- 【アルバム名】
- THE JACKIE McLEAN QUINTET (JUBIREE)
- 【リーダー名】
- JACKIE McLEAN (1955/10/21)
- 【パーソネル】
- DONALD BYRD (tp) JACKIE McLEAN (as) MAL WALDRON (p) DOUG WATKINS (b)
- RONALD TUCKER (ds)
- 【収 録 曲】
- IT'S YOU OR NO ONE / BLUE DOLL / LITTLE MELONAE /
- THE WAY YOU LOOK TONIGHT / MOOD MALODY / LOVER MAN
- 【内 容
- 君は犬を知らないかい?いや、8月の末くらいに長良川の川原で行方不明になっ
ちゃったんですが。名前はよく知りませんがアチラの犬っぽい犬で(座敷犬っぽい犬)
、黄色いリボンに赤い首輪だかを装着しております。見つけた人はただちに拿捕してメ
ールにて連絡くださいませ。
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- fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
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- 塩サバ通信「私は犬を知っている」係まで。飼い主が10万円くれるらしいですよ
。揖斐・長良川にかかる国道1号線の伊勢大橋に「犬を探しています」の看板が出てま
した。5万円ずつ山分けしましょうね。それにしても10万円!愛されているんだねぇ
、イヌ。ということで、ついに死者まで出てしまった長野の「毒茶」事件。なんてこと
するんだ、犯人!せめて、毒を入れたらちゃんと「どくいり、きけん。」と書いておく
のが礼儀というものやろが。コドモでもちゃんと読めるように「どくいり」と平仮名で
書いておくのが基本やろが。と、「かいじん21面相」も草葉の陰で嘆いておるぞ。「
毒入り」と漢字で書いちゃうと、オトナでも「いちご入りかぁ。」と勘違いして飲んじ
ゃう恐れがあるもんなぁ。
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- 名古屋でも恐れていた事件が起こってしまいました。コンビニで店にあったジュ
ースを飲んだアルバイトのお姉さんが気持ち悪くなって吐いてしまったと。さいわい大
事には至らなかったみたいですが、「試しに飲んでみた。」という店長(←勇気ある。
)は次のような衝撃的な発言をしております。
- 「飲んだらシンナーのような味がした。」
- ああ繰り返す、西脇拓也(仮名・17歳)の悲劇!ということで、自衛のためには
各自、毒物に関する知識を身につけなければいけません。そこで登場、「毒物俳句」(
俳句のコーナー参照)。毒物混入事件の犯人に対する激しい憤りと、被害者に対するご
冥福&お見舞いの気持ちを詠んでみました。ちなみに私、「毒物劇物取扱責任者」の資
格を持っております。毒物、手に入るぞー。
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- 今週の私の好み:苺のパンツはいいけど、毒のパンツはいやだ。
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- @ さて、読者さまからリクエストが2つ届いておりますので、今日と明日はピ
アノ編から一時離脱。本日はジャッキー・マクリーンでぇす。『レット・フリーダム・
リング』かジュビリーのマクリーンということだったので、ジュビリー盤『ジャッキー
・マクリーン・クインテット』でいきましょう。通称「猫のマクリーン」、略称「ねこ
リーン」。このアルバムのこと「ねこりん」って呼んでねっ♪でも再発のジュビリー盤
のジャケは「猫」というよりフクロウのバケモンみたいだよなぁ。ピカチュウ?(←そ
れはポケモン)。ということで、今日は語尾に「もん」が付く言葉について考えてみた
いと思います。そうすることによって現在の日本の世相が浮かび上がってきます。
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- ポケモン、ドラえもん、環境ホルモン。
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- 現在、「環境ホルモン俳句」鋭意作成中。さてこのアルバム、原盤はアドリブとい
う超マイナーレーベルであったため(アドリブ盤はシマシマな人の横顔に黒猫をあしら
ったもの。だと思った。)長らく「幻の名盤」という存在であったようです。あ、爪楊
枝の使い過ぎで歯茎から血が出たぁ。あ、いや、こっちの話です。マクリーンとドナル
ド・バード、マル・ウォルドロン(山形に来たそうですね。)という組み合わせはプレ
スティッジ時代にも頻繁に聴かれますね。いわゆる「気が置けない」間柄というやつな
んでしょう。ベースはワトキンス、ドラムはロナルド・タッカーという、あまりよく知
