- 【アルバム名】
- ELMO HOPE TRIO & QUINTET (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- ELMO HOPE (1953/6/18,1954/5/9)
- 【パーソネル】
- ELMO HOPE (p) PERCY HEATH (b) PHILLY JOE JONES (ds)
- FREEMAN LEE (tp) FRANK FOSTER (ts) ART BLAKEY (ds)
- 【収 録 曲】
- IT'S A LOVERY DAY TODAY / MO IS ON / SWEET AND LOVELY / HAPPY HOUR /
- HOT SAUCE / STARS OVER MARAKESH / FREFFIE / CARVIN' THE ROCK /
- I REMEMBER YOU CRAZY / ABDULLAH / CHIPS / LATER FOR YOU /
- LOW TIDE / MAYBE SO
- 【内 容】
- 明日(17日)、横浜に向けて出発いたします。というわけで今日中に金曜日分
の原稿を書かねばならんのですが、あと3時間かぁ。書っけっるかな、書っけるっかな
、はてはてふう〜(はて、ふう〜)♪「できるかな」の節で歌ってくださいね。もちろ
ん、歌わなくっても結構ですけど。自分の意見を他人に押しつけない。それが「部下に
好かれる正しい上司」のありかたです。そういえば「おごるな、上司」という本があり
ますよね。この本を読んだ上司が部下に昼飯をおごらなくなったという話はよく耳にし
ます。
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- 上司へ告ぐ:ひるめしは奢ってもいいんだって!
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- さて、19日は塩サバ通信の通算4回目のオフ会。名古屋、横浜、新宿ときて、今
回は再び横浜で開催します。あ、待ち合わせの目印ですよね。私は「ペリカン・バッグ
」を左手にぶら下げて、ぼーっと西の空でも眺めながら立っていることにいたします。
「ペリカン・バッグ」というのがどういうものなのか、よくわからないといけないので
写真を掲載しておきますね。でも、心配だなあ。ここ桑名ではこのバッグはあまり見か
けないんですが、港ヨコハマでは「ペリカンがブレイクじゃん。」という、もっぱらの
噂だしぃ。3人に2人はこの袋を持って歩いているらしいから、目印にならないかも知
れませんね。ちなみにアーネット昆布さんは昆布を頭にターバン状に巻いて登場するそ
うです。デイビット鰈さんは自ら某超有名大学の研究所で開発したレーザー兵器を乱射
しながらの登場、関サバ師匠は宅八郎の写真を遺影風に掲げて関内駅のホームに降り立
つそうです。楽しみだなぁ、「YOKOHAMA JAZZY NIGHT〜ミスティな
夜をあなたと」。
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- @ ということで、今日は時間がないので手抜きモード。さっさとジャズの話を
書いて、ジャケ絵のイラスト描いて、替えのパンツを鞄に詰めなくては。鞄にパンツを
詰めて、「鞄にパンツを詰めこんで」というエッセイを書かなければ。そういえば書類
を入れる鞄のことを「ブリーフケース」と言ったりしますが、私は長い間「あれはパン
ツを入れる鞄だ。」と信じて疑いませんでした。僕はトランクス派だから関係ないやっ
て。ついでにいうとズボンのことをパンツというのもやめてくださいね。「ああっ、こ
んなことならパンツはいてこればよかったぁ。」なんて若いギャルが言ってるのを聞い
たりすると、思わず嬉しく、いやいや、嘆かわしくなってしまいますよね。なんていう
おじさんは多いと思います。僕は若者だから何とも思いませんが。さて、エルモ・ホー
プ。この人は地味なピアニストなんですが、日本ではわりと人気があります。バド・パ
ウエルとは幼なじみなんですよね。「竹馬(ちくば)の友」というやつ。僕はけっこう
好きですね、チクワ。関係ないけど。とくに「チクワの磯部揚げ」は絶品です。会社の
近くに「赤い風船」という、もうちょっとなんとかならんか!という名前の喫茶店があ
って、名前のわりにはウェートレスがおばさんばっかで、ご飯もあまりおいしくないん
だけど、たまにAランチで出るんですよね、チクワの磯部揚げ。コロッケ丼とか。さす
がは550円!という感じの最下層メニューが涙を誘います。ウェートレスに告ぐ。お
ばちゃんでもいいけど、まあ、あまりよくないけど、とにかく愛想よくしなさいね。こ
の『エルモ・ホープ・トリオ&クインテット』というCDは、ブルーノート初期の10
インチ盤を2枚合わせてCDにしちゃったぜシリーズの1枚。レコード時代にも12イ
ンチでアルバム化されてたんだけど、収録時間の関係でボツになっちゃったぜ。という
