【アルバム名】
HEY BABY! (RIVERSIDE)
【リーダー名】
CHUCK MANGIONE (1961/3/8)
【パーソネル】
CHUCK MANGIONE (tp) SAL NISTICO (ts) GAP MANGIONE (p) STEVE DAVIS (b)
ROY McCURDY (ds)
【収 録 曲】
HEY BABY! / BAGS' GROOVE / THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES /
WHAT'S HAPP'NIN? / JUST YOU , JUST ME / OLD FOLKS / THE BASSETT SOUND
【内   容】
 君は「ヤーコン」を知ってるかい?わしゃ知らん。えび1号センセーからも「や ーこんってなぁに?」という質問のカキコがあったことだし、今日は幻の根菜類「ヤー コン」の謎に迫ってみたいと思います。題して「幻の根菜ヤーコンを追え!」いいなぁ 、なんか「幻の猿人バーゴンを追え!」みたいで。水曜スペシャルの川口浩探検隊シリ ーズですね。この「猿人バーゴン」の巻は、ちょうど中学校の修学旅行の時、東京の旅 館でみんなして見たもんだから余計に印象が強いわけです。私らは陽和中学校というと ころに通っていたんですが、市内の明正中学(ちなみにマラソンの瀬古選手の出身校) の生徒も同じ日に修学旅行に行っていたみたいで、高校で同じクラスになった両校の生 徒は「中学の修学旅行で見た猿人バーゴン」という共通の話題で大いに盛り上がること ができたものです。そのバーゴン、水曜スペシャルの川口浩探検隊シリーズの中でもか なりインパクトがあったらしく、そういえば津市には「印パクト」という名前の印刷屋 さんがあったなぁ。で、川口浩探検隊シリーズの中でもかなりインパクトがあったらし く、「バーゴン関連サイト」というのもいくつかあります。ほらぁ、検索したら11件 もヒットしたぁ。あ、塩通の
 
  PIKE’S PEAK (EPIC) 【リーダー名】 DAVE PIKE
  観光ガイド「秘境・大和谷をゆく(2)」
 
が!前からネタにしてたんですね。さすがネタぎれ“マンネリ”サイト・塩通!ち なみにどんなネタを展開しているのか見てみましょう。
 
> あと、三益愛子は作家の川口松太郎夫人だった人で、ちゅうことは、川口探検隊 長のおかあ〜さん、でもあるわけですね。
> ほほう、川口探検隊長。あの「猿人バーゴン」の発見者ですね。私はこの番組を 東京の旅館で見ておりました。
> いや、中学校の修学旅行だったんだけど。バーゴンが捕まってどこかの施設に送 られた時は、級友と抱き合って
> 泣きましたっけ。元気かなあ、バーゴン。生きていればネアンデルタール人くら いには進化してるはずだけど。
 
> 「ところで志摩子さん、先週宮川村に関する問題を1つ出したんですが、覚えて ますかぁ?」
> 「もちろんですよぉ。サバ男さんの言ったことを忘れるはずがないじゃないです かぁ。」
> お、このオンナ、思ってたよりイイ女なのかもしんない。サバ男は思わず頬の あたりが「ぐふふ」と緩くなるのを押さえることが出来ません。
> ちょっとアホだけど、女はちょっとぐらいアホなほうがカワイイって言うし。
> 「宮川村に猿人バーゴンは棲息しているか?ですよねぇ。違いましたぁ?」
> 全然ちゃうやん!このオンナ、俺が言ったことなーんにも覚えてへんやん!アホ やん!
 
ほう、こんなところから志摩子は登場してたんですねぇ。アホ扱いされてますけど 。しかし宮川村からバーゴンねたに進展するところなど、僕ってちっとも進歩してない やん!ちなみにこの問題というのは「宮川村に1つしかないものとはな〜に?」であり まして、正解は「信号機」なんですけどね。さて、ヒットしたサイトの中に「川口浩大 百科」というのがあり、当時の新聞の見出しが書いてありました。それによると猿人バ ーゴンの正式タイトルは
 
(1982)6月9日放送:「謎の原始猿人バーゴンは実在した!パラワン島奥地絶壁 洞穴に黒い野人を追え!」
 
でありました。そうか、パラワン島奥地に住んでいたのかぁ。社員旅行とかでパラ ワン島へいく機会があったら、是非みんなもバーゴンを追ってくださいね。ということ で、オチもないし、「ヤーコン」も出てこなかったけど、本日はおしまい。
 
