【アルバム名】
INTO SOMETHIN! (BLUE NOTE)
【リーダー名】
LARRY YOUNG (1964/10/12)
【パーソネル】
SAM RIVERS (ts) LARRY YOUNG (org) GRANT GREEN (g) ELVIN JONES (ds)
【収 録 曲】
TYRONE / PLAZA DE TOROS / PARIS EYES / BACKUP / RITHA
【内   容】
 サザエさんを見ていて、ふと思いました。ワカメちゃんのスカート、短すぎない か?だって、パンツまる見えなんだもーん。コドモや一部マニアには「刺激強すぎ」で すよね。アレを見たコドモが欲情して鼻血を出した、なんて話はよく耳にします。一部 のマニアは思わず自室に駆け込んで、サーチ・エンジンで「ワカメちゃん&モロ画像」 をキーワードに検索かけてみたりします。でも、やるだけ無駄です。ロクなモンなかっ たもん。なんか面白いのがあったらネタにしようと思ったんですが、ネタにもならん。 「ふえるワカメちゃん」はホントに増えます。とか、そんなんばっかり。これのどこが 「モロ画像」やねん!
 
 @ さて、オルガン嫌悪派の皆さん、おまたせしました。いよいよオルガン編の 最終回です。ここしばらく「オルガン・ジャズのポテンヒット」みたいなアルバムが続 いたので、最終回はびしっとクリーンヒットでキメましょう。「オルガンのコルトレー ン」ことラリー・ヤングでぇす。ラリ・ヤンと言えば誰でも『ユニティ』を思い出すで しょうが、そこは「ひねくれサバぴょん」と呼ばれた男。ありきたりな選択はやめて『 イントゥ・サムシン』といきましょう。だって好きなんだもん、このアルバムのジャケ ット。建物の曲がり具合が、もうたまらん!みたいな。
 
 まずサイドマンをチェックしてみましょうか。ラリー・ヤング&グラント・グリ ーン&エルビン・ジョーンズ。いいですねぇ、通称「トーキン・アバウト」トリオ。特 にエルビン・“長崎でジャズの店やってて夜逃げしたらしい”・ジョーンズ。やっぱ「 オルガンのコルトレーン」(略してオルトレーン)にはエルビンやん。乳酸菌飲料はエ ルビーやん。問題はサム・リバースですね。わけわからんもん、このヒト。ま、とにか く聴いてみましょうか。
 
 1曲目「タイロン」。ミディアムテンポの、特に特徴ないやん、ちゅう感じの曲 ですね。あ、わかったぞぉ!いや、関サバさんのメールなんだけど、
 
> どうせ出すなら「コテコテ・デラックス」で一押しのARGO第1作目を出して欲し かったです→“MO’ ROCK”、儂のことかい?
 
最初読んだ時、なんのことかさっぱりわからんかったんです。でも、やっとわかり ましたぁ。“耄碌”、儂のことかい?って意味だったんですねぇ。いやあ目からウロコ 。さて「タイロン」。軽ーい感じのテーマに続いてラリ・ヤンのソロ。プレステ時代の ヤングって実に普通のコテコテ・スタイルだったんだけど、BN時代に入って独特のス タイルが開花しましたね。これなんかテナー&オルガン・トリオという典型的ソウル・ ジャズ編成なんだけど、ソウル臭は希薄です。でも『ユニティ』ほどは新主流派寄りじ ゃないと言ったところ。サム・リバースは「フリー・ジャズの闘士」というより「普通 のホンカーのおっさん」みたい。わりと聴きやすいです。
 
 2曲目の「プラザ・デ・トロス」はラテン風なG.グリーンの曲。近年イギリス のクラブ・シーンで再認識らしいです。イギリスのクラブと言うと「英会話部」とか。 入部してから「よう考えたら、わいら毎日“英会話”しとるやん。」なんて、英語でボ ヤいている光景が目に浮かんできます。3曲目の「パリス・アイ」は、今度はフランス ですね。お洒落な感じの「ふんわり」したメロディーです。サム・リバのソロは、あん まりお洒落じゃないですね。グリーンのソロはいつもどおり、としか書きようないです ね。エルビンがいいなぁ。ラリ・ヤンの次第に熱くなるソロもよろしいです。
 
 4曲目の「バックアップ」はストレートなブルース。ラストの「リサ」はサム・ リバの抜けたトリオ演奏。これ、いいですねぇ。ヤングのオリジナルなんですが、まる で「歌物」みたいなキュートなメロディです。テーマ部ではブラシ、グリーンのソロに なると一転スティックに持ち替えるエルビンが最高です。しなやかです。でも夜逃げで す。ま、長崎市民のたんなる噂だけどね。結論:エルビンがいい。G.グリーンのソロ はいつもどおりよく歌っている。ヤングは次第に熱くなる。以上。さて、来週からは「 バリトン・サックス」編でーす。きっと盛り上がるゾォ。では。
 

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