- 【アルバム名】
- PAL JOEY (CONTEMPORARY)
- 【リーダー名】
- ANDRE PREVIN (1957/10/28,29)
- 【パーソネル】
- ANDRE PREVIN (p) RED MITCHELL (b) SHELLY MANNE (ds)
- 【収 録 曲】
- I COULD WRITE A BOOK / THAT TERRIFIC RAINBOW / BEWITCHED /
- TAKE HIM / ZIP / IT'S A GREAT BIG TOWN / WHAT IS A MAN? /
- I'M TALKIN' WITH MY PAL / DO IT THE HARD WAY
- 【内 容】
- 今日はネタがないなあ。などと思いつつ元気に会社へ出勤すると、机の上に1枚
の回覧が置いてありました。
-
- 「ドライバーの皆さんへ」
-
- 当社取引先の運送業者より、下記の情報を入手致しましたのでお知らせします。
- 記
- 当たり屋グループが、三重、愛知、岐阜管内に来ていますので、気を付けて運転
願います。
-
- 出たな!当たり屋グループ。この当たり屋グループは「山口ナンバー」の車20台
くらいを中心として、大阪、なにわ、泉、神戸、姫路などが2〜4台、プラス、どうい
うわけだか水戸ナンバー1台という構成になっております。うちの回覧では下のほうが
切れてしまっておりますが(ちゃんとコピーしろよ。)「袖ヶ浦ナンバーもいるらしい
。」という、もっぱらの評判です。お前ら、どこで知り合ってグループになったんや?
みたいな。やっぱ、「当たり屋・掲示板」かなんかで?
-
- 「おいら、袖ヶ浦の孤独な当たり屋、人呼んで“ロンリー・クラッシャー”っす。
一緒に当たってくれるメンバー募集中っす。」
-
- なんてカキコを見て、山口の当たり屋グループ「長州玉砕連合・当たって砕けろ!
」の構成員、荻原美代子(仮名・32歳)が
- 「じゃ、アタイらと一緒に当たろうよ!」
- というレスをつけた、という説が有力ですね。「注意ナンバー」一覧にある
-
- 山口 55−8××3(女性ドライバー)
-
- というのがおそらく美代子でしょう。この2人のやり取りを見ていた水戸のロンリ
ー当たり屋1名と、関西地方の小人数グループがいくつか合流して、このような妙に不
自然な約35名の「当たり屋グループ」が誕生したのではないかと推測されます。
-
- 「注意ナンバー」は、山口系の場合は「山口 33−××××」というところま
でわかっていて、関西系に至っては「なにわ33 ち−××××」とフルネームで掲載
されております。そこまでわかっているなら逮捕しろって!この「当たり屋回覧板」(
最近は電子メール版もあるらしい)は結構有名なので(いまさら真顔で社内回覧するな
!)、関連サイトがあるだろうと思って「当たり屋」で検索してみました。
-
- 「特品百貨店 当たり屋」
-
- > 今のうちは日本中、そのうち世界中から、買っていただいた方に、これは『当た
りや!』
- > と思っていただける商品を探し出して、ここに載せていきます。
-
- これは関係ないですね。でもこの「特品百貨店」で売ってるの、「プロポリス」と
か「協和のアガリクス茸」とかそんなんばっかやから「当たり屋」みたいなものかも知
れません。
-
- こんなのもありました。
-
- > 既に当たり前のことと認識されていると思いますが、大坂のドライバーの70%
は「当たり屋」という
- > 職業を持つプロのドライバーです。「なにわナンバー」の車に至っては、100
%が当たり屋です。
-
- そんな無茶な!なんて大胆不敵なご意見なんでしょう。でもこの情報、「大阪」の
字が違っているので信憑性は皆無ですね。で、他のサイトを調べてみたところ次のよう
な事実が判明しました。
-
- ・この情報は昭和61年(1986年)ごろ、山口から全国に広まった。
- ・平成2年頃からほぼ現在の「当たり屋情報」の形が確立した。
-
- ということは当たり屋グループ、8年くらい前から同じ車に乗ってるのか。
-
- 今週の発見:当たり屋の車は丈夫で長持ち。
-
- 大丈夫。ちょっとあたったぐらいで気にするな!