 @ さ、今日はチャック・マンジョーネ。
「少しばかり手数がかかって大儀なんですよねっ。」
「それは、ちょっと面倒ね!」
「やはり饅頭ですよねっ。」
「それは、やっぱ饅頭ね!」
「寺島靖国が喉を腫らした・・・」
「それは、ヤックン扁桃腺!」
「社会の窓がフルオープンであることを指摘するフィリピン娘・・・」
「それは、チャック全開ネー!」
このネタ、前にも書きましたっけ?ともかくチャック・マンジョーネなわけです。 マンジョーネ、マンジョーネ、ワオ〜♪(←東村山音頭〜1丁目の節で。)マンジョー ネっていうと、ヒゲをはやして帽子をかぶって、胸にフリューゲルを抱いて「にぱっ! 」と笑っているオッサンというイメージしかなかったんですが(←そんなジャケットの アルバム、ありませんでしたっけ?)、1961年にリバーサイド吹き込みなんかして たんですねー。70年代くらいに登場したフュージョン系の人かと思ってました。この 『ヘイ・ベイビー!』というアルバム、正式にはチャック&ギャップ・マンジョーネの 「ジャズ・ブラザース」(日本名「ジャズ兄弟」)というグループのアルバムでありま す。ふーん、兄弟でジャズやってたんだぁ。ギャップ・マンジョーネという人がピアノ 担当なんですね。ジャケットの写真を見るとギャップくんのほうがお兄さんですかね。 若いなぁ、チャック全開ネ。ガレスピーみたいな45度上向きのペットを手にしていま す。マンジョーネのリーダー作には、62年にリバーサイドの傍系レーベルであるジャ ズランドに吹き込んだ『レキュアード(?)』というのもありまして、そちらにはケリ ー、サム・ジョーンズ、ルー・ヘイズ(ルイス・ヘイズ?)という嬉しいリズム隊が参 加しているんですが、2枚を聴き比べてみたら『ヘイ・ベイビー!』のほうがよかった です。サル・ニスチコ(?)なんていうサル系のテナーが参加していて、リズムのほう はギャップくんのピアノにスティーブ・デイビスのベース、ロイ・マッカーディがドラ ムス。メンバー的に嬉しい人は誰一人おりません。しかしまあ、有名な人だけが人間な わけじゃないしぃ。
 
 ということで1曲目。タイトル曲の「ヘイ・ベイビー!」やっぱ饅頭ねのオリジ ナルです。マーチ風のリズムに乗った軽快なナンバー。白人だと思って馬鹿にしていた ら、案外ファンキーなのでびっくりしました。サルくんも実に正統的なテナーを聴かせ てくださいます。マンジョーネのトランペットもアタックがしっかりしていて洗濯物の 汚れがよく落ちそうですね。予想以上によくやっているというのが第一印象でございま す。2曲目はおなじみ「バグス・グルーブ」。テーマの後がいきなりベース・ソロ。1 曲目もそうだったけど、このあたりの構成は実にハードバップ的なのであります。続い てマンジョネ・ソロ。その後にサル・ソロ。このサルくんも想像以上の健闘ですね。ギ ャップくんのピアノも白人的ファンキーといった味わいがあって、これまた健闘してお ります。3曲目は「夜は千の眼を持つ」ですな。通称「ヨルセン」。テーマ部分の処理 に工夫がうかがわれます。何の根拠もない思いつき的感想を述べると、全体的に「白人 ブラウン=ローチ」風の演奏ではないかと。いや、そうでもないか。とにかくサルくん 「大はりきり」でございます。
 
 4曲目「ギビン・ザ・ビジネス」。明るく楽しい曲です。5曲目の「ワズ・ハプ ニン」はサル・オリジナル。明るく楽しい曲です。6曲目「ジャスト・ユー、ジャスト ・ミー」。明るく楽しい曲です。サル・テナーは「それほど豪放ではないロリンズ」と いった風情。マンジョネ・ソロはよく歌っております。7曲目「オールド・フォークス 」。明るく楽し…くはないな。ペーソスあふれるバラードといったところでしょうか。 テーマ・メロディを吹くマンジョーネにテナーがカウンター・メロディをつけるという 、かなり凝ったアレンジが施されているような気がします。気のせいかもしれませんが 。泣き笑いみたいなマンジョーネの吹きっぷりがいいです。ラストはマンジョネ・オリ ジナルの「ザ・バシェット・サウンド」。ハード・バピッシュな佳曲でありますな。
 
 結論。想像してたのより、ずっとかマトモでよかった。って、どんなん想像して たんだよ。


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