- 【アルバム名】
- DESTRY RIDES AGAIN (ATCO)
- 【リーダー名】
- ROLAND HANNA (1959/4/16,17)
- 【パーソネル】
- ROLAND HANNA (p) GEORGE DUVIVIER (b) ROY BURNES (ds) KENNY BURRELL (g)
- 【収 録 曲】
- I KNOW YOUR KIND / FAIR WARNING / ROSE LOVEJOY OF PARADISE ALLEY /
- THAT RING ON THE FINGER / ONCE KNEW A FELLA / ANYONE WOULD LOVE YOU /
- I SAY HELLO / HOOP DE DINGLE
- 【内 容】
- いやあ、焦りました。今、この原稿を書いているカラーザウルスが突然壊れまし
た(一部、掲示板にて既報)。外から帰ってきて、とりあえずメールでもチェックしよ
うと思って電源を入れると、なんか様子がおかしい。画面におさわり、いや、タッチし
てから実際に動作するまで、反応が約2秒くらい遅れるんですよね。ザウルスが不感症
になりかかってるような感じ。おんやぁ?と思いつつ「メール受信」すると「モデムが
認識できません。」というメッセージが。あわててスロットルからモデムカードを抜き
出すと、おお、水で「べたべた」やん!そういえば夕立に降られたんすよねー。布のケ
ースに入れてコンテナボックスの中に放りこんであったんですが、蓋に隙間があいてい
て、そこから雨が降りこんだようです。スロットルにティッシュをつっこんで掃除して
みたんですが、どうにもこうにもカードを認識してくれない。そうこうするうちに、ス
ロットルの中からティッシュがとれなくなってしまいました。(←極めてありがち。)
ピンチ!こうなれば裏蓋を開けてみるしかないですねぇ。「中に鼻紙が詰まったぁ。」
って半泣きになって店員さんに訴えるというのも何だかカッコ悪いし。修理に出すにし
ても鼻紙を撤去してからです。で、小さなビスを緩め、裏蓋を外して鼻紙の摘出に成功
。で、元にもどしていざスイッチを入れようとしたら、ウンともスンともいわんやん!
(←極めてありがち。)大ピンチ!今までこうしていくつのモノを壊してきたか・・・
。あわてて掲示板に「お詫び」を書き、そのまま2時間ほどふて寝しました。
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- 目を覚まして再度チャレンジしてみると、あ、なんとかスイッチが入りました。
水に濡れただけやから乾けば直るんちゃうかぁ?という私のよみは「当たり」だったよ
うです。まだちょっと不感症ぎみですが、だましだまし、書きかけだった「観光ガイド
」の執筆を再開。が、またすぐにおかしくなって、操作をまったくうけつけなくなっち
ゃいました。リセット約23回。復帰の見込みなし。哀しいじゃん、枕不倫で濡らしつ
つ、ふて寝約2時間。こうして土曜の夜は更けていくのでありました。
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- で結局、乾いたら直ったからいいようなものの、100メートル防水にしとけよ
ザウルス!と自分の不注意を棚に上げる、たなあげ課長補佐(43歳)でありました。
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- @ さて本日はローランド・ハナ。誰なんだよ?たなあげ課長補佐(43歳)。
いや、「まるやま君」という4コマ漫画に登場します。43歳かどうかは知りませんが
。で、ちょっと前にやった「アトランティック50周年」特集。
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- 危険球のあと 乱闘行く ご自由、執念の蹴り1発
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- このローランド・ハナの『デストリィ・ライズ・アゲイン』というアルバムも、こ
のシリーズの1枚として発売されました。アトコというのは「あと乱闘行く」の傍系レ
ーベルらしいです。私はローランド・ハナに関しては、名前は聞いたことあるけど別に
どーでもいいやぁ、という態度をとる人間でありました。なんとなくローランドゴリラ
とハナ肇の顔が頭に浮かぶくらいで。しかしこのアルバムは関サバ師匠も推薦していた
ような覚えがあるので買ってみました。あ、鮭師匠、トニー・フラッセラも押さえまし
た。あと、ウォーン・マーシュ。で、この『デストリー・ライズ・アゲイン』というア
ルバムは同名のミュージカルの曲ばかり演奏しているようです。サヴォイ盤の『デクス
ター・ライズ・アゲイン』のタイトルはこれのもじりなんでしょうか。これと言った有
名曲は入ってないようですが、とりあえず聴いてみましょう。
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- 1曲目、「アイ・ノウ・ユア・カインド」。ええ感じやん!マイナー調っすね。
ローランド・ハナ肇のピアノは「クラシック云々」と書いてあったので警戒してたんで
すが、警戒するまでもなく軽快でした。ただ、パウエル直系とはちょっと違う感じです
ね。よくわからないので深く追求しないで次いきましょう。2曲目の「フェアー・ワー
ニング」はケニー・バレルのギター入り。個人的には60年代のソウルジャズならとも
かく、50年代のピアノトリオ作にオマケのように入っているギターってあまり好きで
ないので警戒してたんですが、警戒するまでもなく軽快でした。これは素直に「ギター
入っててよかった♪」と思える曲調ですね。ハナのピアノもよくスイングしてます。バ
レルのソロもいいっすね。今までギターを馬鹿にして悪かった!と素直に謝ろうという
気持ちになれます。ゴメンね、バレル。
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- 3曲目の「薔薇の愛がパラダイスでどーした」とか言う曲もラブリーです。これ
なんか、ちょっとだけ「ケリーみたいやん!」と思える瞬間があります。バレルもがい
いなぁ。頑張ってるね、バレル。4曲目の「指のリングがどうのこうの」という曲はト
リオ演奏。ミディアム・ファーストで軽快にスイングします。悪くないね、ロー・ハナ
。後半に出てくる4バースは1曲目と同じ趣向でちょっぴりマンネリですが。エンディ
ングはなかなか決まってますね。5曲目の「フェラがどうした」はちょっと「アイ・ガ
ット・リズム」に似た感じの曲。これまた悪くないです。後半、またしても4バースに
なりかかりますが、さすがに本人たちも「これではいけない」と気がついたのか、きわ
どいあたりで落ち着いております。いい決断だったと褒めてあげていいと思います。
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- 6曲目の「エニワン・ウッド・ラブ・ユー」は、なんとなくタイトルからわかる
ように綺麗なバラードです。「君が好きだぁ。」という名前の曲で、モンクの「スキッ
ピー」みたいなメロディだったらその恋はきっと叶いません。愛は甘くせつなく。それ
が基本です。その点ローランドはゴリラにもかかわらずよくわきまえていると思います
。愛は顔じゃないんだね、ハナ。7曲目の「アイ・セイ・ハロー」は「僕はこんにちは
と言う」という曲。勝手に言えって!ビートルズにもそんな歌がありましたよね。「君
がなぜさようならと言うのかわからんので、僕はこんちちはと言う。」という、「お前
はノー天気こんにちは野郎か!」というような曲。さようならと言われたら、さような
らと答える。そういう素直なオトナに育ってほしいものです。
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- ラストの「フープ・DE・ジングル」は軽快な曲。ハナとバレルの軽快なソロが
聴かれる。最後の曲の解説はこんなもんでいいんです。以上、あんまり期待してなかっ
たわりによかったアルバムでした。皆さんもあまり期待しないで買いましょう。
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