らないおじさんです。おじさんなのかどうかもよく知らないです。では1曲目から順番
に聴いてみましょう。
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- 「イッツ・ユー・オア・ノー・ワン」。マルが弾く短いイントロがいい感じです
。おなじみのテーマメロディをアルトとトランペットが交替で吹いていきます。ドナル
ド・バードが吹いた後に短いブレイクがあるんですが、ここのマクリーンのフレーズが
たまらん。もう、むっちゃマクリーンやん!という言う感じ。テーマの最後を2管ハー
モニーで決めて、そのままマクリーンのソロ(略してマック・ソロ)に突入するんです
が、これがまたむっちゃマクリーンやん!思いつめたパーカーがPTAの経費使い込み
問題に関して教頭先生に直訴している。といった感じの「性急な」フレージングが青春
の若さっていいなぁ。ということを感じさせずにはいられません。よく知らんドラマー
もリムショットを繰り出して頑張っております。バードはいつもの「うわずったブラウ
ニー」のような感じ。その「うわずり感」がマルのソロが始まった途端に青黒くなりま
す。そしてアルトとペットの4バースを経て、テーマに戻ります。以上、1曲目終わり
。2曲目、「ブルー・ドール」。マクリーンのオリジナル・ブルースですが、これと言
ったテーマらしいテーマはなく、即興で「吹いているうちに出来ちゃった。」といった
感じですね。曲のタイトルは妻のドールにちなんだものでしょうな。マクリーンのブル
ース・プレイはフレージング的にはもろパーカーなんでしょうが、独特の濁ったトーン
がアーシーさと都会っぽさがないまぜになったような不思議なブルース感を演出してお
ります。ここらへんの解説、意味ありげでいいなぁ。知らない人が見たら信用しちゃい
そうですね。思いつき、それが私の、いいところ。(←自画自賛。)
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- 3曲目、「リトル・メロネー」。変な曲ぅ。当時2歳のメロ姉ちゃん、いや、メ
ロネーちゃんに捧げられたそうですが、こんな「けったい」な曲を捧げられた彼女がグ
レちゃったんじゃないかと将来がちょっとだけ心配。AABA形式の「B」のところに
出てくるワトキンスがいいですね。マクリーンのソロもけったいなテーマメロディに合
わせた、55年当時としてはかなり前衛風なものです。いかんなあ。CDのライナーを
読んじゃったら、ほとんど書いている事が「ライナー丸写し」やん。えーと、新鋭評論
家のゴトー・マコト先生ですね。さあみんな、ゴトー・マコト先生に励ましのメールを
書こう!ゴトー・マコト先生のメールアドレスがよくわからんので、とりあえず塩サバ
通信に送ろう!
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- fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
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- 最近、ちょっとメールが少ないんだもんね。もう僕ったら、ちょっぴりいじけちゃ
うんだもんね。だから1つの原稿に2回もメールアドレスを書いちゃうんだもんね。で
、4曲目「今宵の君は」。かわいそうに、脳卒中で倒れちゃったんだってね。(←それ
は「ヨイヨイの君は」。)これまたマコト先生の受け売りになっちゃいますが、急速調
のマクリーンはもろパーカーですね。ということが理解できたら次いきましょう。「ム
ード・マロディ」。マルの曲だからマルとメロディをかけたんでしょうな。ちょっぴり
マイナーなムードのマルらしい曲です。「丸出し」じゃなくて。何がだ。マクリーンは
いつもどおりのマクリーンらしい吹きっぷりです。マルのマルらしい「モールス信号」
的ソロも聴けます。さて、最後はお待ちかねの「ラバーマン」。私など、これ1曲を聴
きたいが為にこのアルバムを買ったと言ってしまってもいいでしょう。マルのブルーな
イントロに続いてマクリーンが哀愁に満ちたテーマメロディを吹き始めると、もうたま
らん!フレージングにいかに「感情を込めないか」と「いかに感情を込めるか」。それ
がパーカーとマクリーンの決定的な違いと言っていいのではないでしょうか、By思い
つき。「お勉強」するなら断然パーカーなんでしょうが、「一緒に泣く」なら絶対にマ
クリーンですね。ということでこの演奏、「自分が死んだ時に葬式で流して欲しい曲」
の有力候補ですね。「レフト・アローン」もいいなぁ。火葬の時はキャンプファイアー
でよく歌う例のやつですな。
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- 遺族焼香:「ラバーマン」
- 出 棺:「レフト・アローン」
- 火 葬:「燃えろよ燃えろ」
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