- 【アルバム名】
- THE COOKER (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- LEE MORGAN (1957/9/29)
- 【パーソネル】
- LEE MORGAN (tp) PEPPER ADAMS (bs) BOBBY TIMMONS (p) PAUL CHAMBERS (b)
- "PHILLY" JOE JONES (ds)
- 【収 録 曲】
- A NIGHT IN TUNISIA / HEAVY DIPPER / JUST ONE OF THOSE THINGS / LOVER MAN /
- NEW-MA
- 【内 容】
- 本日のネタは全面的に「昆布青年のメールにオンブにだっこ」という感じです。
略して「昆布(こんぶ)にだっこ」。あまり想像したくないなぁ。まだ「ラッコにだっ
こ」とか「江戸っ子にだっこ」とか「鍵っ子にだっこ」とか「モロッコにだっこ」のほ
うがマシですね。それはさておき、宮川村特産の根菜類「ヤーコン」に関する情報が昆
布青年から寄せてあげられております。そもそも「ヤーコン」と何か?「デャーコン」
というのは谷岡ヤスジの漫画に登場しますけどね。(名古屋弁?)谷岡ヤスジの漫画と
いえば、例の「○○○犬」という不健全なイヌも登場するわけなんですが、どうもあの
ネタと関サバ師匠の下仁田コンニャク以来、女性読者の「ウフフ♪」系カキコが壊滅し
たような・・・。ゴメンね。おじさんが悪かったんです。これからは「ニコニコ健全路
線」に徹します。あやまりますので、どうか許してくださいませ。「ウフフ♪」がなく
なって、おじさん寂しい・・・。
-
- さて、「ヤーコン」に関する昆布青年のメール。またヘンなこと書いてないだろ
うなぁ?昆布青年だけにアブナイなぁ。根は純情な好青年なのに、時たま旺盛なサービ
ス精神が裏目に出ることがあるんだよなぁ。鰈技師に喜ばれるよりも、女性読者に喜ば
れるようなネタを展開してくださいね。
-
- > さて、掲示板に書いたんですが、宮川村特産の「ヤーコン」、調べてみたらアン
デス原産のキク科の植物で、ものすごい効能を持った健康食品らしいですな。
- > オリゴ糖、ポリフェノール、カテキン、配糖体(フラボノイド、多糖類)、テル
ペン類、ミネラル類、食物繊維が豊富でしかも低カロリー
- > アンデス地方の長寿の秘密はこれを常食することにあるとか。何でも、北朝鮮で
は政府高官だけが独占的に食べているらしいですぜ。
- > 下記のHPに詳しい紹介がありました。
-
- http://www.k-brand.co.jp/~yacon/index.html
-
- ほう、なるほど。カテキンというのはどっかで聞いたことがありますな。「勝手に
金魚」の略か?
-
- > で、このHP、ヤーコン食品の会社の製品案内なんですが、
- >
- > > ヤーコン茶王 ★スチュワーデスさんにも大人気
- > (中略)
- > > また、利尿作用もあるので、肌を美しくし、むくみも取れると、スチュワーデ
スさんやオフィス街で働くOLさん達にも大好評。
- > > 中には、お茶で便秘が解消したという声も聞いています。
- >
- > だって。いいなあ、「OLさん達にも大好評」。やるやんヤーコン! 今後宮川
村への出張、OLさんへのお土産はヤーコンでキマリでしょう。
- > あと「スチュワーデスさんにも大人気」だって。なんでここで唐突に「スチュワ
ーデスさん」が出てくる必然性があるのか
- > その根拠は定かではありませんが、ともかくスッチーにまで人気とあっては、こ
れはもしかして結構オシャレな食べ物なのかしらん?
-
- なるほどなるほどぉ。オフィス街で働くOLさん達にも大好評かぁ。うちの会社に
はスチュワーデスさんはいないけど、ロッド・スチュワードもいません。でもオフィス
街で働くOLさんはいますからねぇ。うん、これはぜひ土産に買ってこなければ!あ、
「うん、これは」で思い出したんですが、ヤーコンとよく似た(ぜんぜん違うのかな?
)健康食品に「ウコン」というのがありますよね。「ヤーコン」を求めて入った宮川村
の物産館にはヤーコンの「ヤ」の字もなかったんですが、そのかわり「ウコン入りクッ
キー」というのは売っておりました。しかしこれ、絶対に「ウ○コ入りクッキー」と間
違えるヤツがいるでしょうな。わー、ウ○コ入りやて!とか言って。ウ○コ入りという
ことは、やっぱカレー味かなぁ?とか言って、「馬鹿なこと言ってるんじゃありません
!」と奥さんにたしなめられるオジサンというのは世の中から後を断ちませんよね。も
う、オトコっていくつになってもコドモなんだからぁ。というわけで「ウコン入りクッ
キー」、買うのやめちゃったんですが、今となってはちょっぴり後悔しております。と
いうことで、明日もしつこく「ヤーコンねた」で1週間ひっぱるぞぉ!
