【アルバム名】
PARTY TIME (PRESTIGE)
【リーダー名】
ARNETT COBB (1959/5/14)
【パーソネル】
ARNETT COBB (ts) RAY BRYANT (p) WENDELL MARSHALL (b) ART TAYLOR (ds)
RAY BARRETTO (conga)
【収 録 曲】
WHEN MY DREAM BOAT COMES HOME / LONESOME ROAD / BLUES IN THE CLOSET /
PARTY TIME / FLYING HOME / THE SLOW POKE / COCKTAILS FOR TWO
【内   容】
 第4回塩サバ・オフ会『YOKOHAMA JAZZY NIGHT〜ミスティ な夜をあなたと』のご報告でぇす。第1回が2人(自分含む)、第2回も2人と超低空 飛行を続けた塩サバ・オフ会は、第3回新宿オフにおいて7人という瞬間最大勢力を誇 り、今回は4人という無難なところに落ち着きました。参加メンバーは次の通りです。 なお、( )内の数字はオフ会の通算出場回数です&敬称略。
 
関サバ(3) ディビット鰈(2) アーネット昆布(1) 塩サバ1号(4)
 
皆勤やん、塩サバ1号くん!立派ですねぇ。関サバ師匠も名古屋オフを除くすべて の関東オフに参加していただきまして、なんという人格者でありましょうか。では今日 はオフ会初参加のアーネット昆布青年から見た他の参加者一同ということで話をすすめ ていこうと思います。
 
> OLの娘さんがいるとはとても思えないヒップな中高年
 関サバさん(わたしも不良中年を目標にがんばります)
> 日頃文章で描き出しているケッタイなアンちゃんとは大違いの
 しごくマトモな好青年、塩サバさん
> 鰈さんは、理系のエリート研究者ということで、予想を裏切らない
 知的で温厚な方でした(駒場でも見かけるタイプですので)。
 
しごくマトモな好青年、塩サバさん!いいなぁ。気にいったなぁ、このフレーズ。 かくいうアーネット昆布青年は背が高くてスマートでクールな雰囲気をたたえたナイス 青年でありました。こだわり派のジャズ喫茶の若きマスター、5月に突如失踪してイン ドにこもる、といった感じ。インドにこもってククレカレー食べる、みたいな。参加者 の皆様の写真は昨日UPした 「塩鯖フォト・ギャラリー」 に掲載しておきましたので、 まだ見てない人で「重いやん!」って文句を言わない人は見てくださいね。でも、相変 わらず関サバ師匠の「若作り」には驚嘆いたしますね。昆布青年など「かわりに息子が 来たとか?」なんていっておりました。実際には息子ではなくて、たしか娘さまが2人 いるそうで。親のいないところで勝手に「関サバ子」と命名し、一同の関心を集めてお りました。今度、関サバ子1号・2号さまと塩サバ5号@真鯉鯛ナー娘・真鯉鯛子さま をお呼びして「娘オフ」でも開催しましょうか。おじさんファン、大挙して集結必至。 娘さまは参加費無料として、おじさんから5万円ほどぼったくりましょうね。
 
 そうそう、ディビット“パシリ”鰈さん、前回の新宿オフでは女性参加者がいた もんだから髭なんぞ剃ってさっぱりしておりましたが、今回は幾分ワイルドな様相で、 「ヤング麻原」といったムードを醸し出しておりました。それで思いだした。
 
オフ会が行われた「本陣」の所在地:「セイショーコープラザ」
 
ということで、「本陣」のお話などは次回に続きます。
 
 @ さて、今日はオフ会御礼スペシャル、アーネット・コブの『パーティ・タイ ム』でぇす。オフ会の席でアーネット昆布青年からいただきまして、私は単純に「わー い、わーい♪」と喜んでいたのですが、実はこのCDにはドス黒い野望が隠されており ました。
 
> ところで今回、さばさんに貢ぎ物を捧げて歎願し、なんとか
> 「塩サバ10号」の称号をゲットしようというドス黒い野望を胸に秘めての
> 参加だったのですがアルコールが入ってまるっきり失念しておりました。
 
そうなんだよねー。人間酒が入ると肝心なことをすっかり忘れちゃうんだよねー。 ということでアーネット昆布青年の「10号認定問題」はどうなるか?これまた明日に 続きます。
 
