【アルバム名】: ＴＨＥ　ＭＯＳＴ　ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ　ＧＩＲＬ　ＩＮ　ＴＨＥ　ＷＯＲＬＤ　(ROULETTE)
【リーダー名】: ＪＡＣＫ　ＫＥＬＬＹ　(録音年不詳)
【パーソネル】: JACK KELLY (p) GEORGE SHAW (b) JACK SANDERS (ds)
【収　録　曲】: THREE LITTLE WORDS / MONTUNA / SEPTEMBER SONG / THE ROSE ROOM /; THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD / LET'S FALL IN LOVE /; SWEET GEORGIA BROWN / LADY BE GOOD / APRIL IN PARIS / SWEET LORRAINE /; JUST YOU JUST ME / HOW HIGH THE MOON
【内　　　容】: 　さて、本日も掲示板に書かれた皆様のカキコを引用して行数を稼ぎつつ、話を進めていきたいと思います。今週の僕は「手抜きモード」なんです。だって、近ごろ真面目に仕事してるから勤務時間中に原稿書いてるヒマがないんだも～ん♪ということで、まずは「官能検査」の話から。; 　; > 官能検査（sensory test) 人間の感覚を用いて品質特性を評価し、判定基準と照合して判断を下す検査。; 　; なるほどぉ。とってもよくわかりました。ようするに「あ～ん、もっとぉ♪」という検査なんですな。全然わかってないぞ、塩サバ１号！私など、「官能」というとどうしても「ウノ先生」などを思い出すんですけどね。試しに「官能」をキーワードに検索してみると、想像するだにロクでもない、極めて不健全なサイトばかりがヒットするような予感がするんですが、試しにやってみたら案の定こんなんが出ました。; 　; > アルコール、飽和酸素官能基; > フェノール、飽和酸素官能基; > エーテル、飽和酸素官能基; 　; エーテルが飽和で官能とは、なんということをたくらんでいるんだ、担当教官：葛原弘美（工学部教授）、学科専門科目：指定選択科目２単位！そういえば昆布青年の書き込みには、我が塩サバ物産（仮名）の主力製品、「３Ｐ－Ｈシステム」の話も出ておりましたな。このシステム、その徹底的に爽やかでないネーミングが災いしてか、まったく売れてないようです。さ、今これを読んでいるＯＬの皆さん、下の文章を大きな声で発声してみましょう。; 　; 「あ～ん、３Ｐエッチって素敵ぃ♪」; 　; ＯＬさんが人前で大きな声で言えないようなネーミングの物件は、お役所さんは買ってくれないって！「３Ｐエッチ代、１７００万円」なんて書かれた帳簿を押収された日にゃ、目もあてられません。ということで昆布青年の「ヴァイブ官能検査」、楽しみにしております。きっと「ウノ先生」的世界が展開されるのではなかろうかと・・・; 　; 　さて、では続きまして「健康診断・結果報告」レポート。わたくし、今でこそこうして落ち着いて原稿などを書いておりますが、会社から帰ってくる間じゅう、気分はずっとブルーでございました。いや、ガソリンスタンドでガソリン入れてもらいながら健康診断の結果を見てたんですが、風邪をひいて受診したのが災いしてか、もう再検査のオンパレード！心配していた尿酸値のほうは、「いつ痛風の発作が起こったとしても不思議ではない」というレベル（７．６）にまで低下しておりましたが、他にヤバそうなのが続々と。「座りかた」が適切でなかった検○のほうは大丈夫でしたが、検尿のほうが・・・。確かになぁ。量も少なかったんだけど、色、香りなども「こりゃ、失敗作やな！」という感じだったもんなぁ。あと、測定中に「おかしい！」とか「とまった！」とか係のお姉さんに言われてしまっていた心電図。機械の調子が悪いのかと思っていたら、しっかり「洞性頻脈」なんてのが出ておりました。これってヤバいんですかぁ？それとも大丈夫なんですかぁ？他にもなんだかんだといっぱい悪い事が書いてあって、激しく動揺してしまった私は思わず童謡を、歌ってる場合ちゃうって！いつも曲がる角を曲がりそこねたりして、どよーんとした気分のまま、車を運転して帰ってまいりました。「癌告知」とかされたら、その場でショック死しちゃうタイプですね、こりゃ。; 　; 本日の遺言：僕が死んだら、あとはよろしくね。; 　; ああ、いままでとっても楽しかったです。みんな、長い間どうもありがとう・・・; 　; 　＠　さ、今日はジャック・ケリーですな。