【アルバム名】
RED’S GOOD GROOVE (JAZZLAND)
【リーダー名】
RED GARLAND (1962/3/22)
【パーソネル】
BLUE MITCHELL (tp) PEPPER ADAMS (bs) RED GARLAND (p)
SAM JONES (b) PHILLY JOE JONES (ds)
【収 録 曲】
RED'S GOOD GROOVE / LOVE IS HERE TO STAY /
THIS TIME THE DREAM'S ON ME / TAKE ME IN YOUR ARMS /
EXCERENT! / FALLING IN LOVE WITH LOVE
【内   容】
 インキンの句が不評を買って「塩サバ9号」の尊称(?)を取り逃がしたディビ ット鰈さま。起死回生を狙った新作俳句が届いております。本来なら俳句のコーナーで 紹介するのが本筋なんでしょうが、あのコーナー、だんだん面倒臭くなってきたしぃ。 今日はこのコーナー、特にネタもないしぃ。
 
> (前略)やはりなんとしても9号の名を戴きたく、新作俳句を送る次第でありま す。
>
>   「ありがとう...」 春日和満ち 一人去る女
>
> 別れというのはこのような余韻を残したいものですな。間違っても慰謝料をめぐ っての泥仕合をしてはいけません。“春日和”は“はるびより”、最後の“女”は“ひ と”と読んで下さいね。
>
>   守れるや いかで尊し ロマンスを
>
> どうです、このインキンを払拭する2句は。ついに鰈ロマン派に開眼か?
 
いやいや、お見それしました。さすがカレイさま。そうそう、カレイといえば和歌 山の「青酸カレー」事件、ひどいっすよね。女子高生他3人、カワイソウ・・・。犯人 !悪いことは言わん。もしこのページを見ていたら直ちに自首しなさいね。鰈さんだっ て過去の過ち(インキン)を反省し、自己批判し、「春日和満ち、一人去る女」と詠め るまで立派に更生したのです。人間、やり直しOK!あ、あと2句ありました。
>   田に落ちて 顔にある泥 まぁ!呑気
>
>   もれそうだ! かけ込み赦免 下痢出る苦
 
全員「非アメリカ人」らしいっすが、1人もわからん!で、掲示板・今週のテーマ 。鰈さんには塩サバ9号の名にふさわしい「品格」があるか?みなさん、どんどん書き 込みしてくださいね。1人でも「ある」という書き込みがありましたら、鰈さんを塩サ バ9号に認定いたします。誰も書いてくれなかった場合、鰈さんが自分で書き込みをす るように、ねっ。
 
 @ さて本日はレッド・ガーランド、略してレッ・ガー。ひさしぶりやん、4文 字に略すの。駐車違反の車を引っ張っていきそうだし。で、ガーランドの塩サバ登場第 2弾は『レッズ・グッド・グルーヴ』。リバーサイドの傍系レーベルであるジャズラン ドのアルバムです。
 
  小百合婆 再度のボケ 「霊、ベルギーで見た」
 
さゆり婆さん、ベルギーで霊を見る。「リバーサイドの傍系レーベル」俳句です。 ボケながらも「ベルギー」などというハイカラな横文字が出るあたり、小百合婆さんの 生前のインテリジェンスが感じられますって、まだ死んでないぞ、小百合。
 
  この細魚(さより)、いいテリじゃん すっごくおいしい
 
サヨリの照り焼きはおいしい。これは「小百合インテリジェンス」俳句。こんなも のばっかり作っていると話が全然進みませんね。1曲目いきましょう。「レッズ・グッ ド・グルーブ」はレッ・ガーのオリジナル。タイトルどおりグルーヴィーなスロー・ブ ルース。ソロ1番手のガーランドはいきなりブロック・コードで弾き始め、途中からシ ングルトーンを交え、最後はやっぱりブロック・コードでキメて続くブルー・ミッチェ ルにバトンタッチします。ミッチェルの「ほのぼの」トーンが心地いいっす。サム・ジ ョーンズのピチカート、ペッパー・アダムスのバリサクもいい感じ。まさに「いいグル ーヴ」という感じの演奏です。2曲目の「ラブ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」は、いか にもガーランドらしいバラードプレイが聴かれます。テーマ部はトリオ演奏、後半にミ ッチェルとアダムスが短いソロをとります。その直後のガーランドのフレーズがいいで すね。エンディングもばっちり決まってます。
 
 マイルス・クインテット風のイントロで始まる「ジス・タイム・ザ・ドリーム・ スオン・ミー」は小唄風のナンバー。ソロ1番手はガーランド。シングル・トーンで軽 快にバウンスします。ここまで書いてふと思った。えらい解説がまともやん!ま、たま にはいいかぁ、金曜日だし。よく考えたらジャズの解説に「ボケ」なんかまるっきり必 要ないもんな。こうしてみんな大人になっていくんだね。4曲目の「テイク・ミー・イ ン・ユア・アームズ」はいかにも日本人好みのメロディ。アルフレッド・マーカッシュ という人の作曲ですね。
 
  鼻血あふれるど まぁ、カシューナッツの食べ過ぎね
 
食べだすと止められないナッツ類。日本人でもないのに(しかも鼻血だしてる)、 よくこんな日本人好みのメロディが書けるもんですね。そういえば最近、あまり鼻血が 出なくなったなぁ。コドモの頃ってしょっちゅう鼻血出ましたよね。鼻の穴に詰めた鼻 紙が真っ赤に染まって、コドモ心にも鼻紙って鼻に詰めるから鼻紙って言うんだなぁ、 と感心した、ある夏の昼下がり。人は鼻血を出さなくなって、だんだん大人になってい くんだね。アダムス、ミッチェル、ガーランドが8小節ずつメロディを演奏し、最後の 8小節をアンサンブルでまとめるというテーマ部のアレンジがいいですね。ミッチェル 、ガーランド、アダムスとソロをリレーして、ミッチェル、フィリー、アダムスで4バ ース、そして後テーマの演奏と、思わず「基本やん!」と言いたくなるような典型的な ハードバップ(ファンキー風味付き)であります。いいなあ、コレ。
 
 続く「エクセレント」はペッパー・アダムスのオリジナル。ファンキーなムード のあるなかなかの佳曲です。作曲者に敬意を表してソロ一番手はアダムス。期待に答え て頑張ってます。続いてミッチェル、そのあとガーランド。みんなよくやってます。ラ ストは「恋に恋して」、通称「コイコイ」。くつろいだ演奏です。ソロ1番手はサム・ ジョーンズ。他のみんなも健闘して良好なソロをとっています。以上。どうも曲名解説 の後半って書くことないなぁ。オチもないし。
 
本日の教訓:ジャズの解説にオチなどいらない。
 
ということで、今週も無事に終わりました。来週はいよいよ8月です。高校野球も そろそろです。あ、三重の海星高校甲子園出場決定!私の母校です。応援しようね!あ とは部員が万引きしないことを祈るだけです。では、また来週。


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