-
- @ さて今日はリー・モーガンです。いいですねぇ、モーガン。『ザ・クッカー
』いってみましょう。このアルバムって書くの初めてでしたっけ?マイ・コンピのコー
ナーでモーガンの特集をやって、このアルバムについてもちょっと書いたような気がす
るので、禁断の手抜きワザ「そのまんまコピー」でお茶を濁してしまいましょう。なん
せ今週は連日のように宮川村でタヌちゃんと一緒に仕事をしてるものだから、原稿を書
いてる暇がないんですよね。あ、「今日のタヌちゃん」の写真を掲載しておきます。今
日はお昼を食べている時にふらっと姿をあらわし、麩菓子(麩に黒砂糖をまぶしたヤツ
)1本とチキンラーメンを生のまま丸かじりして、そのまま去っていきました。私の脚
に鼻が触れるところまで接近してきましたが、野良だけになかなか「なでなで」すると
ころまでは気をゆるしてくれないんですよねー。さ、では『ザ・クッカー』の再録をど
うぞ。
-
- > このアルバムジャケ(塩分控え目?←それは“甘塩鮭”)のモーガン、カッコい
いなぁ。
- > バリトンとの2管編成で、超有名盤というわけではないんですが、個人的には愛
聴しております。
- > 「チュニ夜」はわりとゆっくりテンポでテーマが演奏され、「あれっ?」と思っ
ていたら、
- > ソロに入って倍テンポになりました。よく歌うモーガンのソロが圧巻、ペッパー
・アダムスの
- > ソロも緞帳な、いや鈍重なバリサクとは思えないキレ味です。「ニューマ」はモ
ーガンの
- > リーダー作で初めての自己オリジナル。マイナーキーの「これぞファンキー」と
いった感じの曲。
- > テイモンズのソロが「モーニン」のソロにクリソツなのが笑えます。
-
- うーん、こんだけかぁ。あまりヤル気の感じられない解説でしたね。ところでこの
アルバムの『ザ・クッカー』というの、私は最初「ザ・料理人」くらいの意味だと思っ
ておりました。ところが原文ライナーの日本語訳を読むと、こんなことが書いてありま
した。
-
- > タイトルが示すようにリー・モーガンは「鍋」である。
-
- そっかぁ。「ザ・鍋」だったんだ、このタイトル!うーん、目からウロコ。という
ことで1曲目、「チュニジアの夜」。この曲はブレイキーのオハコとしてよく知られて
おり、「ナイヤガラ瀑布」と呼ばれる派手なドラム・ロールは徳川幕府と並ぶジャズ・
メッセンジャーズの「ウリ」でございました。あ、瀑布(滝のこと)で思い出しました
が、コゾクラさん。「六十尋滝」は「ろくじゅうひろたき」と読みます。「尋」という
のは長さの単位ですな。60尋というのが何メートルになるのかは自分で調べてみてく
ださい。で、その「チュニ夜」。JMでのモーガンの演奏を聴き比べてみるといいでし
ょう。重厚なブレイキー版もいいけど、キレ味勝負のフィリー版「チュニ夜」も悪くな
いっす。バリサクとペットという組み合わせもいいですよね。モーガンのよく歌うソロ
が最高っす。
-
- 2曲目の「ヘビー・ディッパー」はモーガンのオリジナル。ピン子の原稿で
- > 「ニューマ」はモーガンのリーダー作で初めての自己オリジナル。
- なんて書いておりますが、そうでもないですね。我ながらなんていい加減な!「ニ
ューマ」がいかにもファンキーという感じの曲だったのに対し、この「ヘビー・ディッ
パー」はバードバピッシュという感じ。ちょっと「ゴルソン・ハーモニ」入ってますな
。3曲目「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」。東芝EMIから出ていたコン
ピ盤は、このアルバムからはこの曲を1曲だけ選んでおりました。なるほど、曲自体が
あまり好きではないのでマイ・コンピではボツにしておきましたが、モーガンのソロは
確かに凄いですね。でも一般ウケするのは「ニューマ」ですな。モーガンとティモンズ
がJMに入団する前年の演奏なんですが、ティモンズのソロはまさしく「モーニン」で
す。順番が逆になりましたが、「ラバーマン」も必聴もの。ゴム男?綴りが違いますね
。下仁田ネタとゴムネタは禁物です。ベースだけをバックにテーマを吹くモーガンが渋
いっす。歌心が最高に発揮された名バラードではないかと思います。ティモンズのソロ
もいいなぁ。ということでジャケットよし、選曲よし、演奏よしの「ザ・鍋」。これか
らの季節にぴったりですねっ♪
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