このコーナーも、いつまで書けることでしょうか。１回１回を大切にして、せめてもの私が生きていた証にしたいと思います。僕の葬式には「東京ブルース」をかけてくださいね。いや「東京ブルース」、ベタなタイトルだとは思っていましたが、やっぱり本当にあったんですね！; ヤングである私はそんな歌はぜーんぜん知りませんでしたけどね。頭の中に「東京砂漠」のイメージがあったので、内山田洋とクールファイブ（日本名：ウッチヤマーダ・ヒローシ＆冷たい５人組）なんて書いてしまいました。無知でゴメンね、関サバ“おこめ”師匠！で、このジャック・ケリーという人の『世界一美しい娘』というアルバム、例の寺島のヤックン選のシリーズなのであります。ヤックンがいうことに間違いはないのです。このシリーズ、安心して全部揃えても間違いはないです。ところでこういうＣＤのライナーって、やはりＣＤが売れれば売れるほどお金が「うはうは」というシステムなんでしょうか？それともやはり「１回いくら」という契約なんでしょうか？いやはや、ヤックンのこの「いやはや」で始まるライナー（エッセイ？）なら、１回５０万くらいなんですかね？約３６００文字で５０万。「いやはや」で５５６円！「いやはや」と書くだけで「赤い風船」のＡランチ（ちくわの磯部揚げなど）が食べれて、なおかつ６円お釣りがくると。今に僕だってヤックンなみの「ジャズ物書き」になってやるんだい！と、これだけいらんこと書いておけば最後までもつでしょうか。では１曲目。「スリー・リトル・ワーズ」。演奏が始まった途端、あ、こりゃ失敗だったなと。ほとんどジャケットだけにつられて買った１枚ですからね。一言でいえば「古臭い」、二言でいえば「古くて臭い」。三言でいえば「古いそして臭い」。いつ頃の録音なのか知りませんが、スタイル的にはバップ以前の１９４０年代前半といった感じ。ヤックンがライナーで「テディ・ウィルソン系うんぬん」と書いているのを見て、思わず納得。確かにそんな感じです。２曲目の「モントゥナ」は、イントロの「どんどん、どんどん、どんどんこどこどん！」というタイコをなんとかしてくれ！という感じ。ジャック・ケリーくん（男なのか？）も、これはちょっとなんとかしなければ！と思ったのか、３曲目の「セプテンバー・ソング」は無伴奏ソロ。それが幸いしたのか、ここまで来てようやく私も「ジャック・ケリー、悪くないかも知れん。」と思い始めてきました。転がるような可憐なタッチ。ヤックンならずとも、ハワイのカウアイ島のホテルあたりのラウンジで聴いたらいいかもしんない。なんて思ってしまいます。; 　; 　痘痕も靨。すごい漢字が出るなぁ。アバタも笑窪、ラーメンは荻窪、そういえば昔、高校の同級生に久保田くんと窪田くんがいて、窪田くんのほうは「難しいほうのクボタ」と呼ばれておりました。そんなわけで、最初は「古いそして臭い」なんて思っていたジャック・ケリーのスタイルも一度受け入れてしまえば、むしろ好ましい感じに。軽快にスイングする４曲目の「ザ・ローズ・ルーム」、続くタイトル曲の「世界一美しい娘」など、とってもいい感じ。「世界一美しい娘」。まるで君のためにあるような歌だね。なんてことを言って、「もう、塩サバさんったらぁ♪」なんてことを言われて、ムードを高めていったりしたら人生まんざらでもないなぁ。ざる蕎麦に海老天がついた？それは「天ざる」。といった演奏でございます。この曲、ロリンズが演ってましたっけ？ソロ・ピアノの「さあ、恋に落ちましょう」もいい感じ。７曲目の「スイート・ジョージア・ブラウン」はフィリーでない、パパ・ジョーのほうのジョー・ジョーンズのリーダー作で、レイ・ブライアントがピアノを弾いているアルバムを思い出させました。そっかぁ、ブライアントは「モダン版テディ・ウィルソン」だもんな。ガーシュインの「レディ・ビー・グッド」は、かわいいタッチの弾きっぷりが背中むずむず。「パリの４月」はハープみたいな感じのイントロが面白いっす。これは無伴奏ソロ。玉転がし、難しい熟語で言うと「珠玉」という感じです。「スウィート・ロレイン」は、こういうタッチで弾くとお似合いよっ。という見本のような弾きかた。「ジャスト・ユー・ジャスト・ミー」も同じく。パパ・ジョー風のドラムもなかなかだじょー。ラストの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」は、決して「オーニソロジー」にならないところがスイング派の所以か。ま、たまにはこんなんもええんちゃう。というのが結論でございます。ということで、明日もヤックンもの、略してヤクモノです。乞うご期待！; | Previous | | Up | Previous |