【アルバム名】
’ROUND MIDNIGHT (BETHLEHEM)
【リーダー名】
CLAUDE WILLIAMSON (1956/12)
【パーソネル】
CLAUDE WILLIAMSON (p)  RED MITCHELL (b) MEL LEWIS (ds)
【収 録 曲】
STELLA BY STARLIGHT / SOMEBODY LOVES ME / I'LL KNOW /
THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP / POLKA DOTS AND MOONBEAMS /
HIPPY / TEA FOR TWO / STOMPIN' AT THE SAVOY /
'ROUND MIDNIGHT / JUST ONE OF THOSE THINGS /
LOVE IS HERE TO STAY / THE SONG IS YOU
【内   容】
 おかげさまで「俳句22・解答募集」には多数の応募をいただきました。イリノ イ鮭さま、ディビット鰈さま、どうも御苦労様でした。応募は2人だけでしたが、オフ 会やっても1人しか集まらない「塩通」では多数と言っても過言でないでしょう。日光 にある滝ぃ?それは華厳。きっと、つまらないから人気がないんだな、こりゃ。さて、 今日は特にネタもないので、いくつかの句について解説でもして、お茶を濁しておきま しょう。
  「やあ、大木!こちらが、森田徹君」(曲名2つあり。)
こういう、意味もない名前が出てくる場合、それがキーワードであると思ってまず 間違いないでしょう。森田徹の「モリタート」は全員正解でしたが、もう1つが全然ダ メでした。正解は「大木(ウォーキン)」。わからへんって!
名前と言えばこの句。
  伊藤、ドンと見にゃ寝具(畏怖伊藤江藤後藤座頭水軍)
正解は「イット・ドント・ミーン・ア・シング(イフ・イット・エイント・ゴット ・ザット・スイング)」
無茶苦茶や!こういうくだらん作品、私は大好きです。ということで、残る答えは ヒマを見て発表いたしますので。
 @ さて、今日はクロード・ウイリアムソン。そう言えば「真心と 苦労度入り 、編む そんなマフラー」の句は全員正解でした。名前知られてるんだなぁ、入り編む そん。今日のジャケ絵は手抜きだし。だって、時間なかったんだもん。ジャケ絵と言え ば、こんな人名俳句も。
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話が進まん。井村屋は肉まん。『ラウンド・ミッドナイト』ですね。世の中に「パ ウエル派」と呼ばれるピアニストは履いて捨てるほどおりますが、パウエルにクリソツ という点ではバリー・ハリスとクロード・ウイリアムソンが双璧だと思います。クロ・ ウイはこの『うんと水戸納豆』1枚での判断ですが。「白人バド・パウエル」なんて呼 び名もあるもんなぁ。1曲目「星影のステラ」。ステラというのは「お寺」のことでも 「どてら」のことでもなく、人の名前でしょう、多分。イントロからして「もろパウエ ル」ですね。「パウエルもろ画像」ではなくて。見たくないしぃ。(山○譲二も。)特 にフレーズの語尾の「ちゃららららららん」というところがパウエル。元をただせばア ート・テイタムなんですが。
 2曲目の「サムバディ・ラブズ・ミー」はパウエルがルースト盤の『ゲージュツ 』で演っていた曲。エンディングはパウエルのパロディでしょう。こうやって書くとパ ウエルのエピゴーネンみたいですが、「イカは嫌、エビ。」ごねるガキ。エピゴーネン を俳句に詠みこんでいる場合ではない。やっぱりウイリアムソンの「自分らしさ」とい うのがあって、ブルース弾くと意外に「黒っぽ」かったりします。「飾りのついた四輪 馬車」はブルースちゃうけど、ちょっとハンプトン・ホーズみたいやし。「ポルカ〜」 のイントロもいいです。「ヒッピー」はホレス・シルバーの曲なんですね。これなんか 、やっぱりホーズっぽい。白人のハゲたおっさんとは思えん。ハゲてたかどうか知らん が、ウイリアムソン。
 「2人でお茶を」はパウエルが『ザ・天才』で弾いてましたね。神憑りパウエル の中でも名うての難解さでした。クロ・ウイはアレに比べるとまだ聴きやすいです。続 いて「サヴォイでストンプ」。さあおいで、酢昆布あげるからと、子供を誘拐し。おい しいもんな、酢昆布。「都昆布」という名前で売ってますが。コドモが思わず誘拐され るのもわかるほど、なんか病みつきになります。私は「ナニワのソフト昆布飴」より好 きです。あ、ごんあじサマ、「昆布ぐいのみ」ありがとうございました。
 「ラウンド・ミッドナイト」はアルバムのタイトルになってますが、演奏は普通 です。無伴奏ソロですね。あと3曲か。「ジャスト・ワン・オブ〜」はイントロが「も ろパウエル」。「ラブ・イズ〜」はブルージーな感じ。アフリカにある国はブルンジ。 なかったかな?レッド・ミッチェルのベースがいいです。ラストは「歌こそは君」。京 唄子、そうは黄身ばかり食べられない。白身も食べろって。軽快にスイングするナンバ ーです。あ、これもホーズだなぁ。というわけで、おもいきし「とりとめ」のなかった 本日の原稿、おしまい。


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