【アルバム名】
DOWN WITH IT! (BLUE NOTE)
【リーダー名】
BLUE MITCHELL (1965/7/14)
【パーソネル】
BLUE MITCHELL (tp) JUNIOR COOK (ts) CHICK COREA (p) GENE TAYLOR (b)
AL FOSTER (ds)
【収 録 曲】
HI-HEEL SNEAKERS / PERCEPTION / ALONE,ALONE AND ALONE / MARCH ON SELMA /
ONE SHIRT / SAMBA DE STACY
【内   容】
 さて無人島問題。あなたは無人島で「さる・ひつじ・うし・うま・ライオン」と いう動物たちと暮らすことになるわけですが、あなたが生き残るためには動物たちとサ ヨナラせざるを得ません。どの動物からサヨナラ(殺す、という意味が入ってると思い ます)しますか?最初から順番を付けていって下さい。というふうに書けば130字く らいですむところを、昨日は1300字くらいかけて説明したわけです。さ、あなたの 答えは?ちなみに私の答えは
  うし→ひつじ→うま→さる→ライオン
でした。食べておいしそうな順番ですね。生き残るためには食べなければならない わけです。厳しいなぁ、動物の世界も。私は「おいしいものは最後まで残す」タイプな んですが、無人島でのサバイバルとあっては、サバであっても威張っている場合ではご ざいません。とりあえず、無難なウシさんからいただくのがよろしいかと。食べなれな いライオンさんなんか食べて、食中毒にでもなったら目もあてられないし。それに、う かうかしてると僕のかわいい松阪牛ちゃんをライオンに食べられちゃう恐れもあります 。油断も隙もないからなぁ、ライオン。ということで私は、うし→ひつじ→うま→さる →ライオンの順にサヨナラして食べてみたいと思いまぁす。さて、ここから何がわかる のか?
あなたが「生き残る」ために最後まで残すものとは?
「うし:財産」「ひつじ:恋人」「うま:仕事」「さる:子ども」「ライオン:プ ライド」
プライドの為なら〜、恋人も捨てるぅ♪そういう人間だったのね、僕って。
 はい。続きましては、ごんあじさま提供の「よか!余暇!ながさき」情報。12 月号は「おさかな特集」でございます。さて、いま明かされる「ごんあじ」の秘密とは !?
> 長崎県西彼杵半島と五島列島の間に広がる五島灘。この好漁場に棲む「キアジ」 と呼ばれる瀬付きのマアジをブランド化したものが「ごんあじ」です。
> ごんあじの名は、五島灘の「ご」と黄金に輝く魚体の「ごん」をかけたもの。
だって。黄金に輝く魚体!う〜ん、ぴちぴち♪キュートな「ごんあじ@せぶん」さ まにぴったりですね。
> 施網で漁獲したものを独自の工夫で活かしたまま生け簀に運び、1〜2週間泳が せます。
> その間餌を与えずにいると背や腹に蓄えた脂肪が全身にまわり、体全体にサシが はいります。
> うまいごんあじのできあがりです。
餌を与えずに1〜2週間泳がせる。まさに回数券を買ってプール通いで鍛練に励む 「ごんあじ@鍛練隊員3号」さまそのもの。こんな美しい名前のごんあじさまを、おと こに間違えるなんて失敬だわよ!その失敬なヤカラはどこにいる!?と思ったら、やっ ぱり長崎におりました。
> 「太刀魚銀平(ぎんぺい)」:上対馬近海でとれる太刀魚は、1匹2キロを超え る大きさと厚みを持ち、鮮度が長持ちする。
> その銀色に輝く平たい体から付けられた名前は「銀平」。1キロ6千円程の高値 で取り引きされるほどの人気を誇っています。
太刀魚1号さま。あなたは今日から「銀平」です!あ、季節限定ブランドの「旬( とき)さば」なんてのもあるぞ。幻の魚「なしふぐ」を、水揚げ直後にしゃぶしゃぶ用 、鍋・空揚げ用に加工した「長崎まがんば」なんてのもございます。サバフグさん、お ひとつどうですかぁ?では最後に、ながさきけんのおさかなから、一言ご挨拶。
さば:「いっぱいとれて、秋においしい。みんな大好き!」
みんな、よろしくねっ♪
