【アルバム名】
SOPRANO SAX (PRESTIGE)
【リーダー名】
STEVE LACY (1957/11/1)
【パーソネル】
STEVE LACY (ss) WYNTON KELLY (p)
BLUE NIEDLINGER (b) DENNIS CHARLES (ds)
【収 録 曲】
DAY DREAM / ALONE TOGETHER / WORK /
ROCKIN' IN RHYTHM / LITTLE GIRL YOUR DADDY IS CALLING YOU /
EASY TO LOVE
【内   容】
 いよいよ開幕ですね、ワールドカップ・サッカー。(これ書いてるの6月10日 の昼休み、車の中でーす。)それを記念して1句詠んでみました。
 
  体には 悪いどカツと サッカリン
 
「痛風」病みにはカツは禁物ですもんね。英語では、棒はポール、ですもんね。( ←ジャズ人名俳句。)いや、あんまり興味ないんだけどね、サッカーって。もし同じ時 間帯に放送が重なったら「サザエさん」見ますね。サザエさんと言えば気になることが ひとつ。イクラちゃんっていますよね。ノリスケさんちの一粒種。あのイクラちゃんっ て、大きくなったら何になるつもりなのか。ちゃんと「鮭」になる気はあるのか?ノリ スケよ。わしゃ、大きくなったらフナムシになるんじゃ。とかワガママ言い出したりす る心配はないのか?ということをイリノイ鮭さんの投稿俳句を見ながら、ふと思いまし た。俳句と言えば今度、日本俳句普及促進協議会というところで「第1回・俳句王決定 戦」というのを開催するそうです。松尾場諸男という人からメールが届きました。俳句 の人気投票みたいなものらしいです。我が塩サバ通信でも「ジャズ人名俳句」の優秀作 をいくつかノミネートしようと思っております。ホームページから投票できるそうなの で、みなさんもどしどし投票してくださいね。投票すると「塩鯖」という新通貨を貰え るそうです。詳細は月曜日に発表しまーす。
 
 @ さて、なんとなく残ってるシリーズ、今日はスティーブ・レイシー。初リー ダー作の『ソプラノ・サックス』というプレステ盤です。レイシーはソプラノ・サック ス吹いてますね。そらそうや。こんなアルバム・タイトルで例えばアコーデオンとか弾 いてたら私は怒ります。怒って朝日新聞の「ナゴヤマル」に投書します。ジャロにも訴 えます。レイシーといえばソプラノでモンク吹くおっさんというイメージが強いんです が、この初リーダー作はちょっと様子が違いますね。なんと言ってもケリーの参加がポ イントでしょう。選曲もスタンダード中心で、レイシー入門にはこのアルバムが1番! と私は力説する次第であります。だって、レイシーってこれしか持ってないんだもん。
 
 さ、1曲目いきましょう。「デイ・ドリーム」はストレイホーンとエリントンの 曲。レイシーのソプラノはノン・ビブラートですね。それじゃあ「ポンカン飴」の立場 が。それはオブラート。オブラートで包んであるもんな、ポンカン飴。どうでもいいけ どこのアルバムのジャケットのレイシーって、中学校の頃、クラスに必ず1人はこうい う顔のヤツいたよな。って顔してますねー。「体育館座り」してるし。ケリーとの相性 はぴったり、というわけでもありません。まあ普通。そういったところです。
 
 2曲目の「アローン・トゥゲザー」、これは文句なしにイイです。バラードじゃ なくてミディアム・テンポの演奏なんだけど、レイシーのソプラノがよーく歌ってます 。ベースのネイドリンガーという人はドラムのデニス・チャールスと共にセシル・テイ ラーのリズム隊らしいんだど、実にオーソドックスなウォーキング・ベースをかまして くれてます。ケリーのソロも「いかにも」って感じで嬉しいですね。
 
 3曲目の「ワーク」はモンクの曲。文句なしにヘンな曲です。けど、繰り返し聴 くと病み付きになります。レイシーのソロもよく歌っておりますが、ケリーはちょっぴ りヘンですとグレーテル。不良?それはグレてる。4曲目の「ロッキン・イン・リズム 」は楽しい。5曲目の「お嬢ちゃん、お父さんが呼んでるよ」も楽しい。楽しい曲には ケリーが似合います。暗い曲にはクラークが似合うけど。ラストの「イージー・トゥ・ ラブ」もいいですね。このアルバム、今までほとんど聴いたことなかったんだけど、意 外と悪くないやん。というのが率直な感想です。うん、ソプラノ吹きたくなったぞ。で も吹けないし持ってないし才能ないし金ないし。買うと高いし、「ともや」は高石。墓 の石は墓石、平安京には検非違使。深くないと浅いし、歯医者さんは歯科医師。さ、今 週も終わりました。皆さん、よい週末をお過ごし下さい。


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