 さ、『パーティ・タイム』ですね。ふーん、レイ・ブライアントがピアノ弾いて んのかぁ。あと、レイ・バレットのコンガが入ってるんですね。わたくし、今まで実を 言うとアーネット・コブって聴いたことなかったの。ゴメンね、昆布。イメージで言う とテキサス系っていうんですか。そういう「ゴリゴリ」系のサウンドをイメージしてた んですが、バターで炒めるとおいしいキノコはシメージ。エノキでもいいけど。アント ニオえのき。関係ないですね。(←ここらあたりが超若者感覚。)1曲目、「ホエン・ マイ・ドリーム・ボート・カムズ・ホーム」。コンガとベースだけをバックに、ゆった りしたテンポでテーマを吹くコブ。うーむ、やっぱりアーシーやん。トーンが黒いっす ね。ピアノとドラムスが入ってくる瞬間がたまらんっす。ここらあたりからテンポもち ょっぴり速くなって、昆布さんは「だいたい思ってた通りやん!」という感じのソロを 繰り広げます。ブライアントのピアノもいいなあ。ということで1曲目が終わった時点 での鼓舞さんのイメージは「まあまあやん」。
 
 2曲目、「ロンサム・ロード」。骨太ベースにピアノが絡み、コンガとドラムが 入ってくるイントロがいいっす。続いて昆布が「陽気な黒人のおっさん」といった感じ でテーマを吹きます。続いてブライアントのピアノソロ。エレガント派という一面も持 つブライアントですが、こういう黒い表現にも素晴らしいものがあります。続いて鼓舞 さんのソロ。なんでもいいけどコブって漢字にすると鼓舞と昆布しかないなあ。いやあ 、張り切ってるなあ、個部。なんにも考えずに楽器を吹きまくる様は人生に疲れた中年 には一服の凄涼剤ですね。私は人生に疲れてないし、青年だから関係ないですが。3曲 目、「ブルース・イン・ザ・クロゼット」。オスカー・ペティフォードの曲だけにベー スのウェンデル・マーシャルが活躍。ブライアントの単音ソロもいいセンいってまっせ 。
 
 4曲目、タイトル曲の「パーティ・タイム」はコブのオリジナル。作曲といって もどうせ「イケイケ・ブルース」だろうと思っていたら案の定そうだったので、ちょっ ぴり幸せを感じる午後のひととき、台風は去った。でも次の台風が接近してるなぁ。で も8号のあとに7号が来るなんて、心情的に納得できないなぁ。塩サバ7号はごんあじ さん、塩サバ8号はイリノイ鮭師匠ですが。そういえば鮭師匠、台湾へ行ったらしくっ て音信不通なんですが、日本へ帰ってくるのかなぁ。台北の裏ストリートでテナー吹い て生計たてているのかも知れませんね。さて5曲目、「フライング・ホーム」。アーネ ット昆布さんは「とにかくこれを聴け!」と言っていたような気が。いや、アルコール 入ってたもんでほとんど理性的記憶がないんですが。ま、とにかく聴いてみましょう。 うーん、ノリのいい曲だなーなんて思っていたら、だんだん「ノリノリ」状態になって きたぞ。ヒートアップする昆布、いったいどこまで行くのか?と思っていたら、おなじ みフレーズの大クオーテーション大会になって、そのままエンディング。終わったとた んに私はステージに向かって叫んだ。「貴ノ花〜!」なんでやねん。
 
 6曲目、「ザ・スロー・ポーク」。日本名「ゆっくりな豚肉」。あ、綴りが違う のか。ゆっくり掻き回すとかそういった意味でしょうか。このへんの事情は昆布青年が 詳しそうだな。そういえば「不良少女ミシャップ」はどうなったんだ。ま、どうでもい いか。ノリノリ大会の直後だけにスローなブルースが心にしみます。イントロのブライ アントが最高。コブのテナーもとことんディープです。ラストは歌モノで軽く「シメ」 としましょう。「カクテルズ・フォー・トゥ」。ちょっぴりラテンフレーバーがオシャ レじゃん、ヨコハマの夜。って感じ。ヒートアップする昆布がここでも聴けます。たま らんっす。
 
結論:タダで貰って大儲け。
 
こんだけ賄賂を貰って10号に認定しないわけにはいかんなぁ。しかしそこに一人 の殺人レーダー技術者が立ちはだかるのであった。以下、次号。


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