 @ さて本日はブルー・ミッチェル。昨日もでしたけどね。いやあ、まいったま いった。最初、ブルー・ミッチェルはこの『ダウン・ウィズ・イット』を書く予定だっ たんですよ。ところがクラーク・テリーの「ブーメラン」のからみで『アウト・オブ・ ザ・ブルー』を聴いてみたところ、おっ、ええやん!では早速・・・ということで原稿 を書いてしまいました。書き終わって、ふと気になってジャズ・ジャイアントのバック ナンバーを見てみると・・・。あそこまで書いてやり直す気力はないし、昔の原稿、ぜ んぜん内容ないし。ま、1年くらい前のことだから、みんなきっと忘れてるよねっ。み んなきっとボケボケだよねっ。いや、ボルトのジャケット、確かに前に描いた覚えがあ ったんですけどね。ということで、気をとりなおして『ダウン・ウィズ・イット』。昨 日も書いたように、ブルー・ミッチェルというとリバーサイドのイメージが強いんです が、60年代に入るとブルーノートに移籍することになります。おそらく、ホレス・シ ルバーのからみでしょうね。BNのミッチェルでどれか1枚となると、チック・コリア やアル・フォスターといった新しめのサイドを起用した本作なんか、どうでっしゃろ? ちなみにテナーは朋友、地球のオトコに飽きたぁ?それは「UFO」。しかし、今から 考えると無茶苦茶な歌詞だな、こりゃ。ピンク・レディっていう名前も日本語に訳せば 、ほとんど「すけべ淑女」みたいなもんだし。私達これから、いいところ〜♪という「 ペッパー警部」も怪しいですな。というネタを展開していると、またコゾクラさんに叱 られるので先に進みましょう。いや、進んじゃいかんな。テナーは朋友、ジュニア・ク ックであります。
 さ、1曲目。「ハイヒール・スニーカーズ」。スニーカーかぁ。墨を吐くイカ? それは墨イカ。イカにも60年代ブルーノートにありがちなジャズ・ロック調のナンバ ーですね。ジュニア・クックのテナーが「ザ・サイドワインダー」のジョー・ヘンダー ソン風であります。ミッチェルのトランペットもリー・モーガン風、とはいきませんが 、かなり頑張ろうとしている努力の跡はうかがわれます。チック・コリアのピアノも意 外とファンキーな味があって悪くないです。ま、とりあえずは楽しい演奏であると言っ ておきましょう。でもやっぱり個人的には2曲目の「パーセプション」ですな。ミッチ ェルとチックの共作で、ラテンの入った「日本人好みやん!」という感じのメロディが とっても泣けます、中瀬マスオ(趣味はヴァイオリン)。ホーレス・シルバーのクイン テットを思い出させる演奏です。で、このアルバムをわりと有名にしているのが3曲目 の「アローン、アローン・アンド・アローン」。これ、日野テルマサの曲なんですね。 テルマサのテルという漢字、なかなか出ぇへんからカタカナ。おそらくシルバー・クイ ンテットで来日した時に仕入れていったんでしょう。そのへんのいきさつは原文ライナ ーを読めば、おそらくわかることでしょう。面倒やな、輸入盤。どれどれ。とっても「 らぶらぶ」なバラード、「アローン、アローン・アンド・アローン」は、ジャパニーズ なトランペッター、名前をヒノという、からブルーに与えられたものである、1965 年初頭のトウキョウへのトリップの間に。それ以来、グループのブックのトレジャーな アイテムになったんじゃー。ヒノのトランペットをフィーチャーして、その間、彼の兄 弟タイコ叩くと。うーん、なるほど。かなりベタなバラードなんですが、それもまたよ し。
 4曲目の「マーチ・オン・セルマ」はミッチェルのマーチ風なオリジナル。5曲 目と6曲目はウィリアム・ブーンという人のオリジナルですね。何者ぞ、ブーン?とい うことは、原文ライナー読めばわかりますね、きっと。どれどれ。ブルーのマイアミ時 代からのオキアミで、よくクジラの餌になる。うーん、ガイジンさんのギャグのセンス にはついていけないなぁ。Oki-ami from Miami , esa of kuji~ra~。最後のほうはスペ イン入ってますね。エサ・オブ・クジ〜ラ〜。とにかくマイアミ時代からの友達である ピアニストみたいです。南アメリカンなカラーが云々、と書いてあります。「ワン・シ ャート」と、ちょっぴりミステリアスなメロディがなかなかですね、はい。ところでこ れ、書くの初めてなんでしょうね?ちょっぴり心配なボクはボケ。ではまた来週!


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