-
- @ さて今日はアンドレ・プレビン。いいなあ、アンドレ。おんどりゃあ、アン
ドレやん、みたいな。昨日、ハーマン・フォスターを聴いてたら、なんだか無性にエバ
ンスが聴きたくなって『エクスプロレイションズ』なんぞを取り出して聴いておりまし
た。やっぱりいいなあ、エバンス。ということで、たまにはメジャーに『エクスプロ〜
』でもと思ってジャケットのイラストを書いてみたんですが、あかんやん!全然似てへ
んやん!書きかけのイラストはくしゃくしゃとまるめてゴミ箱に捨てちゃいました。ほ
ら、僕って天才肌でちょっぴり気難し屋さんだからぁ。ンなわけで今日はアンドレ・プ
レビン。じゃ、今日のイラストは似てるのか?と言われると大変困るんだけど、これく
らい似てないとかえってアキラメもつくというもんで。「アンドレ・プレビンと彼の友
達」の『パル・ジョーイ』であります。プレビンといえばすぐに『マイ・フェア・レデ
ィ』(こちらは「シェリー・マント彼の友達」名義)が頭に浮かぶんですが、この『パ
ル・ジョーイ』にもシェリー・マン(日本名:貝殻男。ちなみにこれは勃○時不能論と
同じく油井センセーの作。)が参加しています。この2枚のアルバムからアンドレとシ
ェリーはラブラブ♪という構図が浮かびあがります。ちなみに「パル・ジョーイ」とい
うのはロジャース=ハートのコンビによるミュージカルでケニー・ドリューもリバーサ
イドに同名のアルバムを残しております。
-
- さて1曲目。「アイ・クッド・ライト・ア・ブック」。このミュージカルの曲の
中では出世格といっていいでしょう。(「マイ・ファニー・バレンタイン」の出生元も
ここだったっけ?)わたくし、好きなんっすよねぇ、この曲。プレビンのピアノは、よ
く言えばわかりやすい、悪く言えば特徴がない、といったところが特徴なんですが、こ
ういったミディアム・テンポでバウンスするような演奏は悪くないです。2曲目「ザッ
ト・テリフィック・レインボウ」。ベースだけをバックにした手拍子のところがイカす
と、かように私は思います。はい、次。「ビウィッチド」、日本名「魅せられて」。南
ぃに向ぅいてる窓をあっけ〜♪ドリューの『パルジョーイ』の時も同じネタ書いたな、
確か。試しに&行数稼ぎに引用してみましょう。
-
- > 1曲目のビウィッチがボーダーでビワイルダーだという曲は日本名を「魅せられ
て」といいます。
- > はンあああー、ンうううー、はンあああー、ンうううーというジュディ・オング
の歌とは違います。
-
- うん、ちょっぴり文脈が変わっているな。ちなみにドリュー盤ではこの曲名は「BEW
ITCHED,BOTHERED AND BEWILDERED」となっております。次。なんでもいいけど、さっき
から演奏の中身について何にも書いてないな。だって、よくわかんないんだもん、プレ
ビンって。白人だからファンキーじゃないし、かと言ってエバンスみたいに耽美的でも
ないし、山下洋輔みたいに肘打ち、ゲンコ、頭突き&トドメの炎上ピアノ弾き!なんて
荒業もないし。そつなくピアノ弾いてるな、とまあ、そういう感じですね。で、「テイ
ク・ヒム」「ジップ」「イッツ・ア・グレイト・ビッグ・タウン」と。次いで「ホワッ
ト・イズ・ア・マン」、「アイム・トーキン・ウィズ・マイ・パル」と。最後が「ドゥ
・イット・ザ・ハード・ウェイ」。これはチェットが歌ってましたね。ハードな道を行
け、か。私はやだ。ラクに生きるんだい。というわけで、手抜きな本日の解説、おしま
いっ。
-
| Previous |
| Up
| Next |