【アルバム名】
BUT NOT FOR ME (MCA)
【リーダー名】
AHMAD JAMAL (1958/1/16)
【パーソネル】
AHMAD JAMAL (p) ISRAEL CROSBY (b) VERNELL FOURNIER (ds)
【収 録 曲】
BUT NOT FOR ME / SURREY WITH THE FRINGE ON TOP /
MOONLIGHT IN VERMONT / MUSIC,MUSIC,MUSIC /
NO GREATER LOVE / POINCIANA / WOODY'N YOU / WHAT'S NEW
【内   容】
 えーと、これを書いているのは日曜日の夜なんですが、花火の音が聞こえてきま すねぇ。長島温泉の花火でしょう。ということで本日はナガシマ・スパーランドのお話 。コドモの頃「スパーランド」の意味がわからず、「スーパーランドの間違いちゃう? アホちゃうかぁ、ナガシマの人ぉ。」なんて思っておりました。スーパーランド=超遊 び場みたいなモン。コドモ心にも実に納得がいきますよね。でも、30近くなったある 日、ふとナガシマの秘密について知ってしまいました。そうか、spa land=温 泉ランドの意味だったのかぁ!人間、オトナになると賢くなるモノなんですねぇ。で、 そのスパーランド。私はここで学生時代にプールの監視員のアルバイトをしておりまし た。そこで夏休みスペシャル「ナガシマ・ジャンボ海水プールお役立ち情報」でーす。
 
その1.「スパイラル・スライダー」は中段がおもろい。
青い螺旋状のチューブを滑り降りるスパイラル・スライダー。これは上中下、3つ のレーンがあるんですが、誰でも一番上に行きたがるんですよね。ところがこの一番上 は1本しかレーンがないのでいつも長蛇の列。おまけにダラダラと長いだけでそれほど オモロない。お薦めは真ん中のレーンっす。2本あっていつもすいてるし、スピードも 一番でます。なお、スピードを出すには「ケツを浮かす」ようにして滑るのが大切。背 中と足の2点で滑ることにより摩擦抵抗が軽減され、速度の30パーセントアップが実 現できまっせ。ちなみに私はコレ、2年間で200回くらい滑りました。
 
ということで「その2」は明日以降、ネタがない時に掲載いたします。あ、そうそ う。「マウス・トゥ・マウス」出来まっせ。
 
  海女、臼と舞う 素敵な夏の 昼下がり
 
蘇生訓練人形「南極2号」で練習いたしました。ということで希望者を募集します 。
 
   fwip4651@mb.infoweb.ne.jp
 
塩サバ通信「人工呼吸希望」係まで。
 
 @ さて、本日はアーマッド・ジャマル。
 
  今日は「ぴっころ」ばっかり ああ、もっと「じゃじゃまる」 見たいのにぃ
 
「にこにこぷん」のじゃじゃまる好きのコドモの気持ちを詠んでみました。ジャマ ルと言えば「マイルスの“枯葉”(サムシン・エルスのやつね)のアレンジは、ジャマ ルの演奏に基づいて作られとるねん。」なんていう話がよく知られています。マイルス のトランペットスタイルも、ジャマルの「独特の間」を生かしたピアノスタイルにヒン トを得てるねん。なんて言われております。ふーん、そうなのかぁ。と、とりあえず納 得したままオトナになってしまった私ですが、そういえばジャマルのピアノって一回も 聴いたことないやん。と思っていたある日、発見しましたがな、『バット・ノット・フ ォー・ミー』。ジャマルのアルバムってコレしか知りませんです。
 
 あ、ライブなんっすね、これ。マイルスうんぬんのイメージがあったので、もっ と「知的でハンサム、クールでシニカルな死にかけのおっさん」みたいなピアノを想像 してたのですが、全然ちゃうやん!マイルスはレッド・ガーランドに「ジャマルのスタ イルを勉強せぇ。」と言ったらしいです。勉強熱心なことでは引っ越しのサカイと肩を 並べると言われているガーランドは、頑張ってジャマルのスタイルを身につけました。 という寓話からもわかるように、確かにそんな感じがします。「玉ころがしタッチ」系 ですね。マイルスに影響を与えたといわれる「独特の間」というのは私にはわからん。
 
 で、1曲目。「バット・ノット・フォー・ミー」。コンガ入りかい、と思うよう な演奏です。ジャマルはまるっきりカクテルピアノ風ですね。そういえば坂田明って昔 、チャーリー坂田という名前でカクテルピアノ弾いてたらしいですね。ということで2 曲目、「飾りのついた四輪馬車」。
 
  置き去りいいの? 着いたよん、りん婆さん 降りてください
 
水野凛(73歳)、息子夫婦に山奥に置き去りにされる。可哀相な「りん」婆さん 。燃費がいいのか?(←それはリーンバーン。)転がりまくりの演奏ですね。このアレ ンジは絶妙です。ピアノ、ベース、ドラムが一体化した見事なコンビネーションを聴か せます。3曲目の「バーモントの月」もいいです。思わずカレーが食べたくなります。 4曲目は「ミュージク・ミュージック・ミュージック」というミュージック。適当な名 前ですね。カレー屋に「インド・インド・インド」という名前をつけるようなもんです 。軽快にスイングします。5曲目「ノー・グレーター・ラブ」。
 
  煙草吸ったの? グレたらぶっとばす約束だぞ
 
熱血教師31歳、風紀担当、PTAでは暴力教師と評判。これぞ「小粋なピアノ」 といった演奏ですね。ラテンタッチの「ポインシアーナ」も軽快でよろしいっす。ジャ マルって、わりとテーマメロディや1つのフレーズを発展させる感じでソロを組み立て ていきますね。やっぱり「アレンジャー型」なんでしょう。と、たまには「それっぽい 」ことを書いておいて。解説なんて「それっぽ」ければ何を書いたっていいんです。な められてるぞ、読者のみんな!
 
 7曲目は「ウディン・ユー」。このアレンジこそマイルスが『リラクシン』で流 用している「そのものズバリ」ですよね。この件に関してはCDのライナーノートで児 山センセーも指摘してます。と、エライ先生を引き合いに出せば信頼性が高まること間 違いなし。ただし「ヤックン」の言葉は「ナーニ言ってんだぁ、このオッサン!」と反 感を覚える人が世の中にはいるかも知れないので注意が必要です。ヤックンはジャズ界 の小泉純一郎みたいなもんで。でも大丈夫かなぁ、小渕クン。新しい元号は「へーせー 」です、のオッサンですよね。で、ラストの「ホワッツ・ニュー」のアレンジもなかな かです。ふーん、こういうヒトだったのかぁ、ジャマルって。やっぱり本で読んでるだ けではワカランもんですね。というのが本日の結論です。
 
PS.「人工呼吸希望」の件、ヨロシクねっ♪(ただし女性読者に限る。当たり前 やっ!)


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