
> 「硬質&骨太」にもっともよく当てはまるのは、テリー・ギブスでしょうね。わ たしの一番好きなヴァイブ奏者ではあるし、
> トップにもってこないと申し訳が立たないので、とりあえずそういうことで話を 進めます。
 
と、ようやく本題になったかなぁ、というところで終わってしまっております。最 後のところに
 
> これ読んでる藤原紀香似のOLさん、メールくださいね。アドレスは
 
> fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
 
> 塩サバ通信 「昆布さんと合コンしたーい」係までふるってどうぞ。ということ で、んじゃっ、またねっ♪
 
なんて書いてありますが、そんなメール、こーへんちゅうの!で、4回目。ここに きてようやくマトモな話が展開されておりますな。ちょうど今回ゲットした『バップス タクル・コース』の話も出てくるしぃ。昆布青年のお薦めで買ったCDですからねぇ。
 
> 5.Bopstacle Course(XANADU)
 
> 70年代のビバップ再評価をミューズ・レーベルとともに先導したザナドゥへの 吹き込み。
> バックはこのレーベルのハウス・リズム・セクションとも言うべきバリー・ハリ ス・トリオ
> (サム・ジョーンズ、アラン・ドウソン)がつとめています。タイトルがいまひ とつ意味不明ですが、
> 《obstacle course》(障害物通過訓練場)のもじりなんですかね。内容はメイ ンストリームをいく
> ストレートでジャズっぽい快作です。曲も「身も心も」、「朝日のようにさわや かに」、
> 「僕はセンチになったよ」とスタンダード・ナンバーが三曲。センチな夜はヴァ イブで身も心も慰めて、
> そのままさわやかな朝日を迎えられそうな一枚とでも申しましょうか。また、熱 い血がさわぐ
> ヴァイブにつきもののラテン・ナンバーとしては「黒いオルフェ(カーニヴァル の朝)」も演って
> おります。いいサイドを得てギブスがノリまくれば、ハリスもパウエル流の重厚 なピアノで
> バリバリ弾くという、全体にハードバップ・セッションならではの熱気に満ちた 好演ですので、ぜひご一聴を。
 
へぇ、こんなこと書いていたんだ昆布青年。(←始めてマジメに読んだ。)さすが 、昆布っち、シンプルにしてツボを押さえた解説ですなぁ。50年代・60年代偏愛主 義者の私としては、70年代モノというのはどうしても目が届きにくいんですが、ザナ ドゥはいいですね。50年代ハードバップの香りがいたします。1曲目のタイトル曲が ちょっと日本人ウケしないかな?という感じなんですが、2曲目の「身も心も」が絶品 でございます。この曲、なりゆきわかこセンセーの純愛ラブラブ漫画「水のように」の 最終回に登場してたんですが、パウエルの『ジャズ・ジャイアント』もいいけど、この ギブス&ハリスもよろしゅうございます。
 
 3曲目は「マイ子供のためのワルツ」というギブスのオリジナル。確かにワルツ ですな。原文ライナーに「ラブリーなワルツ」なんて書いてありますが、そういえば「 水のように」は「まんがタイム・ラブリー」という、夢見るおじさん向けのラブラブま んが雑誌に連載されておりました。4曲目「ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング ・サンライズ」、日本名「祖父鳥居明日いいなもう人魚さんら伊豆」。昆布青年の敵、 MJQの演奏が有名ですが、ギブスも骨が折れた時には必須です。そういえば「骨折れ て、上腕ぶらつき、うーん痛い」の句、自分ではけっこう好きなんですが、誰も選んで くれないなぁ。5曲目「マンハ・デ・カルナバル」、日本名「まるはで蟹殴る」。カニ をいじめちゃいけないな、まるは缶詰のみんな!昆布青年の言うとおり、ラテンとヴァ イブは愛称がいいですね。個人的にはデックスの『ゲッティン・アラウンド』のヴァー ジョンも好きです。ボビハチ入りねっ。そういえばアレもピアノはバリー・ハリスでし たね。
 
 6曲目の「ドゥ・ユー・マインド」はギブスのオリジナル。これもちょっぴりボ ッサの入った綺麗なメロディですね。ギブスのソロもよく歌っております。サム・ジョ ーンズのベース・ソロもいいですね。7曲目もギブスのオリジナル「カテリーン」。こ れまた綺麗なバラード調の曲。いい曲かくなぁ、このオッサン!で、ラストが「センチ になって」ですな。やあ、みんな。僕はよく、ひき肉にされるんだ。それは「メンチに なって」。勝手になっていなさいね。そしてハンバーグにでもされちゃいなさいね。以 上、いいアルバムじゃないですか、昆布青年!
 
 ということで、今年最後なのでちょっぴり長めに書いてみました。皆さん、1年 間どうもありがとう。来年もよろしくねっ♪


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