- 【アルバム名】
- GOOD MOVE (BLUE NOTE)
- 【リーダー名】
- FREDDIE ROACH (1963/11/29,12/9)
- 【パーソネル】
- BLUE MITCHELL (tp) HANK MOBLEY (ts) FREDDIE ROACH (org)
- EDDIE WRIGHT (g) CLARENCE JOHNSTON (ds)
- 【収 録 曲】
- IT AIN'T NECESSARILY SO / WHEN MALINDY SINGS / PASTEL /
- WINE,WINE,WINE / ON OUR WAY UP / T'AIN'T WHAT YO DO /
- LOTS OF LOVELY LOVE / I.Q.BLUES
- 【内 容】
- 今日の昼、ステーキセットを食べながら雑誌を読んでいたら興味深い記事が載っ
ていました。関サバや関アジに「針」を使うんだそーです。さて、どのように使うので
しょうか?
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- 1.中国針でサバの肩こりを治す
- 2.怪我をしたサバを7針縫う
- 3.針供養の時、豆腐に針を刺すかわりにサバに刺す
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- 正解はありません。近いと言えば「1」の中国針が近いですね。関サバとか関ア
ジに針を刺して仮死状態にして、その隙に輸送するんだそうです。サバにもツボがある
んですねぇ。脂のノリがよくなるとか、痩せるとか太るとか、いろんなツボがあるのか
も知れん。サバの性格を直す、なんてツボもあるかも知れませんね。ウジウジしたイジ
ケた性格のサバも、針の一刺しでたちまちサバサバした性格に!
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- @ さて、今回はフレディ・ローチ。いま私は学研の「ムー」という雑誌を買っ
てきたところなんです。今月の総力特集は「環境ホルモンの謎」。この総力特集って、
「イエス・キリストは天照大神だった!」みたいな総力をあげてつまんない特集が多い
んですよね。でもたまに、1年に1回くらいマトモな特集があります。今回はイケそう
ですね。早く読みたいから、こんなどーでもいい原稿、さっさと片付けちゃいましょう
。
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- さて、オルガンジャズ。オルガンジャズと言えばオルガン、ギター、ドラムスの
オルガン・トリオが基本ですね。プラス、コテコテ系のテナー奏者が入ることもよくあ
ります。この『グッド・ムーブ』というフレディ・ローチのアルバムはオルガン・トリ
オ+テナー、トランペットという編成。しかもフロント陣はブルー・ミッチェルにハン
ク・モブレイというハード・バッパーな布陣。ちょっと変わったオルガン・ジャズが聴
けるのではないでしょうか。と思ったら1曲目はホーン抜きのトリオ演奏やん。でもこ
れ、いいですね。ガーシュインの「イット・エイント・ネセサリリー・ソー」。あ、こ
のCDのライナーでしたか。「70年代の前半『スイングジャーナル』の読者のページ
で“1500番台は全部集めるぞ、ただしジミー・スミスは要らん”という投書をみた」と
いう話が出てくるの。元は『ブルーノート再入門』という本の座談会らしいです。で、
「イット・エイント〜」。たたみかけるようなフレーズがなかなかにアグレッシブです
。ソロでひとしきり盛り上がった末に、ふと我に返るところが個人的には好きです。
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- 2曲目の「ホエン・マリンディ・シングス」は、ちょっとファンキーな感じもあ
る曲。オルガンとミッチェルが意外にマッチします。政治的な意味あいの強い歌らしい
んだけど、同じローチでもマックス・ローチの『僕たち反抗しちゃうんだもんね』みた
いな七面倒さはありません。素直に楽しめます。モブレイもいいなぁ。
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- トリオによる「パステル」はエロール・ガーナーの曲。綺麗なバラードです。「
ワイン×3」はローチのオリジナル。コール&レスポンスしてる、思いっきりゴスペル
な曲。個人的には「オン・アワ・ウェイ・アップ」が好きですね。“仕事と自由をもと
めるワシントン大行進”の日に作ったらしい。だから365歩のマーチ風イントロで始
まります。いい曲です。水前寺清子も真っ青、みたいな。ローチのソロはメロディアス
で気合も入ってます。ソロの後半にホーンが絡むあたいがいい感じですね。
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- 2曲ほどとばしてラストは「I.Q.ブルース」。知能指数ブルースじゃなくて
、インテリジェント・キューブ・ブルースでもなくて、粋でキュートな(Iki&Q-to)
ズロースでもなくて。キュートの綴り、間違ってるぞ。アイク・ケベックに捧げた曲で
すね。作ったのはケベックの存命中らしいけど、録音当時は死んじゃってます。これも
なかなかいい曲で、ローチって作曲家としても結構やるじゃん・ソロウフェアみたいな
。ま、だいたいそんなところですね。オルガンジャズ嫌いの、ただしジミー・スミスは
要らん派でもわりとすんなり入れる1枚ではないでしょうか。というわけで、さあ「ム
ー」読もうっと。
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