演奏とか、別テイクとかを収録して、コンプリートな形でCDになったりしています。
個人的には別テイクって、うっとおしいだけだけどね。
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- 前半はトリオのセッション。パーシー・ヒース&フィリー・ジョーという組み合
わせは悪くないです。1曲目、いきなりLP未収録のオマケ曲、「イッツ・ア・ラブリ
ー・デイ・トゥデイ」。あ、これは10インチでも未収録だったんですね。ホープはこ
の曲をプレスティッジの『メディテーション』というアルバムでも再演していますが、
それよりもいくぶんゆっくりしたテンポで「小唄小唄」した可憐なメロディを料理して
いきます。CDの頭に持ってきたのも納得という、愛すべきアイス饅頭、「マルマン」
にて販売中。2曲目はホープのオリジナルで「モー・イズ・ワン」という曲。ホープは
いくつかマイナー調の印象的なオリジナルを書いていて、そこらあたりが日本で人気が
ある理由なんでしょうが、この曲は普通です。ぜんぜんメロディアスちゃうもん。演奏
自体はイイですけどね。CDでは2曲目が別テイクで3曲目が本テイク。フィリーのタ
イコが頑張ってます。4曲目、「スィート・アンド・ラブリー」。スイートでラブリー
です。
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- さて、個人的なお薦めはここからの「エルモ・ホープ〜哀愁のメロディ3部作」
。第1弾「ハッピー・アワー」。CDのライナーで佐藤“名前が平凡”秀樹センセーが
書いておられるように「テーマそのものから、パウエルを思わせる雰囲気」の演奏。「
シリア」とか、あのへんの「ミディアムテンポのパウエル」を愛する人ならきっとお気
に入りの1曲となることでしょう。パウエルみたいにぜんぜん流暢でないところがホー
プの魅力です。次、「ホット・ソース」。これはデクスター・ゴードン作の「チーズ・
ケイク」に匹敵する名曲であると言えるでしょう。いや、なんとなく曲名のイメージが
似てるから。派手なソロも地味なホープにしては大健闘で、絶頂期のパウエルに匹敵す
るほどのテンション、というのはちょっと褒めすぎか。テンション低い時のパウエルよ
りもテンション高いと言っても過言でない。人魚に似た生き物はジュゴンである。とい
うくらいの熱演です。ぜんぜん人魚に似てないけどな、ジュゴン。むしろ西岡元文部大
臣のほうが似てますよね、半魚人に。って、失礼な事いっちゃいけません。某ヨットス
クール校長を「カッパ頭にカエル顔」と書いて名誉毀損で訴えられた人もいますし。「
スターズ・オーバー・マラケシュ」はいかにもマラケシュらしいエキゾチックな中近東
風マイナー調のナンバー。いや、半魚人に似てるのは本当に西岡元文部大臣だったかと
思ってサイトを検索してたら、すっかり時間をとられてしまった。「西岡」とか「元文
部大臣」で検索しても、これといったものがなくて。しかたなく「西岡&半魚人」で検
索したら出ました。なんて失礼な検索エンジン!しかも塩サバ通信の記事(秘境・大和
谷をゆく)が。昔から失礼だったんだね、このHP。
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- ということで、ちょっと先を急ぎましょう。もう11時やん。「フレッフィー」
もホープのオリジナル。「カービン・ザ・ロック」はホープとロリンズの共作になって
ます。スタンダードの「アイ・リメンバー・ユー」はいい演奏です。さ、クインテット
のほうへいきましょう。フランク・フォスターとフリーマン・リーがフロント。それほ
ど嬉しいメンバーではありませんが、期待しないで聴くと「まあまあ」です。ブレイキ
ーの参加が嬉しいですね。「クレイジー」は、ファンキーというよりハード・バピッシ
ュな感じの曲。フォスターのソロはいいです。悪くないです。よくないということはな
いです。要するにイイです。トリオもいいけど、管入りセッションのホープもいいです
ね。ブレイキーのタイコに煽られ、きびきびしたソロを披露します。次の「アブドゥラ
」がいいですね。中近東マイナーな曲。「チップス」はダメロンあたりが書きそうな感
じの曲。書かないかもしれんけど。イントロのピアノがいいです。「レイター・フォー
・ユー」。ピアノのテナーのユニゾンによるゆにぞんテーマが面白いです。「ロウ・タ
イド」、これもダメロンあたりが書きそうな感じの曲。書かないかもしれんけど。よく
知らない人なのであえて触れないことにしていたフリーマン・リーが、ひしゃげたよう
なトーンで悪くないソロをとります。最後、「メイビー・ソー」。ちょっとよくわから
ん曲だ。たぶんそうだ。よし、終わったぞ。明日から横浜だい。原稿のこと忘れてシュ
ーマイ食うぞっと。
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