【アルバム名】
NIGHT LIGHTS (MERCURY)
【リーダー名】
GERRY MULLIGAN (1963/9)
【パーソネル】
ART FARMER (tp,flh) BOB BROOKMEYER (tb) GERRY MULLIGAN (bs,p)
JIM HALL (g) BILL CROW (b) DAVE BAILY (ds)
【収 録 曲】
NIGHT LIGHTS / MORNING OF THE CARNIVAL /
IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING / PRELUDE IN "E" MINOR /
FESTIVAL MINOR / TELL ME WHEN
【内   容】
 今週はまずお詫びから。
 
> ところが先週までは順調にアクセス出来ていた「塩サバ通信」。何故か今週に入 ってからは全くと言っていいほどつながらないんですよね。
> もしやホントにHP終了してしまったんじゃないかと戦々恐々の毎日です。(← ニフティの会議室より)
 
 実はサバが、いやサーバがダウンしておりました。3種類あるトップページのう ち「InfoWeb」のがアクセス不能になっちゃったようです。いや、アクセス数が激減し ちゃったもんだから私もビビっちゃいまして顔面は蒼白、大晦日は紅白、秘密をばらさ れたくなかったら200円出せ。それは脅迫。ついに年貢の収め時が来たかと用意して おりましたがな、年貢。若いなぁ。それはヤング。鼻が高いなぁ。それは天狗。という わけで、皆様には心配&御迷惑をおかけしましたぁ。ゴメンね。
 
 @ さて、今日からはバリトン・サックス編。バリトンちゅうとアレです。名港 。それはトリトン。わからない人は「桑名発観光ガイド」を見てね。「名港トリトンを 渡る」の巻です。で、バリ・サク編の記念すべき第1回目はジェリー・マリガン。しか も『ナイト・ライツ』。むっちゃ王道やん!マリガン言うたらチェット・ベイカーと組 んだ「ピアノなし4人組」が有名です。なんか、金がなくてピアノが買えなかった貧乏 所帯みたいですね。いいもんねー。ピアノがなくたって僕にはカシオ「弾けますトーン 」があるんだもんねー。とか言いながらイジけて「キラキラ星」とか弾いてたりして。
 
 で、この『ナイツ・ライト』も基本的にはピアノレス。そやけど1曲目のタイト ル曲、いきなりピアノやん。はじめてこれ聴いた時、このピアノ誰や?思いました。ち ょっとエバンスみたいなイイ感じなんですよね。まさしく「都会の夜ぅ!」みたいな。 で、パーソネルを見てびっくり。マリガン自身がピアノ弾いてるんですねー。やるやん マリガン。途中から出てくるファーマーもムード満点。これはペットじゃなくてフリュ ゲでしょう。ブルックマイヤーも好演、アメリカの国防長官はコーエンです。
 
 2曲目「カーニバルの朝」。これはある映画のテーマ曲です。さて、なんという 映画でしょう?
1.黒いオルフェ   2.青い山脈   3.黄色いサクランボ   4.赤井 英和   5.かたいメロンパン
好きだけどね、かたいメロンパン。少なくとも「まずいメロンパン」よりはオイシ イし。軽いボサノバのリズムで演奏されます。そうそう、このアルバムのベースってビ ル・クロウなんですね。「さよならバードランド」という本を書いた。3ページくらい で挫折しましたが。だって、漢字が多いんだもん。ついでにドラムスがデイブ・ベイリ ー。塩サバで『バッシュ』というリーダー作を紹介しましたが、こんなところに棲息し ていたのか。ファーマーの吹くテーマがいいです。この人、『思い出の夏』という自分 のリーダー作でもこの曲やってます。マリガンはちゃんとバリ・サク吹いてます。ジム ・ホールもソロをとります。後テーマはマリガンがリードする3管のハーモニーです。 以上、事実をありのままに述べてみました。今回の解説には写実主義を取り入れてみま した。
 
 1曲とばして「プレリュード・イン・Eマイナー」、日本名「プレリュード・ホ 短調」。ナツコは思った。CDE、はにほ。楽理上もつじつまは合っているわ。それに しても、この刹那さは何なの?まるで貴方のいないホテルの部屋で一人鏡を見つめてい るような。お願い、帰ってきて!私の37歳の真夏の日。今回の解説はナツコの内面に スポットをあててみました。あてるなって!
 
 以上この3曲ですね、このアルバムの主な聞き所は。全曲、同じようなムードの 曲ばかりでアルバム1枚を通して聴くと、はっきり言って飽きます。はっきり言わない と、なんていうのか、あのえーとつまりその、アレです。ちょっぴりオトナな夜のお菓 子うなぎパイ、といった1枚でした。ちなみに朝のお菓子はスッポンの郷です。朝から 食いたかねーや、スッポン。
 

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